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格安SIMをタブレットとのセットで使う方法|iPadなどおすすめ端末も紹介

更新日:2022.10.24

格安SIMとタブレットをセットで使う方法をまとめました。この記事を読めば、タブレットをセット販売している格安SIMや、格安SIMで使うのにおすすめのタブレットがわかります。また、格安SIMでタブレットを使う際の注意点やよくある質問も紹介。

タブレットは、多くの人にとって「原則としてデータ通信しかしない」「メインで使うスマホのサブ的位置づけ」であることが多いです。

そのため、SIMカードを挿して使う場合は料金が高額になりがちなキャリアの回線よりも、データ通信のみしかできないSIMを格安で提供している格安SIMがおすすめです。

そこで今回は「格安SIMとタブレットをセットで使う」をテーマに、タブレットをセット販売している格安SIMや、格安SIMで使うのにおすすめのタブレットを紹介していますので、参考にしてください。

タブレットをセット購入できる格安SIM

スマホをセット販売している格安SIMは数多くありますが、タブレットをセット販売している格安SIMはあまり多くありません。

そんな中で、数少ないタブレットのセット販売を行っている格安SIMを3社紹介します。

なお、各社とも在庫は常に流動的なので、購入を検討している場合は最新の在庫・取り扱い端末を確認するようにしてください。

IIJmio

IIJmioは、老舗のインターネットサービスプロバイダ「IIJ」でおなじみの株式会社インターネットイニシアティブが運営する格安SIMです。

IIJmioの特徴

  • eSIMなら440円(税込)から使える
  • 老舗のISPが運営しているので安心して使える
  • 同一mioIDに紐づく「ギガプラン」はプラン間でデータシェアができる

IIJmioは、月々のデータ使用量2GBから20GBまで5段階を、音声通話SIM・データ専用SIM(SMS)・データ専用SIM・eSIMで使える「ギガプラン」を中心に展開しています。

また、ドコモ回線とau回線を用意しているので、ドコモユーザー・auユーザーであれば、原則としてドコモ・auそれぞれで使っていた端末をそのまま持ち込んで使えます(データ専用SIM・eSIMはドコモ回線のみ)。

そんなIIJmioで回線とセット販売しているタブレットは、以下の通りです。

IIJmioで回線とセット販売しているタブレット

  • NEC LAVIE T11 T1195/BAS(64,350円(税込))
  • NEC LAVIE T11 T1175/BAS(45,650円(税込))
  • HP Pavilion 14-dv(64,900円(税込))
  • HP Pavilion 15-eh(70,400円(税込))

そして、IIJmioの料金プランは以下の通りです。

プラン音声通話SIMデータ専用SIM(SMS)データ専用SIMeSIM
2ギガプラン858円(税込)825円(税込)748円(税込)440円(税込)
4ギガプラン1,078円(税込)1,045円(税込)968円(税込)660円(税込)
8ギガプラン1,518円(税込)1,485円(税込)1,408円(税込)1,100円(税込)
15ギガプラン1,848円(税込)1,815円(税込)1,738円(税込)1,430円(税込)
20ギガプラン2,068円(税込)2,035円(税込)1,958円(税込)1,650円(税込)

【IIJmio】詳細はこちら

mineo

mineoは、関西電力の子会社である株式会社オプテージが運営する格安SIMです。IIJmioと同様、格安SIMは黎明期からサービスを提供しています。

mineoの特徴

  • ユーザー間でデータ容量を分け合う仕組みがある
  • 活発な公式サポートコミュニティ「マイネ王」で、わからないことはほぼ解決できる
  • ドコモ・au・ソフトバンクの3回線を提供

mineoは、月々のデータ使用量1GBから20GBまで4段階を、「デュアルタイプ(音声通話SIM・音声通話SIMはデータ通信もできるので「デュアル」と称する)」と「シングルタイプ(データ専用SIM)で使える料金プランを中心に展開しています。

そして、ドコモ回線とau回線、ソフトバンク回線のを3つ用意しているので、楽天モバイルを含めた国内全キャリアから端末をそのまま持ち込んで使えます(楽天モバイルが販売する端末は元々SIMフリーモデル)。

なお、SMS機能はドコモ回線のシングルタイプのみ別途132円(税込)のオプション料金が必要です。それ以外の回線・タイプには自動的にSMS機能が付加されます。

mineoで回線とセット販売しているタブレットは、以下の通りです。

mineoで回線とセット販売しているタブレット

  • Lenovo Tab M8(23,760円(税込))
  • HUAWEI MediaPad M5 Lite(29,040円(税込))

mineoの料金プランは、以下の通りです。

データ容量デュアルタイプ (音声通話SIM)シングルタイプ
(データ専用SIM)
1GB1,298円(税込)880円(税込)
5GB1,518円(税込)1,265円(税込)
10GB1,958円(税込)1,705円(税込)
20GB2,178円(税込)1,925円(税込)

【mineo】詳細はこちら

イオンモバイル

イオンモバイルは、スーパーのイオンを手掛けるイオンリテール株式会社が運営しています。

全国至るところにあるイオンの中にイオンモバイルショップが併設されていますので、普段イオンで買い物をする機会の多い人にはとくにおすすめの格安SIMです。

イオンモバイルの特徴

  • 全国のイオン内にショップが併設されている
  • 料金プランのデータ容量が細かく設定されているので、自分に合ったものを見つけやすい
  • 60歳以上限定の「やさしいプラン」は料金がお得に設定されている

イオンモバイルの料金プランは、「音声プラン」「データプラン」「シェアプラン」(音声通話SIM)の3つに大別され、それぞれのプランで用意されるデータ容量が微妙に異なります。

まず音声プランは、0.5GBから10GBまでの11段階の「さいてきプラン」と12GBから50GBまでの6段階の「さいてきプラン MORIMORI」、そして60歳以上限定で0.2GBから8GBまでの4段階の「やさしいプラン」で構成されます。

そしてデータプランは、音声プランのデータ容量のうち、さいてきプランの0.5GBとやさしいプランの0.2GBがありません。

シェアプランは、音声プランのデータ容量のうち、さいてきプランの0.5GBから3GBまでと、やさしいプランの0.2GBと3GBがありません。

用意される回線は、ドコモ回線とau回線です。そしてドコモ回線のデータプランのみ、SMS機能を付加するためには別途154円(税込)のオプション料金が必要になります。

イオンモバイルで回線とセット販売しているタブレットは、以下の通りです。

イオンモバイルで回線とセット販売しているタブレット

  • HUAWEI MediaPad T5(24,800円(税込))

イオンモバイルの料金プランは、以下の通りです。

さいてきプラン
データ容量音声プランシェア音声プランデータプラン
0.5GB803円(税込)
1GB858円(税込)528円(税込)
2GB968円(税込)748円(税込)
3GB1,078円(税込)858円(税込)
4GB1,188円(税込)1,518円(税込)968円(税込)
5GB1,298円(税込)1,628円(税込)1,078円(税込)
6GB1,408円(税込)1,738円(税込)1,188円(税込)
7GB1,518円(税込)1,848円(税込)1,298円(税込)
8GB1,628円(税込)1,958円(税込)1,408円(税込)
9GB1,738円(税込)2,068円(税込)1,518円(税込)
10GB1,848円(税込)2,178円(税込)1,628円(税込)
さいてきプランMORIMORI
データ容量音声プランシェア音声プランデータプラン
12GB1,958円(税込)2,288円(税込)1,738円(税込)
14GB2,068円(税込)2,398円(税込)1,848円(税込)
20GB2,178円(税込)2,508円(税込)1,958円(税込)
30GB4,158円(税込)4,488円(税込)3,938円(税込)
40GB5,258円(税込)5,588円(税込)5,038円(税込)
50GB6,358円(税込)6,688円(税込)6,138円(税込)
やさしいプラン
データ容量音声プランシェア音声プランデータプラン
やさしいプラン mini.748円(税込)#VALUE!
0.2GB
やさしいプラン S.858円(税込)638円(税込)
3GB
やさしいプラン M.1,188円(税込)1,518円(税込)968円(税込)
6GB
やさしいプラン L.1,408円(税込)1,738円(税込)1,188円(税込)
8GB

【イオンモバイル】詳細はこちら

格安SIMでのタブレットは使える

次に、格安SIMでタブレットを使う際に注意したい点を2つ紹介します。

データ専用SIMの契約がおすすめ

格安SIMのSIMタイプは、大きく分けてデータ通信のみで音声通話ができない「データ専用SIM」(もしくは「データ +SMS専用SIM」)と、データ通信に加えて音声通話もできる「音声通話SIM」の2つがあります。

格安SIMでタブレットを使う場合は、前者のデータ専用SIMを選ぶようにしましょう。

そもそもタブレットで音声通話ができるものはほとんどありませんし、あったとしても別にスマホを持っている人がほ

とんどで、タブレットで音声通話をする人はあまりいないでしょう。

そのため、SIMはデータ専用SIMで十分です。

音声通話SIMでもデータ通信はできるので、タブレットに挿れて使うことはもちろんできます。しかし、音声通話SIMの方が月額料金が高いので、お金が無駄になってしまいます。

キャリアで契約したタブレットも使える

ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアでも、回線契約とセットでタブレットが販売されています。

これらのタブレットも、格安SIMでも使用可能です。

ただし、キャリアで販売されたタブレットは「そのキャリアのSIMしか使えないロック」である「SIMロック」が掛けられていることがあります。

この場合、タブレットを販売したキャリアと、格安SIMの回線元のキャリアが同じ場合はそのまま使用可能です。

たとえばドコモで販売されて、ドコモのSIMロックが掛けられているタブレットは、IIJmioのドコモ回線でそのまま使えます。IIJmioのドコモ回線は、文字通りドコモから回線を借りて提供しているからです。

逆に、同じタブレットをIIJmioのau回線で使おうとしても、使うことはできません。このタブレットにはドコモ以外のSIMは受け付けないSIMロックが掛けられているからです。

IIJmioのau回線でドコモのSIMロックが掛かったタブレットを使いたい場合は、ドコモでタブレットに掛けられたSIMロックを解除してもらわないといけません。

上記は一例ですが、いずれにしてもSIMロックが掛けられたキャリア版タブレットを格安SIMで使う場合、その格安SIMの回線提供元と同一キャリアであればそのまま使える、同一キャリアでなければタブレットのSIMロックを解除する必要がある場合があります。

格安SIMで使えるタブレットおすすめ5選

それではここで、格安SIMで使えるタブレットの中から、おすすめのタブレットを5つ紹介します。

Apple iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル(第6世代) 64GB

Apple iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル(第6世代) 64GB
価格(Apple Store)77,800円(税込)
発売日2021年9月15日
OSiPadOS 15
ストレージ容量64GB
重量297g
幅x高さx奥行134.8 x 6.3 x 195.4mm
メモリ4GB
CPUApple A15
コア数6コア(ヘキサコア)
防水機能/防塵機能
急速充電対応
GPS
マイク
バッテリー性能リチウムポリマー
5,174mAh
WiFi通信:10時間
携帯電話回線通信時間:9時間
ビデオ再生:10時間
本体インターフェイスUSB Type-C
本体カードスロット
生体認証指紋認証
ネットワーク接続タイプSIMフリーモデル
SIM情報SIMフリー (nano-SIM/eSIM)
画面サイズ8.3インチ
画面解像度2,266 x 1,488
パネル種類IPS
背面カメラ
前面カメラFaceTime HDカメラ
フルHD動画撮影
背面カメラ画素数1,200万画素
前面カメラ画像数1,200万画素
カラースペースグレイ
パープル
スターライト
ピンク

Apple iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル(第6世代) 64GBのおすすめポイント

  • 旧モデルに比べてCPUがA12 → A15へ大幅進化
  • 旧モデルに比べて本体サイズはほぼ同じまま、画面サイズが7.9インチ → 8.3インチへ拡大
  • 旧モデルのLightningコネクタ → USB-Cコネクタへ変更
  • Touch IDは電源ボタン一体化のタッチボタン
  • Wi-Fi 6に対応

最初に紹介したいのが、2021年9月に発売されたAppleのiPad mini(第6世代)のセルラーモデルです。

iPadはどのモデルも、WiFiのみでデータ通信が可能な「Wi-Fi」と、WiFi通信に加えてSIMをセットしてのモバイルデータ通信も可能な「Wi-Fi + Cellular」の2つが存在します。

そのため、セルラーモデルを選択すれば格安SIMを入れて使えます。SIMカードはnano-SIMが挿せる他、eSIMを設定することも可能です。

iPadが極めて高性能なタブレットであることはいうまでもありません。iPad miniは、第6世代への進化で「今すぐ買い!」といいたくなるほどお買い得度が増しました。

その最大の理由は、タブレットの脳みそともいえるCPUが、旧モデルのA12から最新のA15へ、3世代も新しくなった点にあります。これにより、あらゆる処理速度が大幅に向上しています。

その上、指紋認証に使うTouch IDのボタンが画面下から電源ボタンと一体化したため、画面サイズが7.9インチから8.3インチへ拡大しています。

それにもかかわらず、本体サイズは高さが約8mm弱、厚さが約0.2mm弱増しただけで、ほとんど変わっていません。つまり、本体サイズはほぼ同じで画面サイズのみ大きくなった、というわけです。

これで重量は若干軽量化しているのは驚きます。

また、細かい点としては、LightningコネクタがUSB-Cコネクタに変更されたのも嬉しいポイントです。

現在のスマホやタブレットのコネクタは大半がUSB-Cになっています。他の機器とコネクタが共通化したことで、パソコンや充電器、モバイルバッテリーなどとの接続の際にわざわざ専用のLightning対応のものを用意する必要がなく、使い回しが可能になりました。

そして、これは格安SIMとは無関係ですが、iPad mini(第6世代)は次世代WiFi規格の「Wi-Fi 6」に対応しました。

Wi-Fi 6は「11ax」などとも呼ばれますが、1つ前の規格「11ac」に比べるとWiFi通信が約1.4倍高速化されています。

加えて、Wi-Fi 6は11acに比べるとバッテリー消費も少なくて済みます。

自宅や会社・学校などではWiFi通信を使う人にとっては見逃せないメリットです。

Apple iPad Wi-Fi + Cellularモデル(第9世代)64GB

Apple iPad Wi-Fi + Cellularモデル(第9世代)64GB
価格(Apple Store)56,800円(税込)
発売日2021年9月15日
OSiPadOS 15
ストレージ容量64GB
重量498g
幅x高さx奥行174.1 x 7.5 x 250.6mm
メモリ3GB
CPUApple A13
コア数6コア(ヘキサコア)
防水機能/防塵機能
急速充電対応
GPS
マイク
バッテリー性能リチウムポリマー
8,686mAh
WiFi通信:10時間
携帯電話回線通信時間:9時間
ビデオ再生:10時間
オーディオ再生:10時間
本体インターフェイスLightning
本体カードスロット
生体認証指紋認証
ネットワーク接続タイプSIMフリーモデル
SIM情報SIMフリー (nano-SIM/eSIM)
画面サイズ10.2インチ
画面解像度2,160 x 1,620
パネル種類IPS
背面カメラ
前面カメラFaceTime HDカメラ
フルHD動画撮影
背面カメラ画素数800万画素
前面カメラ画像数1,200万画素
カラースペースグレイ
シルバー

Apple iPad Wi-Fi + Cellularモデル(第9世代)64GBのおすすめポイント

  • 最安級モデルのiPad
  • 旧モデルに比べてストレージ容量が32GB → 64GBにアップ
  • 旧モデルに比べてCPUがA12 → A13へやや進化

次に紹介するのも、同じAppleのiPad、Apple iPad Wi-Fi + Cellularモデル(第9世代)64GBです。

先に紹介したiPad mini(第6世代)との最大の違いは、本体サイズ・画面サイズです。携帯性を重視したい人にはiPad mini(第6世代)が、画面の大きさを重視したい人にはiPad(第9世代)がおすすめです。

なお、より上位モデルのiPad ProやiPad Airに対して、このiPadは「iPad 〇〇」とつかないことから「無印iPad」や「iPadの無印」などと呼ばれたりもします。

iPad(第9世代)のおすすめポイントは、何といっても最安級のiPadである点です。

iPad(第9世代)64GBは、WiFiモデルなら39,800円(税込)から買え、セルラーモデルでも56,800円(税込)です。これは全iPadシリーズのセルラーモデルの中ではもちろん最安級となります。

そのため、できるだけ安くiPadを安く買いたい人にはiPad(第9世代)は最もおすすめです。

旧モデルのiPadはストレージ容量が32GBからでしたが、iPad(第9世代)は64GBからになったのもポイントが高いです。

32GBだとインストールするアプリを厳選しなくてはなりませんでした。しかし倍の64GBあれば、それほどストレージ容量を意識することなくアプリを自由にインストールできます。

ただし、iPad mini(第6世代)に比べると、性能面で旧モデルから大きな進化はありませんでした。その最大の理由として挙げられるのが、CPUがA13にとどまったことです。

旧モデルはA12だったので進化はしましたが、最新CPUを搭載してきたiPad mini(第6世代)に比べると華々しさに欠け、やや見劣りします。この点はマイナスポイントといえます。

とはいえ、WiFiモデルであれば3万円台で、セルラーモデルでも5万円台で高性能タブレットであるiPadを使えるのは大きな魅力です。

Lenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP SIMフリー

Lenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP SIMフリー
価格(NTT-X Store)28,000円(税込)
発売日2019年11月15日
OSAndroid 9.0
ストレージ容量32GB
重量580g
幅x高さx奥行242 x 24 x 166mm
メモリ3GB
CPUSnapdragon 439
2GHz+1.45GHz
コア数8コア (オクタコア)
防水機能/防塵機能IPX2/IP5X
急速充電対応
GPS
マイク
バッテリー性能リチウムイオンポリマー
7,000mAh
駆動時間:11時間
本体インターフェイスUSB Type-C
本体カードスロットmicroSDカード
microSDHCカード
microSDXCカード
生体認証
ネットワーク接続タイプSIMフリーモデル
SIM情報SIMフリー (nano-SIM)
画面サイズ10.1インチ
画面解像度1,920 x 1,200
パネル種類IPS
背面カメラ
前面カメラ
フルHD動画撮影
背面カメラ画素数800万画素
前面カメラ画像数500万画素
カラーアイアングレー

Lenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP SIMフリーのおすすめポイント

  • 実売価格が約28,000円と、とてもリーズナブル
  • 「Googleアシスタント」を搭載
  • 360度対応の3つのマイクを備えるため、部屋のどこにいても音声を拾う
  • 「スタンド」「ホールド」「チルト」「ハング」の4モードスタイル

Lenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP SIMフリーは、現在の実売価格が約28,000円と、10インチクラスのタブレットの中ではとてもリーズナブルです。

そのため「とりあえず1台タブレットを買ってみたい」という人が、最初のタブレットとして買うのによいかもしれません。

ただし安いのにはそれなりに理由があります。

それは、Lenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP SIMフリーは、CPUに若干非力なSnapdragon 439を搭載している点です。

このCPUは元々エントリークラス寄りのCPUの上、今となってはやや古いです。同時に複数のアプリを立ち上げたり、高い負荷の掛かるアプリを使うとタブレット自体の動きが若干重くなる、といった場面が考えられます。

その他の特徴としては、Googleアシスタントに対応している点が挙げられます。

Googleアシスタントは、ひと言でいえば「OK、Google」でコントロールする音声認識機能です。

使い方としては、部屋の一角にタブレットをスタンド状態で置いたまま、Googleアシスタントでニュースを読み上げさせたり、音楽を再生させたりといったことが考えられます。

また、Googleアシスタントに対応したスマート家電であれば、Lenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP SIMフリーと連携させてこれも音声コントロールができます。

360度全方位の音声を拾えるマイクを搭載しているので、部屋のどこにいても声を拾うことが可能です。

まさにGoogleアシスタントを使うにはぴったりのタブレットといえるでしょう。

dtab Compact d-42A

dtab Compact d-42A
価格35,640円(ドコモオンラインショップ)
発売日2020年12月18日
OSAndroid 10
ストレージ容量64GB
重量326g
幅x高さx奥行198 x 8.3 x 122mm
メモリ4GB
CPUSnapdragon 665
2GHz + 1.8GHz
コア数8コア (オクタコア)
防水機能/防塵機能IPX3/IP5X
急速充電対応
GPS
マイク
バッテリー性能リチウムイオンポリマー
5,000mAh
スタンバイ(静止時):480時間(4G LTE)
本体インターフェイスUSB Type-C
本体カードスロットmicroSDカード
microSDHCカード
microSDXCカード
生体認証指紋・顔認証
ネットワーク接続タイプキャリアモデル(docomo)
SIM情報SIMロック解除可 (eSIM)
画面サイズ8インチ
画面解像度1,920 x 1,200
パネル種類TFT
背面カメラCCD
前面カメラCCD
フルHD動画撮影
背面カメラ画素数800万画素
前面カメラ画像数500万画素
カラーネイビー
ゴールド

dtab Compact d-42Aのおすすめポイント

  • 性能の割に、価格が35,640円(税込)と比較的リーズナブル
  • 指紋認証・顔認証でキッズモードが自動起動するので、子どもに安心して使わせられる
  • Androidタブレットとしては珍しいeSIM対応

次に紹介するd-tab Compact d-42Aは、ドコモで販売されているタブレットです(メーカーはレノボ)。

このタブレットを、ドコモで端末のみで購入することはできません(「スマホおかえしプログラム」対象機種ではないので)。しかし中古スマホ販売店などには、未使用品や中古品が数多く流通しているので、わりと簡単に入手できます。

もちろんドコモで利用していた人が、格安SIMに切り替えて使うのもよいでしょう。

d-tab Compact d-42A最大のおすすめポイントは、CPUにSnapdragon 665を搭載したミドルスペックタブレットでありながらも、ドコモオンラインショップの価格が35,640円(税込)と比較的リーズナブルな点です。

性能的には、よほど高負荷の掛かるゲームをプレイしたりしない限り困ることはないはずです。ネットサーフィンや動画視聴、電子書籍の閲覧などのライトユースにはぴったりといえます。

また、d-tab Compact d-42Aは、子どもの顔や指紋を登録しておけば簡単にキッズモードを起動できます。

ペアレントコントロール機能も備えているので、子どもがアクセスできるサイトや使用できるアプリを親が制限することも可能です。

そのため、子どもに使わせるタブレットとしても適しています。

そして、Androidタブレットとしては珍しくeSIMに対応しています。IIJmioなどのお得なeSIMプランが活用できるのも見逃せません。

HUAWEI MatePad LTEモデル BAH3-L09 SIMフリー

HUAWEI MatePad LTEモデル BAH3-L09 SIMフリー
価格39,800円(税込)
発売日2020年6月12日
OSAndroid 10.0
ストレージ容量32GB
重量450g
幅x高さx奥行245 x 7.4 x 155mm
メモリ3GB
CPUHUAWEI Kirin 810
2.27GHz + 1.88GHz
コア数8コア (オクタコア)
防水機能/防塵機能
急速充電対応
GPS
マイク
バッテリー性能7,250mAh
ビデオ再生:12時間
本体インターフェイスUSB Type-C
本体カードスロットmicroSDカード
microSDHCカード
microSDXCカード
生体認証顔認証
ネットワーク接続タイプSIMフリーモデル
SIM情報SIMフリー (nano-SIM)
画面サイズ10.4インチ
画面解像度2,000 x 1,200
パネル種類IPS
背面カメラ
前面カメラ
フルHD動画撮影
背面カメラ画素数800万画素
前面カメラ画像数800万画素
カラーミッドナイトグレー

HUAWEI MatePad LTEモデル BAH3-L09 SIMフリーのおすすめポイント

  • ベゼルが約7.9mmと薄い上、独立した4つのスピーカーを備えるので迫力のある映像が楽しめる
  • 「ebook機能」で画面の輝度やコントラストを最適化できるので、ebook閲覧時に目が疲れにくい

最後に紹介するのは、ファーウェイのMatePad LTEモデル BAH3-L09 SIMフリーです。

このタブレットは、ズバリ「エンタメ系コンテンツを楽しむ人」に向いています。

その理由は「画面の大きさ」と「スピーカー性能の高さ」です。

画面は10.4インチの大画面でありながらベゼルが7.9mmととても薄いため、実際のサイズ以上に大きな画面で映像を楽しめます。

そしてスピーカーを4つ備えているため、とても迫力のあるサウンドを発します。

もちろんSIMカードスロットを備えているので、SIMカードを挿せばいつでもどこでも、HuluやNetflixといったストリーミングサービスを使って映画やドラマなどを視聴できる、というわけです。

また、「ebook機能」を使うと画面の輝度やコントラストを自在に調整できます。うまく調整すれば、まるで紙の雑誌を読んでいるかのようなナチュラルさです。

画面も大きいので、小説などの文字ばかりの本を読むよりは、美しいグラビア写真が掲載されているような雑誌や、写真集などを楽しむのに向いています。

以上のことから、MatePad LTEモデル BAH3-L09 SIMフリーは総じて「エンタメ系コンテンツ向けタブレット」といえます。

ただし、1点だけ注意しなければならないことがあります。

それは、Google Playに非対応なところです。

ファーウェイは現在、アメリカ当局の規制を受けているため、Google Playを使えません。このことはつまり、Google Play経由でアプリのダウンロード・インストールができないことを意味します。

対策として、ファーウェイが独自に提供している「HUAWEI AppGallery」でアプリをダウンロード・インストールできます。端末とHUAWEI AppGalleryの設定を日本語化すれば、日本で使えるアプリはそれなりに揃っています。

といっても、Google Playほど充実してはいないので、その点は十分理解した上で使ってください。

【ドコモ】詳細はこちら

格安SIMでタブレットを使う際のよくある質問

最後に、格安SIMでタブレットを使う際のよくある質問とその答えをまとめて紹介します。

スマホとデータシェアできる格安SIMはある?

「データシェア」の定義はいくつかありますが、ここでは「1つの回線契約で付与されるデータ容量を、複数枚のSIMカードを使って『スマホとタブレット』『スマホとスマホ』『スマホとモバイルWiFiルーター』などのように分け合って使う」パターンを指すことにします。

これは、1つの回線契約で複数枚のSIMカードを発行してくれる格安SIMであれば可能です。

複数枚のSIMカードを発行する格安SIMはいくつかありますが、中でもおすすめなのは以下の3つです。

スマホとタブレットでデータシェアをするのにおすすめの格安SIM

  • OCNモバイルONE
  • BIGLOBEモバイル
  • エキサイトモバイル

スマホとタブレットでデータをシェアしたい人は、上記の格安SIMがおすすめです。

テザリングとデータシェアはどちらがおすすめ?

「テザリング」とは、SIMカードを挿れて、モバイルデータ通信ができるスマホやタブレットをモバイルWiFiルーター代わりにして、WiFi対応機器をインターネットに接続することです。

テザリング機能を使えば、ノートパソコンや携帯ゲーム機など、それ自体にはSIMカードを挿せないWiFi対応機器でインターネットを楽しめます。

スマホとタブレットの2つを使う際に「テザリングとデータシェアのどちらを使うのがよいか」ですが、これは「コストと使い勝手のどちらを優先するか」次第です。

テザリングは、タブレットをネット接続したい時にいちいちスマホのテザリング機能を有効にした上、タブレットをスマホに接続する手間がかかります。

ただしタブレットをテザリングで使うこと自体にコストはかかりません。

一方のデータシェアは、1つの契約でSIMを複数枚発行が必要です。

そのため、2枚目以降のSIMを追加すると発行手続き時に追加手数料と発行手数料がかかり、さらに毎月の月額料金が必要です。

しかしタブレットには常にSIMが入っているので、ネット接続したい時にいつでも簡単に使うえます。

つまり「コストを重視するならテザリング」「使い勝手を重視するならデータシェア」といえます。

なお、先ほどデータシェアができる格安SIMとしておすすめに挙げた3社の、複数枚SIM発行時の追加SIMの月額料金は以下の通りです。

格安SIM音声通話SIMデータ専用SIM(SMS対応)データ専用SIMSIMカード追加手数料SIMカード追加発行手数料
OCNモバイルONE572円(税込)520円(税込)400円(税込)0円433.4円(税込)
BIGLOBEモバイル990円(税込)352円(税込)220円(税込)3,300円(税込)433円(税込)
エキサイトモバイル528円(税込)462円(税込)220円(税込)3,300円(税込)433円(税込)

追加発行したSIMをタブレットに挿して使う場合、通常はデータ専用SIM(SMS)かデータ専用SIMになると思います。この場合、最低でも220円(税込)、最高で520円(税込)が掛かるわけです(上記3社の場合)。

タブレットはセルラーモデル?WiFiモデル?

これは、「タブレットをどれだけ外に持ち出して使うか」によって変わります。

「家の中で使う機会が多く、外へはめったに持ち出さない」あるいは「外に持ち出すとしても、その場所にはWiFi環境が整っている(カフェや会社・学校など)」という場合はWiFiモデルで十分です。

また、「WiFi環境のない場所ではスマホのテザリング機能を使うが、それほど回数は多くないのでデータ使用量も嵩まない」という場合もWiFiモデルで大丈夫そうです。

しかし、「WiFi環境のない場所でも使う機会が多い」「いつでもどこでもネットに接続できる環境がほしい」という人は、セルラーモデルを使いましょう。

このような人が「スマホのテザリング機能があるから、WiFiモデルでいいや」と妥協すると、いざという時にタブレットをネット接続できずに困る可能性があります。

たとえばスマホのバッテリーが乏しい場合や、スマホのデータ使用量が嵩んで速度制限がかかった場合などです。こういった事態を考えると、上記のような人はセルラーモデルを用意しておくべきです。

タブレットは格安SIMで使うのがお得!

タブレットをセット購入できる格安SIMと、格安SIMで使えるおすすめのタブレット、格安SIMでタブレットを使う際のポイント、よくある質問とその答えを紹介しました。

ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。

格安SIMでタブレットを使うには

  • タブレットをセット購入できる格安SIMは、IIJmio・mineo・イオンモバイル
  • 格安SIMでタブレットを使うなら、データ専用SIMの契約がおすすめ
  • キャリアで契約したタブレットも、一定の条件を満たせば格安SIMで使える(回線提供元の一致やSIMフリー化)
  • 格安SIMで使えるタブレットで最もおすすめなのはiPad miniのセルラーモデル
  • 性能面で妥協できるならiPadのセルラーモデルも十分おすすめ
  • 予算重視なら約28,000円のLenovo Yoga Smart Tab ZA530049JP
  • 子どもに使わせるならキッズモードの機能に優れるdtab Compact d-42A
  • エンタメコンテンツ重視ならHUAWEI MatePad LTEモデル BAH3-L09
  • スマホとデータシェアできる格安SIMはOCNモバイルONE・BIGLOBEモバイル・エキサイトモバイルなど
  • コスト重視の人はテザリングが、利便性重視の人はデータシェアがおすすめ
  • WiFi環境のあるところでの使用が多ければWiFiモデルで十分、外での使用が多ければ多いほどセルラーモデルを買うべし

タブレットはWiFi接続でも十分に使えますが、やはり使い勝手のよさを考えるのであれば、SIMを挿せるセルラーモデルをモバイルネットワークに接続して使う方がよいです。

問題はコストで、一般的にセルラーモデルはWiFiモデルより高く、スマホと別にタブレット用にSIMを用意する場合、その分の負担も増します。

ただ、格安SIMのデータシェアを使えば、月々の負担は高くても500円程度に抑えられます。

タブレットを自在に使いたい人は、ぜひ格安SIMの有効活用を検討してみてください。

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