DMMモバイルのデメリットは?注意すべき10のこと
DMM mobile(DMMモバイル)のデメリットをあぶり出し!月額料金の安さが魅力の格安SIMですが、格安スマホのセット購入では意外な落とし穴もあるので徹底して注意点を解説します。もちろん最近はオプションも増えてメリットも多いので、メリット・デメリットを確認しましょう!
この記事の目次
DMMモバイルは新規受付を終了しました。乗り換えをご検討の方は、こちらをご利用ください!おすすめ格安SIM比較診断
DMMモバイルのデメリットを徹底解説!DMM mobileといえば月額料金の安さが光る格安SIMの1つですが、申し込み前に注意すべき点がいくつかあります。今回は考えられるデメリットを10個まとめて紹介し、メリットと比較してみました!デメリットがあっても契約をすべき理由とは…しっかり理解してからDMM mobileの契約を検討してみましょう。
DMMモバイルの10のデメリット
DMMモバイルは月額料金が安くオプションも充実した格安SIMですが、メリットとともにデメリットも存在します。今回はDMM mobileを契約する前に、注意しておきたい部分を10個まとめました。
端末の価格が高い
まずは端末価格。こちらは、キャンペーンが少ない、という部分にも繋がりますが、DMM mobileは端末の割引施策を積極的に開催しているMVNOとは言えません。例えば家電量販店やAmazonではすでに安くなっている少し前に発売された格安スマホの値段が、DMM mobileではあまり安くなっていない場合があります。
もちろん値下げキャンペーンが開催されているスマートフォンもありますが、今までの傾向を見ると「端末価格の値下げには積極的ではない」ということを覚えておきましょう。
DMM mobileの格安SIMプラン自体は月額料金が安いことから「格安SIMのみ申し込んで、端末は別途オンラインストアや家電量販店から購入する」のように工夫すればお得に使えることもあるので、本体価格の比較をおすすめします。
端末の分割購入が少し高い
端末セット購入に関して注意点がもう1つ。DMM mobileでは一括払いと24回分割払いのどちらかを選べますが、一括購入の支払い額と比較すると、24回分割払いをした総支払い額の方が高く設定されている傾向があります。
実際に2018年4月15日時点でDMM mobileが取り扱っているSIMフリースマホ・SIMフリータブレット・モバイルWiFiルーターの価格を比較してみましたが、総支払い額はすべての端末で24回分割払いの方が高く設定されていました。分割購入の価格設定は購入者にとってデメリットと言えます。
もちろん、セット購入する時期や使えるキャンペーンによって分割払いの方が安くなる可能性はありますが、基本的にDMM mobileでは「一括払いで購入した方が、端末代金はお得」という部分を知っておきましょう。
iPhoneを取り扱いしていない
AppleのiPhoneをセット購入できないことにも注意。ただし格安SIMではiPhoneを取り扱っているMVNOが少ないこともありますし、積極的に取り扱っている楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル、BIGLOBEモバイルなどでは少し前に発売されたiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE(2017年4月15日時点)をセット販売しています。
最新モデルのiPhoneはまだMVNOで取り扱っていないので、DMM mobileがiPhoneを取り扱っていないことはそこまで大きなデメリットでありません。
ちなみにDMM mobileはdocomo回線を利用した格安SIMなので、SIMフリー版とdocomo版のiPhoneはそのまま使えます。au版とSoftBank版のiPhoneはSIMロック解除の手続きが必要です。
キャンペーンが少ない
他のMVNOと比較すると、キャンペーンが少ないのもデメリット。例えば楽天モバイルやOCN モバイル ONE(gooSimseller)では時期によって大幅な端末割引キャンペーンが開催されているのを見かけますが、こういった大型の割引キャンペーンに関しては、DMM mobileは少し消極的です。
もちろん新規事務手数料が0円になったり、端末の割引をしたり、DMM光(固定インターネット回線のサービス)とのモバイルセット割で割引額を増やしたりと不定期でいくつかのキャンペーンは開催されていますが、他社と比較すると特にスマートフォンの割引施策では割引金額が少ないことも頭に入れておきましょう。
DMM mobileでは「SIMカードのみの申し込み」がおすすめ
上記の通り端末の割引キャンペーンにあまり積極的ではありませんし、分割払いの総支払い額を見ると他社と比較して少し高いです。しかしながらDMM mobileには「格安SIMの月額料金が安い」という最大のメリットがあるので、どうにかして活かしたいところ。
もし格安スマホも新たに購入したい場合は「DMM mobileではSIMカードだけ申し込んで、スマホは家電量販店や通販サイトで別途購入」がおすすめです。これなら格安SIMの月額料金は安く使えますし、端末は自分で比較して一番安いストアでお得に購入できます。
MVNOショップ・直営店舗がない
DMM mobileは「ネット専売」の格安SIMです。実店舗がなく、基本的には公式サイトからの申し込み一択。実店舗の多い格安SIMとしてはワイモバイルやUQモバイルがありますが、最近は大型家電量販店なら多くの格安SIMブランドを取り扱っていたりもするので、店舗で申し込めないことには注意しておきましょう。
特に店舗が多くあると気軽に足を運んで質問しに行くこともできますし、ショップによっては新規申し込み以外の手続き関連も行える店舗があります。こういった手続き関連がすべててネットで完結するDMM mobileも楽で良いのですが、中には店舗で手続きをしたい方もいるでしょう。店舗数を多く展開している格安SIMは「ネットでも店舗でも手続きできる」というメリットがあるので、ネット完結のみで選択肢が少ないのはDMM mobileの少し弱いところです。
もちろん店舗運営には費用がかかるので「店舗がないぶん、DMM mobileは格安SIMの月額料金が安い」というメリットがあることも見逃せません。
MNP(ナンバーポータビリティ)の即日開通ができない
格安SIMには「MNP即日開通」に対応しているサービスがあり、例えばビックカメラのいくつかの店舗では「BIC SIM(ビックシム)カウンター」を用意しており、BIC SIM音声通話パック(みおふぉん)をその場で申し込んで、その日に回線切り替えまで終えられます。簡単に言うと、docomo/au/SoftBankと同じように店舗でその日に他社へ乗り換えできるようなサービスが、格安SIMの一部でも利用できるというわけです。
しかしDMM mobileの格安SIMはそもそも店舗で取り扱いがないので、当然、こういったMNPの即日開通サービスにも非対応です。公式サイトから申し込んでSIMカードや端末が届くまでには手続き期間や配送期間があるので、申し込んですぐには使えないことに注意しましょう。
申し込み当日の即日乗り換えには対応していませんが、DMM mobileではSIMカードが自宅に届いてから、任意のタイミングで回線切替が可能です。格安SIMが到着してから自分で回線切替ができるので、MNPでも不通期間はほどんどないので安心です。
MNPとは?:Mobile Number Portability(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)の略で、今使っている電話番号はそのままで、他社へ乗り換えできる制度です。
Amazon限定のパッケージもあるが、公式サイトからの申込がお得なときも
DMM mobileの格安SIMは、公式サイトから直接申し込む以外では唯一、「Amazonで購入可能なエントリーパッケージ商品経由の申し込み」が存在します。しかしながら、こちらを経由せずに公式サイトから直接申し込んだ方がお得になるケースも多いので確認しておきましょう。
Amazon限定のエントリーパッケージは「パッケージの購入金額が、契約事務手数料の代わりになる」というメリットがあります。例えば2018年4月15日時点でこの限定パッケージは864円で購入でき、パッケージ経由で申し込むと事務手数料の3,240円分が無料になるので、差額分がお得になるという仕組みです。
ただし公式サイトからの直接申し込みで契約事務手数料無料のキャンペーンなどが開催されている場合には、逆にAmazon限定パッケージ代金分が無駄になります。 そのためAmazonの限定パッケージを検討している方は、事前に公式サイトで直接申し込むとどんなキャンペーンが適用できるかチェックしておきましょう。
またDMM mobileのAmazon限定パッケージでは、購入したパッケージには実際のSIMカードが入っていません。エントリーパッケージに記載のシリアルコードを入力して申し込みが完了してからSIMカード現物が届くようになっているので、「エントリーパッケージが届くまでの期間+実際のSIMカード届くまでの期間」を考えると、素直に公式サイトから直接申し込んだ方が手続き自体は早いです。
ですので、よほどAmazon限定エントリーパッケージがお得な時期でない限りは、公式サイトから直接契約するのがおすすめです。
通信速度
大手キャリア3つ(docomo/au/SoftBank)と比較すると月額料金は安い反面、通信速度が少し遅いのは格安SIM全体に言えるデメリット。それはDMM mobileに限らず、他社格安SIMでも同様です。
ではDMM mobileの実際の通信速度(実効速度)はというと、2018年3月時点では下り(ダウンロード)、上り(アップロード)ともに平均して普段の利用には十分な数値を残しています。当サイトでは格安SIM通信速度の比較も行なっているので、気になる方はチェックしてみましょう。
通信速度も比較しています。
支払い方法がクレジットカードのみ
DMM mobileの支払い方法は、クレジットカードのみです。VISA、マスターカード、JCB、アメリカン・エクスプレス、ダイナーズクラブなどが対応しています(※デビットカードやプリペイド式クレジットカードなど、一部利用できないカードあり)。
格安SIMの中にはOCN モバイル ONEなど口座振替に対応しているサービスもあるので、支払い方法が限定されている点はデメリットになりえます。
最低利用期間
- データSIMカード
- 利用開始日を含む月の月末日
- 通話SIMカード
- 利用開始日を含む月の翌月から12カ月後の月末日
DMM mobileの最低利用期間は、データSIMカードで「利用開始日を含む月の月末日」、通話機能のついたSIMカードで「利用開始日を含む月の翌月から12カ月後の月末日」となっています。
通話SIMカードの場合は最低利用期間中に解約(SIMカード削除)・MNP転出・データSIMカードへの変更などを行うと、解約手数料として9,720円が発生するので注意が必要です。
「通話SIMの最低利用期間内解約で、約1万円前後の違約金」というのは格安SIM全体で見るとそこまで厳しい条件ではなく、他社でも同じような最低利用期間を設けているサービスが多いです。ですので、最低利用期間はありますが、そこまでデメリットとして大きく取り上げる部分ではないかもしれません。
ただし通常解約に関して最低利用期間や解約金を設けていないmineo、イオンモバイルといったサービスがありますし(MNP転出の場合は利用期間によっては多めの手数料が発生する)、通話SIMの最低利用期間が約半年(利用開始月を1カ月目として6カ月目まで)と少し短いOCN モバイル ONEのようなサービスもあります。これらと比較すると、DMM mobileの最低利用期間は少し長めと言うこともできます。
もちろんワイモバイルのようにプランによっては2年もしくは3年ごとの更新契約など逆に厳しい縛り条件もあるので格安SIM全体で見るとDMM mobileの最低利用期間・解約金は平均的な設定で、この部分は安心してよいでしょう。
DMMモバイルのデメリットを見たあと、それでも契約すべき理由は?
DMM mobileのデメリットを紹介してきましたが、それらを含めてもDMM mobileの格安SIMを選ぶメリットはたくさんあります。とにかく月額料金が安く最近はオプションも充実しているので、おすすめポイントをみてみましょう。
月額プランの基本料金が安い
月額プランの基本料金が安い、これがDMM mobileを利用する最大のメリットです。
高速通信なしのライトプランなら475円/月から格安SIMを使える安さで、高速データ通信が可能なプランも1GB/月の小容量から20GB/月の大容量コースまで豊富に用意されています。ユーザーは自分の利用するインターネット容量にあったプランを選べるのが魅力です。
[table “456” not found /]シェアコースが使える
DMM mobileでは「シェアコース」を申し込めるのもおすすめポイント。最大3枚のSIMカードで1つの高速データ通信容量をシェアできるので、例えばSIMフリースマホ+SIMフリータブレットの組み合わせで利用したり、家族でシェアしたりと活用方法はたくさんあります。
シェアコース(データSIMのみ)の格安SIM料金プラン比較
シェアコース(データSIMのみ) | 基本料金(税込) | SIM追加1枚の料金(税込) | 最大SIM枚数 |
---|---|---|---|
1GBプラン | 464円 | 330円/月 | 3枚 |
2GBプラン | 847円 | 330円/月 | 3枚 |
3GBプラン | 925円 | 330円/月 | 3枚 |
5GBプラン | 1,321円 | 330円/月 | 3枚 |
7GBプラン | 2,046円 | 330円/月 | 3枚 |
8GBプラン | 2,178円 | 0円 | 3枚 |
10GBプラン | 2,409円 | 0円 | 3枚 |
15GBプラン | 3,608円 | 0円 | 3枚 |
20GBプラン | 4,378円 | 0円 | 3枚 |
シェアコース(1枚以上音声通話SIM)の格安SIM料金プラン比較
シェアコース(1枚以上音声SIM) | 基本料金(税込) | 音声対応SIM1枚追加の料金(税込) | データSIM1枚追加の料金 | SMS機能追加1枚の料金(税込) | SIM追加1枚の料金(税込) | 最大SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1GBプラン | 1,386円 | 770円 | 0円 | 165円 | 330円 | 3枚 |
2GBプラン | 1,518円 | 770円 | 0円 | 165円 | 330円 | 3枚 |
3GBプラン | 1,650円 | 770円 | 0円 | 165円 | 330円 | 3枚 |
5GBプラン | 2,101円 | 770円 | 0円 | 165円 | 330円 | 3枚 |
7GBプラン | 2,816円 | 770円 | 0円 | 165円 | 330円 | 3枚 |
8GBプラン | 2,948円 | 770円 | 0円 | 165円 | 0円 | 3枚 |
10GBプラン | 3,179円 | 770円 | 0円 | 165円 | 0円 | 3枚 |
15GBプラン | 4,378円 | 770円 | 0円 | 165円 | 0円 | 3枚 |
20GBプラン | 5,148円 | 770円 | 0円 | 165円 | 0円 | 3枚 |
オプションが充実
実はオプションが充実している点も見逃せません。通話SIMには月額918円で「10分かけ放題」をつけることができますし、月額270円(初月無料)の「SNSフリー」を利用すれば、LINE、Twitter、Facebook、Facebook Messenger、Instagramの対象機能の利用の際はデータ容量を消費せずに使えます。保証関連のサービスも充実しているので、持ち込み端末でも安心して使えるのは注目ポイントです。
- 10分かけ放題
- 通話対応SIMプランで使える、月額918円のオプション。専用アプリ「DMMトーク」から発信して、10分以内の国内通話は回数無制限でかけ放題に。10分を超えた場合にも、10.8円/30秒と半額の通話料金でかけられるのでお得。
- SNSフリー
- 3GB以上のプランで使える、月額270円のオプション。LINE、Twitter、Facebook、Facebook Messenger、Instagramの対象機能利用では高速データ通信量を消費しなくなるので、SNSアプリをガンガン使うヘビーユーザーにおすすめ。
- つながる端末保証
- DMM mobileのSIMカードとセット購入した端末だけでなく、すでに利用しているSIMフリースマホや、キャリア版のスマートフォンもカバーできる月額540円の保証オプション。iOSを搭載したiPhone・iPad(SIMフリー版・docomo版)も保証対象機器として登録可能なので、持ち込み端末で保証をつけたい場合におすすめ。
ネット申し込みならでは、初期設定の説明が充実
すでに説明したようにDMM mobileはネット申し込みのみの格安SIMなので、そのぶん丁寧に「初心者ガイド」が公式サイトでまとめてあります。用語の解説からデータ容量の目安、申し込みの注意点、初期設定の動画解説なども含めた多くのコンテンツが用意されているのが特徴です。
もちろん電話でのサポート窓口(申し込み前:0120-381-668、申し込み後:0120-584-585)も用意していますし、時間内であれば公式サイトの「新規お申込みチャットサポート」で質問をしながら申し込むこともできます。わからないことがあればネットや電話で聞けるので、安心して契約できますね。
DMM mobileのメリット・デメリットを比較
DMMモバイルのメリット・デメリットを紹介しました。端末セット購入の面では大型割引キャンペーンが少なかったり分割購入の価格が他社よりもプラスになる場合があることに注意が必要ですが、それらを除けば格安SIMの基本プランは月額料金がとにかく安く、おすすめの格安SIMの1つです。最近はオプションも充実してさらに使いやすいサービスになったので、公式サイトでチェックしてみましょう。