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格安SIMでトラブル…?サービスの違いと解決策を知っておこう

更新日:2021.02.08

増加傾向にある格安SIMユーザーの中で、サービスの違いを知らずにトラブルになっては意味がありませんよね?格安SIMに乗り換えて不自由しないよう格安SIMと3大キャリアのサービスの違いを紹介しましょう。

最近は格安SIMの知名度が上がってきて格安SIMを使う人も増えています。しかし、単に格安SIMの方がいいと紹介されて乗り換えトラブルになってしまう人もいます。そこでトラブルを避けるため、格安SIMと3大キャリアのサービスの違いと対応する解決策を紹介します。


格安SIMで起こりがちなトラブル

NTTドコモ(docomo)、au、SoftBank(ソフトバンク)のキャリアにあるサービスは長く使っている人にとって当たり前となっています。しかし、その当たり前は格安SIMでは当たり前ではありません。まずはキャリアにあって格安SIMにはないサービス、面倒なポイントを紹介します。

店舗のサポートがない

一番に上げられるのが店舗によるサポートです。NTTドコモ(docomo)、au、SoftBank(ソフトバンク)には専門のショップがあり、家電量販店でも専門のスタッフが常駐しているため直にサポートを受けることができます。

しかし、格安SIMでは専門のショップ数が少なく、トラブルが発生した場合は電話サポートかインターネット検索を利用し、自力での解決が求められます。

解決策

この問題をクリアするために、契約先の格安SIMに問い合わせる、周りに詳しい人を見つける、インターネットで詳しい情報を入手する方法のいずれかを取りましょう。格安SIMではホームページでのチャットサポートを設けていて、質問やトラブルのサポートが簡単にできます。もしも、スマートフォンでのインターネットができない場合はインターネットカフェ等を利用するといいでしょう。

3大キャリアのメールアドレスがもらえない

NTTドコモ(docomo)、au、SoftBank(ソフトバンク)のキャリアの場合はEメールサービスを20年くらい続けています。Eメールサービスは便利で多くの人が使っていることでしょう。格安SIMにももちろんEメールサービスはあります。しかし、キャリアのEメールサービスと格安SIMのEメールサービスには違いがあります。

格安SIMからキャリアのメールアドレス宛にメッセージを送信してもメールセンターで消去されることがあります。これはキャリアの迷惑メール対策によるものです。格安SIMのメールアドレスはパソコンメールとしてキャリアに判別されることがあります。

解決策

格安SIMのメールアドレスをキャリアのケータイやスマートフォンでも受信してもらうためには、キャリアのケータイで受信設定をしなくてはなりません。すこし難しい設定になってしまうので、携帯ショップで設定してもらうのが一番です。ただ、受信設定を相手にお願いしなくてはいけないのが欠点です。もし受信設定をお願いすることができない場合はSMS(ショートメール、Cメール)を使うようにしてください。

通信速度が遅い

キャリアと格安SIMではインターネットの通信速度に差があります。朝や夜中等で大きな差はあまり出ませんが、昼間やゴールデンタイム等では格安SIMの通信速度は大きく下がります。これは格安SIM側の通信設備や借り受けた周波数帯の量が影響しているためです。

POI接続点
出典:スタッフブログ | マイネ王

解決策

格安SIMのインターネット通信速度がどうしても遅い、もっと速くないと困るという場合はUQモバイルワイモバイルを契約しましょう。月額料金は少し高くなりますが、通信速度は大きく改善します。しかし、最近の格安SIMの通信速度で困ることは少なくなっています。

公式サイト:ワイモバイル

公式サイト:UQモバイル

「初期設定」を自力で行う必要がある

キャリアの場合契約から初期設定まで専門のスタッフが最低限のことをサポートしてくれます。たとえば機種変更によるアドレス帳の移動からデータバックアップの方法まで丁寧に教えてくれたり、手伝ってくれたりしますが、格安SIMの場合は全部自分でしなくてはなりません。契約手続きから機種変更、初期設定という難関があります。

解決策

手続きの方法や設定、バックアップの方法は格安SIMのサポートを使いましょう。電話サポート、チャットサポートでは手続きの方法を丁寧に教えてくれます。アドレス帳の移行や初期設定も教えてくれますのでおそらくトラブルは少ないと思います。

クレジットカード以外の決済方法に乏しい

キャリアの場合はクレジットカード決済、銀行引き落とし決済等が選べますが、格安SIMの場合はクレジットカード決済のみを採用しているところが多くあります。一部の格安SIMでクレジットカード以外の決済もできますが、基本的にはクレジットカードがなければ契約できません。

解決策

クレジットカードを契約してください。楽天のクレジットカードが一番契約しやすいと聞きます。クレジットカードはどうしても使いたくない人は楽天モバイルOCN モバイル ONEを選ぶと契約ができます。

公式サイト:楽天モバイル

公式サイト:OCNモバイルONE

SIMロック解除できず格安SIMに移行できない

NTTドコモ(docomo)、au、SoftBank(ソフトバンク)で買ったスマートフォンには、ロックがかけられています。これをSIMロックと呼んでいます。購入したキャリアの回線でしか使えない状態を表す言葉ですが、これが問題で格安SIMで使えなかったり、制限が発生したりします。

2015年5月以降に発売したスマートフォンならSIMロックを解除することができるのですが、それよりも前に発売したスマートフォンはSIMロックが解除できません(※一部例外あり)。そのため格安SIMで使えないスマートフォンもあります。

解決策

スマートフォンが3大キャリアでSIMロック解除できない場合、格安SIMに乗り換えるには以下の3つの選択肢を取ることができます。

  • ①格安SIMで販売中のSIMフリースマホを購入する
    最新!格安スマホおすすめ比較
  • ②契約中の回線を使用している格安SIMと契約する
  • ③SIMロック解除アダプタを使用する(※非推奨)

LINE(ライン)の年齢認証ができない

LINE(ライン)はほとんどの人が連絡手段として使っていることでしょう。本当にLINEは便利です。LINEを使うためにスマートフォンを持ったという人も多くいます。このLINEには年齢認証機能があって特定の機能は年齢認証して成人であることが確認されないと使えないようになっています。格安SIMの場合、LINEの年齢認証に対応していないのでLINEの機能が制限されてしまいます。

解決策

格安SIMのLINEモバイルを使ってください。LINEモバイルはLINEの会社が立ち上げた格安SIMなため、特別にLINEの年齢認証もできるようになっています。

公式サイト:LINEモバイル

テザリングできないことがある

テザリングはインターネット共有ともよばれている機能です。格安SIM自体にテザリング機能は含まれています。キャリアのようにテザリング用のオプション契約をする必要もありません。しかし、格安SIMの場合使うスマートフォンによってテザリングできない問題が発生します。

解決策

テザリングできない場合は、SIMフリースマートフォンとドコモ回線の格安SIMを使うようにしてください。ドコモ回線でSIMフリースマートフォンを使うとテザリングが機能するようになります。

格安SIMと契約していたスマートフォンの相性がある

格安SIMはどのスマートフォンでも必ず使えるというわけではありません。ドコモ回線の格安SIMの場合はドコモの電波が使えるスマートフォン、au回線の場合はauの電波が使えるスマートフォン、ソフトバンク回線の格安SIMの場合はソフトバンクの電波が使えるスマートフォンを使わないといけません。

NTTドコモ(docomo)、au、SoftBank(ソフトバンク)だと契約時にスマートフォンを買いますからこんな問題は発生しませんが、格安SIMの場合は契約とスマートフォンは別で揃えることがありますのでここでトラブルになることがあります。格安SIMを契約したのに持っているスマートフォンでは使えなかった、圏外のままだったということも起こります。

解決策

圏外の場合、LTE・3Gのサービスエリアから外れているか、スマートフォンが電波に対応していないかの2つの理由が考えられます。しかし、サービスエリアから外れることは少ないため、スマートフォンの格安SIMへの電波対応の有無を疑いましょう。もし電波が拾えていない場合、スマートフォンの買い替えか格安SIMの乗り換えが必要です。

自由にMNP(ナンバーポータビリティ)できないことがある

NTTドコモ(docomo)、au、SoftBank(ソフトバンク)は自由にMNPで乗り換えることができます。しかし、格安SIMだと乗り換えできないメーカーがあったり、家族全員がシェアグループを組んで乗り換えるということができない場合もあります。

解決策

IIJmioを選ぶのがベストな選択だと思います。乗り換え前に契約名義を変更しなくてはならないので少し面倒ではありますが、家族5人でMNPできますし、シェアグループにできます。また、別の格安SIMにMNPで乗り換えするときにも制限は発生しません。

公式サイト:IIJmio

格安SIMにあってキャリアにないサービス

キャリアにあって格安SIMにはないサービスと解決策を紹介しましたが、今度は逆に格安SIMにあってキャリアにはないサービスを紹介します。

カウントフリーサービス

格安SIM独自のサービスにカウントフリーというサービスがあります。特定のサービスが、制限無しで使い放題になるというものです。各社対象サービスは異なりますが、YouTubeやAbemaTVなどの動画配信サービス、Google Play MusicやApple Music、LINEミュージックなどの音楽配信サービス、LINE(ライン)やTwitter、Facebook、InsatgramなどのSNS、そしてApp Storeなどが対象です。

こんなサービスはキャリアにはありません。カウントフリーサービスが使いたい人はLINEモバイルやBIGLOBEモバイル、FREETEL(フリーテル)を契約しましょう。

公式サイト:LINEモバイル

公式サイト:BIGLOBEモバイル

プランの組み合わせが自由

格安SIMの場合はデータ通信、SMS、音声通話サービスを組み合わせて契約できます。キャリアの場合は音声サービスは絶対に契約しないといけないのですが、格安SIMにそんな制限はありません。

最低利用期間の短さ

格安SIMの場合、解約には寛容で契約期間というものが緩く設定されています。キャリアの場合は2年縛りと呼ばれる契約になります。もちろん2年縛りにならない契約も存在しますが、月額料金が高くなります。

格安SIMなら1年使った後はいつ解約しても解約金は発生しません。さらにデータ通信だけの契約だと最低利用期間というものがありません。1ヶ月使ってすぐに解約しても解約金が発生することはないのです。

格安SIMのサービスを知ってトラブルを防ごう

格安SIMとキャリアのサービスを紹介しました。格安SIMに乗り換えてトラブルになってしまうことが増えているとニュースでも取り上げられています。今までは丁寧に説明してくれるキャリアスタッフがいて右も左も分からない状態でも契約できましたが、格安SIMの場合は少し違います。しかし、一度格安SIMの特性を知って解決してしまえばとっても安くて便利なスマートフォンが手に入ります。トラブルを解決して快適にスマートフォンを使ってください。

ただ、そもそも格安SIMの選び方が初めての人にとって難問でトラブルの原因となり得ます。SIMチェンジのおすすめ格安SIM診断を使えばあなたに合ったプランが簡単に見つかるでしょう。

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