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FREETEL(フリーテル)とは?スマホメーカー?MVNO?

更新日:2020.10.21

近年の携帯電話市場では「SIMフリースマホ」というのが1つのキーワードになっています。FREETEL(フリーテル)はそんなSIMフリースマホのメーカーでありながら、MVNOでもあるのです。プラスワン・マーケティング株式会社が扱うFREETELを紹介します!

近年の携帯電話市場では「SIMフリーモデル」というのが1つのキーワードになっています。世間における格安SIMやMVNOの認知が高まり、アップルもiPhone6から国内向けにSIMフリーモデルを展開するなど、今やキャリアに縛られない端末選びが日本でも始まりつつあると言えます。

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FREETEL(フリーテル)とは格安スマホのメーカーでもあり、MVNO事業者でもあります。

FREETEL(フリーテル)とは一体どんなブランドか

SIMフリースマホ市場でシェアを拡大しつつあるFREETELですが、まだまだ一般的には馴染みのないブランド名だと思います。FREETELとは一体どんなブランドなのでしょうか。

メーカーなのにMVNOでもあるプラスワン・マーケティング株式会社

「FREETEL」とは会社の名前ではなくブランド名でして、このブランドを展開しているのは「プラスワン・マーケティング株式会社」という会社になります。

プラス・ワンマーケティングは東京都港区に本社を置く、れっきとした日本企業で、携帯電話やインターネットにまつわる各種事業を行っています。元々は外資系携帯電話会社に勤めていた現代表取締役の増田薫氏が立ち上げました。

FREETELと聞くと詳しい人は「格安スマホメーカーでしょ」と思うはずですが、実はプラスワン・マーケティングのMVNOサービスのブランド名でもあります。この会社は携帯電話本体を扱っているだけでなく、MVNO事業者でもあるわけです。

FREETEL
出典:プラスワン・マーケティング株式会社

携帯電話本体とSIMカードが原則として別々に販売されている海外で長くビジネスを行っていた創業者の増田氏らが「日本でもきっと同じような時代が来る」と目論んでスタートした同社ですが、当初は「こんな端末があったらいいな」という端末を作っていたものの、そのうち「ぴったり合うSIMがないから」ということで自分たちでMVNOとしてのFREETEL(フリーテル)を立ち上げてしまった、という経緯です。

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ただの「輸入販売業者」ではなく「日本品質」にこだわり抜く

FREETELブランドで販売されているSIMフリースマホはいくつかありますが、これらは「自社で企画・開発をして金型まで起こして外部に製造を委託したもの」と「海外のメーカー企画・開発・製造している商品を日本向けに品質強化したもの」の2種類に分かれています。

後者を「CHOICE!freetel製品」という呼び方をするようです。端末の調達先は主に中国のZTE(中興通訊)などです。ZTEは日本のソフトバンクモバイルにも端末を供給しているグローバルメーカーですが、プラスワン・マーケティングでは厳しい日本の消費者の要求にも応えられるように、品質管理の徹底した工場でわざわざ日本向けに品質強化をしてから出荷しています。

よくFREETELの端末を指して「あれは△△製の●●と全く同じ端末だよ」という人がいますが、それは違います。プラスワン・マーケティングの手が入り、FREETELブランドで販売されている以上はあくまでも「似て非なるもの」です。

FREETEL(フリーテル)から出ているSIMフリー端末の数々

FREETELブランドからはいくつかの端末がリリースされていますが、その中から特徴的なものをいくつかご紹介しましょう。

本記事で紹介している端末情報は2015年3月時点のものです。現在発売中の端末やプランなどの最新情報は以下の記事からご確認いただけます。

freetel priori2/priori2 LTE

freetel priori2
出典:Plus One Marketing Ltd.

FREETELではpriori2の販売を終了し、現在は後継機種「priori4」を発売中。priori4の詳しい情報は以下の記事で紹介しています。

priori2の素晴らしいところは、通常版とLTE版の2つがラインナップされているところです。

必要ならばお金を出してでもLTE版を買えば良いですし、そこまで高スペックのものは必要ない、安い方で十分だ、ということであれば通常版を買えば良いわけです。1つの端末で仕様の異なるものを選択出来る、というのは意外にありそうでありません。通常版は1万円を切る9980円で購入出来る点もポイントです。

通常版はLTE非対応なのでネット接続時の通信速度は若干落ちます。ただしここはSIMカード次第、というところもあるので、3G接続でもそこそこ速度の出やすいMVNOを使えば、速度の出ないMVNOのLTEよりは使い勝手が良い、という場面も出てくると思います。LTE版は17800円と通常版に比べて7820円も高くなってしまうので「家の中や会社の中はWiFi接続を利用する」「動画やゲームはほとんどやらずメールとサイト閲覧しかしない」という割り切りが出来る場合は通常版で十分だと思います。

また、priori2は通常版、LTE版共にデュアルSIM仕様となっており、SIMカードが2枚挿せるようになっています。しかし通常版は「3G+3G」なのに対してLTE版は「GSM+3G」です。GSMという通信規格は世界中で使われているものの日本では使われていないため、LTE版を国内で使う限りにおいては実質1枚しかSIMは挿せません。日本と同じくGSMを使っていない韓国と北朝鮮以外の国であればデュアルSIM機として使うことが出来ます。

オプションで様々な色のバックカバーが用意されており、ベースカラーと合わせると最大で27色を楽しむことが出来ます。格安スマホというと比較的地味なイメージがありますが、このような楽しみがあるのも良いと思います。

freetel XM

freetel XM
出典:Plus One Marketing Ltd.

XMは2015年3月現在freetelのハイエンドモデルという位置づけです。なお、これは「ZTE Blade Vec 4G」をベースにしたものです。

FREETELではfreetel XMの販売を終了し、現在はハイエンドモデルとして「SAMURAI KIWAMI 2」を発売中。

特徴としてはまず「スクエアでシンプルなデザイン」という点が挙げられます。画面のサイズは5インチなので決して小さくはないのですが、端末の幅が厚すぎず、かといって薄すぎないので長時間持っていてもあまり疲れるということはありません。

価格はFREETEL公式のオンラインショップでは24800円、アマゾンなどでは概ね22800円程度で販売されています。それでいてキャリアから発売されているミドルレンジの端末以上のスペックは供えているので、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

しかし1つ難点があります。それは本体メモリが16GBしかないにも関わらずmicroSDカードが挿せないことです。スマホの中に画像や音楽、動画など様々なデータを保管している方にとってこれはネックになるはずです。ただしこの点は「dropbox」や「Googleドライブ」などのクラウドストレージを活用することによって何とか解決する方法はあります。

freetel Simpleの登場はまだか?

「freetel XM」はハイエンド機という位置づけですが、これとは全く真逆な、言わば「超ローエンド機」のリリースが実は予定されています。その名も「freetel Simple」です。

これは「音声通話とSMSしか出来ない」という徹底して割り切ったSIMフリー端末です。発売予定がたびたび延期されており、2015年3月時点では「発売時期は4月以降を予定」となっています。プラスワン・マーケティングでは当初から「音声通話とSMSのみ」(プラスBluetooth)というシンプルなコンセプトに並々ならぬ力を入れており、前述のMVNO事業立ち上げの経緯もそもそもはこのようなシンプルな端末に使うような音声SIMが当時日本通信からしか出ていなかったので、ということのようです。力が入っているからこその発売延期だとは思いますが、登場が待たれるところです。

「Simple」は販売終了しました。

FREETEL(フリーテル)とは?スマホメーカー?MVNO?まとめ

FREETELブランドのSIMフリー端末は「格安スマホだからこの程度でいいや」という妥協が見られず、社長以下スタッフがかなりのこだわりを持って企画開発を行っている、という印象です。キャリアを通じて販売される大きなメーカーの端末ももちろん素晴らしいものですが、このように小さくともキラリと光る端末が色々と揃っているのがSIMフリー端末の世界の面白いところですね。

MVNOの格安SIMは低コストで持つことが出来、キャリアから発売された端末はもちろん多くのSIMフリー端末に入れて使うことが出来ます。MVNOを上手に使えば月々の通信コストも削減出来ますので、詳しくはこの下の「SIMチェンジプラン診断」をお試し下さい!

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