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格安スマホ、14個のデメリットと対策を全てまとめてみた

Ando

更新日:2017.11.24

格安スマホ・格安SIM乗り換える際のデメリット・注意点を思いつく限り書き出し、それについての対策やMVNO業界の取り組みを全てまとめてみました。

格安スマホ・格安SIMへ乗り換える際のデメリット・注意点を思いつく限り書き出し、それについての対策やMVNO業界の取り組みを全てまとめました!MNPに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。


格安スマホのデメリット・キャリアサービス編

まずは大手キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクからの乗り換えによって使えなくなるサービスのデメリットとその対策方法を見ていきましょう。

キャリアメールアドレスが使えなくなる

まずは「キャリアメール」と言われるアドレスが使えなくなります。

使えなくなるキャリアメール
ドコモ:「~@docomo.ne.jp」
au:「~@ezweb.ne.jp」
ソフトバンク「~@softbank.ne.jp」
ソフトバンク「~@i.softbank.jp」…など

長年同じキャリアを使っているユーザーはメインのメールアドレスとして利用している方も多いはずなので、これが使えなくなると結構困りますよね。…対策としては2つの方法があります。「キャリアの契約を残す」と「バックアップを取って、完全にGmailに乗り換える」です。

(対策1)キャリア契約を残す

メールアドレスを残すために契約をそのまま残しておき、ネットは安い格安SIMで利用します。プランはメアド維持のために接続サービス(SPモード/LTE NET/旧S!ベーシックパック(i)など)は残しておく必要があるので注意しましょう。

基本的には契約を残した状態でキャリアのIDを取得し、そのIDを利用してネット・メールを利用可能にするという手順です。…ただし契約を残す分維持費用が結構かかるので、あまりおすすめはしません。

(対策2)Gmailに乗り換え

おすすめは「Google社のGmailに乗り換える」です。ドコモメールなどは必要なものだけバックアップを取ってしまって、無料メールに乗り換えてしまったほうが将来的にも効率的です。GmailならiPhone/Android/PCのブラウザ上など機種を問わずに使えますし、そもそもAndroidスマートフォンでアプリをダウンロードする際はGoogle(Gmail)のアカウントが必要ですからね。

店舗・ショップが少ない

格安SIMは大手キャリアのようにどこでも店舗・ショップがあるわけではないので「暇ならショップに行って質問してみる」といったことができないのもデメリットです。ただし最近では都市圏を中心に「MVNO店舗・ショップ」が設置されるなど、提供する側も対策をしています。

例えば楽天モバイルは「楽天モバイルショップ」を全国に設置しています。こちらでは大手キャリアのショップ同様に機種を触って試せるほか、即日でのMNP開通にも対応しており非常に便利。

出典:楽天モバイルショップ一覧

東京や大阪にはかなりの店舗数があり、こういった取り組みはU-mobileが展開する「U-NEXTストア」でも見えるように広がっているのが現状。また、家電量販店でも開通カウンターがかなりの数あり、詳しい店員さんもいるので「実店舗がないから格安スマホはちょっと不安…」という現状は変化してきています。

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公衆無線LANが使えなくなる

各キャリアでインターネットの定額サービスを申し込んでいると、無料の公衆無線LAN(Wi-Fi)が利用可能です。こういったサービスも契約に付属しているので、格安SIMに乗り換えると使えなくなります。

各社の公衆無線LANサービス
docomo Wi-Fi
au Wi-Fi SPOT
ソフトバンクWi-Fiスポット

ただし、格安SIMを提供するMVNOも無線LANスポットを提供しています。有料のオプションだと「楽天モバイル」などが提供していますし、「BIGLOBEモバイル(ビッグローブSIM)」では6GB以上のプランで1ライセンス無料、「OCN モバイル ONE」も契約者であれば追加料金不要で利用可能、「U-mobile」も「U-NEXT Wi-Fi」という無料Wi-Fiスポットを提供しています。(U-mobileは一部対象外のプランあり)

外出先でインターネットを良く利用する方は、こういったSIMカードを選んで通信容量を節約するのも1つの手段ですね。

公式サイト
楽天モバイル
OCNモバイルONE
BIGLOBEモバイル/BIGLOBE SIM
U-mobile

キャリア決済で課金が出来ない

「キャリア決済」とは様々なサービスの支払いを、キャリアの月額料金支払いとまとめて合算払いするサービスの総称ですが、有名なところだとGoogle Playのアプリ課金などはキャリア決済でできます。これも独自のサービスなので、MVNOに乗り換えると使えなくなります。

対策としてはクレジットカードを登録して使うか、もしくは「Google Playギフトカード」などのプリペイドカードがコンビニ等で手軽に買えるので、こういったもので都度チャージして課金する方法があります。この方法ならすぐに決済できないので使いすぎ防止にも効果がありそうですね。

格安SIMに関するデメリット

ここまではキャリアサービスが使えなくなることによって発生するデメリットと対策を解説してきましたが、今後は格安SIM自体のデメリットも思いつく限り挙げてみましょう。

通信速度が遅い?

格安SIMでは大手キャリアで使っていたような速度が同じように出ることは少ないと言われてきましたが、実はどんどん改善に向かっています。例えばLINEモバイルなどはSNSの通信量がカウントフリーになりますし、速度も速いと評判です。MVNO側も通信設備を増強するなど、力を入れているんですね。

一般的に遅いと言われている理由は、MVNOによって回線卸の契約が異なっていたり、また利用ユーザーの数などによって帯域の圧迫率も変わってくるため、またはプラン自体を規定の速度に制限しているためです。こればかりは「速度を上げる」という方法がとれないので何とも言えないのですが、ものは考えようです。

まずは「そもそも、どの程度通信速度が必要なのか」ということ。動画を超高画質で視聴したいならそれなりの通信速度が必要ですが、例えばYoutubeの中画質程度であれば、3Mpbsも出ていれば十分快適に観れたりします。

もちろん提供元によって実際に出る通信速度にはかなりの違いが出てくるので、定期的に評判を確認しておくのがベストでしょう。

逆にメリットなのは「通信制限後の速度は少し速い」ということです。ドコモやauでは、月間の容量を超過してネット利用をすると「送受信最大128Kbps」という激遅の速度まで制限がかかります。経験したことのある方はお分かりいただけるでしょうが、まともにインターネットが使えません。

その点格安SIMは、速度制限時でも「最大200Kbps」といったサービスが多いです(128Kbpsのサービスもありますが)。そのためLINEのメッセージやTwitterのタイムラインチェックといった高速通信を必要としないアプリであれば、この200Kbpsで割と快適に使えたりします。

また大手キャリアのサービスと違い「最初から低速の激安プラン」というのも提供している会社があります。例えばDMM mobile(DMMモバイル)の「ライトプラン」なら、データ専用プランでほぼワンコイン価格でインターネットが使える安さ。…こういったプランの特徴をおさえた上で格安SIMを契約すると、速度に対する不満もかなり減って快適に使えるでしょう。

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緊急地震速報が受信できない?

…という情報もありますが、格安スマホでも緊急地震速報は受信可能な機種やサービスがあります。この部分に関しては重要なので個別で記事をまとめています。

いずれも記事執筆時点の情報です

通話料金が高い・かけ放題がない?

一昔前は通話料金の割引サービスが少なかったので「格安スマホは通話料金が高い」と言われがちでしたが、インターネット回線を利用して通話をする「IP電話」や、特定番号を付加して割引をする「プレフィックス通話」などが普及してきたおかげで、現在はかなり安く使えます。

例えば楽天モバイルが5分かけ放題や無制限かけ放題オプション、NifMoが10分かけ放題を提供するなど、大手キャリアと変わらず、むしろそれよりも安い通話料金でおさまる場合も。

IP電話
料金:かなり安い(場合によっては半額以下)
品質:通常の電話に比べると劣るのが一般的
プレフィックス通話
料金:安い(半額程度が多い)
品質:通常の電話番号利用なので良い
格安SIMのかけ放題
料金:定額
品質:サービスによって異なる
特徴:時間などを制限することで、激安で使えるサービスも

上記のようなサービスを上手く活用すれば、今では大手キャリアのかけ放題プランよりも安く通話することも可能になっています。

かけ放題の使えるSIM
(一例)
楽天モバイル
NifMo

家族割引の無料通話がない

ドコモなどは「ファミ割MAX50」などで家族間通話が無料になることも。格安SIMにはこういったプランはほとんどありません。

そこで活用して欲しいのが「OCN モバイル ONE」の格安SIM。実は提供元のNTTコミュニケーションズが「050 plus」という人気のIP電話サービスも扱っており、セットで使うとお得です。

まず050 plusは、050 plus同士の通話料金が無料です。…これだけでも十分なのですが、OCN モバイル ONEの音声対応SIMなら、基本使用料である324円が無料になります。

またOCNの格安SIMは「カウントフリー機能」があり、本来IP電話利用で消費するはずのデータ容量はカウントされません。…つまりOCNの音声SIMをみんなで契約して050 plusで通話すると、家族内通話料金が無料の回線が格安で作れるというわけです。

よって「家族の通話割引がないから不安…」という方も、こういった方法を使えば今よりも安く家族間で電話ができますよ。また、その月の国内通話料上位3番号の通話料が0円になる「トップ3かけ放題」など独自のオプションも魅力的です。

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テザリングが使えない?

機種とSIMカードの組み合わせによっては、スマホから電波を飛ばしてインターネット共有をする「テザリング」が使えません。いくつか代表的な組み合わせがあるので確認しておきましょう。△は機種・MVNOによっては使えないものがあるということです。

  • ドコモ購入のAndroidスマホ+ドコモ系SIM → △
  • SIMフリーのAndroidスマホ+ドコモ系SIM → ◎
  • ドコモ購入のiPhone + ドコモ系SIM → ◎
  • SIMフリーのiPhone + ドコモ系SIM → ◎
  • au購入のAndroidスマホ + au系SIM → ◎
  • SIMフリーのAndroidスマホ + au系SIM → ◎
  • au購入のiPhone+ au系SIM → △
  • SIMフリーのiPhone + au系SIM → △

上記の組み合わせは代表的なパターン・目安というだけなので、詳しくはMVNO各社が公表している「動作確認済み端末」から使いたい機種をしっかりチェックしておいてください。

…ちなみに「△」としている部分については、非公式ではありますが裏技を利用することで使える場合があります。特にiPhone×au格安SIMの組み合わせだと本来テザリングが使えないのですが、ある裏技を利用すると使えるようになります。試してみたい方はぜひ確認してみましょう。

乗り換え(MNP)の不通期間は?

ネット申し込みが主だったがゆえに「乗り換える期間、少し使えなくなる」というのが問題点。特にメインの電話番号として使っていた回線なら、なおさら困ります。

こういった問題に対しては「ユーザーが任意のタイミングで回線切り替えできるサービス」というものをMVNOが提供し始めています。例えばDMM mobileでは、SIMカード到着後に切り替え申込をマイページから行うフローをとっており、電話番号2時間程度で切り替えが完了します。(データ通信可能までは電話番号切り替えから更に1時間程度)

MNP時であっても「自宅にSIMカードが届いてからユーザー自身で回線切り替え手続きを行う」ことで、不通期間をなくすというもの。他にも多くのSIMサービスがこの「自宅での回線切替」やショップでの即日切り替えサービスを提供しているので、気になる方はチェックしておきましょう。

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支払い方法はほぼクレジットカード?

格安SIMの支払いはほぼクレジットカードです。ただし一部「デビットカード」が使えるもの、またごく少数ですが「口座振替ができるもの」も存在します。

例えばUQモバイルではクレジットカードでの支払いがメインですが、口座振替も使えます。詳しくは以下の記事から確認してみましょう。

格安スマホ・SIMフリースマホのデメリットと注意点

最後にMVNOのSIMカードとセット購入も可能な「SIMフリースマホ」についてもデメリットを見てみましょう。

本体の性能が低い?

「性能が低い」というよりは「ハイスペック(超高性能)の機種が少ない」と言い換えるべきでしょうか。…現在日本国内で販売されているSIMフリーのスマートフォン、特にAndroidのスマートフォンに関しては、所謂「フラグシップ機種(メーカーを代表するような高性能機種)」を発売しているところは少なめな印象です。

例えばSONYモバイルコミュニケーションズの「Xperia X Preformance」やサムスンの「Galaxy S7 edge」などは大手キャリアで取り扱いがありますが、MVNOでのセット販売はされていません。

ただ、やはりニーズが大きくなってきている分、いわゆる「性能怪獣」と呼ばれるようなコスパのよい端末や、格安スマホという名前に見合わずハイスペック・高価格帯のSIMフリースマホも近頃数多く出てきています。

ハイスペックな格安スマホが少ない理由はいくつかありますが、以下の2点が大きいでしょう。

  • 本体が高い(→格安スマホではなくなってしまう)
  • そこまでの性能は必要ない(→普段使いにはもっと安い機種で十分)

まずは「そもそも本体が高い」という部分。格安SIMで月額料金を安く済ませることができるのに、使う本体が高いと本末転倒だったりします。ドコモやauには毎月の割引サポートもついてくるので、総合するとそんなに年間費用が変わらない場合も。

また「そんな高性能スマホは必要ない」という部分。語弊があるかもしれませんが、LINEのメッセージだけを使うユーザーに最新のハイスペックスマホは必要ないです。極端な話、1万円台のスマホであっても十分使えます。

海外の通信キャリアを見ると割と本体価格の安いラインナップも取り揃えていたりしますが、日本ではほとんどが高性能なチップを積んだ最新モデルとなっています。そのため重いゲームなどをしない人は、機種が「オーバースペック」であって本体価格が高すぎる場合も。

筆者もiPhone 6, Galaxyといった機種を利用してきましたが、記事執筆時点では「ZenFone Max」という格安スマホで満足しています。写真は綺麗に撮れますし、バッテリーも底なしです。

オススメの格安スマホは、下部にあるおすすめ比較診断を利用してみてくださいね。

対応端末がわからない

スマートフォンは電波(対応バンド)が対応していないと格安SIMでは使うことができません。なので、回線とスマホの対応バンドはしっかり確認する必要があります。

簡単な対策としては「キャリアで購入したスマホを使う」ということ。docomoで購入した端末ならドコモ回線・auで購入したスマホならau回線を利用したMVNOのほとんどで利用OKです。こういった機種を中古(白ロム)で購入して活用するのもありですね。

また新品がほしい方は「端末のセット購入できるMVNOを選ぶ」という手段もあります。おすすめは楽天モバイルやDMM mobile・U-mobile(ユーモバイル)などで、取り扱う機種が幅広く、様々な価格帯の格安スマホから選択することが可能です。

格安スマホの取り扱いが多いMVNO
楽天モバイル
U-mobile
DMM mobile

初期設定が面倒?

近くにMVNOショップがない場合だと「初期設定が分からない・面倒」「申し込み方法が分からない」というデメリットもあります。

しかしご安心を。最近では初期設定済みで端末を送ってくれるサービスもありますし、例えば楽天モバイルでは「ご自宅出張申込(設定サポート付き)」が提供されており、実際に家まで訪問して設定してくれます。もし格安スマホに乗り換えるのが不安なら、こういったオプションも利用OKな格安SIMを選ぶと良いでしょう。

格安SIM・格安スマホにはデメリットがあるが、対策をすれば快適に使える

格安SIM・格安スマホのデメリットと対策を知っておくことで、申し込み後も不満なく快適にSIMカードを使えるようになります。今回紹介した情報をもとに、MVNOを選んでみましょう!

…どのプランを選べば良いか分からない方は、SIMチェンジのおすすめ比較診断を利用してみては。簡単な質問に答えるだけで、あなたに最適なプランやスマホを自動で探してくれます!ぜひお試し下さい。

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