0 SIMをSIMロック解除アダプタとauのiPhone5で使ってみた【実録】
2016年2月号のデジモノ×ステーションで好評だったSo-netの0 SIM(ゼロシム)を購入。SIMロック解除アダプタを使って、auのiPhone5で使えるのかテストしてみました。問題なく使えると予想していたものの実は以前のIIJmioをテストした時と違いがあったので、紹介します。
この記事の目次
2016年2月号デジモノ×ステーションで好評売り切れ続発だった0 SIM by So-netを購入。SIMロック解除アダプタで使えるのかテストしてみました。おそらくSIMロック解除アダプタで問題なく使えると予想していたものの、実は以前のIIJmioをテストした時と違いがありました。
2015年12月当時の記事内容です。
サムネイル画像の出典:デジモノステーション バックナンバー
0 SIM(ゼロシム)の特徴
0 SIM(ゼロシム)はSo-net モバイル LTE(ソネット)のサービスですが、現在は受付停止している特殊なサービスです。
0 SIMとは
今回はデジモノ×ステーションの2016年2月号に付録としてついてくるため特別に新規申し込みが可能となっていました。
0 SIMは0MB〜499MBまでの通信であれば0円で毎月使う事が可能ななんとも最高な格安SIMです。
通信速度も225Mbpsと他社格安SIMに劣る事はありません。
SMS機能はなく音声機能もありませんのでデータ通信専用となりますが、499MB未満でずっと使え、さらに雑誌購入費620円で事務手数料も必要ありません。
現在では売り切れとなっており店頭に残っている在庫だけが最後の購入チャンスとなっています。
0 SIMの料金
0 SIMの料金は次のようになっています。
データ専用プラン | 料金(円) | 通信量(MB) |
---|---|---|
0 SIM by so-net | 0 | 0〜499 |
100〜1500 | 500〜2047 | |
1600〜 | 2048〜 |
3ヶ月間連続してデータ通信が無い場合は強制解約となります
SIMロック解除アダプタとの併用はOK
早速テーマであるSIMロック解除アダプタで使用することは可能かどうかをテストしました。
SIMロック解除アダプタは以前IIJmioのテストで使ったR-SIM10アダプタを使うのでその性能は折り紙付きです。
詳細はau版iPhone5をSIMロック解除アダプタでSIMフリー化、成功と失敗を紹介をご参照ください。
最初の契約にはドコモのスマホかSIMフリースマホが必要
始めからSIMロック解除アダプタを使ってテストをしたのですが、SIMカード自体にはまだ契約が無い状態になっています。
その状態ではどうやらSIMロック解除アダプタを使っても圏外になってしまいSIMカードの契約等もできません。そのため一度ドコモのスマホかSIMフリースマホで契約をし、正常動作を確認する必要がありました。
SMS機能がないのでアンテナピクトは立たない
テスト使用機は以前と同じauのiPhone5 iOS9.2を使いました。また、その前にSIMフリーのiPad Air2で通信テストを行いましたのでSIMカードにも以上が無い事を確認しました。
さて、この0 SIMはSMS機能(ショートメッセージ機能)が無いタイプです。0 SIMにはSMS機能を付加することができないようです。
iPadでテストしたときにアンテナピクトが0でした。SMS機能が無い場合にアンテナピクトが立たなくなる現象はこれまでの他の格安SIMでも騒がれています。
キャリア設定は自動を選択
SIMロック解除アダプタを使った場合、設定説明にはキャリアの自動選択をOFFにしてNTT docomoを選ぶようにするとありますが、自動選択のままでも通信は可能で、キャリアを自分で選ぶと圏外になる頻度が増えたように思います。
LTEは使えなかった
通常0 SIMはLTE対応の225Mbpsで使えます。
しかし、SIMロック解除後に4GをONにすると圏外になってしまいます。3Gだけのままであれば問題なく通信が可能です。このあたりはSMS機能が無い事等と因果関係があるのかもしれません。
もし、圏外等になってしまったらSIMフリースマホかドコモスマホで電波を掴み直す圏外病対策が必要になります。そのためドコモスマホかSIMフリースマホを所持していることが望ましいです。
SIMロック解除アダプタについて
ここでSIMロック解除アダプタとはなんぞや?と言う方に簡単にSIMロック解除アダプタを説明しましょう。
SIMロック解除アダプタとは
SIMロック解除アダプタは携帯電話会社であるドコモ、au、ソフトバンクで購入したスマホを他社の契約で使う際に使用するアダプタです。
通常は購入した通信会社でのみ契約ができ購入した通信会社が提供するSIMカードのみが動作するようにスマホ自体に制限を設けています。しかし、そのスマホを別の通信会社の契約で使いたい場合があります。その制限を解除することは通信会社に申し出れば解除可能なのですが、通信会社の規定として解除可能なスマホは一部の極少ない機種のみと限られています。
iPhoneシリーズは制限を解除することができない規定となっており、購入した通信会社のSIMカードでなければ動作しないようになっています。
2015年5月からは制限の解除が可能になりましたが、2015年5月以降に販売開始されたスマホのみが対象となっています。
その制限をどうにかして解除し他社のSIMカードを使いたいと開発されたものがSIMロック解除アダプタになります。
SIMロック解除アダプタのメリット
SIMロック解除アダプタには複数の種類がありますが、どれも対して高額ではなく2000円〜3000円程度で購入が可能になっています。
iPhoneに対してのアダプタが多く、多くのiPhoneユーザーが格安SIMに乗り換えたいと思っている事が感じ取れます。
また、設定も簡単で数分で使用可能になります。
ただし、iPhoneのバージョンやiOSのバージョン、購入した通信会社によって仕様が様々であることから失敗する例も少なくありませんので自己責任と注意が必要でもあります。
0 SIM by So-netをSIMロック解除アダプタとauのiPhone5で使う、まとめ
今回は大人気の0 SIM by So-netをSIMロック解除アダプタでSIMロック解除テストをしてみました。
SMSがないためアンテナピクトが立たないこと、LTEを使うと圏外になることが分かりました。3Gの通信でも問題ないのですが、0 SIMの能力を発揮できないのは残念です。
しかし、毎月499MBまでの通信ならば無料になるのはとっても魅力です。
今後もSo-netの0 SIMを使って速度の検証等を行いたいと思っていますので、乞うご期待!