他社からドコモに乗り換える方法や手続きの流れ|MNP申し込み方法を解説
他社携帯電話会社からドコモの乗り換える場合、いくつか方法があります。方法ごとに手続きの流れやキャンペーンが異なるため、自分にとってどの方法が最もメリットがあるのか確認することが大切です。ここではドコモに乗り換える場合の具体的な方法や手続きの流れを紹介します。
この記事の目次
近年様々な企業が携帯電話や格安SIMの業界に次々と参入しており、ユーザー側の選択肢が増えている現状があります。
現在の会社からNTTドコモに乗り換える場合、いくつかのステップを経て手続きを進める必要があります。
乗り換えに興味があるもののやり方が分からず、煩雑さを感じて今のままにしている方もいることでしょう。
しかし、乗り換え手続きはそれほど複雑ではなくとてもシンプルなものです。手続きを行う前に具体的な流れや準備すべきものを確認しておくことで、初心者でもスムーズに乗り換えができます。
また、乗り換えにあたりお得なキャンペーンなども適用されることがあるので、事前にチェックしておくことが大切です。
ここの記事では他社からNTTドコモに乗り換える場合の具体的な方法や、乗り換え手続きの流れ、お得なキャンペーン情報を紹介します。
他社からドコモに乗り換える方法
現在契約している会社からドコモに乗り換える場合、どのような準備をして進めていけばよいのでしょうか。
ここでは乗り換えの具体的な準備や手続きの流れを紹介します。
乗り換えに必要なものを準備する
乗り換え手続きを行う際は、実際に手続きを進める前に乗り換えに必要なものを準備しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。
乗り換えに必要なものとして、「MNP予約番号」「本人確認書類(免許証や保険証など)」、「支払い続きに必要なもの(本人名義のクレジットカードやキャッシュカード、預金通帳など) 」が必要です。
契約者が未成年者場合など、何らかの事情により本人ではなく契約者の家族が手続きを行う場合は、「委任状」「契約者の家族の本人確認書類」「家族であることが確認できる書類(マイナンバーや戸籍謄本など)」が必要です。
現在契約中の会社にMNPの予約を申し込む
ドコモに乗り換えることを決めたら、現在契約している携帯電話会社に連絡して「MNP予約番号」を取得します。
MNP予約番号の具体的な取得方法は3つあります。
- コールセンターへ電話で連絡する方法
- ホームページから連絡する方法
- 実店舗に訪れて取得する方法
以上の3つのいずれの方法でも、MNPの予約申し込みを行えばその場でMNP番号を取得できます。
なおMNP予約番号の有効期間は予約当日を含めて15日間となっており、有効期間を経過すると再びMNP予約番号を再発行しなければなりません。
再発行料などはかかりませんができるだけ早めにドコモに連絡して乗り換え手続きを行うようにしましょう。
具体的な手続きの流れは現在契約している会社によって異なるので、自分のケースを確認する必要があります。
ここからは、大手通信キャリアからドコモに乗り換える際のMNPの予約申し込み方法を、通信キャリアごとにそれぞれ紹介します。
auの場合
auの場合、電話かWebでMNP予約の申し込み手続きを進められます。
電話番号 | 0077-75470 |
---|---|
受付時間 | 午前9時〜午後8時 |
ホームページからMNP予約の申し込みをする場合の手順は以下の通りです。
- 「Ezweb TOP」から「auお客様サポート」を押す
- 「申し込む/変更する」を押す
- 「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)」を押して申し込む
【スマートフォン・パソコンでのアクセス方法】
- 「My au TOP」へアクセス
- 「スマートフォン・携帯電話」を押す
- 「ご契約内容/手続き」を押す
- 「お問い合わせ/お手続き」を押す
- 「MNPご予約」から手続きを行う
いずれも午前9時~午後8時までの対応となっています。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクは、電話かWebでMNP予約の申し込み手続きを進めることができます。
一般電話 | 0800-100-5533 |
---|---|
ソフトバンク携帯電話 | ✳︎5533 |
受付時間 | 午前9時〜午後8時 |
【スマートフォン・パソコンでのアクセス方法】
- 「Yahoo!ケータイ TOP」へアクセス
- 「設定・申込(My SoftBank)」を押す
- 「各種変更手続き」を押す
- 「MNP予約関連手続き」から手続きを行う
ホームページからMNP予約の申し込みをする場合の手順は、以下の通りです。
- 「ソフトバンクホームページ」へアクセス
- 「モバイル」
- 「サポート」
- 「料金・ご契約関連」
- 「ご契約内容の確認・変更」
- 「解約・休止のお手続き」
- 「解約・MNPで他社へ変更する」
- 「MNP転出・解約をご希望されるお客様」
- 「My Softbankでお手続き」から手続きを進めます。
いずれも午前9時~午後8時までの対応となっています。
楽天モバイルの場合
楽天モバイルは、電話かWebでMNP予約の申し込み手続きを進めることができます。
電話番号 | 0800-600-4444 |
---|---|
受付時間 | 午前9時〜午後8時 |
ホームページからMNP予約の申し込みをする場合の手順は以下の通りです。
- メンバーズステーションにアクセス
- 「TOP」を押す
- 「会員サポート/ログイン」を押す
- 「メンバーズステーションへ」を押す
- 「メンバーズステーションのログイン」を押す
- 「MNP予約番号発行・確認」を押す
- 「MNP転出の手続きの前に」を押す
- 「楽天モバイルのMNP転出のアンケート」を押す
- 「MNP予約番号発行・確認 確認画面」から手続きを行う
ホームページでの受付は24時間対応しています。
ドコモでMNPによる新規申し込み手続きを行う
ドコモでMNPによる新規申し込み手続きを行う方法は、以下の2つがあります。
- ドコモショップに来店して手続きを行う方法
- オンラインで手続きをする方法
いずれの方法も長所もあれば短所もあります。両者の手続きの流れや特徴を把握した上で、自分に合った方法を選択すると良いでしょう。
ここではドコモショップで手続きする場合と、オンラインで手続きする場合それぞれの特徴などを具体的に紹介します。
ドコモショップで手続きする場合
ドコモショップに来店する場合は、来店前にあらかじめ来店日や来店時間を予約することをおすすめします。
来店当日はあらかじめ取得したMNP予約番号をドコモショップに伝えて、そのままMNPによる携帯電話新規お申し込み手続きを行いましょう。
オンラインで手続きする場合
MNPによる新規申し込み手続きは、ドコモのウェブサイト上からでも進めることが可能です。オンラインで乗り換え手続きを進める際の具体的な流れは、以下の通りです。
- ドコモのウェブサイトにアクセス
- 購入商品の選択
- MNP予約番号や携帯電話番号の入力
- お客様情報や配送先の入力
- 料金プランやサービスの選択
- 支払い情報の入力
- 注文内容の確認、注文完了
- 配送
手続きを行う際は、事前に取得したMNP予約番号、契約者の名前や生年月日、現住所が確認できる本人確認書類、支払先となる契約者本人名義のクレジットカードや特定金融機関口座が必要です。
本人確認書類に関しては、スマホなどで撮影した本人確認書類の画像をオンラインで送信する必要があります。
画像が不鮮明だったり、必要な箇所がきちんと撮影されていない場合はやり直しになるため、あらかじめ撮影して画像を用意してから手続きを進めても良いでしょう。
ドコモへの乗り換えはオンラインがおすすめ
ここまでは、他社携帯電話からドコモに乗り換える手段やその流れを紹介してきました。ドコモショップでの手続きとオンラインでの手続きのいずれの方がいいのか迷う方もいるかもしれません。
ここでは、ドコモショップで手続きする場合とオンラインで手続きする場合のそれぞれのメリットやデメリットを紹介します。
ドコモショップのメリット・デメリット
ドコモショップのメリットは以下のとおりです。
- 分からないことを直接ショップ店員に質問できる
- スマホの端末を直接見たり触ったりすることができる
契約プランなど分からないことを直接ショップ店員に質問できたり、スマホの端末を直接見たり触ったりすることができることはショップならではのメリットです。
一方でデメリットとしては以下のことがあげられます。
- 在庫切れのリスクがある
- 手数料が高くなる
- 待ち時間が長くなることがある
訪れたドコモショップに在庫がない場合は取り寄せになることから、手続きが一旦をストップします。入荷後再びドコモショップに足を運ぶ必要もあるので、時間がかかってしまいます。
こうした事態を回避するためには、あらかじめ手続きをする店舗に在庫があるか確認しておくとよいでしょう。
またドコモショップで手続きをする際は手数料が高くなります。店舗に対する手数料として5,000円ほどの料金がかかります。
ドコモのウェブサイトには、来店日時を登録できる「来店予約」機能があり、ウェブ上で来店する日時を予約すると、予約当日は優先的に案内されます。
しかし実際には待ち時間が発生することもあるので、あくまで優先と考えておくことです。
オンラインショップのメリット・デメリット
オンラインショップを利用するメリットは下記のとおりです。
- 事務手数料がかからない
- 24時間受付可能
- チャットサポートが受けられる
- 商品がすぐ手元に届く
ドコモオンラインショップで手続きを行うメリットとして、事務手数料が無料になる点があげられます。さらに24時間受付可能であることから、店舗に訪れる事が難しい人でも手続きが可能です。
わからないことは、チャットサポートで質問すると即座に対応してくれることも魅力的です。
購入後は最短で翌日には商品を発送してもらえることから、ショップで購入する場合と比較してもそれほど大きな差はなく手元に商品が届きます。
オンラインショップで考えられるデメリットが以下のとおりです。
- 全部自分で行う必要がある
- 機種を手にとって確認できない
オンラインショップでの手続きが自力で進めていく必要があります。しかしチャットサポートがあるのでそれほど困ることはないでしょう。
また機種を手にとって確認できませんが、量販店などで事前に確認してから自分でオンラインショップ手続きをすることでデメリットは解消されます。
以上のことを比較するとドコモショップで行うよりもオンラインで行う方がメリットが多いため、実際に手続きを進める際は、オンラインショップの利用をおすすめします。
ドコモへの乗り換え時にお得なキャンペーン
ドコモでは、他社携帯電話会社からドコモに乗り換えする方を対象にしたお得なキャンペーンを実施しています。
しかし、キャンペーンごとに期間や適用条件などが異なることから、全てのキャンペーンを利用できるとは限らないので気をつけましょう。キャンペーンが自分に当てはまるのかしっかり確認することが大切です。
ここからは、ドコモが用意しているキャンペーンの中で代表的なものをいくつか紹介していきます。
下取りプログラム
「下取りプログラム」では、今持っているiPhoneやドコモのスマートフォン、タブレット、ドコモ ケータイなどを下取り申込みをして端末を預けると、携帯電話機などの購入代金から最大63,546円が割引されます。
5Gギガホ割
「5Gギガホ」に加入すると、初回適用月から最大6ヶ月間、対象料金プランの月額料金から1,000円割引されます。
データ量無制限キャンペーン
キャンペーン期間中は5Gギガホ契約者は、毎月の利用可能データ量が100GBから無制限になる「データ量無制限キャンペーン」が適用されます。
5Gギガホ契約者は漏れなく適用になるため、エントリーは不要です。
ギガホ音声割
初めて「5Gギガホ」を契約する人は、音声オプションから最大12ヶ月、月額700円割引になる「5Gギガホ音声割」が適用されます。
対象オプションは、「かけ放題オプション」と「5分通話無料オプション」です。
5G WELCOME割
ドコモで5G対応機種を購入すると、機種代金を5,000円~20,000円割引してもらえる「5G WELCOME割」があります。スマホおかえしプログラムとの併用も可能です。
ドコモオンラインショップで購入した場合は、対象機種および対象となる手続きによっては、個人客にはdポイント(期間・用途限定)、法人客にはドコモポイントでの還元となることがあります。
ポイント還元時に、dポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員であることが必要です。
ギガホ割
ギガホプランに加入すると、初回適用月から最大6ヶ月間、対象プランの月額利用料金から1,000円割引です。
ギガホ増量キャンペーン2
ギガホ2プランを契約すると、毎月の利用可能データ量が30GB増量する「ギガホ増量キャンペーン2」が適用されます。キャンペーンが適用になれば、1ヶ月あたり合計60GB使用できます。
スマホおかえしプログラム
対象のスマホを36回分割払いで購入した方がそのスマホを返却すると、最大12回分の分割支払い金が不要になるキャンペーンです。
スマホおかえしプログラムに加入したdポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員が対象です。
端末購入割引
他社のスマホからドコモのスマホへ乗り換えを行う際に対象機種を購入すると、機種代金が5,000円~20,000円割引されるキャンペーンです。
対象機種をドコモオンラインショップで購入した場合は、個人にはdポイントでの還元、法人にはドコモポイントでの還元です。
端末購入割引は他の割引キャンペーンとの併用ができない可能性があるので、事前に確認することをおすすめします。
はじめてスマホ購入サポート
「はじめてスマホ購入サポート」は、他社3G回線の指定プランからXiデータプランへ乗り換えて対象機種を購入すると、機種代金が14,850円~20,000円割引されるキャンペーンです。
ドコモに乗り換える際の注意点
携帯電話の契約を行う際、現在契約している会社やドコモの規約があることからスムーズに手続きを進めることができないケースがあります。
また、乗り換えにあたり予想外の出費が発生する可能性もあるので気をつける必要があります。
ドコモに乗り換える際には、具体的にどのような点に注意して手続きを進める必要があるのでしょうか。ここからは、他社からドコモに乗り換える際の注意点をひとつひとつピックアップして紹介します。
代理人による手続きは不可
個人名義でドコモの新規契約を行う場合は、原則として契約者本人からの申し込みが必要です。契約者の家族を除く代理人からの申し込みはできません。
事情があり本人が直接ショップに行くことができない場合は、例外的に契約者の家族が代理で申し込みを行えます。その際は本人の代理人であることを証明する書類が別途必要です。
具体的には、契約者の本人確認書類や委任状、契約者の家族の本人確認書類、家族であることが証明できる書類(マイナンバーの印字がない住民票や戸籍謄本)などが求められます。
契約者の名義を確認しておく
MNPによる新規申し込みの際は、移転元事業者の契約者とドコモの契約者が同一人物でなければ契約はできません。
現在の会社の契約者名が親の名義になっている場合があり、その際は親の名義から自分の名義に変更手続きを行うことが必要です。
新規申し込みを行う前には、現在の契約者の名義を事前に確認しておくことをおすすめします。
機種代金の残債を確認しておく
ドコモに乗り換える前に、現在使用している携帯電話やスマートフォン代金の分割払いの残債がないかを確認しておく必要があります。
もし残債がある場合は、ドコモに乗り換えした後に請求されることもあり、予想外の出費になる可能性があります。
契約更新月を確認する
現在契約している携帯電話会社を解約する際、契約解除料金が発生する可能性があるので注意が必要です。
一般的に、携帯電話の契約には数年ごとの縛りがあり、契約した月(更新月)以外の月に解約すると解除料金が発生します。
携帯電話を乗り換える際は現在契約している携帯電話会社の契約内容を確かめて、更新月を確認することをおすすめします。
キャンペーンを利用してドコモへお得に乗り換えよう
ドコモに乗り換える手順は覚えてしまえば簡単です。最後におさらいしておきましょう。
- 必要なものを準備する
- 今使っているキャリアで「MNP予約番号」を取得する
- ドコモでMNPを利用した乗り換え手続きをする(オンラインショップがおすすめ)
手続き方法がたくさんあるため難しく感じますが、以上のように実は大まかな手順はたった3つです。
現在は乗り換え者にたいしてキャンペーンも実施しているので、この機会に思い切って乗り換えしてみてはいかがでしょうか。