nuroモバイルでんわの通話料・注意点まとめ|iOS・Androidごとの使い方を解説
nuromobile(nuroモバイル)はソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営している格安SIMです。月額料金が安く、月額プランの種類が多いことなど魅力的なサービスを提供しています。その中でも今回は通話料金がお得になる『nuroモバイルでんわ』について詳しくまとめていきます。
この記事の目次
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供している格安SIMがnuromobileです。nuromobileの特徴は月額料金が安くなっていること、月額プランの選択肢が広いことです。またnuromobileでは「nuroモバイルでんわ」という通話サービスを提供しており、このサービスを利用すると通話料金を通常の半額にできます。ここでは『nuroモバイルでんわ』の特徴や通話料などについてまとめていくので、nuromobile(nuroモバイル)の通話SIMで通話をたくさんしたいと考えている方は参考にしてください。
nuromobile(nuroモバイル)で電話をかけたときの通話料
出典:nuromobile
nuromobile(nuroモバイル)で音声通話を利用する際の通話料は30秒で21.6円です。この料金は格安SIMでは一般的な料金で、高いということも安いということもありません。
『nuroモバイルでんわ』とは
nuroモバイルでんわとは普段の通話料が半額になる割引通話のことです。nuroモバイルでんわを使うと通常21.6円/30秒の通話料が10.8円/30秒になります。
『nuroモバイルでんわ』の使い方
nuroモバイルでんわは申し込み不要ですぐに使えるもので、nuromobileの音声通話付きプランに加入している方が対象のサービスです。
nuroモバイルでんわは、アプリをインストールしてアプリから発信する方法と、発信先の電話番号の前に「0037-692」を付けて発信する方法の2種類があります。
iOS端末の場合はアプリを起動して電話をかけるだけでOK。Android端末の場合はアプリで「割引通話を利用」を承諾にしてから電話をかけます。
『nuroモバイルでんわ』を使ったときの通話料金
nuroモバイルでんわを使って30分間電話したときの通話料とnuroモバイルでんわを使わなかったときの通話料を比べてみましょう。
- nuroモバイルでんわを使わない通話料金:30分1,296円
- nuroモバイルでんわを使った通話料金:30分648円
nuroモバイルでんわを使わないときとnuroモバイルでんわを使ったときの通話料金はこのようになります。30分の通話で600円程度の差がでることがわかります。長い時間電話すればするほど、nuroモバイルでんわを使ったほうがお得になります。
nuromobile(nuroモバイル)の電話なら10分かけ放題で通話料がお得
nuromobileにはnuroモバイルでんわだけでなく10分かけ放題オプションも用意されています。たくさん通話をする人はnuroモバイルでんわだけだと通話料金が高くなってしまう可能性があるので、10分かけ放題オプションを利用することをおすすめします。
10分かけ放題オプションは事前に申し込みが必要となりますが、加入することで10分以内の通話が何度でも無料となります。10分かけ放題オプションの料金は以下になります。
- 10分かけ放題オプション・864円/月
10分かけ放題オプションに加入している場合、10分を超えた通話料金は10.8円/30秒となります。通常の通常21.6円/30秒より安い通話料金となっているため、超過した場合でも安心ですね。
またこの通話料金の半額は国内通話だけでなく、国際電話にも適用されます。国際電話では32カ国への発信が一律で通常10.8円/30秒となります。
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10分かけ放題オプションの申し込み方法
ここからはnuromoibleの10分かけ放題オプションの申し込み方法を紹介していきます。
nuromobile(nuroモバイル)に新規で申し込みをする場合
nuromobileに新規で申し込みをする場合は、新規申し込み時のオプションサービスの選択画面で「nuroモバイルでんわ」の「10分かけ放題を申し込む」にチェックを入れるだけで完了です。
nuromobile(nuroモバイル)と契約をしているユーザーの場合
すでにnuromobileを使っている人はnuromobileのご利用者向けページにアクセスをして「ログインID」と「パスワード」を入力してログインしてください。ログイン完了後「かけ放題オプションの追加・削除」という項目からオプションを追加して申し込みは完了です。
『nuroモバイルでんわ』の注意点
メリットが多いnuroモバイルでんわですが注意点もあるのでここから紹介していきます。
緊急通報やフリーダイヤルには発信できない
nuroモバイルでんわはプレフィックス番号を自動で追加するアプリです。プレフィックス番号とは発信先の電話番号の先頭に付け加える番号のことです。
このプレフィックス番号を付け加えると110番や119番などの緊急通報やフリーダイヤルに発信できなくなってしまいます。これらの番号に発信をするときはnuroモバイルでんわでプレフィックス番号の付与をオフにして電話をしましょう。
nuromobile(nuroモバイル)の音声通話SIMでのみ使える
nuroモバイルでんわはnuromobileの音声通話SIMでのみ使えます。データ通信SIMや他社の格安SIMを挿入すると使えなくなるので注意しましょう。
10分かけ放題オプションは毎月40分以上通話をしないとお得ではない
nuromobileの10分かけ放題オプションは月額864円です。この料金はnuroモバイルでんわを40分間使ったときの通話料金と全く同じ金額です。なのでもしも、nuroモバイルの10分かけ放題オプションに加入しながら1カ月の通話時間が40分に満たない場合は、10分かけ放題オプションに加入していないほうが安かったということになります。
毎月40分以上も通話をしない人以外は10分かけ放題オプションには加入しないほうが得になる可能性があります。自分がどれくらい電話を利用するかをよく考えた上でオプションを検討するとよいでしょう。
国際電話は32カ国が適用される
nuroモバイルでんわは国内通話だけでなく国際通話も30秒10.8円となりますが、対象国は32カ国となります。対象国は以下のとおりで、旅行や出張などで訪れることの多い国はだいたい含まれていますが、国際通話をする前には、対象となっているか確認しましょう。
- 韓国
- 香港
- シンガポール
- 中国
- 台湾
- マカオ
- フィリピン
- ブルネイ
- インドネシア
- マレーシア
- タイ
- ベトナム
- アメリカアラスカ
- アメリカ(本土)
- カナダ
- ブラジル
- オセアニアハワイ
- グアム
- サイパン
- オーストラリア 以下番号帯はサービス対象外61-89164 / 61-89162
- ニュージーランド
- ヨーロッパフランス 以下番号帯はサービス対象外33-836 / 33-890 / 33-891 / 33-892 / 33-893 / 33-897 / 33-898 / 33-899
- ドイツ
- イギリス
- イタリア
- バチカン
- ベルギー
- ギリシャ
- オランダ
- スペイン 以下番号帯はサービス対象外34-902※スペイン領土北アフリカ、カナリア諸島を含む
- スイス
- ロシア連邦 以下番号帯はサービス対象外7-903 / 7-905 / 7-906 / 7-909 / 7-954 / 7-960 / 7-961 / 7-962 / 7-963 / 7-964 / 7-965 / 7-966 / 7-967 / 7-968
nuromobile(nuroモバイル)で長電話をしたい場合の通話料の抑え方
10分かけ放題はあるものの、毎回10以内で通話を切るのは面倒だという人もいるでしょう。ですのでここからはnuromobileで長電話をしたい場合の通話料の抑え方をご紹介します。
その1:スマホとガラケーとの2台持ち
nuromobileで長電話をしたい場合はガラケーとの2台持ちをするというのが1つの方法です。スマホはnuromobileとデータ専用プランで契約して、ガラケーはキャリアでかけ放題を契約するということです。キャリアのかけ放題は、国内通話が24時間、何度でも時間制限なしで無料でかけられるものがあります。
- 【docomo】
カケホーダイ(ケータイ)
を契約する場合 - 月2,376円
- 【au】
カケホ(ケータイ)
+ダブル定額Z(ケータイ)
を契約する場合 - 月2,376円~
- 【SoftBank】
スマ放題(ケータイ)
+ウェブ使用料
+データ定額S(4G ケータイ)
を契約する場合 - 月2,700円~
ガラケーの端末を持っていない人はキャリアで契約時に購入するか、Amazonなどのネットショップで購入しましょう。
docomoのかけ放題とnuroモバイルのデータ専用プランの3GBを契約すると、以下のようになります。スマホは利用中のものがあり、支払いが終わっているものと仮定します。
スマホとガラケー2台持ちの場合
- docomo カケホーダイ(ケータイ)
- 月2,376円
- docomo ガラケー端末代金
- 月0円(割引が適用された場合)
- nuromobile データ専用 3GB
- 月972円
- 月々の支払い合計
- 3,348円
スマホとガラケーの2台持ちでは3,348円程度から利用可能だということがわかります。
その2:デュアルスタンバイ対応のスマホを使う
デュアルスタンバイとは、2枚のSIMカードを両方ともセットし、同時に両方のSIMカードで待ち受けできるというものです。
nuromobileはdocomo回線とSoftBank回線を扱っています。docomoかSoftBankのかけ放題を契約し、nuromobileのデータSIMを契約することで1つのスマホでかけ放題とデータSIMを利用できます。
この方法を使うとdocomoとSoftBankそれぞれのかけ放題の料金が上がることに気を付けましょう。(料金プランがケータイではくスマホのプランに変更されるため)
デュアルスタンバイ対応のスマホZenFone 5(ZE620KL)がnuromobileでセット販売されています。デュアルスタンバイのスマホを使う方法でやっていこうという場合はnuromobileでデータSIMの契約とセット販売されているZenFone 5を購入するといいでしょう。
Zenfone 5
出典:nuromobile
Zenfone 5は2018年8月現在、一括払いで5万6,700円、分割払いで2,500円/月×24回(1カ月目のみ3,339円)で購入できます。ZenFone 5のスペックは以下のとおりです。
端末名 | ZenFone 5(ZE620KL) |
---|---|
発売 | 2018年5月 |
メーカー | ASUS |
画面サイズ・液晶 | 約6.2インチ Super IPS+液晶 Full HD+2,246×1,080ピクセル |
CPU | Qualcomm Snapdragon 636 (オクタコア) 1.8GHz |
OS | Android 8.0 Oreo new ASUS ZenUI 5 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB |
カメラ画質(背面) | 1,200万画素 + 800万画素広角(ダブルレンズ) LEDフラッシュ |
カメラ画質(内面) | 800万画素 |
micro SD スロット | 〇(2TBまで) SIM2と同時利用不可 |
SIMカード | nanoSIM×2 |
通信(LTE) | FDD LTE: B1/2/3/5/7/8/18/19/28 WCDMA: B1/2/3/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac 準拠 (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
バッテリー | 3,300mAh |
入出力端子 | USB Type C(USB2.0) |
サイズ | 幅:約75.6mm 縦:153mm 厚さ:7.7mm |
本体カラー | シャイニーブラック/スペースシルバー |
重量 | 約165g |
ZenFone 5とスマホとガラケーの2台持ち、どちらが安い?
さきほどのように、デュアルスタンバイ対応のスマホでdocomoのかけ放題とnuromobileのデータ専用SIMを使う場合の月々の支払い合計金額を計算してみましょう。
デュアルスタンバイ対応のスマホを使う場合
- docomo カケホーダイ(スマホ)
- 月2,916円
- nuromobile データ専用 3GB
- 月972円
- ZenFone 5の端末代金(分割払い)
- 月2,500円(1カ月目のみ2,877円)
- 月々の支払い合計
- 6,388円(1カ月目のみ7,227円)
金額的にはガラケーと2台持ちをしたほうが安く抑えられますが、常にガラケーと格安スマホの2台持ちをしないといけない点が2台持ちのデメリットです。毎月3,000円程度、2年間で7万円強の差が生じます。1台に抑えるか2台持つかは個人の使いやすさと予算で判断するといいでしょう。
『nuroモバイルでんわ』を使って通話料を節約しよう
nuroモバイルでんわの通話料に関するまとめは以上です。nuromobileの通話SIMを使い通話をすると30秒で21.6円かかります。ですがnuroモバイルでんわを使うことで30秒で10.8円に抑えられます。30秒単位で比べるとあまり変わらないように見えますが、30分単位や1時間単位で比べると大きな差となってくるので、普段からnuroモバイルでんわを使うようにしましょう。
またnuroモバイルでは10分かけ放題オプションも用意しているので長電話が好きな人はこのオプションに加入することをおすすめします。