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格安SIMでiPhone 8は本当に安くなる?|キャリアから乗り換えたときの料金差を計算!

更新日:2021.02.08

iPhone 8で格安SIMを使いたい!でも、本当に格安SIMを使うとスマホの月額料金は安くなるのでしょうか?そんな疑問に答えます。今回の記事ではdocomo(ドコモ)、au、SoftBank(ソフトバンク)3社の月額料金と比較してみましたが、実は2年間で10万円近くもお得に使える可能性があるようです!

月額料金が安いと話題の格安SIMですが、果たして本当にiPhone 8で利用すると安く使えるのでしょうか?今回の記事では、docomoなど大手キャリアと基本料金を比較して、どれだけお得になるか、その目安を紹介します!。対応しているMVNOやプランにも違いがあるので確認しておきましょう!


格安SIMでiPhone 8を使うと本当に安くなる?


出典:Apple

iPhone 8を購入した、もしくは購入を検討している方で、月額料金の安い格安SIMへの乗り換えを検討している方も多いはずです。

ただし「格安SIMへ乗り換えて、実際にどれくらい安くなるのか」という目安がなければ乗り換えするのも不安なので、まずはdocomoから乗り換えた場合にどの程度安くなるのか計算してみましょう。

docomo(ドコモ)から格安SIMに乗り換えた場合の例

まずはdocomoで利用する場合の月額料金を見てみましょう、

以下の表は、docomoで「5分かけ放題で、月2GB高速通信」が使えるプランを選択した場合です。

docomo料金プラン~1GB~3GB~5GB~7GB
ギガライト2,980円(2年定期契約あり)3,980円(2年定期契約あり)4,980円(2年定期契約あり)5,980円(2年定期契約あり)

見ての通り、一番高速データ通信容量の少ない2GBのデータSパックと5分かけ放題を組み合わせると、2年の定期契約付きで約6,000円程度の基本料金がかかります。

次に格安SIMの月額料金をチェック。例えばIIJmioの「10分かけ放題、月3GBまで高速通信が使えるプラン」では、以下のような基本料金になっています。

IIJmioの場合10分かけ放題+3GB
ミニマムスタートプラン(3GB)972円
音声通話機能付きSIM756円
通話定額オプション(10分かけ放題)896円
(同一mioID契約間通話は30分以内通話無料)
月額基本料金2,624円/月~

基本月額料金は約2,600円からと、かなり安くなっています。基本料金だけ見ると差額にして月額約3,300円お得、ということは年間で約4万円、2年間では約8万円差がつきます。しかもこちらの比較対象はかけ放題の時間が2倍、通信は+1GBも多く使えるプランなので、この場合には乗り換えてしまった方が月額料金はお得になる可能性が高いですね。

docomoの月額料金
5,940円/月~(5分かけ放題+2GB)
IIJmioの月額料金
2,624円/月~(10分かけ放題+3GB)
月差額
▲3,316円
1年間での差額
▲3万9,792円
2年間での差額
▲7万9,584円

auから格安SIMに乗り換えた場合の例

auから乗り換える場合はどうでしょうか。

au5分かけ放題 + 3GB
スーパーカケホ(5分かけ放題)1,836円
(2年更新契約(誰でも割)の場合)
LTE NET324円
データ定額サービス(3GB)4,536円
月額基本料金6,696円/月~

auの場合は3GBのデータ定額サービスがあるので同じ高速データ通信容量で比較できます。
月額基本料金は5分かけ放題つきで6,696円。IIJmioでは先程確認したように2,624円/月で10分かけ放題が付いてくるので、auとの比較でも、格安SIMへ乗り換えてしまった方がお得に使えるケースが多そうです。2年間で10万円近い差額が出てきます。

auの月額料金
6,696円/月~(5分かけ放題+3GB)
IIJmioの月額料金
2,624円/月~(10分かけ放題+3GB)
月差額
▲4,072円
1年間での差額
▲4万8,864円
2年間での差額
▲9万7,728円

SoftBank(ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えた場合の例

SoftBankとの月額料金も比較してみます。こちらは「5分かけ放題 + 1GB高速通信容量」のプランで比較。

SoftBank5分かけ放題 + 1GB
スマ放題ライト(5分かけ放題)1,836円
(2年更新契約の場合)
ウェブ使用料324円
データ定額ミニ(1GB)3,132円
月額基本料金5,292円/月~

SoftBankの高速通信が月1GBまでの基本料金と比較しても、IIJmioの10分かけ放題 + 3GBプランの基本料金のほうが安いです。

SoftBankの月額料金
5,292円/月~(5分かけ放題+1GB)
IIJmioの月額料金
2,624円/月~(10分かけ放題+3GB)
月差額
▲2,668円
1年間での差額
▲3万2,016円
2年間での差額
▲6万4,032円

大手キャリア3社の似たようなプランと比較してみると、今回紹介している例では圧倒的に格安SIMの基本料金の方が安いです。大容量プランではさらに月額料金に差がつく場合もあるので、基本料金だけで見た場合には、格安SIMに乗り換えてしまった方がiPhone 8をお得に使えます。

月額料金・スマホ代金比較での注意点

  • 月々サポート・毎月割・月月割、学割も考慮しておく

すでに紹介したように、基本料金だけで見ると格安SIMの方が安いのですが、大手キャリア3社では端末購入して諸条件を満たすと、毎月の割引があります。docomoでは月々サポート、auでは毎月割、Softbankでは月月割など名称が異なりますが、基本的にはどれも似たようなものです。

iPhone 8をキャリアで購入すると毎月の割引が付いてくるので、こちらも考慮すると、格安SIMとの差額は少し小さくなる可能性はあります。以下はdocomoでiPhone 8を購入した場合の実質価格。(割引を24回受けた場合に限る)

docomoIIJmio
iPhone 8(64GBモデル)を購入8万8,776円
(docomoの機種変更で購入した場合)
8万5,104円
(Apple StoreでSIMフリー版を一括購入した場合)
月々サポート月最大2,403円割引(×24回)-
機種代金実質3万1,104円
(割引を全て消化した場合)
8万5,104円

それでも約2年間の合計費用を比較してみると、2万5,000円以上もIIJmioの方が安いです。しかしながら、docomo契約が新規であったりMNPであったりして学割なども絡んでくると、差額はより小さくなることにも注意しておくべきでしょう。

当然docomoの場合学割は年齢が限定されてきますし、学割の割引を含んだとしても格安SIMの方が安いことが多々あります。単身で利用する場合と家族全員を含めた場合でもまたお得度は変わってくるので、まずは「格安SIMに乗り換えるとどれだけ安くなるのか?」を、公式サイトで確認してみるのがよいでしょう。

その代わり、格安SIMではキャンペーンが頻繁に実施されているのも特長です。例えばIIJmioでは下記のキャンペーンが実施されており、こういった面でも格安SIMでの運用は非常におトクだと言えるでしょう。

【IIJmio】最新キャンペーンはこちら

iPhone 8が利用可能な格安SIM・MVNOを見極める方法

「iPhone 8の使える格安SIM」も確認してみましょう。

「SIMフリー版」と「キャリア版」の違い

iPhone 8にはApple Storeで購入できる「SIMフリー版」と、docomoやau、SoftBankなどから販売されている「キャリア版」があります。

大きな違いは「SIMロックがかかっているか」という部分で、キャリア版にはSIMロックがかけられています。SIMロックがかかっていると他社の提供する通信網で使えないので、例えばSIMロックのかかったdocomo版のiPhone 8はau系の通信網ではそのまま使えないことになりますし、SoftBank系の通信網でも使えません。

ただしこれは「SIMロック解除」の手続きを行えば解除できるようになっており、例えばau版のiPhone 7 Plusであっても、SIMロック解除さえしてあれば、IIJmioのdocomo網を利用したタイプDプランで使えるようになるわけです。

もちろん「docomo版のiPhone 8を、docomo回線を利用した格安SIMで使う」という場合には、SIMロック解除は必要ありません。これはdocomo版のiPhone 8が、docomo回線に関してはロックをかけていないからです。自社系のネットワークなので、当然といえば当然ですね。

iPhone 8のSIMロック解除docomo回線の格安SIMau回線の格安SIMSoftBank回線の格安SIM
SIMフリー版不要(元々ロックなし)不要(元々ロックなし)不要(元々ロックなし)
docomo版不要
au版不要
SoftBank版不要

基本的には上記表の通りですが、格安SIMによって異なる場合もあります。

「ややこしくてよくわからない」という方は、格安SIMの「動作確認済み端末」などのページで確認するのが確実です。

iPhone 8/8 Plusは「MVNOロック」なし!

近年、総務省が格安SIMの推進に一役買っています。
2017年1月に公表したガイドラインでは、2017年8月1日以降に発売される端末については、同じ回線のMVNO向けSIMロック廃止をルール化しました。

どういうことかというと、2017年8月1日以前に発売されたauとSoftBankの端末では、同じau・SoftBank回線の格安SIMを使う場合でも、一部を除いてSIMロックの解除が必要でした。
しかし、2017年8月1日以降に発売されたiPhone 8/8 Plusはそういった手間なしに、つまりdocomo端末であればSIMロック解除なしでdocomo回線の格安SIMが使えるのと同じくそのまま使えるようになったということですね。
特にau VoLTE対応SIMを利用する場合は、同じau回線の格安SIMでもSIMロックの解除が必須でした。ちょっとした面倒になっていたので、auユーザーにとっては朗報です!
今後はキャリアが販売するスマートフォンからも、より格安SIMに乗り換えやすくなります。
ただし、キャリア向けのSIMロックは従来と同様にかけられています。例えばdocomoのiPhone 8をauの格安SIMで使うなど、他キャリア回線を使う場合はやはりSIMロックを解除しなければなりません。

格安SIMの「動作確認済み」端末を確認しておこう

一番確実にiPhone 8の利用可否を確認する方法は、各社がホームページ上に掲載している「動作確認済み端末」のページなどを確認することです。


出典:IIJmio 動作確認済み端末一覧(タイプD/ドコモ網)

こういったページでは、格安SIMを提供する各社が独自でインターネットや通話がしっかりできるかどうか、独自に検証を行っています。例えばIIJmioのタイプDでは、iPhone 8はSIMフリー版/docomo版共にiOS11.2.6のバージョンで使えることが確認されています。

iPhoneであればほとんどの会社が動作確認を行っているので、すぐに調べられるはずです。

iPhone 8が「動作確認済み」の格安SIM・MVNO

iPhone 8が実際に動作確認済みとなっている格安SIM・MVNOもいくつかご紹介しておきます。

MVNO回線種別iPhone 8データ通信通話テザリングiOSバージョン
IIJmio タイプDdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.2.6 (15D100)
IIJmio タイプAau網SIMフリー版
au版
×iOS 11.2.6 (15D100)
楽天モバイルdocomo網SIMフリー版iOS11.1.2
OCN モバイル ONEdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.0
LINEモバイルdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.0
mineo Dプランdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS11.2.6 (15D100)
mineo Aプランau網SIMフリー版
au版
×iOS11.2.6 (15D100)
BIGLOBEモバイル タイプDdocomo網SIMフリー版
docomo版

SoftBank版(SIMロック解除必要)
iOS 11.2.6
BIGLOBEモバイル タイプAau網SIMフリー版

SoftBank版 (SIMロック解除必要)
×iOS 11.2.6
UQモバイルau網SIMフリー版
au版

docomo版/SoftBank版(SIMロック解除必要)
×iOS 11.2.6
DMM mobiledocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.2.6 (15D100)
Y!mobileY!mobile
(SoftBank)網
SIMフリー版

docomo/au/SoftBank版(SIMロック解除必要)
iOS 11
イオンモバイル タイプ1
(NTTドコモ回線)
docomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.2.2 (15C202)
イオンモバイル タイプ2
(NTTドコモ回線)
docomo網SIMフリー版
docomo版
×
(データ通信専用)
docomo版は×iOS 11.0
イオンモバイル タイプ1
(au回線)
au網SIMフリー版
au版
×iOS 11.2.5 (15D60)
NifModocomo網SIMフリー版iOS11.2.6 (15D100)
U-mobiledocomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし
U-mobile LTE使い放題docomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし
U-mobile for iPhonedocomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし
U-mobile MAXdocomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし
U-mobile USEN MUSIC SIMdocomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし
U-mobile SSoftBank網SoftBank版×
(データ通信専用)
×情報なし
b-mobile(ドコモ回線対応SIM)docomo網docomo版iOS 11.0
b-mobile(ソフトバンク対応SIM)SoftBank網SoftBank版×iOS 11.0
LIBMOdocomo網docomo版iOS 11
J:COM MOBILE Dプランdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.1.2 (15B202)
エキサイトモバイルdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.2.6 (15D100)
Fiimo Dプランdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.2.6 (15D100)
Fiimo Aプランau網SIMフリー版
au版
×iOS 11.2.6 (15D100)
QTmobile Dタイプdocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.2.5 (15D60)
QTmobile Aタイプau網SIMフリー版
au版
×iOS 11.2.5(15D60)
QTmobile SタイプSoftBank網SIMフリー版
SoftBank版
×iOS 11.0
DTI SIMdocomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし情報なしiOS 11.0.3
nuroモバイル ドコモ回線
docomo網SIMフリー版
docomo版
情報なし情報なし
nuroモバイル ソフトバンク回線SoftBank網SIMフリー版
SoftBank版
×情報なし
LinksMatedocomo網SIMフリー版
docomo版
iOS 11.0 (15A372)
備考※データ通信専用プランで音声通話機能は利用できません。
※情報なしの場合も、ホームページに明記していないだけで使える可能性があります。また、機能は利用プランにもよります。
※2018年3月時点の、各社ホームページから確認できる情報です。

テザリングの利用可否は要チェック

  • 回線網と購入キャリアが異なる場合には、基本SIMロック解除が必要
  • au、SoftBank回線網を利用した格安SIMは、テザリング非対応が多い

すでに記事前半で説明したように、「docomoで購入したiPhone 8をSoftBank回線の格安SIMで使いたい」「SoftBankで購入したiPhone 8をau回線の格安SIMで使いたい」などといった場合には、キャリア版は他社回線網への利用に対してSIMロックがかかっていることから、基本的にはSIMロック解除が必要です。

また機能の利用可否では、現状「au・SoftBank回線網を利用した格安SIMではテザリングを使えないことが多い」部分も注意しておきましょう。もしテザリングを利用したい場合には、動作確認済みとなっているdocomo回線のプランをおすすめします。

iPhone 8はどの格安SIMがおすすめ?

  1. 格安SIMで使うと、月額料金は安くなる可能性が高い
  2. 回線網と同じキャリアで購入したiPhone 8は、SIMロック解除が不要
  3. 回線網と別のキャリアで購入したiPhone 8は、SIMロック解除が必要
  4. au・SoftBank網を利用した格安SIMでは、iPhoneでテザリングが使えない可能性もある

iPhone 8と格安SIMの利用について紹介しました。

まずは格安SIMへ乗り換えると月額料金を安く運用できる可能性が高いのが1点。様々な回線網を採用した格安SIMがありますが、特にauとSoftBank系の回線を利用したプランではテザリングが使えないことがあるので注意が必要です。もしau版やSoftBank版のiPhone 8で格安SIM+テザリングを使いたいということであれば、そのiPhoneをSIMロック解除して、docomo回線で利用することも考えておきたいですね。

もちろんおすすめの格安SIMというのは、例えば動画を多く観る方なら大容量のプランがおすすめですし、通話を多くする方ならかけ放題のあるプランがおすすめなので、つまるところあなたのiPhoneの使い方に依存します。下記の「格安SIM診断」では、現在のスマホの利用状況を答えるだけでおすすめのSIMカードプランや月額料金を教えてくれるので、まだ格安SIMへ乗り換えていない方は試してみましょう。

自分にあった格安SIMを診断してみる!

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