楽天経済圏のメリット・デメリットまとめ|Amazon・ヤフー経済圏と徹底比較
楽天経済圏について検索していると、デメリットが気になる方がいます。不安を感じたまま利用するのは難しいですよね。この記事では楽天経済圏の、メリットとデメリットをまとめてお伝えします。Amazonやヤフー経済圏との比較も参考にして、利用を検討してみましょう。
この記事の目次
楽天経済圏は、メリットだけでなくデメリットも存在します。
デメリットを把握したうえで、楽天経済圏に参入することが大切です。
今回は、楽天経済圏のデメリットを紹介します。
ヤフー経済圏やAmazonプライムとの比較もするので、参考にしてください。
しっかりデメリットを把握して、お得にお買い物をしましょう。
楽天経済圏のデメリット|嫌い・やめた理由を確認
楽天経済圏のデメリットは、以下の4つです。
- 楽天市場が使いにくい
- 期間限定ポイントを使い切れない可能性
- ポイントに振り回されて最終的に損することも
- SPUの変更が多い
楽天市場が使いにくい
デメリットの1つ目は、楽天市場(通販サイト)が使いづらいことです。
楽天市場で使いづらいと感じる理由には、以下のような点が挙げられます。
- バナーが多い
- メルマガが多い
- 他の通販サイトに比べて割高
- 商品が届くのが遅い
- 3,980円以上購入しないと送料無料にならない
楽天市場で商品を探すときに、人によっては直感的に探しづらいと感じるかもしれません。
また、購入時にメルマガ配信手続きを忘れると、メルマガが大量に送られてきます。
店舗によって違いがありますが、割高で手元に届くまでに時間がかかる、送料無料までのハードルが高いことも多いです。
期間限定ポイントを使い切れない
デメリットの2つ目は、期間限定ポイントを使い切れずに失効する可能性があることです。
期間限定ポイントとは、特定のキャンペーンで付与される有効期限付きのポイントのこと。設定された期限内に使わないと失効して使えなくなります。
通常のポイントの有効期限は1年間ですが、期間限定ポイントの有効期限は短いもので15日間の場合もあり、使い切るのに苦労するかもしれません。
短期間のポイントを付与されたら、楽天ふるさと納税でポイント利用するなど、工夫が必要です。
早急にポイント活用しないと、無駄にしてしまう可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。
ポイントに振り回されて最終的に損する
3つ目のデメリットは、楽天経済圏にどっぷり浸かってしまうとポイントに振り回されてしまう可能性がある点です。
楽天ポイントはお金と同等の価値を持っているので、楽天ユーザーは必然的に生活でポイントを意識します。
お得に楽天経済圏を使いこなすのではなく、ポイントを貯めることに集中してしまうと逆に出費がかさむ、なんてことも。
ポイントの還元率を考慮するのが面倒なら、楽天セール・キャンペーン以外にお金で支払う買い物はしないとルールを決めるとポイントに振り回されなくなります。
SPUの変更が多い
最後のデメリットは、SPUの変更が多いことです。
SPUとは、楽天グループのサービスを利用することで楽天市場での買い物がポイントアップするプログラムのこと。
ポイントアップ目的で加入したサービスでSPUが廃止されると、お得とは言い難いでしょう。
そのため、SPUがなくてもよく使うサービスに絞って契約することで、SPU変更の影響を最小限に抑えられます。
たとえば、2021年6月1日には楽天でんきのSPU廃止が決定しています。
しかし、電気料金を安くするついでにポイントを貯めると考えていれば、SPU変更の影響は大きくありません。
お得に楽天ポイントを貯められるSPUですが、変更・廃止が多い点に注意しましょう。
楽天経済圏のメリット|最強と言われる理由
楽天経済圏のメリットは、以下の4つです。
- 提供するサービスが多く生活がワンストップ化
- ポイントが統一されているので貯めやすい
- 本格的に取り組まなくても貯まる
- 各サービスでポイント支払いしやすい
提供するサービスが多く生活がワンストップ化
楽天経済圏で生活すれば、あらゆるサービスを楽天グループに統一させることができます。
たとえば、以下のケースで楽天の提供サービスを利用できます。
- 生活インフラ全般
- 美容院の予約
- 旅行の予約
- 保険
各種サービスの確認に、それぞれログインするといった煩雑な手続きを一括管理できます。
楽天経済圏で生活すれば、生きていく上で必要なサービスを楽天に集約し、手間を減らして時間を有効活用して過ごせるでしょう。
ポイントが統一されているので貯めやすい
楽天経済圏でどのサービスを利用しても貯まるのが、楽天ポイントです。
そのため、複雑なことを考えずにポイントを貯められます。
楽天経済圏以外ではどうでしょうか。
たとえば、ヤフー経済圏で付与されるポイントは、TポイントとPayPayボーナスの2種類です。それぞれのポイントを管理しなくてはならず、まとめて使うこともできません。
楽天経済圏内なら、どのサービスを利用してもシンプルに楽天ポイントが貯まるので、使いたいサービスに使いたいだけ使えます。
本格的に取り組まなくても貯まる
本格的に取り組まなくても、気がついたら楽天ポイントが貯まっているという状態を作れます。
なぜなら、SPUで楽天グループのサービスを利用すれば還元率がアップするためです。
たとえば、クレジットカードと引き落とし銀行を楽天にするだけで、約4倍のポイントが付与されます。買い物に利用している間に、支払い金額に対して一定の割合で貯まることもあるでしょう。
楽天経済圏の生活を想像すると、情報感度が高い方ばかりという印象かもしれませんが、意外にゆるく貯めることが可能です。
自分に必要なサービスを楽天に移行するだけでも、ポイントが貯まるものがあるので試してみるのもいいでしょう。
各サービスでポイント支払いしやすい
楽天ポイントの使い道が広く、各サービスで支払いしやすいのもメリットのひとつです。
楽天が指定しているサービスの範囲内なら、公共料金もポイントで支払えます。
たとえば、以下の公共サービスです。
- 楽天でんき
- 楽天ガス
- 楽天モバイル
公共料金をポイント支払いできれば、固定費の一部を補えるため生活コストを下げられます。他にも、飲食店やドラックストアなど街中の実店舗でもポイント支払い可能です。
楽天経済圏・ヤフー経済圏・Amazonプライム比較|どれが最強?
楽天経済圏を、ヤフー経済圏・Amazonプライムと比較して、それぞれの特徴を見てみましょう。
- 楽天経済圏とヤフー経済圏の比較
- 楽天経済圏とAmazonプライムの比較
楽天経済圏とヤフー経済圏の比較
まずは、楽天経済圏とヤフー経済圏の各サービスを比較してみましょう。
楽天経済圏 | ヤフー経済圏 | |
---|---|---|
ポイント | 楽天ポイント | Tポイント PayPayボーナス |
通販サイト | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング LOHACO PayPayモール |
スマホ | 楽天モバイル | ソフトバンク ワイモバイル ワイモバイル |
クレジットカード | 楽天カード | ヤフーカード |
銀行 | 楽天銀行 | ジャパンネット銀行 |
証券会社 | 楽天証券 | PayPay証券 SBI証券 |
スマホ決済 | 楽天ペイ | PayPay |
利用するサービスの選択肢の多さだと、ヤフー経済圏に軍配が上がります。
ヤフープレミアム会員なら、PayPayアカウントと連携すれば、定期的に開催されるPayPayの大規模キャンペーンに参加可能です。
楽天経済圏なら、ポイントの還元率が良く、公共料金の支払いにも対応しています。
どのサービスを利用しているか見直して、メイン利用する経済圏を決定してもいいでしょう。
楽天経済圏とAmazonプライムの比較
続いて、Amazonプライムでもらえるポイントと楽天経済圏の楽天市場とを比較してみましょう。
頻繁に買い物をする方や動画配信などのサービスを使いたいなら、Amazonプライムが使いやすいです。
ネットショッピングもしつつも、飲食店やホームセンターでポイントを利用したいなら、楽天経済圏をおすすめします。
楽天経済圏 | Amazonプライム | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 月会費:550円 年会費:5,390円 |
ポイント | 楽天ポイント | Amazonポイント |
ポイント還元率 | ・原則1% ・楽天グループの利用で付与率上昇する ※ポイントは貯めやすい | ・商品で付与率は変わる ※ポイントは貯めづらい |
ポイントの貯め方 | ・楽天市場での買い物 ・楽天グループのサービス利用 ・楽天カードで決済 | ・Amazonでの買い物 ・Amazonカードの決済 |
ポイント活用 | 1ポイント=1円 楽天グループと提携店舗で利用可能 | 1ポイント=1円 Amazonサイト内のみ利用可能 |
通販サイト | 楽天市場 | Amazon |
送料 | 3,980円以上の購入で送料無料 | 「prime」マークは以下すべて無料 ・日付指定 ・お急ぎ便 ・当日お急ぎ便 |
動画サービス | 楽天TV | アマゾンプライムビデオ |
コースによって価格が変わる | プライム会員なら無料 本数は未公表 | |
電子書籍 | 楽天Kobo | プライムリーディング・kindle |
約400万冊 | ・プライムリーディングなら無料で数百冊読める ・kindleは320万冊以上 |
価格は税込の表記です。
それぞれのサービスに得手不得手があるので、ひとつのサービスに固執することはお勧めしません。
普段使いするメインサービスを決めて、足りない部分を他のサービスで補うことで利便性は向上します。
【入門】楽天経済圏のはじめ方|順番通りに取り組めば簡単!
楽天経済圏のはじめ方を見ていきましょう。
最低限やるべきポイントだけ把握して、本格的に取り組むかの判断は様子を見てからでも大丈夫です。
以下の手順が、楽天ポイントの威力を実感しやすい順番となります。
- 楽天会員の登録
- 楽天銀行の口座開設
- 楽天カードの申込み
- スマホを楽天モバイルに変更
- 日々の買い物は毎月5と0のつく日
STEP1.楽天会員の登録
出典:楽天
楽天会員でないなら、楽天会員登録をして楽天PointClubへログインしましょう。
楽天会員とは、楽天サービスを利用するときの共通IDです。
登録すると楽天ポイントを貯めることができ、1ポイント=1円で利用可能です。
また、獲得したポイントは、楽天PointClubで確認できます。
楽天PointClubの「お得なインフォメーション」をチェックすれば、お得な情報を見逃しません。
新規で楽天のサービスに加入する前にボーナススタートチャンスにエントリーしましょう。
エントリーできれば、大量の楽天ポイントを獲得できます。
STEP2.楽天銀行の口座開設
出典:楽天銀行
続いて、ネットバンクである楽天銀行の口座開設手続きをしましょう。
なぜなら、楽天カードの引き落としを楽天銀行にするだけで、ポイント付与率が上がるからです。
なかには、簡単に口座開設することに抵抗のある方もいるかもしれません。しかし、店舗のある銀行と比べるとメリットが多いので、ポイントに関係なくおすすめです。
- 普通預金の金利が最大で年0.1%
- ATM手数料が最大7回まで無料
- 振込手数料最大3回まで無料
- スマホで手続き可能
もし、開設の予定があるなら、時間を要するので最初に手続きするとスムーズです。
STEP3.楽天カードの申込み
出典:楽天カード
楽天のクレジットカード(楽天カード)を持っていないなら、カードの申込みをしましょう。
ポイントを効率良く貯めるには、クレジットカードが必要です。
楽天カードを楽天銀行引き落としにして楽天市場で買い物するだけで、ポイント還元率は4倍、楽天以外の決済でも100円ごとに1ポイント貯まります。
カード申込み時に引き落とし銀行の設定をするので、楽天銀行の口座を開設してから申込むとスムーズです。
STEP4.スマホを楽天モバイルに変更
出典:楽天モバイル
大手キャリアのスマホを利用しているなら、楽天モバイルに変更するだけでお得になります。
なぜなら、楽天ポイントで通信料を支払えるので、スマホ代0円も夢ではないからです。
大手キャリアと比較すると通信料自体が格安なので、楽天ポイントを加味しなくてもお得なサービスと言えます。
楽天モバイルなら、1ギガまで無料かつ、データ通信無制限で3,278円です。
データ通信容量 | 月額金額 |
~1GBまで | 0円 |
1GB~3GBまで | 1,078円 |
3GB~20GBまで | 2,178円 |
20GB~ | 3,278円 |
価格は税込の表記です。
固定費削減のためにも、楽天モバイルに乗り換えも検討してみましょう。
STEP5.日々の買い物は毎月5と0のつく日
出典:楽天市場
楽天市場での日々の買い物は、毎月5と0のつく日にまとめましょう。 毎月5と0のつく日は、楽天カード利用でポイント4倍になります。
毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日に開催されるので、楽天のページでエントリーしてから買い物するだけです。
ポイントの貯まるタイミングで買い物することで、通常よりもお得です。ただし、楽天経済圏を活用するなら、クレジットカードと銀行の口座開設は必須となります。
その上で、楽天モバイルのようなポイントを加味しなくてもお得と感じるサービスがあれば契約しましょう。
まとめ
楽天経済圏のデメリットは、楽天市場の使いづらさやSPUの変更の多さです。
使いこなすコツはポイントに振り回されないことと言えます。
サービス自体に魅力を感じないのに、ポイント欲しさで加入手続きすると後悔しかねません。
魅力のあるサービスでポイントを貯めて、コスパ良く楽天経済圏を使い倒しましょう。