5G対応iPhoneが発売されるのはいつ?iPhone12/13の発売時期・値段・スペックまとめ
![](https://static.simchange.jp/wp-content/uploads/2021/09/6e54aa92edc21702bb7d2c456395622d-980x583.png)
5Gに対応しているiPhone 13/12について、発売時期・デザイン・価格・スペックの噂をまとめました。iPhone最新機種をこれまで取り扱ってきた4大キャリアの、5G通信エリア・今後の計画も合わせて確認しましょう。
この記事の目次
5Gサービスの提供が日本でもスタートした今、iPhoneの5G対応が気になる方も多いのではないでしょうか。現在発売されているiPhoneの中で、5Gに対応しているのはiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズです。
この記事では、iPhone 12、13の発売日・デザイン・スペック・価格についてまとめました。
また、後半では5G対応かつiPhoneを取り扱うキャリア情報、5Gで変わることについても紹介しています。
現在発売中のiPhoneの5Gへの対応状況
現在発表されているiPhoneの中で、iPhone12シリーズとiPhone 13シリーズが5Gに対応しています。
iPhone SE(第2世代)よりも前に登場したiPhoneシリーズは5Gには対応していません。
auの受信最大1Gbps以上の通信や、今では1.7Gbpsの速度を誇るドコモのPremium4Gといったギガビット級LTEには対応しています。また、WiFi6に対応しているのも注目のポイントです。
WiFi6は、5Gの弱点である屋内等での通信速度を向上させる新たなWiFi規格です。光回線等の元となる通信が10Gbps以上であれば、これまでよりも高速な通信を可能とします。
5Gには未対応ながら、日本ではまだ5Gの展開が全国規模ではないこと、ギガビット級LTE・WiFi6へ対応していることを考慮すると、現時点では比較的高速な通信を可能とする機種といえるでしょう。
ミリ波はなくSub6のみ
5Gには広範囲に電波が届く「Sub6」と、超高速データ通信を可能とする「ミリ波」の2種類の周波数帯があります。
Sub6は通信エリア広域な反面、通信速度はミリ波に劣ります。一方、ミリ波の通信速度はこれまでより速くなるものの、対応エリアがSub6に比べると狭くなる側面があります。
日本で発売されるiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズは、Sub6のみの対応となっています。
ただし、米国製のiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズはSub6、ミリ波共に対応するモデルです。
公式Webサイト | 公式Webサイト | 公式Webサイト |
公式サイト |
新作iPhone 13のモデル・スペック・価格
新製品のスペック特徴を一覧にまとめました。
iPhone 13 mini | iPhone 13 | iPhone 13 Pro | iPhone 13 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
インチ数 | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
重量 | 140g | 173g | 203g | 238g |
ディスプレイ | Super Retina XDR OLEDディスプレイ | |||
容量 | 128/256/512GB | 128/256/512GB/1TB | ||
カラー | ピンク / ブルー / ミッドナイト / スターライト /(PRODUCT)RED | グラファイト ゴールド シルバー シエラブルー | ||
外装素材 | Ceramic Shieldの前面 ガラスの背面とアルミニウムのデザイン | |||
形状 | フラットエッジデザイン | |||
チップ | A15 Bionic | A15 Bionic | A15 Bionic | A15 Bionic |
カメラ | 12MPデュアルカメラ(超広角/広角/—) | トリプル12MPカメラ(超広角/広角/望遠) | ||
動画 | シネマティックモード(New) | |||
LiDARスキャナ | × | 〇 | ||
5G対応 | ◯ | |||
認証形式 | Face ID | |||
価格(税込) | 86,800円 | 98,800円 | 122,800円 | 134,800円 |
プロセッサ・A15 Bionicチップ登場
最新iPhone 13は、A15 Bionicを搭載し、シネマティックモード、フォトグラフスタイル、テキスト認識表示など、さまざまな機能が素早く起動されます。
他のスマートフォンに比べ、CPUは最大50%も速くなっています。
また、他のスマートフォンに比べ、グラフィックは最大30%も速いです。
ストレージ(ROM)
iPhone 13 mini/iPhone 13は価格を抑えた128GB〜512GB、iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Maxは128GB〜1TBとなっています。
iPhone 13 mini/iPhone 13は、3つの容量で発売されますが、iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Maxは、4つの容量で発売されます。
機種名 | iPhone 13 mini | iPhone 13 | iPhone 13 Pro | iPhone 13 Pro Max |
---|---|---|---|---|
ROM | 128GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB 1TB | 128GB 256GB 512GB 1TB |
カメラ
出典:Apple
iPhone 13 Mini/iPhone 13
- デュアルレンズ
- 超広角:ƒ/2.4
- 広角:ƒ/1.6
iPhone 13 Mini/iPhone 13は、デュアルカメラを搭載しています。
また、iPhone史上最高のデュアルカメラシステムと、iPhone史上最大の広角カメラセンサーが組み込まれました。
センサーシフト光学式手ぶれ補正も搭載しているので、安定して撮影ができます。
カメラが大きくなり、対角線上に配置されているのも、iPhone 13の特徴です。
iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max
- トリプルレンズ
- 超広角:ƒ/1.8
- 広角:ƒ/1.5
- 望遠:ƒ/2.8
新しい超広角レンズはオートフォーカスシステム搭載し、デザインも一新しました。
わずか2cmの距離でもピンとをあわせてくれるので、最小レベルのディテールも鮮明に撮影できます。
また、広角カメラはより明るい絞り値とApple史上最大のセンサーを持ち、LiDARスキャナを活用してナイトモードのポートレートが撮影が可能です。
超広角カメラは、多くの光をとらえてくれるので、写真が一段と魅力的になります。
![注目!](https://simchange.jp/assets/media/simulator-fukidashi.png)
![注目!](https://simchange.jp/assets/media/simulator-fukidashi-sp.png)
どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
バッテリー
Apple公式ではバッテリー容量の具体的な数値は発表していません。
そのため、SIMCHANGE編集部予想の数値をまとめました。
- iPhone 13 mini:2,406mAh
- iPhone 13:3,095mAh
- iPhone 13 Pro:3,095mAh
- iPhone 13 Pro Max:4,352mAh
iPhone 13は、A15 Bionicの搭載により、バッテリーが効率的になり最大2.5時間もバッテリーが長持ちすると発表されています。
スピードが必要ない時は、スマートデータモードが自動的にiPhoneをシフトダウンしてくれるので、バッテリーを節約できます。
iPhone 12とiPhone 13を比較
iPhone 13は、カメラシステムが進化や速度が速いチップ、バッテリーが長持ちするなど各種性能も上がっています。
ここでは、iPhone 12と最新モデルiPhone 13の機能や販売価格について比較しました。
iPhone 13 | iPhone 12 | |
---|---|---|
カメラ | デュアル12MPカメラシステム (超広角・広角) | デュアル12MPカメラシステム (超広角・広角) |
ディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ LTPO OLEDディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ オールスクリーンOLEDディスプレイ |
搭載チップ | A15 Bionic | A14 Bionic |
バッテリー容量 | 3,095mAh | 2,815mAh |
生体認証 | 顔 | 顔 |
5G | 対応 (Sub6) | 対応 (Sub6) |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
対応アクセサリ | Lightningケーブル | Lightningケーブル |
公式Webサイト | 公式Webサイト | 公式Webサイト |
公式サイト |
新作iPhone 13の発売日はいつ?
現地時間9月14日午前10時(日本時間9月15日午前2時)にApple Eventが開催、iPhone 13の発売が発表されました。
- 発表日:9月15日
- 予約開始:9月17日
- 発売開始:9月24日
公式Webサイト | 公式Webサイト | 公式Webサイト |
公式サイト |
iPhone最新機種取扱い事業者の5G対応状況
iPhoneを取り扱う各通信事業者の5G対応状況を見ておきましょう。
iPhone最新機種取扱い事業者はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル
日本におけるiPhone最新機種の取り扱い事業者は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社です。4社は既に5Gサービスの提供を開始しており、問題なく5G回線を利用できます。
5Gは基盤展開率が基準になる
各キャリアの5G対応について説明するために、その前提として「基盤展開率」というワードを説明しておきます。
これまでの4G LTEでは、通信エリアの評価基準に「人口カバー率」を使用していましたが、これに変わって用いられるのが「基盤展開率」です。
全国を10km四方の区画に分け、無人地帯等を除いた4,500区画のうち、5Gの基地局をどの程度設置したかという割合を指します。
以下で紹介する各キャリアの通信エリアと今後の計画については、この基盤展開率が軸になっています。
ドコモの5G対応状況
国内最速で5Gサービスを開始したドコモですが、2020年4月末付けの資料によればまだスポット的で、主要駅・ドーム・スタジアム・公園・ドコモショップなどに限られています。
5Gの周波数帯には3.7GHz・4.5GHz・28GHz帯の3種がありますが、このいずれもの枠を獲得したのは5G提供4社の中でドコモだけです。
また、2024年には基地局は26,334局、基盤展開率は97.0%に達する予定です。なお、この基盤展開率の数値は国内キャリアで最大となり、段階的には2021年には基地局数10,000・全国規模に到達する計画です。
現時点でのドコモ5Gの通信エリアや5G対応端末、料金プランはこちらの記事で詳しく解説しています。
ソフトバンクの5G対応状況
国内で3番目に5Gサービスを開始したソフトバンクの現時点でのエリアは、新宿駅周辺・銀座周辺・大阪の一部などの限定的な展開です。
2024年までの基盤展開率は64.0%に達する計画で、順次エリアを拡大していきます。
現時点でのソフトバンクの5Gプランの料金や対応端末についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
auの5G対応状況
国内で2番目に早く5Gサービスの提供を開始したauは、既にややエリア的にサービス提供を行っています。
2020年4月17日付けの公式資料では、北海道・埼玉・千葉・東京・愛知・静岡・富山・大阪・岡山・広島・愛媛・佐賀・福岡・沖縄の一部エリアが示されています。
5Gの周波数帯の割り当てにおいて総務省に申請した時点では、2024年度末までに基地局数42,863局、基盤展開率93.2%としていました。
しかし、その後の2019年9月30日のニュースリリースでは、2023年度に基地局数は53,626局で国内最多、段階的に2021年度には10,000局を超える計画になっています。
現時点でのauの5Gサービスの展開状況や料金プラン、対応エリアはこちらの記事で詳しく解説しています。
楽天モバイルの5G対応状況
出典:楽天モバイル料金プランが「Rakuten UN-LIMIT」のみなので、シンプルでわかりやすいことが特徴の楽天モバイルから、5G対応プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が登場しました。主な特徴は以下の4つです。
- 月額料金~3,278円(税込)
- 使った分だけ支払う従量制プラン
- 4G通信・5G通信でデータ使い放題
- Rakuten Linkアプリで通話かけ放題
これまでの「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」をアップグレードした形になっており、月額料金はデータを使った分だけ支払う従量制プランです。
さらに、新規・MNP・他の料金プランからの移行をした場合は、月額料金が3ヵ月間無料になるキャンペーンも実施しています。
現在、Rakuten UN-LIMIT Ⅴを利用している方は、Rakuten UN-LIMIT Ⅵに変更する際の追加料金は発生しません。また、1年間無料キャンペーンも継続されます。
楽天モバイルの5G対応エリアは今後拡大していく予定で、5Gを活用した新たなサービスも展開されるようです。月額料金3,278円(税込)で5G通信を利用できるお得な料金プランなので、この機会に楽天モバイルを検討してみましょう。
公式Webサイト | 公式Webサイト | 公式Webサイト |
公式サイト |
iPhoneが5Gに対応すると何が変わる?
5Gにするとどう変わるのかを紹介します。iPhoneにおける話というよりは、5G全般に近い内容です。
大容量データも高速ダウンロードが可能になる
5Gでは理論値で受信最大速度20Gbpsに達するといわれています。auの4G LTEの最速は1Gbps程度、ドコモのPremium 4Gが1.7Gbpsであるため、その10~20倍にあたる速さです。
あくまでも理論値であり、実際の速度としてこの数値を記録できるというわけではありませんが、高速化することは間違いありません。
1度に送受信できるデータも大容量化するため、4K・8K動画のダウンロードや、データ量の大きいアプリのインストールなども快適です。
また、送信最大速度も向上するため、iPhone 12 Proシリーズのクアッドカメラで撮影した高精細な写真のアップロードも迅速に行えるようになるでしょう。
通信遅延がLTEの10分の1でより快適に
4G LTEの遅延速度は10msほどありましたが、5Gの通信遅延はその10分の1となる1msです。これにより、ライブのストリーミング配信やゲームのFPSなど、リアルタイム性が求められるものが快適になります。
その他5Gで変わること
5Gは多数同時接続も特徴です。基地局に対する1平方キロメートルあたりの同時接続台数は、4G LTEでは10万程度でしたが、5Gでは100万デバイス程度に上昇します。
これにより、スマホやパソコンなど元来通信を必要としたデバイスだけでなく、通信システムを搭載した洗濯機・調理家電・冷蔵庫・車といったあらゆる機器がインターネットに接続できるようになります。
これもIoTが加速する現代においては注目したいポイントです。
公式Webサイト | 公式Webサイト | 公式Webサイト |
公式サイト |
5G対応モデルはiPhone 12シリーズから
5Gをいち早く体験したい場合でも、「できればiPhoneにしたい」という希望があるならiPhone 12シリーズまたはiPhone 13シリーズを購入しましょう。
最新のiPhone端末で、驚きの速度体験を楽しんでくださいね。