So-netによるSIMの全貌!「So-netモバイルLTE」と「PLAY SIM」

So-netのSIMは大変注目されていました。ソネット株式会社(現在のソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)の提供する格安SIMには「PLAY SIM」「So-net モバイル LTE」の2つがありました。どんなプランや特典があったのか振り返ってみましょう。
この記事の目次
So-netのSIMは、PLAY SIMのデータ容量の増量や、Xperia J1 Compactのソニーモバイル開始のニュースで、注目度が高まりました。ソネット株式会社のSIMサービスには「PLAY SIM」そして「So-net モバイル LTE」の2つがありましたが、どんなプランや特典だったのでしょうか?So-netのSIMについて調べました。
こちらの記事は2015年4月に作成・公開され、2019年1月現在の状況とは大きく異なっております。
- 2016年7月1日、ソネット株式会社はソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社へと社名が変わりました。
- 2016年10月1日、「nuromobile(nuroモバイル)」のサービスがスタートし、「So-net モバイル LTE」のサービスはこちらへ移行する形となりました。(So-net モバイル LTEはSo-net会員向けサービスであり、nuromobileは個人向けサービスです。)
- 「nuromobile」のスタートにともない、2016年9月末で「PLAY SIM」の新規受付は終了しました。
- 2018年1月31日、「So-net モバイル LTE」は新規受付を終了しました。
- 「nuromobile」はdocomo回線とSoftBank回線を提供しています。通常の料金プランのほかに、毎月500MB未満まで無料で使える高速モバイル通信サービスの「0 SIM」も提供しています。
So-net(ソネット)のSIMについて
まずは、So-netとはどんな会社か、So-netのSIMについて見ていきましょう。
So-netはソニーの子会社
So-netは、ソニーの子会社で光ファイバーなどのインターネットプロバイダーとして有名。
MVNOは「So-net モバイル LTE」そして「PLAY SIM」という、2つの格安SIMがあります。PLAY SIMとセットになったのが、ソニーのXperia J1 Compactの端末。ソニーグループとして格安SIMに力を入れている動きが見られますね。
So-netのSIMの疑問点
So-netのことを調べていてまず疑問に感じるのは、「So-net モバイル LTE」と「PLAY SIM」の違い。別のMVNOに見えて、提供する会社はどちらもSo-netなので、So-netのホームページではどちらのSIMも見つけることができます。
しかしサービスは別個のもの。「So-net モバイル LTE」のほうは現在、端末セット売りが主なプランになっていますが、「PLAY SIM」はデータ専用のみ、またXperia端末セット音声付プラン焦点が当てられているという印象です。
So-netのSo-net モバイル LTEについて
まず、So-netの「So-net モバイル LTE」について見ていきましょう。


どのくらいおトクなの?
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プランをみつけよう
So-net モバイル LTEの料金プラン表
「So-net モバイル LTE」のサービスからチェックしてみましょう。料金プランの複雑さに少し混乱するかもしれません。2015年4月の時点でSIMカードだけの申し込みは休止されており、スマホ端末セットはなかなかの低価格。
プラン名 | 料金(税抜) | 容量 | 最高通信速度 | セット内容 |
---|---|---|---|---|
Talk Lプラン (スマホセット4980) | 4,980円 | 月間総量制限なし | 150Mbps | スマホ「Ascend Mate 7」 |
Talk S2プラン (スマホセット2480) | 2,480円 | 1.5GB | 150Mbps | スマホ「Ascend G620S」 |
ハイスピードVプラン | 3,027円 | 5GB | 150Mbps | モバイルWi-fiルーター 「FS020W」 |
ハイスピードM2プラン | 2,980円 | 3GB | 150Mbps | タブレット「Nexus 9」 |
「スマホセット4980」では、2015年4月30日まで1万円のキャッシュバックキャンペーンが行われていて、こうしたお得なキャンペーンがあることを考えると、検討する価値がある格安SIMと言えそうです。
「スマホセット2480」の場合、スマホ割賦購入割引で端末代金が1万4,160円となり月額590円で端末購入できてしまうというプランになっています。さらにウィルス対策のセキュリティがついてくることや、光接続のサービスと併用するとお得になるなどのメリットもみられます。
一方デメリットは容量の少なさとプランの複雑さ。プランによって制限のかかり方が違い、3日間の通信制限があるものもあれば、1日間の制限になっているプランもあります。
So-netのPLAY SIMについて
次はSo-netの「PLAY SIM」について見ていきましょう。
売っている場所
「So-net モバイル LTE」はホームページにて申し込めるのに対し、PLAY SIMはさまざまな場所で手に入るようになっています。主な場所は次のとおり。
データ専用
- 家電量販店(ヨドバシカメラ、あきばお~)
- Amazon
- GEO
Xperia端末セット音声付プラン
- So-netのホームページ
- ソニーストア
- イオン
コスパが良いと評判
もともと通信容量の多く低価格なMVNOでしたが、2015年4月の容量増量でコスパに良い拍車をかけている「PLAY SIM」。「So-net モバイル LTE」と比べてわかりやすいプラン表になっているところも高いポイントでしょう。
また、ソニースマホのXperia端末セット音声付プランは、注目株の格安スマホであることは間違いないです。プランの詳細については、記事の続く部分でご紹介しますね。
So-netのPLAY SIMのプラン表
ではSo-netによる「PLAY SIM」のデータ専用料金プラン表です。
PLAY SIMのデータ専用プランまとめ表
Amazon限定、GEO限定などのプランがありますが、全部をまとめてみました。
プラン名 | 料金(税抜) | 容量 | 最高通信速度 |
---|---|---|---|
プラン140M/day | 880円 | 140MB/1日 | 150Mbps |
プラン200M/day | 1,278円 | 200MB/1日 | 150Mbps |
PLAY SIM for Amazon.co.jp プラン4G/month | 880円 | 4GB/月 | 150Mbps |
Smart G-SIM ルーター付 プラン4G/month | 1,833円 | 4GB/月 | 12Mbps |
1日140MBとということは、30日間として1カ月4.2GB。200MBであればちょうど6GBになります。4GB以上を880円で、6GBを1,200円強で利用できるとは驚きの価格。
容量だけを見るとAmazonよりも家電量販店で購入したほうがお得ですが、Amazonで購入する場合は追加チャージが可能であるというメリットがあります。
- 追加チャージは
- 100MBで500円
- 500MBで2,100円
- 1GBで3,800円
- 有効期限は3カ月
他社との比較表
競合する他社と比較して、So-netのこのSIMはお得なのでしょうか?
ソネット | OCN | IIJmio | 楽天モバイル | DMM | |
---|---|---|---|---|---|
日コース | 140MB/日 880円 | 110MB/日 900円 | なし | なし | なし |
200MB/1日 1,278円 | 170MB/日 1,380円 | なし | なし | なし | |
月コース | 4GB/月 880円 | 3GB 1,100円 | 3GB 900円 | 3GB 900円 | 3GB 850円 |
格安SIMの競合の中でも、とても魅力的な低価格を打ち出していることがわかりますね。しかしここには見えないデメリットがいくつかあります。
ひとつはSMSを付けられないということです。そして容量の繰り越しや高速通信のオンオフなども不可。こうした便利な機能は必要ないというシンプルな使い方がしたい人にとっては、通信費の節約運営に最適なMVNOと言えるでしょう。
So-netのPLAY SIMの音声通話付きプラン表
ソニースマホのXperiaの発売と同時に開始されたSo-net「PLAY SIM」の音声通話付きプラン。プラン表の一覧を見ていきましょう。
PLAY SIMの音声通話付きプラン表まとめ
こちらも売り出されているところによって、サービスの内容に多少違いがあります。
プラン名 | 料金(税抜) | 容量 | 最高通信速度 | |
---|---|---|---|---|
イオン | プラン100M/day | 1,280円 | 100MB/日 | 14Mbps |
プラン150M/day | 1,580円 | 150MB/日 | 150Mbps | |
プラン320M/day | 2,580円 | 320MB/日 | 150Mbps | |
ソニーストア | PLAY SIM Xperiaセット for ソニーストア | 1,580円 | 4GB/月 | 150Mbps |
ソネットのHP | LTE SIM+Xperiaセット | 1,610円 (端末割賦代金込 3,888円) | 140MB/日 | 150Mbps |
料金面では、イオンであればキャンペーン価格で手に入る点は大きい違いでしょう。So-netのホームページの場合、割賦割引になるというメリットがあります。また、容量追加のチャージ機能があるのはソニーストアで購入した場合のみです。
- イオンで購入すると
- キャンペーン価格になる
- So-netのサイトで購入すると
- 端末が割賦割引になる
- ソニーストアで購入すると
- チャージ機能がある
Xperia J1 Compactの端末価格について
一括購入の場合、5万4,800円、24分割の場合は2,283円になります。分割払いと通信費を含めると、月額3,500円から4,000円弱ほど。
端末だけの販売はしていないので、格安SIMのための端末と言えるでしょう。
So-netのSIMは魅力的なサービスだった!
So-netのSIMには、いろんな形のサービスが提供されています。
- So-netの
SIMの特徴まとめ - 「So-net モバイル LTE」は複雑だが、セット売りは魅力的
- 「PLAY SIM」はSNSがないが、低価格大容量のプラン
- 「PLAY SIM」音声通話でXperiaの端末がセットになっているソニーモバイルに注目
So-netのSIMは購入のタイミングや自分のニーズがぴったり合えば、とっておきの低価格な格安SIMになることでしょう。まずは自分が本当にどんなMVNOを必要としているのか診断チェッカーで確かめるのはいかがでしょうか?無料でできるプラン診断なので、ぜひ試してみてくださいね。