楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる?対処法や制限される機能などを徹底調査!
楽天モバイル動作対象外の古い端末では、iPhoneが使えなくなる可能性があります。楽天モバイルでiPhoneが使えない機能や原因、対応端末についてまとめました。楽天モバイルでは販売中のiPhoneもあるので、対処法を知って安心してiPhoneを利用しましょう。
この記事の目次
動作対象外の古い端末を利用している場合などには、楽天モバイルでiPhoneが使えなくなる可能性があります。
そこで本記事では、楽天モバイルでiPhoneが使えない原因や対応端末について紹介します。
不具合が起きた際の対処法も解説するので、iPhoneが使えない場合にもきちんと対処可能です。
この記事のかんたんまとめ
- 楽天モバイルでiPhoneが使えない場合、機種が未対応・エリア外・通信障害・SIMカードに問題・設定不備が考えられる
- Rakuten Linkでの着信など一部iPhoneで使えない機能がある
- 楽天モバイルでiPhoneを使うにはAPN設定が必要
楽天モバイルでiPhoneが使えないのはなぜ?
楽天モバイルでiPhoneが使えない状況に陥ってしまった場合、その原因がわかれば適切に対処できる可能性があります。
また、これからiPhoneを楽天モバイルで使いたいと考えている場合でも、不具合の原因を知っておけば事前にトラブルを防げるでしょう。
楽天モバイルでiPhoneが使えない理由
- 端末が対応機種ではない
- 楽天モバイルの対応エリア外での利用
- 楽天モバイルで通信障害が起きている
- iPhoneやSIMカードに問題がある
- iPhoneの設定ができていない
1.端末が対応機種ではない
楽天モバイルでは、2015年に発売されたiPhone6s以降の機種が対応しています。
そのため、iPhone6s以前の端末は楽天モバイルの対応端末ではありません。iOS端末を長く使っている場合や、中古などで古い端末を安く購入したい場合は、対応端末かどうか事前に確認しておきましょう。
また、iPhone6s以降の端末であってもiOS14.4以降へアップデートされている必要があるので注意してください。
楽天モバイルの対応端末
楽天モバイルに対応しているiOS端末をまとめました。
楽天モバイルで使えるiPhone
- iPhone 14シリーズ
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12 シリーズ
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 シリーズ
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone SE(第1世代)
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
2.楽天モバイルの対応エリア外での利用
楽天モバイルの対応エリアにも注意が必要です。楽天モバイルは2022年現在順次対応エリアを拡大しているものの、現状はまだ使えない地域も存在します。
そのため、いくら楽天モバイルに対応している端末であっても、対応エリア外の場合は電波が届かずiPhoneを使うことができません。
利用したい地域が対応エリアに入っているかどうか、事前に確認しておくのがおすすめです。
対応エリアについては楽天モバイル公式ページから確認できます。
また、楽天モバイルは対応エリアの拡大を継続しているため、利用したい地域が対応エリアでない場合にもこまめにチェックしてみるとよいでしょう。
3.楽天モバイルで通信障害が起きている
対応エリア内にもかかわらず楽天モバイルが使えない場合には、楽天モバイルで通信障害が起きている可能性もあります。
通信障害は楽天モバイルだけでなく、どの通信キャリアでも発生する可能性があります。通信障害が起きると通話ができない、データ通信が正常に行なわれない状況に陥ってしまうこともあるようです。
通信障害が発生した場合にはユーザー側でとれる行動は限られており、基本的に復旧を待つしかありません。
4.iPhoneやSIMカードに問題がある
中古で購入した端末や、以前から使っている端末の場合、消耗などによりiPhone本体に何らかの問題が起きていることもあるでしょう。
また、新規購入した場合にもまれに初期不良などの問題があるケースもあります。そのような場合には、端末が正常に動作せず使用できません。
また、iPhoneに「SIMを認識していません」などと表示される場合には、SIMカードに問題が発生している可能性があります。
端末の再起動やSIMカードの抜き差しで改善するケースもあるようです。しかし、それでも改善しない場合には、端末の買い替えやSIMカードを再発行する必要があるでしょう。
5.iPhoneの設定ができていない
楽天モバイル以外の回線で使っていた端末の場合、「キャリア設定のアップデート」が必要になります。
「キャリア設定のアップデート」が正常になされていない場合、通信ができなかったり機能が制限されたりすることがあるようです。
通常は、SIMカードを指したりeSIMをダウンロードしたタイミングで、キャリア設定のアップデートが求められるので、忘れずに行なうようにしましょう。
楽天モバイルでiPhoneが使えない機能
楽天モバイルでもほとんどのiPhoneが問題なく利用できますが、楽天モバイルの一部機能の中にはiPhoneで使えないものもあります。
楽天モバイルでiPhoneが使えない機能
- Rakuten Linkでの着信
- Rakuten Linkを利用したSMS
- 回線の自動切り替え
それぞれについて簡単に説明していきます。
Rakuten Linkでの着信
無料通話ができるRakuten Linkですが、iPhoneではiOS標準の通話アプリに着信します。
着信を受けて着信履歴からそのまま発信すると、iOS標準の通話アプリからの発信となり有料です。
Rakuten Linkからの発信は無料で利用できるため、Rakuten Linkからかけ直すようにしましょう。
Rakuten Linkを利用したSMS
iPhoneの場合、Rakuten Linkを使用していない相手とのSMSはiOS標準のアプリを使って送受信されます。
そのため、iPhoneではRakuten Linkを使ってRakuten Linkを使用していない相手とのSMSは送信が有料になります。70文字で3.3円(税込)かかるので、注意してください。
Rakuten Link同士であれば無料で送受信できます。また、iPhone同士でのメッセージの送受信であれば無料の「iMessage」が使えるので、そこまで心配はないといえるでしょう。
回線の自動切り替え
一部のiPhone端末では、楽天モバイルの自動回線切り替え機能が利用できません。
楽天モバイルには、状況に応じて楽天回線とパートナー回線(au回線)の中からつながりやすい回線を自動的に選択して接続する機能があります。
しかし、2020年春に発売されたiPhone SE(第2世代)の以前のiOS端末の場合、回線の自動切り替えが行なわれません。
楽天モバイルにはパートナー回線の通信量に関して5GB/月までの制限があるので、できるだけ楽天回線を使いたいところです。しかし、回線の自動切り替え機能が使えないと、楽天回線が使えるのにパートナー回線に接続し続けてしまう可能性もあります。
古い端末を使っている場合は、iPhone SE(第2世代)以降の端末に乗り換えるのがおすすめです。
iPhone SE(第2世代)以降の端末は、「iOS 14.4以降へのアップデート・キャリア設定の最新パージョンへのアップデート」が行われていれば回線が自動的に切り替えられます。
楽天モバイルでiPhoneを使うのはおすすめ?
ネット上などでは楽天モバイルではiPhoneが使えなくなるといった情報がいまだ散見されますが、2022年現在は楽天モバイルでもiPhoneは問題なく使えます。
そのため、新規でiPhoneを購入したい人やすでにiPhoneを使っている人にとっても、通信料を安く抑えたい場合には楽天モバイルがおすすめです。
第2世代のiPhone SE以前の端末で一部使えない機能がある点には注意が必要ですが、使えない機能や条件などについてしっかりと把握しておきましょう。
楽天モバイルでiPhoneを契約する手順
実際に楽天モバイルでiPhoneを契約する手順について紹介します。
契約手順
- 楽天モバイルを申し込む
- iPhone、SIMカードを受け取る
- 初期設定する
楽天モバイル公式サイトから申し込みを行いましょう。
申込時に必要なもの
- 本人確認書類
- 楽天会員ユーザID・パスワード
- クレジットカードもしくは銀行口座情報
- 他社からの電話番号乗り換え時:MNP予約番号
申し込み・本人確認が正常に行なわれた後、SIMカードとiPhone端末が発送されます。
SIMカードと端末を受け取ったら、忘れずに初期設定を行いましょう。
楽天モバイルでiPhoneを使うための初期設定手順
楽天モバイルでiPhoneを使うためには、いくつかの初期設定を行なう必要があります。
複雑なものではないので、ここできちんと確認して忘れずに設定しておきましょう。
初期設定の手順
- APN構成プロファイルを削除して新しく設定する
- Rakuten Linkをダウンロードする
手順1.APN構成プロファイルを削除して新しく設定する
iPhoneに楽天モバイルのSIMカードを挿入した後、まずはAPN設定が必要です。
乗り換えなどで、すでにAPN構成プロファイルが設定されている場合は削除しておきましょう。
APN設定の手順
- 「設定」から「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「VoLTEオン」をタップし、「OK」を選択
- 画面を戻り「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップ
- 「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」のAPN入力欄に「rakuten.jp」と入力
- 「インターネット共有」が「オフ」になることを確認
手順2.Rakuten Linkをダウンロードする
Rakuten Linkは通話専用アプリで、App storeからダウンロードできます。
アプリのダウンロードが完了しアプリを起動したら、楽天アカウントのユーザID・パスワードを入力しログインを行いましょう。
ログイン後に電話番号を送信すれば初期設定は終了です。
楽天モバイルで販売中のiPhone一覧
楽天モバイルでは、iPhone12シリーズ以降のiPhone端末が購入できます。
機種名 | 一括購入価格 | 分割購入(24回)価格 |
---|---|---|
iPhone 14 Pro Max | 181,800円~ | 7,575円~ |
iPhone 14 Pro | 164,800円~ | 6,866円~ |
iPhone 14 Plus | 135,900円~ | 5,662円~ |
iPhone 14 | 120,910円~ | 5,037円~ |
iPhone 13 Pro Max | 159,800円~ | 6,658円~ |
iPhone 13 Pro | 144,800円~ | 6,033円~ |
iPhone 13 | 108,900円~ | 4,537円~ |
iPhone 13mini | 93,900円~ | 3,912円~ |
iPhone SE(第3世代) | 62,800円~ | 2,616円~ |
iPhone 12 | 93,900円~ | 3,912円~ |
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---|---|
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楽天モバイルのiPhoneに関するQ&A
楽天モバイルでiPhoneを使う際によくあるQ&Aについてまとめました。
Q.Rakuten Linkで発信ができない
Rakuten Linkで発信ができない場合、2点確認してください。
- 電話番号が正しいか
- 特番への発信かどうか
110、119などの特番や#から始まる電話番号へはRakuten Linkから発信できない点に注意が必要です。特番に発信したい場合はiOS標準の電話アプリを使用してください。
上記の2点に当てはまらない場合、VPNやWi-Fiに接続していることが原因で発信ができない場合があるようです。
Rakuten LinkはVPNサービス利用時の操作・通話が動作補償対象外です。そのため、VPNをOFFにすると正常に発信できることがあります。
また、接続しているWi-Fi状況が悪いと、通話が快適にできない可能性があります。Wi-Fi接続状況が悪い場合には、LTE回線に切り替えて再度試してみましょう。
Q.Rakuten Linkで着信ができない
Rakuten Linkで着信ができない場合、発信元がRakuten Linkを利用しているかどうかを初めに確認するようにしましょう。
2021年7月以降、iOS版のRakuten LinkではRakuten Linkを利用していない相手からの着信は、iOS標準の電話アプリで着信するように使用が変更されました。そのため、Rakuten Linkで着信できない場合は、相手がRakuten Linkを利用していない可能性が高いです。
また、通知やマナーモードの設定によってはRakuten Linkの着信を受けられないケースがあるようです。Rakuten Linkで着信したい場合は、アプリからの通知を許可するように設定しておきましょう。
ほかにも、Rakuten Linkアプリへのログインが正常に行なわれていない場合や、通信環境が悪い場合などもRakuten Linkでの着信がうまくできない可能性があるようです。
楽天モバイルで使えないiPhone機能は事前に把握しておこう
楽天モバイルでは現在、iPhone6s以降のiOS端末は問題なく利用できます。
この記事でわかったこと
- 楽天モバイルではiPhone6s以降の機種が対応
- iPhone6s以降の端末であってもiOS14.4のバージョンが必須
- 楽天モバイルではiPhoneが使えない機能がある
ただし、iPhone SE(第2世代)以前の端末では一部使えない機能もあるので、楽天モバイルでiPhoneを使いたい場合は対応端末かどうか確認しておきましょう。
楽天モバイルでは最新のiPhoneが販売されているので、乗り換えを機に機種変更もおすすめです。