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b-mobile(ビーモバイル)「ソフトバンクのiPhoneで使える音声SIM」を発売

更新日:2020.03.27

2017年8月16日、ソフトバンクのSIMロック解除できないiPhoneでも使える格安SIM「b-mobile S」に音声通話対応の「スマホ電話SIM」が仲間入りしました。ソフトバンクのiPhoneを持っている人はお待ちかねのSIMカードです。料金や特徴、申し込み時の注意点を紹介します。

2017年8月16日、SoftBank(ソフトバンク)のiPhoneをSIMロック解除せず使えるb-mobile(ビーモバイル)の格安SIM「b-mobile S」に音声通話対応のSIMカードが仲間入りしました。これで解約済みのソフトバンクのiPhoneを日常的に使うことができます。「b-mobile S スマホ電話SIM」の料金や特徴を詳しく見ていきましょう。

スマホ電話SIM
出典:b-mobile S 音声通話SIM

ようやくソフトバンクのiPhoneをSIMロック解除せずに使える音声SIMが発売

ソフトバンクのiPhoneをSIMロック解除しなくても使えるb-mobile S 開幕SIMが登場して5ヶ月近くが経とうとしていますが、b-mobile Sにやっと音声通話対応のSIMカードが登場しました。

「b-mobile S 開幕SIM」ではなく「b-mobile S スマホ電話SIM」として登場

2017年3月に「b-mobile S 開幕SIM」が登場しました。ソフトバンクのiPhoneをSIMロック解除せずに使える格安SIMとして話題になりました。iPhone 6やiPhone 5など、SIMロック解除できないiPhoneでも使えるためソフトバンクのユーザーにとってはアドバンテージの大きい格安SIMです。

しかし、このb-mobile S 開幕SIMはデータ通信専用のSIMカードとして登場しました。1ヶ月か2ヶ月もすれば電話も使える音声通話対応のSIMが発売されるのだろうと思っていたのですが、一向に発売の気配がなく、b-mobile(ビーモバイル)に問い合わせても「調整中」という返事だけでした。もしかしたら発売しないのかもしれないと思っていたところ、b-mobile(ビーモバイル)から音声通話対応のSIMカードも発売するというニュースが届きました。

同じ「b-mobile S 開幕SIM」の音声通話タイプだと思って料金も予想していたのですが、実際に発売されることになったのは「b-mobile S スマホ電話SIM」という新しいタイプの格安SIMになっていました。

動きのないU-mobile

ソフトバンクのiPhoneで使える音声通話対応の格安SIMは「b-mobile S スマホ電話SIM」です。

もちろんb-mobile(ビーモバイル)から発売するのですが、b-mobile S 開幕SIMと同じプランで発売したU-mobileに動きはないのでこのプランはb-mobile(ビーモバイル)だけが取り扱うのかもしれません。

b-mobile S スマホ電話SIMはちょっと変わった格安SIM

b-mobile(ビーモバイル)から発売する「b-mobile S スマホ電話SIM」がどんな格安SIMなのかちょっと紐解いて紹介したいと思います。

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料金は段階制

「b-mobile S スマホ電話SIM」は段階制のプランになっています。1GBを始めとして月に5GBまで使える設定になっています。段階制なので利用した通信量が増えれば自動的に料金も上がる仕組みになっています。

「b-mobile S スマホ電話SIM」のプランは電話もSMSも通信料も含めた料金設定になっています。逆に電話、SMSを外したデータ通信SIMにはできません。データ通信のみを使いたいのであればb-mobile S 開幕SIMの方を契約しましょう。

b-mobile S スマホ電話SIM」の料金表

b-mobile月額料金
データ専用
月額料金
データ専用+SMS
月額料金
音声通話付き
高速通信容量
b-mobile S スマホ電話SIM--2,106円~1GB/月
--2,484円~2GB/月
--2,862円~3GB/月
--3,240円~4GB/月
--3,618円~5GB/月

「b-mobile S スマホ電話SIM」は段階制のプランでデータ通信上限は5GBになっています。できるだけインターネットを使わないでいれば1GB程度に留めることもできるかもしれません。しかし、iPhoneはいつでも自動でインターネットに繋がり、メール、SNSのチェック等を行いますのでいつの間にか通信量は増えてしまうことになります。

この勝手に増えてしまう通信量を防ぐにはiPhoneのモバイルデータ通信スイッチをOFFにするしか方法がありません。b-mobile S スマホ電話SIMには通信速度を下げて通信量の増加を防ぐ「節約モード」のような機能はありません。この点には注意が必要です。節約したいからと思って安易に段階制のプランを選ぶと意外な金額が請求されてしまうこともあります。

公式サイト:b-mobile(ビーモバイル)

月額540円の「5分かけ放題」のオプション付き

b-mobileスマホ電話SIMの月額料金
出典:b-mobile S スマホ電話SIM

「b-mobile S スマホ電話SIM」の商品詳細ページを見ると、料金は他の格安SIMと比べて少し高い料金設定になっています。その理由は料金の中に「5分かけ放題」が含まれているからです。


出典:My b-mobile

5分かけ放題は月額540円で利用可能な通話定額オプションです。画像の通り「b-mobile S スマホ電話SIM」の申し込み時に5分かけ放題を付けるかどうか選ぶことができます。公式サイトを見る限り少しわかりにくいですが、ユーザーに選択肢がある点では魅力的です。電話を頻繁に使う方はオプションありを、使わない方はなしを選びましょう。1度申し込んだとしても、My b-mobileで解約できます。

「b-mobile S スマホ電話SIM」ではお得な5分かけ放題

ドコモ(docomo)回線が、3分無料の通話定額が1日50回までしか使えないのに対し、SoftBank(ソフトバンク)回線では5分無料の通話定額を1日何回でも使うことができます。そのため、「b-mobile S スマホ電話SIM」の5分かけ放題は比較的お得なサービスと言えるでしょう。

ドコモソフトバンク回線の料金
出典:b-mobile 公式サイト

10.8円/30秒の通話が可能な「b-mobile電話アプリ」がお得

App Storeからの「b-mobile電話アプリ」のダウンロードで、10.8円/30秒の通話が可能です。通常21.6円/30秒の通話が半額になり、申し込み不要で無料利用できるため、「b-mobile S スマホ電話SIM」の利用者には必須のサービスといえます。5分かけ放題と組み合わせて利用すれば、5分までは無料、それ以降は10.8円/秒のお得な料金で通話できます。

最低利用期間はなくMNPの転出手数料も通常料金で安い

「b-mobile S スマホ電話SIM」の画期的な点は、最低利用期間がないところです。音声通話SIMにもかかわらず、いつ解約しても違約金が発生しないようになっています。これは嬉しいですね。

通常、音声通話付きの格安SIMでは最低利用期間を設定しており、半年から12ヶ月以内に解約すると10,000円前後の違約金が発生します。そのため、何らかの事情でプランが合わない際に金銭的に乗り換え辛いのですが、「b-mobile S スマホ電話SIM」では最低限の負担で乗り換えることができます。お試しで使ってみたい方には非常に有効です。

また、電話番号が使えるということは解約の時もMNPで別の格安SIMに乗り換えるということになります。最低利用期間を設定していない格安SIMは他にもありますが、違約金が発生しない代わりにMNPの手数料が高くなることがあります。

しかし、「b-mobile S スマホ電話SIM」の場合はMNPで他の格安SIMに乗り換える場合でもMNPの転出手数料は3,240円で固定されています。

契約から1ヶ月で別の格安SIMに乗り換えても違約金は発生せず、MNP転出手数料も普通の料金ですので、大きな出費が発生することはありません。

ソフトバンクのiPhoneはSIMロック解除しなくても使える

「b-mobile S スマホ電話SIM」の最大の特長、それはソフトバンクのiPhoneをSIMロック解除しなくても使うことができるというところです。iPhone 5以降に発売されたタイプであればSIMロック解除できないiPhoneであっても「b-mobile S スマホ電話SIM」を使えば電話、SMS、インターネットができるようになります。

「b-mobile S スマホ電話SIM」とiPhoneシリーズの対応表

iPhoneの種類SIMロック解除の可否「b-mobile S スマホ電話SIM」への対応
iPhone 7 Plus可能
iphone 7可能
iPhone SE可能
iPhone 6s plus可能
iPhone 6s可能
iPhone 6 Plus不可能
iPhone 6不可能
iPhone 5s不可能
iPhone 5c不可能
iPhone 5不可能
iPhone 4s不可能×
iPhone 4不可能×

データの追加はできない

このプランは5GBまで使えるようになっていますが、使い切ってしまった場合は低速の200Kbpsになります。つまり通信速度が遅くなるということです。通信容量を買い増しして使うということはできませんので、遅い通信速度で我慢して使うしかありません。

データの繰越もなし

段階制のプランの場合、余った通信容量を繰り越して来月使うということはできません。そもそも、段階制のプランでは使った分に対しての請求が来るので元から通信容量がチャージされているわけではありません。

テザリングは使えない

テザリングはできません。iPhoneにテザリングをする能力があったとしてもSIMカード自体でテザリングがロックされているので使うことはできなくなっています。

ソフトバンクの純正通信回線しか使えない

「b-mobile S スマホ電話SIM」はソフトバンクの全回線が使えるわけではありません。b-mobile(ビーモバイル)のサポートの方の話によるとソフトバンクには旧イー・モバイルやウィルコムなどの電波もあるのですが、そちらは利用できないようになっているそうです。そのためソフトバンクの4G LTE回線には対応しますが、4G回線には対応しないそうです。

VoLTEは使えない

ソフトバンクにもVoLTE機能がありソフトバンクを契約中はVoLTEを使うことができますが、b-mobile(ビーモバイル)で契約するとVoLTEは使えなくなるそうです。

ソフトバンクのiPhoneならb-mobile(ビーモバイル)で使おう

段階制プランで通信量の増加を防ぐ方法がなかったり、テザリングができなかったりと不便な点もある「b-mobile S スマホ電話SIM」ですが、5分かけ放題オプション付き、最低利用期間なしなど魅力的な点もあります。何よりソフトバンクのSIMロック解除できないiPhoneで電話まで使える格安SIMは「b-mobile S スマホ電話SIM」だけです。ほかの格安SIMでは対応できないため、「b-mobile S スマホ電話SIM」を選びましょう。

公式サイト:b-mobile(ビーモバイル)

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