停電でWiFiが繋がらない・速度が遅い!原因と対処法|故障した?ルーターの設定方法

落雷などによる影響で停電した場合、Wi-Fiがつながらなくなることがあります。接続による不備の原因は様々であり、原因別に対処法が異なります。原因ごとの正しい対処法や注意点を知り、停電後もスムーズにWi-Fi接続を復旧させましょう。
この記事の目次
台風・地震などが原因で停電が起きた際、自宅のWiFi回線に不具合が生じ、ネットに繋がらなくなることがあります。
電気が復旧した後も、繋がらない・速度が遅い・不安定になるなどの問題が発生することも。そんな時、何が原因になっているのかを調べることが大切です。
原因に合った対処法を講じ、停電時のWiFiの不具合の解消を目指しましょう。
停電でWiFiが繋がらなくなる原因
まずはなぜ停電によってWiFiが繋がらなくなるのか、原因を知っていきましょう。
停電時に不具合が生じる原因は、主に次の3つがあげられます。
- 電源を入れる順番が間違っている
- 電子機器が故障してしまっている
- 回線設備の故障による通信障害
WiFiに不具合が生じる原因を知っておくことで、どのような対処法を取るべきかが判断しやすくなります。
電源を入れる順番が間違っている
停電すると、コンセントに接続している機器は電源が落ちてしまいます。
そのため、再度電源を入れ直して接続する必要がありますが、このとき電源を入れる順番を間違えるとインターネット接続ができません。
WiFi設備は電源を入れる順番が決まっています。電気が通っていて機器が故障していない状態でも、起動の順番次第で接続がうまくいかなくなることがあるので注意しましょう。
電源タップなどのスイッチがOFFになっている可能性もあるので、電源の接続先を確認した上で再起動を行うとよいでしょう。
電子機器・ルーターが故障している
停電の原因は様々ですが、落雷によって電気がつかなくなった場合は電子機器の故障が疑われます。
落雷による被害では一時的に電気回線が使えなくなるだけではなく、コンセントに接続している機器に強い電流が流れ、故障を招くこともあります。
据え置きのルーターだとコンセントにつなぎっぱなしになっているため、落雷によって強い電気が流れ、接続しているモデムやルーターが故障している可能性があるでしょう。
WiFiはモデムかルーターのどちらかが故障していると使えなくなるため、停電が復旧してもWiFiに繋がらない場合は機器の故障を疑いましょう。
回線設備の故障による通信障害
WiFi機器に問題がなく、自宅の電気が復旧していたとしても、回線業者やプロバイダの設備が故障していて通信障害が発生することもあります。
他の電気設備は使えているのにWiFiのみ使えないという場合は、業者の回線設備の故障が疑われます。
通信障害の有無は業者ごとのホームページで確認できるため、スマホが使えるならホームページにアクセスして、お知らせの部分に回線設備の故障についての説明がないかチェックしておきましょう。
▼WiMAXの通信障害情報を確認する方法について以下記事で解説しています。
停電後にWiFiが繋がらなくなった場合の対処法
停電が復旧した後にもWiFiが繋がらない場合は、次の方法で問題が解消できないか試してみてください。
- ブレーカーが上がっているかを確認する
- 正しい手順で接続機器を復旧させる
- WiFi接続ができるかを確認する
停電によるWiFiの不具合の原因は様々であるため、1つずつ試してみましょう。
ブレーカーが上がっているかを確認する
停電が起きると、ブレーカーが下がって自宅の電気自体がつかないこともあります。そのため、一度ブレーカーを確認して、下がっている場合は上げてください。
ブレーカーを上げて問題が解消できれば、単純に電気が通って使えるようになったということです。機器の故障や業者の回線設備の不具合は起きていないため、すぐに利用開始できます。
正しい手順で接続機器を復旧させる
停電で一度電源が切れてしまっている場合は、モデムとルーターの電源を切り、最初から接続をし直してみましょう。
停電復旧後にモデムやルーターの電源が入っていたとしても、起動の順番が前後してうまくWiFiが使えないこともあります。
復旧する際にはまずモデムの電源を入れ、その後ルーターの電源を入れます。WiFi設備は大元の部分から順番に起動する必要があり、これが前後すると不具合を起こしやすいので、注意しましょう。
電源を入れる際は一度全ての機器の電源をオフにし、モデムを起動させてから5分程度待つことが大切です。
モデムを起動させてすぐにルーターを起動させると、モデムの通電が十分ではないために、接続に不具合が起きる可能性があるため注意してください。
WiFi接続ができるかを確認する
モデムやルーターの電源がオンになっている場合でも、停電の影響によって一度接続が切断され、WiFiに繋がっていない状態になっていることもあります。
そのため、一度スマホやパソコンなどデバイス側の設定を確認して、WiFi接続ができているかを確認しましょう。
接続が切れているようなら再接続を行い、それでも使えない場合は別の原因を探ることが大切です。
普段使っている機器なら自動接続設定がされていることもありますが、停電時には自動接続がうまくいかないこともあるため、一度手動でつなぎ直してみる必要があります。
再設定の際にはパスワードの入力を求められることもあるため、大文字や小文字などの間違いがないように正しく入力しましょう。
▼今回紹介した対処法を試してもWiFiに接続できない場合、停電が原因ではない可能性もあります。WiFiがつながらない原因と対処法を紹介した記事をご一読の上、接続できない原因を確かめてみてください。
停電後にWiFiが遅くなった・不安定になった場合の対処法
停電後はWiFiに繋がらなくなるだけではなく、接続はできているのに通信速度が以前よりも遅くなってしまうことがあります。
通信速度の低下も改善は可能であり、デバイスとルーターそれぞれでの作業によって問題は解決できます。
通信速度が低下したままだと使い勝手が悪くなるため、普段よりも遅いと感じるならそれぞれの対処法を試してみましょう。
デバイスの再起動を行う
まずは普段WiFiに接続しているデバイスで、再起動を行いましょう。停電の影響によって回線にバグが生じ、これによって通信速度が低下することも少なくありません。
再起動を行うことで軽微なバグは解消されることが多く、通信速度が向上するケースもあります。
また、デバイス側でソフトウェアの更新が可能な場合は、これを試してみることも大切です。
ソフトウェアの更新を行うことで停電の影響やその他の不具合を改善できることも多いため、最新バージョンが出ている場合は更新しておきましょう。
ルーターのファームウェアを更新する
デバイス側の対処法を試しても通信速度の問題が改善されない場合は、ルーター側の問題を疑いましょう。
ルーターも各種デバイスと同じで随時ファームウェアのアップデートが可能です。
ファームウェアが古いままだと軽微なバグが残ったままになり、通信速度の低下を引き起こすことがあります。
これを改善するためにも常に最新バージョンで利用することを心がけましょう。
停電でWiFi機器が壊れた場合は
落雷の影響で電子機器に強い電流が流れると、WiFi設備が故障することもあります。
故障してしまった場合は、次の方法で解決を目指しましょう。
- モデムが故障の場合はメーカーに問い合わせ
- ルーターが故障の場合は買い替え
- 電源アダプターだけを交換する
- 今後の落雷対策を行う
- 停電のトラブルに強いWiFiに乗り換える
故障後の対応も重要ですが、そもそも落雷でのトラブルを起こさないことも大切であるため、以上のこともあわせて覚えておくと便利です。
モデムが故障している場合はメーカーに問い合わせ
WiFi接続の大元の機器であるモデムの故障が考えられるなら、利用している機器のメーカーに問い合わせを行います。
メーカーに修理を依頼するか、新しいものへの交換を依頼して、モデムの復旧を行いましょう。
メーカーによって対応は様々ですが、保証期間なら無料修理や交換を請け負ってくれたり、落雷による被害なら安価で新しいモデムを用意してくれることもあります。
ルーターが故障の場合は買い替え
使用しているルーターが故障した場合は、買い替えを検討しましょう。ルーターも修理できる場合はありますが、長く使っているものなら寿命が来ていることも多いため、買い替えることをおすすめします。
ルーターもメーカーの保証期間なら、無料で修理や交換が可能な場合があります。保証書を確認して、期間を超過していないかどうかチェックしておくとよいでしょう。
回線業者やプロバイダからルーターをレンタルしている場合は、業者に相談してどのような対応になるのか指示を仰ぐ必要があります。
▼ルーターに寿命が来たときの症状や買い替えのタイミングについては以下記事で詳しく解説しています。「そういえば停電前から通信速度が遅かったり不安定だったりしたかも……」と思い当たる節がある方は、こちらの記事をご一読いただくことをおすすめします!
電源アダプターだけを交換する
モデムやルーターの電源ランプが点灯しているのにWiFiに接続できない場合は、機器本体ではなく接続しているケーブルやアダプターのみ故障していることもあります。
機器本体に問題がなさそうなら電源アダプター部分のみ買い替えて、WiFiが利用できるか試してみるとよいでしょう。
アダプターの交換や買い替えには費用がかかることもありますが、機器本体を交換するよりは低コストで済ませやすいです。
今後の落雷対策を行う
落雷による被害は今後も起きる可能性があるため、同じような被害を出さないために対策を行うことも大切です。
落雷対策の方法としておすすめなのは、「雷サージ吸収機能」が付属した電源タップを購入することです。
落雷対策のアイテムを導入することで強い電圧が流れることによる故障は、多少防ぎやすくなります。
また、落雷時はコンセントに接続して電子機器を使用しないことも大切であり、雷がひどく鳴り始めたのなら、各種機器のコンセントを抜くという手段も有効です。
仮に停電が起きたとしても、コンセントに接続していないなら電気の逆流によって機器が故障する心配はありません。
その都度抜き差しが面倒な場合は、雷サージ吸収機能付きの電源タップを購入し、コンセントにつなぎっぱなしになっている機器の電源タップを交換しておくことがおすすめです。
サンワサプライ 高性能雷連動タップ TAP-RE9SPUN
落雷対策の雷ガード機能が付いた電源タップです。独自設計のバイパス回路が雷サージをアースへ逃す仕様となっています。
これにより、通常のコンセントと同じように使用するだけで、落雷から接続している機器をガードできます。電話回線用に高性能アレスタ(避雷器)を内臓しているため、電話機、ADSLモデムも雷からガードしてくれます。
さらにUSBケーブルが付属しており、このケーブルをパソコンのUSBポートに差し込んでおくと、パソコン本体のオン・オフに連動して連動口に差し込んだ周辺機器への通電もオン・オフされる便利な機能付きです。
差込口は4個、コードの長さは2mです。
停電のトラブルに強いWiFiに乗り換える
WiFiを利用する方法は自宅に固定回線を引くだけではなく、モバイルWiFiを使用するという手段もあります。
モバイルWiFiならコンセントに接続していなくても本体のバッテリーのみで使用可能であり、停電時でもネットが利用可能です。
ただし、バッテリーが残っていても回線業者の設備に不具合が出ている間は利用できないため、この点には注意してください。
また、モバイルWiFiはコンセントに接続して充電しながらの利用も可能であり、この状態で使用していると据え置きの機器と同様に落雷による電気の逆流で機器が故障する危険性があります。
そのため、雷が鳴っている際には早めに電源ケーブルを抜き、バッテリーのみで利用するといった対策をしておきましょう。
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停電でWiFiが繋がらなくなったときの注意点
停電時のWiFiの不具合では注意すべきことが多数あり、機器の故障以外では次の点にも気をつけましょう。
- 雷が収まるまで復旧作業はしない
- スマホの使いすぎに注意する
使い方を間違えると怪我の危険性があったり、通信機器が快適に利用できなくなったりすることもあるため、気をつけてください。
雷がおさまるまで復旧作業はしない
停電が解消されたからといって、雷が鳴っているうちに復旧作業をするのは危険です。
雷が鳴っている間は電気が逆流する危険性があるため、このときに復旧作業をすると機器が故障したり、自分が感電したりする可能性があります。
復旧作業は雷が収まるまで待つようにし、安全に作業を行えることを確認してから取り組みましょう。
特に感電による怪我の危険性は高いため、雷が鳴っているうちは電源のアダプターやケーブルには絶対に触れないように気をつけてください。
スマホの使いすぎに注意する
停電してWiFi回線が利用できない場合でも、スマホのキャリア回線が無事なら問題なくネットに接続できる場合があります。
このときキャリア回線でネットを使いすぎるとデータ容量が上限に達してしまい、速度制限がかかることがあります。
契約している料金プランやこれまでの通信量によっていつ上限を迎えるかは異なりますが、使いすぎると今後の利用に制限が出て不便になってしまうことは覚えておきましょう。
停電が起きる緊急事態ではネット接続が必要になるシーンも増えやすいため、使いやすい状態を確保するためにもキャリア回線による通信はほどほどにしておくといいかもしれません。
停電後はスムーズにWiFiを復旧させよう
落雷などの影響で停電すると、WiFi接続が一時的に利用できなくなる場合があります。
電気が復旧するとすぐに使えるようになることもありますが、機器の故障によって問題が解決しないこともあります。
特に雷が鳴っているうちに復旧作業をすると感電のリスクもあるため、安全を確保してから作業を行うことが大切です。
対処次第で停電による不具合は改善できるため、まずは原因を特定し、それに合った方法を試すことでWiFiの復旧を行いましょう。
改善できるため、まずは原因を特定し、それに合った方法を試すことでWiFiの復旧を行いましょう。