iPhone/iPadのワンセグ視聴方法【図解】|リアルタイムでテレビを見れる?おすすめのワンセグ・フルセグチューナーも
やり方さえ工夫をすれば、iPhoneでもワンセグを見ることが可能です。この記事では、iPhoneでワンセグを見る方法について詳しく解説していきます。また、iPhoneでワンセグを見るときの注意点も記載していますので、しっかり確認しましょう。
この記事の目次
iPhoneでテレビを見ることができたら、スポーツの実況生中継が気になるときなどに、出先でもチェックできますよね。しかし残念ながら、iPhoneにはワンセグを視聴できる機能が搭載されていません。
ただし、あるアイテムを利用すれば、iPhoneでワンセグを見ることができます。
その方法は決して難しいものではありませんので、ぜひ試してみてください。
iPhoneでワンセグを見る方法
iPhoneでワンセグを見るには、次の3通りの方法があります。
それぞれの方法のメリットとデメリットをふまえたうえで、自分に一番合う方法はどれかを確認していきましょう。
ワンセグまたはフルセグチューナーを付ける
iPhoneでテレビ視聴する方法として代表的なものが、ワンセグチューナーを付ける方法です。
Lightningコネクタを使って接続するものと、WiFiを使って接続するものがあります。
また、ワンセグチューナーには次の2種類があります。
フルセグとは、ワンセグより画質の高いテレビ視聴ができる電波のことです。
ただし、その画質のよさのため、視聴の際には電波強度がしっかりと安定しているのが必須条件となります。
よって、ワンセグ/フルセグ兼用チューナーは、事前に自分の視聴環境がフルセグに対応していると分かっている方や、テレビ画面の高画質にこだわりをもっている方におすすめです。
一方、ワンセグ専用のチューナーは、ワンセグ/フルセグ兼用のチューナーよりも性能が劣るため、低価格である傾向にあります。予算を抑えたい方や画質にこだわらない方はこちらを選びましょう。
なお、ワンセグチューナーはあまり需要がないためか、取り扱いのない家電量販店もあります。そのため、楽天市場など通販サイトを使っての購入が一番入手しやすいです。
ワンセグチューナーのメリット
ワンセグチューナーを使用してテレビ視聴をする場合の使用回線は、電話回線やネット回線ではなく、ワンセグの専用回線です。
ネット回線を使用しないため、データ通信容量の消費や、それに伴う費用を気にせずに視聴することが可能です。
ちなみに、山間部などネット回線が届かないようなところでも、ワンセグの電波さえ入ればテレビが見られますので、キャンプ好きなアウトドア派の方にもおすすめです。
ワンセグチューナーのデメリット
ワンセグチューナーがWiFiタイプである場合、テレビ視聴している間はデータ通信ができません。また、iPhoneと一緒に持ち運ばなければならないため、荷物になってしまう点もデメリットです。
さらに、チューナーは充電式なので、使用前に電源が十分かどうかを確認する必要があります。特に、外出先で使うときにはモバイルバッテリーが必須アイテムとなりますので、忘れないようにしましょう。
自宅のハードディスクレコーダーを利用する
自宅のチューナーつきハードディスクレコーダーを利用し、録画したものをiPhoneで視聴するのも、ひとつの選択肢としてあげられます。
ハードディスクレコーダーがネット接続でき、NASのように利用できるタイプなら、外出先でもiPhoneを使って視聴することが可能なのです。
なお、NASとは、ネットワーク(LAN)上に接続できるハードディスクのことをいいます。LAN接続であるため、1対複数の同時接続を実現できます。
ハードディスクレコーダーを利用するメリット
ワンセグチューナーのように、持ち運びの手間がかかりません。ネットにつながっているiPhoneさえあれば、いつでも手軽にテレビ視聴ができるのが大きなメリットです。
しかも、ワンセグだけではなくフルセグにも対応していますので、高画質の録画をそのまま視聴できます。
ただし、視聴時の画質は録画するときの設定に依存するため、録画の際には必ず画質モードを確認しましょう。
ハードディスクレコーダーを利用するデメリット
ハードディスクレコーダーが高額なことや、WiFiがつながらない場所で視聴した場合、データ容量を消費してしまう点がデメリットだといえます。
夢中で見ていると、あっという間にギガが不足してしまうことになりかねません。
さらに、最大のデメリットとして「録画したものしか視聴できない」ことがあげられます。
万が一、災害で被災するなどの緊急事態に陥った際、リアルタイムで情報を得られない方法だと認識しておいてください。
地デジ放送を視聴できるアプリを利用する
地デジ放送が見られるアプリをiPhoneにインストールして、見逃してしまったテレビ番組を視聴する方法もあります。
次に、TVアプリで人気があるものを人気順にまとめましたので、参考にしてください。
- TVer(ティーバー):民放5社(フジテレビ・TBSテレビ・日本テレビ・テレビ朝日・テレビ東京)のおよそ200番組を、地デジ放送の終了より7日間無料で視聴できます。
- TBS FREE:TBSで人気のドラマやバラエティ、アニメなど一部の人気番組を、放送終了後より1週間無料で視聴することが可能です。
- エムキャス:TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)やウェザーニュース、群馬テレビで見逃してしまった番組を無料で視聴できます。番組によっては、ライブ配信もおこなっています。
- AmebaTV:無料ネットTVの中で一番人気を誇るこちらのアプリのTV番組は、オリジナル番組や見逃してしまったテレビ番組が放送されています。
TVアプリのメリット
TVアプリは、暇なときに面白そうな動画を探して見ることができる、「YouTube」のような感覚で使えるアプリです。
配信期間中ならいつでも無料で見れますので、YouTubeよりもリアルタイムに近い番組を楽しめます。当然、YouTubeを超える高画質が期待できます。
また、番組視聴の際は、ダウンロードではなくストリーミングでの再生となるため、iPhoneのストレージ容量を消費しません。そして、ネット環境さえ整っていればスムーズに再生できるのもメリットです。
※ダウンロード:スマホの内部ストレージに保存している動画データを再生する仕組みのことをいいます。ストリーミングとは違い、モバイル回線を使用する必要がありませんので、データ通信量がかからないのが特長です。
TVアプリのデメリット
「TVアプリのメリット」でも記載しましたが、TVアプリはストリーミングでの再生により視聴できるシステムになっています。
ストリーミング再生は、オフラインでも見られるダウンロード再生と違い、WiFi環境がないところでは見れません。よって、視聴しているときに通信状態が悪いと映像が途切れてしまいます。
また、WiFiにつながっていなくてもネットを楽しめるモバイル回線「LTE」や「4G」で再生すると、データ容量を著しく消費します。
再生を続けていると、あっという間にデータ容量を超えてしまい、速度制限がかかったり追加料金が課金されたりするので、視聴合計時間には注意が必要です。
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チューナーでワンセグを見るときの手順
チューナーとiPhoneを接続するには、2通りの方法があります。
ひとつはLightningコネクタを使用する方法、もうひとつはWiFiを使用する方法です。
ただし、WiFiを使って接続する方法では、当然WiFi環境が整っている場所でしかワンセグ視聴ができません。その場合は、ポケットWiFiなどのモバイルルーターの導入を検討してみてください。
料金が安くて持ち運びやすく、工事も必要ありませんのですぐに使用できます。
それでは、チューナーでワンセグを見るときの手順をみていきましょう。
手順1.iPhone視聴用のアプリをダウンロードする
iPhoneに搭載されている「App Store」より、ワンセグ視聴用アプリをダウンロードしてください。
ワンセグサービスを利用するためには、LightningコネクタのチューナーとWiFiを使用するチューナー、それぞれ専用の視聴アプリをダウンロードする必要があります。
Lightningコネクタを使用したチューナーでの方法
まずは、Lightningコネクタ搭載のチューナーで視聴する方法を紹介します。
「App Store」をタップしましょう。
「無料」をタップすると「インストール」というアイコンが出ますので、それをタップしてください。
ダウンロード完了です。
WiFiを使用するチューナーでの方法
もう一方は、iPhoneとワイヤレスのワンセグチューナーを、WiFi接続してワンセグを視聴するやり方です。
「App Store」をタップしましょう。
「無料」をタップすると「インストール」というアイコンが出ますので、それをタップしてください。
専用の視聴アプリをダウンロードできました。
手順2.iPhoneにワンセグチューナーを接続する
ワンセグチューナーの接続法も、LightningコネクタのチューナーとWiFiを使用するチューナーとではそれぞれ異なります。
Lightningコネクタを使用したチューナーでの方法
Lightningコネクタ搭載のチューナーの場合は、iPhoneにワンセグチューナーを直接接続します。いつも充電するときに使用するコードの先端と、同じ形状の部分を差し込みましょう。
WiFiを使用するチューナーでの方法
ワイヤレスチューナーの場合は、WiFiで接続するひと手間が加わります。まず、ワイヤレスチューナーの電源をオンにしてください。
次に、iPhoneとワイヤレスチューナーをWiFiで接続します。iPhoneのWiFi接続設定画面にある「ネットワークを選択」欄より「SegClipxxxx」を選んでください。
「設定」をタップしましょう。
「WiFi」を選択してください。
WiFiをオンにして「SegClipxxxx」を選択しましょう。画面左上の「3G」「4G」もしくは「LTE」がWiFiのマークに変われば完了です。
手順3.受信地域の設定をおこなう
Lightningコネクタ搭載のチューナーの場合は、ワンセグ視聴アプリを起動して画面の指示に従い、受信地域の設定が完了すればワンセグ視聴を開始できます。
一方、ワイヤレスチューナーに関しては、受信地域の設定は必要ありません。しかし、チャンネルを検索してからリスト名を入力するなど、ひと手間がかかることは確かです。
Lightningコネクタを使用したチューナーでの方法
手動でチャンネル設定をおこないたい場合は、地域を選択してください。
また、自動でチャンネル設定をおこないたい際には、「手動設定」をオフに変えてから「チャンネルスキャン」をタップしましょう。そうすれば、視聴できるチャンネルを自動で設定することが可能になります。
「ちょいテレi」を起動させます。
手動でチャンネル設定するのであれば、現在地の地域を指定しましょう。
自動でチャンネル設定する場合には、「チャンネルスキャン」をタップしてください。
チャンネル設定をおこなうことにより、視聴が可能なチャンネルを一覧で表示できます。視聴したいチャンネルを選択し、ワンセグ放送の視聴を開始しましょう。
WiFiを使用するチューナーでの方法
視聴アプリを起動させて「チャンネル検索」をすれば、視聴できるチャンネルを自動で設定することが可能です。ただし、チャンネルの検索は、ワンセグ放送が受信できる場所でおこなってください。
「SegClip」アプリを起動させましょう。
「チャンネル検索」をタップしてください。
検索が完了すると、リスト名を入力する画面が表示されますので、任意のリスト名を入力し「+」のアイコンをタップしましょう。
チャンネル 一覧の中から、視聴したいチャンネルを選択してください。
ワンセグを視聴できるようになりました。
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iPhoneでのワンセグ視聴におすすめのチューナー
これから、iPhoneでのワンセグ視聴におすすめのチューナー3選を紹介していきます。なお、選定基準は「iPhoneで利用できるチューナー」です。
BUFFLO ワンセグチューナー 1S-IPM110
Lightningコネクタ搭載の、iPhoneでワンセグ放送を見ることができるワンセグチューナーです。対応機種は、iPhone5/5s/5c/6/6Plus・iPod touch・iPad Air・iPad・iPad mini用となります。
従来の製品より体積比がおよそ7%ダウン、重量比もおよそ20%ダウンしており、持ち運ぶときはもちろん、視聴する際の負担を大幅に軽減することが可能です。
I-O DATA ワンセグチューナー GV-SC500
iPhoneとチューナーをWiFiで接続して使用するワイヤレスのチューナーで、iPhoneやAndroidに対応しており、録画できるのが特長です。
ワイヤレスでの接続なので、iPhone等の端末にコネクタやケーブルを接続する必要がありません。そのため、製品をカバンの中に入れておくだけで、ワンセグを視聴・録画できます。
PIXELA Xit Stick XIT-STK200
こちらの製品はフルセグにも対応しており、iPhoneのLightningコネクタに挿すだけで簡単にフルセグ受信ができます。
重量およそ15gと軽量かつコンパクトな設計ですので、持ち運びに苦労を一切感じさせません。また、iPhoneからチューナー本体に直接給電されるため、充電する手間が省けるのも魅力です。
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iPhoneでテレビを見るときの注意点
iPhoneでテレビを見る際には、注意しなければならないことがいくつかあげられます。次に、大きく2つの事項について詳しく解説していきますので、しっかりチェックしてください。
特に、「NHKの受信料が発生する可能性がある」件においては、近年NHK受信料の未払い訴訟がニュースで取り上げられていることもあり、慎重な対応が求められます。
NHKの受信料が発生する可能性あり
以前は、ワンセグチューナーを使ってテレビ視聴をする際、チューナー購入に費用が発生するものの、それ以降は料金がかからず無料でした。
しかし、最高裁判所は2019年3月、「ワンセグ視聴が可能であるスマホを所持しているだけで、NHKの受信料を負担する義務が生じる」と判決を下しました。このことは、NHKや共同通信が報じています。
iPhone自体にはワンセグ機能が搭載されていませんので、受信料支払い義務対象外のスマホでした。ただし、ワンセグチューナーを持っていると、受信料の対象になると解釈できることは否めません。
現に、ワンセグ機能が搭載されているAndroidスマホのは、月額1,225円(税込)の受信料を負担する義務が生じています。
そのため、今後ワンセグチューナーを使用してiPhoneでテレビを視聴する場合は、NHK受信料が発生する可能性が高いと考えておくべきです。
チューナーは機種によって録画できない
古い機種のチューナーを選んでしまうと、録画ができないことがありますので注意しましょう。
ワンセグチューナーは、最近フルセグ対応の機種がたくさん発売されています。フルセグ対応チューナーは、ワンセグチューナーと比べて価格が高い傾向にあり、10,000円以上する製品が多いです。
ただし、新型のワンセグ/フルセグ兼用チューナーであれば、ほとんどのものに録画機能がついています。せっかくワンセグを楽しむなら、録画しておいて後からも視聴できるチューナーを選ぶことをおすすめします。
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自分に合う方法でワンセグを視聴しよう
これまでみてきたように、iPhoneでワンセグを見るには3通りの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。これらをしっかりと把握したうえで、自分に最も合うやり方を見つけてください。
iPhoneでテレビを視聴できるようになれば、普段の生活が格段に変わるはずです。ただし、NHKの受信料がかかる可能性があるなどの注意点には、くれぐれも気をつけてください。