スマホの電源が入らない・つかない原因は?iPhone・Androidの対処法・修理業者を紹介
いつものようにスマホを使おうとしたら、画面が真っ暗になっていて電源がつかないという経験はありませんか?本記事では、Android・iPhoneの電源が入らない時の原因・対処法を解説しています。修理に出す前に紹介している方法を試してみてください。
この記事の目次
いつものようにスマホを使おうとして、電源ボタンを押したら画面が真っ暗になっていたり、突然真っ白になってしまったことはありませんか?
さっきまでいつも通り使用できていたスマホが、急に使えなくなってしまったら焦りますよね。
今回は、そのようなスマホの電源が入らない・つかないなどの原因と対処法について解説していきます。
スマホの電源が入らない・つかない原因
落として壊してしまったり、水没させてしまうなど明確な原因以外にも、スマホの電源が入らない原因はいくつかあります。
ここでは、考えられる主な原因について解説していきます。
充電切れ・バッテリー劣化
スマホを使い続けていると、どうしてもバッテリーが劣化して充電の持ちが悪くなってしまいます。
バッテリーが劣化していると、十分にバッテリーの残量があるのに突然電池が切れてしまったり、スマホを使用していない間に電池が切れてしまっているなどの不具合が生じてしまいます。
バッテリーの劣化は発熱や膨張などを伴う場合があり、発火の危険性もあるため、速やかに機種変更・修理を行うことをおすすめします。
スマホのバッテリーには寿命があり、約2~3年と言われています。スマホの機種変更はだいたい2年を目安に行うといいでしょう。
バッテリーを長持ちさせる方法もいくつかあるので、できるだけスマホを長く使い続けたいという方はこちらの記事にある方法を試してみてください。
OS・アプリの異常
Android OSやiOSがなんらかの原因で正常に機能していないことが、スマホの電源が入らない原因になっているかもしれません。
例えば、Androidスマホならメーカーのロゴ、iPhoneならAppleのマークがループしている状態です。
この場合は、Wi-Fiを利用してOSをアップデートしている時、Wi-Fiの接続が途中で切れてしまったためにアップデートに失敗してしまいOSに異常をきたしてしまった可能性があります。
このような事態を防ぐためにも、安定したWi-Fi環境下でOSのアップデートをしてください。
また、アプリが原因でスマホがフリーズしてしまい電源が入らなくなっていることも考えられます。
特にヘビーなアプリを利用している時、もしくはアプリの自動アップデートがオンになっていて正常にアップデートできなかった時に起こってしまうことが多いです。
スリープ中のフリーズ
スマホは、スリープ状態でもメッセージの通知やアプリのアップデートをするために、内部で様々な処理を行っています。
しかし、この処理が行われている時に何かしらの異常が起きてしまったり、容量不足になってしまうとスリープ中でもスマホがフリーズしてしまうことがあります。
この時、スマホの画面が真っ暗になってしまうので、スマホの電源が入らないと思ってしまいますが、一度強制終了してみたり再起動をしてみると解決する場合があります。
接触不良を起こしている
スマホの電池パックやSIMカード、SDカード等が接触不良を起こしていると、電源が落ちて再起動しなくなってしまう場合があります。
スマホを落としてしまった時や、湿気が多い場所でスマホを使用した時はこの原因が考えられます。また、埃が溜まって接触不良を起こしている可能性もあるので、定期的に掃除することを心がけましょう。
液晶画面の故障
スマホは起動しているのに、液晶画面が故障していて画面が真っ暗になっているということもあります。
正確にはスマホの電源がつかない原因ではありませんが、このようなこともまれに起こります。その場合は、修理に出すか機種変更を検討しましょう。
【Android】充電ランプがつかないときは?
Androidを使用していると、充電ケーブルに接続しているのに充電ランプがつかない、充電できないという場合があるかもしれません。
その場合は、充電ケーブルの故障やスマホのフリーズ、一時的なOSの不具合などが考えられます。また、スマホの温度が高くなりすぎている場合や、放電しすぎている可能性もあるでしょう。
【Android】起動しない・ループする場合は?
Androidが頻繁に再起動を繰り返して、起動しないまたはループしてしまう場合は、メモリやストレージの容量が不足している可能性があります。
また、バッテリーが劣化している場合もあるので、スマホ本体の容量やバッテリーの状態を確認してみましょう。
こちらの記事では、スマホの再起動が繰り返すときの原因と対処法を解説しています。ループしてしまうときは、以下もあわせてご一読ください。
スマホの電源が入らない・つかないときの対処法
次に、スマホの電源が入らない時の対処法について解説します。
いくつか方法があるので、原因がわからない方は順番に試してみてください。
スマホを30分以上充電する
使っていない時でもスマホの内部は動き続けているので、気づかないうちにバッテリー残量が0になっていることがあります。
このようにスマホの充電切れが原因だった場合、スマホを30分以上充電することで解決します。
スマホを充電する時は、スマホを購入した際に付属されているような正規の充電アダプターと充電ケーブルを使うことをおすすめします。また、充電する際はほこりがついていないかなどを確認してください。
しばらくしても充電が始まらない場合は、充電アダプターやケーブルに異常があるかもしれないので、違う充電アダプターとケーブルを使用して再度充電を試してみましょう。
ただ、30分以上充電しても電源がつかない時は、スマホが放電している可能性も考えられます。30分経って充電中の表示が出なくても、充電ケーブルを挿したままにして様子を見ましょう。
スマホを再起動する
OS・アプリの異常やスリープ中にスマホがフリーズしている場合は、一度スマホを再起動・強制終了してみると解決することがあります。
強制再起動は初期化とは異なり、スマホ内部のデータは消失しませんが、保存していないデータなど破損・消失する可能性があるので注意してください。
【iPhone】強制終了する
次に、iPhoneで再起動・強制終了する方法を紹介します。
iPhone 8・iPhone SE(第2世代)・ホームボタンがないiPhone X以降のモデルは以下の方法で強制再起動できます。
- 音量調節ボタンの上側を押して放す
- 音量調節ボタンの下側を押して放す
- 電源ボタンを長押しする
その後、Appleのマークが表示されロック画面が表示されたら強制再起動成功です。
iPhone 7以前のモデルは、電源ボタンとホームボタンを長押しし続けて、Appleのマークが表示されたら成功です。
▼iPhoneを再起動・強制終了する方法はこちらでも詳しく解説しています。
【Android】リカバリーモードで起動する
続いて、Androidでリカバリーモードを起動する方法を紹介します。
端末によって操作方法が異なる場合がありますので、下記の方法で再起動できない場合は取扱説明書やメーカーのホームページで確認してください。
- 電源ボタンを10秒以上長押しする
- 電源ボタンと音量調節ボタンの上側/下側を同時に長押しする
バッテリー・SIMカードを挿し直す
バッテリーやSIMカードの接触不良が原因の場合は、挿し直すことでスマホの電源が入るようになるかもしれません。
バッテリーを取り出せるモデルなら、一度バッテリーを取り出してみてください。この時、バッテリーが膨らんでいると劣化が進んでいるということなので、新しいバッテリーと交換しましょう。
SIMカードやSDカードを取り出す時は、スマホ本体と接触するIC部分が錆びていたり汚れていないか確認してください。
錆びていたりその他異常が見られる場合は、スマホ本体の故障にも繋がります。
どれも汚れが付着していたら拭き取ってから、スマホ本体に挿し直してください。
SIMカードを取り出す方法は、こちらで詳しく紹介しているので、SIMカードの取り出し方がわからない方はぜひご覧ください。
端末のリセット・初期化をする
電源は入るけどメーカーのロゴやAppleのマークから進まないという方は、端末を一度初期化してOSから入れ直してみましょう。
初期化をすると、バックアップを取っていない場合データが消失してしまいます。
このような事態に備えて、こまめにデータをバックアップしておきましょう。
【Android】初期化方法
まずスマホの電源をオフにしてリカバリーモードを起動する必要があります。
リカバリーモードを起動する主な手順はこちらです。
- 電源ボタンと音量調節ボタンの上側/下側を同時に長押しする
- 電源ボタンと音量調節ボタンの上側と下側を同時に3つ長押しする
- 電源ボタンと音量調節ボタンの上側/下側とホームボタンを同時に3つ長押しする
リカバリーモードになったら「Wipe data/factory reset」を選択します。タッチパネルでの操作ができないので、音量調節ボタンで選択して、電源ボタンで決定します。
「Yes」を選択するとスマホ内のデータがすべて消去され初期化されます。そしてAndroid OSが新たにインストールされます。
最後に「reboot system now」を選ぶと再起動して初期設定が行えます。
Androidスマホの中には、SIMカードの挿入口の近くにリセットボタンを搭載している機種もあるので、その場合はリセットボタンを押して強制再起動しましょう。
【iPhone】初期化方法
iPhoneを強制初期化する時は、パソコンと最新版にアップデートされたiTunesが必要です。
はじめにiPhoneとパソコンを接続してiTunesを起動します。その後iPhoneをリカバリーモードにしてください。
リカバリーモードにする手順はこちらです。
- iPhone 8・iPhone SE(第2世代)・iPhone X以降→音量調節ボタン上下+電源ボタン長押し
- iPhone 7シリーズ→電源ボタン+音量調節ボタン下側を長押し
- iPhone6s以前→電源ボタン+ホームボタンを長押し
しばらくするとリカバリーモードが起動して、iPhoneの画面にiTunesのロゴが表示されます。最後にiTunesで「復元」をクリックすると、iPhone内のデータがすべて消去され復元が実行されます。
温めるのは効果的?
スマホの電源が入らないときの対処法を調べると、「ドライヤーで温める」方法が出てきます。たしかに、ドライヤーで温めることで、電源がつくようになるという実例はありますが、あまりおすすめできる方法ではありません。
ドライヤーで温めると一時的にスマホが復活するかもしれませんが、正常に使い続けられない可能性が高いからです。
もし、スマホの電源が入っても、すぐに修理に出すなど他の方法を試してみてください。
スマホを落とした場合は?
スマホを落とした場合、スマホに内蔵されている基盤などが損傷している場合があります。ここまで紹介した方法を試しても電源がつかないときは、修理または機種変更を検討しましょう。
また、万が一に備えて日頃から落下防止グッズを活用したり、データのバックアップを取っておくなどの対策を行うことをおすすめします。
それでも電源が入らない場合は?
上記の方法を試してもスマホの電源が入らない場合は、スマホを修理に出すか機種変更をすることおすすめします。
修理業者に依頼する
スマホの電源が入らない時、原因を探るためにむやみやたらにスマホを分解して自分で直そうとするのはやめましょう。
費用は安く済むかもしれませんが、失敗してスマホの状態がさらに悪くなってしまう可能性があります。
そのため、スマホの修理は専門家に依頼しましょう。
スマホ修理ならiCrackedがおすすめ
出典:iCracked
メーカーの保証に加入していない場合は、正規以外の修理業者に依頼することを検討してみましょう。加入していない方にとっては、より安くスマホを修理できる場合があります。
スマホ・タブレットの修理業者「iCracked」は、最先端のトレーニングを受けた経験豊富な修理スタッフが、高品質な修理パーツを使用して、目の前で修理してくれるので安心です。
メーカーでの修理は、混雑していて予約が取りにくいことがありますが、iCrackedなら事前に予約宇して来店すれば、待ち時間なく即日修理できます。
機種変更を行う
スマホを購入してから2年以上経っている場合は、スマホの寿命で劣化している可能性もあるので、機種変更をしてみましょう。
現在契約中のキャリアで機種変更を行うのもよいですが、SIMカードと端末のセットがお得な格安SIMでの機種変更もおすすめです。
SIMチェンジでは、端末セットがお得なおすすめの格安SIMを紹介していますので、スマホの不具合により機種変更を検討している方はぜひこちらもご一読ください。
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電源が入らなくてもデータは取り出せる?
多くの場合、電源が入らないスマホからデータを取り出すことは可能です。
壊れてしまった端末からデータを復元するソフトを使うか、データを復旧してくれる業者に依頼することでデータを取り出せます。
スマホの電源が入らないときは冷静に対処しよう
スマホは日常で必要不可欠なものなので、突然電源がつかなくなってしまうと焦りますよね。
スマホの故障でなければ、今回解説した対処法を順番に試してみると、電源が入っていつも通り使えるようになるかもしれません。
ですが、万が一の時に備えてバックアップを取っておいたり、大事なデータをパソコンやSDカードに移しておきましょう。