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DSDSスマホ おすすめ8選!メリット・選び方を徹底解説

SIMフリースマホ特有の機能として「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」が人気です。DSDS対応スマホの基本的な仕組みや制限・注意事項などをまとめ、この機能を使うことによるメリットやおすすめ機種についても紹介します。

1枚のSIMカードには1つの電話番号が割り当てられているので、1台のスマホで使える番号もひとつという認識が一般的です。

したがって個人用と会社用など、複数の電話番号を使い分けるためには、従来は2つのスマホや携帯を持つ必要がありました。

しかし、DSDS対応スマホを使えば、2枚のSIMカードを1台のスマホで使用することが可能です。

この記事ではDSDS対応スマホの基本的な仕組みや制限、おすすめのDSDS対応スマホの紹介、便利な使い方を解説します。

DSDS(デュアルSIM)対応スマホとは

DSDS対応スマホが備える基本的な機能と、制限について説明します。2枚のSIMカードを格納できるからといって、それぞれのSIMをフルに活用できるとは限りません。

2枚のSIMを同時に使える

DSDSはデュアルSIMデュアルスタンバイの略です。「デュアルSIM」という名称が示す通り、2枚のSIMカードをスマホに挿すことができる仕様で、2回線分の契約を1台のスマホで利用しているイメージです。

2つの電話番号での待ち受けを、特別な切り替え操作をせずに対応できる機能が特徴です。

DSDS対応のスマホを使えば、1台の端末に2つの電話番号を割り当てられます。どちらの番号への着信も普通の電話の着信と同じように受けられ、電話をかける際はどちらの番号で発信するかを選択します。

しかし、同じデュアルSIMでもDSSS対応スマホの場合は「デュアルSIM・シングルスタンバイ」であるため、一方ずつしか待受ができず切り替え操作が必要になるので着信時に不便が伴います。

また、それぞれのSIMカードでの通信で使用する電波が4Gと4Gの場合は組み合わせることができません。3G回線と4G回線の組み合わせで、SIMを切り替えながらの使用が前提です。

DSDS対応スマホのメリット

SIMカードを2枚挿しできることで携帯端末の使い方の幅は大きく広がりますが、DSDS対応スマホのメリットとして主な3つを紹介します。

SIMの使い分けができる

2枚のSIMを同時に挿して使えるということは、2台の携帯を持っていることとほぼ同じ意味合いを持ちます。

これまでビジネス用・プライベート用のように携帯端末を使い分けていた場合も、DSDS対応のスマホがあれば、1台にまとめることができます。

また、私物のスマホや携帯電話を仕事でも使っている人も、DSDS対応スマホであれば、SIMの契約を分けることで電話番号や利用料を仕事とプライベートで切り分けできるので便利です。

このように2台のスマホを持ち歩いたり、連絡先を別に管理したりする必要がなく、スマホ1台で2通りの使い分けができます。

また、どちらの番号に着信があったのかを確認も容易なうえ、休暇中の完全プライベートタイムは仕事用SIMだけを一時的に無効にするといった操作もできます。

注意点として同時に2つのSIMを用いて通信はできません。仕事もしくはプライベートで長電話する機会が多い場合は「いつ電話しても繋がらない」といったことにもなりかねません。

そのため、通話をする機会が多い人は2台持ちのほうがよいでしょう。

月々の料金を抑えることができる

DSDS対応スマホに格納するSIMカードは異なるキャリアでも構いません。たとえば、ドコモとauの組み合わせで契約ができます。

通話で使用するSIMは定額プランを提供している大手キャリアで契約し、データ通信用には格安SIM各社が提供しているSIMを契約するという使い方をすれば、効率的に月々のスマホ利用料を抑えることができます。

格安SIMにすると月々の料金が安くなることは知っていても、家族割引や通話定額などの付加サービスを利用している都合で、大手キャリアからの移行に躊躇している人もいることでしょう。

メインのSIMカードは、データ通信量を最低限のプランで契約・利用しておき、足りない分は格安SIMのデータ専用プランを契約した2枚目のSIMカードに切り替えて使えば料金を節約できます。

多くの格安SIMのデータ専用プランは3GBで1,000円弱程度であり、追加チャージも大手キャリアの1GBあたり1,000円より安く設定されていることが多く、月300~500円が主流です。

端末を変えることなく海外で使える

現地のプリペイドSIMカードなどを購入し、通話は国際ローミング、データ通信は現地SIMの契約と使い分ければ大幅に料金を節約できます。

海外契約のSIMは必ずしも現地で購入する必要はありません。アマゾンなどの通販サイトで販売されているものもあるので、渡航前に確認しておくのもおすすめです。

また、国際ローミングは通話のみで、データ通信はできないサービスが主流です。格安SIMユーザーが海外でスマホを利用するときにも、DSDS対応スマホが活躍します。

DSDS対応スマホを選ぶときのポイント

DSDSスマホへのニーズが高まる中、各社が対応製品を次々と市場に送り出しています。ライフスタイルや利用シーンにあわせた機種選択はもちろんのこと、基本性能や合法性などにも注意しましょう。

技適マークがついているか

技適マークは、日本国内で使える技術基準を満たした無線機器に与えられるマークのことです。

スマホはもちろん、パソコンや携帯型ゲーム機のような無線通信をする機器は、必ず技適マークを取得することが法律で定められています。

技適マークを取得していない無線機器を国内で使った場合、電波法違反で1年以下の懲役または100万円以下の罰金を課されることがあるので注意しましょう。

大手キャリアやMVNOが販売するスマホには必ず技適マークがついています。しかし、海外製のSIMフリースマホのなかには、一部技適マーク未取得の端末も販売されています。

技適マークは端末のパッケージや本体のバッテリー取り付け部分を見れば誰でも簡単にチェックできます。デュアルSIM対応スマホを選ぶ際には技適マークの有無をしっかり確認しましょう。

SIMのサイズが合っているか

SIMカードの形状やサイズは国際規格によって定められており、現在日本国内では「miniSIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類が使用されています。

ほとんどのDSDS対応スマホは、同じ規格のSIMカードを格納するスロットを備えています。しかし、製品によってはnanoSIMとmicroSIMのように異なる規格のSIMカードスロットで構成されている場合もあります。

DSDS対応スマホを選ぶ際には、各メーカーホームページの製品仕様を確認し、対応するSIMのサイズを調べておくことが重要です。

SIMカードのサイズが合わない場合にSIMカッターで小さくしたり、あるいはSIMアダプターにはめて使用することも考えられますが、多くのメーカーは推奨していません。

無理にサイズを変えたりアダプターを使用したりすることで、スロットから取り出せなくなったり、SIMカードそのものが使えなくなったりするリスクがあるのでやめましょう。

こういった場合は必ずショップなどでサイズ変更の手続きを行いましょう。

トリプルスロットを搭載しているか

最近のスマホは本体のストレージも大容量化しているので、外部メディアを用いる必要がないという人も多いでしょう。

しかし、たくさんのアプリをインストールしたり、画像や動画などを端末内に多く保存すると容量がひっ迫しがちです。そのため、容量を拡張できるmicroSDカードなどの利用はやはり便利といえます。

ただ、DSDS対応スマホの多くはスロットが2基しかなく、SIMカード2枚とmicroSDカードを同時に格納できません。

SIMカード2枚とmicroSDカードを同時に使用したい場合は、トリプルスロットが搭載されている商品を選ぶとよいでしょう。

DSDS対応のおすすめスマホ

現在販売されているDSDS対応スマホのなかから、おすすめの製品を紹介します。電池の消耗が早いDSDS対応スマホでは、バッテリー容量も重要な検討要素です。

機種名ディスプレイサイズCPUメモリストレージ
OPPO A5 20206.5インチQualcomm Snapdragon 6654GB64GB
Zenfone 66.4インチQualcomm Snapdragon 8556GB6GB:12GB
honor 95.15インチHUAWEI Kirin 960オクタコア4GB64GB
nova 36.3インチHUAWEI Kirin 970オクタコア4GB128GB
Mato 20 Pro6.39インチHUAWEI Kirin 980オクタコア6GB128GB
moto G8 Plus6.3インチQualcomm® Snapdragon™ 6654GB64GB
OPPO Find X6.4インチSnapdragon 8458GB256GB
Zenfone Live L15.5インチQualcomm® Snapdragon™4302GB32GB

OPPO A5 2020

夜景もきれいに撮影できる「ウルトラナイトモード2.0」を搭載した超広角4眼カメラが特徴的なデュアルSIMスマホです。

デュアルSIMとmicroSDのトリプルカードスロットを搭載しているので、外部メモリを最大256GBまで拡張可能です。

5000mAhの大容量バッテリーは11時間以上連続してHDビデオが視聴できる性能をもつうえに、他のデバイスに充電可能なリバース充電機能を搭載しているのも特徴です。

Zenfone 6

電動駆動式フリップカメラという斬新な仕組みを採用し、アウトカメラがインカメラを兼用する画期的なモデルです。

4,800万画素でF値1.79の明るく高精細なメインカメラと、1,300万画素で視野角125度のセカンドカメラがポップアップしてインカメラになるので、自撮りの際にも歪みのないクリアな写真が撮影できます。

honor 9

背面に採用したガラスボディーがファッション性を重視する人に人気のスマホです。背面ガラスは15層のレイヤーで覆われており、角度によって異なる光り方をします。

背面のカメラは2,000万画素モノクロセンサーと1,200万画素カラーセンサーで構成されていて、陰影情報と色彩情報は別々に捕捉されるようになっており、圧倒的な描写力を発揮します。

暗い場所でも僅かな光を捉え、深みのある色彩美とシャープな描写を得意とするうえに、画素数の多いモノクロセンサーを活用した「ハイブリッドズーム」機能が被写体の細部もキレイに再現します。

3,200mAhの大容量バッテリーは急速充電にも対応していて、30分でバッテリー容量の約40%まで充電することが可能です。

nova 3

アウトカメラは約2,400万画素のモノクロセンサーと約1,600万画素のカラーセンサー、またインカメラにも約2,400万画素と約200万画素のダブルレンズを搭載しています。

いずれもAIによる高精細な撮影を得意としており、8種類のシーンを識別したり22種類の被写体を自動判別するなど、ベストな撮影方法を自動で設定してくれます。

これらの機能をフルに発揮するため、スピード・応答性・パフォーマンスに優れたHUAWEI Kirin 970プロセッサが搭載されました。顔認証によるロック解除にも対応しています。

Mate 20 Pro

Leicaとの共同開発によるトリプルカメラは、約4000万画素の広角カメラ・約2,000万画素の超広角カメラ・約800万画素の望遠カメラという組み合わせで、超広角から光学3倍ズームを切り替えての撮影が可能です。

L1とL5という2つの周波数を同時に利用することにより、高層ビルや高速道路インターチェンジに囲まれたGPSの電波が届きにくい市内中心部でも、高精度の位置情報を得ることができます。

IP68の耐水・防塵機能に対応し、水やほこりにも強く、日常のさまざまなシーンで活躍します。

moto G8 Plus

約4,800万画素のメインセンサー、約1,600万画素のアクションカメラ、約500万画素の深度センサーを搭載したトリプルカメラが特徴です。

夜間の撮影では感度が4倍に上がるナイトビジョンを利用することで、きれいで自然な夜景を撮ることができます。

AIによる撮影シーン認識にも対応しており、被写体にカメラを向けると、自動的に映ったものを認識して最適な撮影モードに調整してくれます。

OPPO Find X

普段はカメラのレンズが本体内に格納されていて、利用する時だけ自動的にスライドして現れる仕組みが斬新です。

カメラが隠れている分、画面を広く使えて、さらにレンズも保護できます。また3D顔認証技術を搭載し、カメラのスライド動作を含めてもロックが解除されるまでは約1〜2秒で済みます。

Zenfone Live L1

トリプルスロット対応でマルチキャリアに対応しており、さらにmicroSDカードによるストレージの増強が可能です。

メタリック加工の本体は、ミッドナイトブラック・ローズピンク・スペースブルー・シマーゴールドと、豊富なカラーバリエーションにも対応しています。

SIMの使い分けでお得で便利なスマホライフを

DSDSスマホでSIMカードを切り替えて使えば、これまで2台持ちしていたスマホと携帯電話を1台にまとめられます。

異なるキャリアでの契約にも対応しているので、組み合わせを工夫すれば、月々の通信費用を安く抑えることも可能です。

DSDSに対応しているスマホも多くの機種が市場に出回っており、それぞれが高性能なカメラや美しいデザインで差別化を図っています。

DSDS対応スマホには様々なメリットがあるので、本記事の選び方を参考にDSDS対応スマホを検討してみてください。

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