キャリアの参入にともない、楽天モバイルでは新たな料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」を打ち出しています。

1GBまで無料でしたが有料となったため、ほかの格安SIMに乗り換えたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では楽天モバイルから他社に乗り換える方法について紹介します。

楽天モバイルのMNP転出にかかる料金

かつては携帯のキャリアのMNP転出には、MNP転出手数料と契約解除料がかかっていました。しかし、手数料無料化によってMNP転出手数料がかからなくなりました。

また、楽天モバイルでは契約解除料もかからないため、楽天モバイルからMNP転出する際に料金はかかりません。

ただし、転出先で手続きをする際に事務手数料がかかることもあるので注意が必要です。

格安SIM他社に乗り換える方法・MNP転出の手続き

楽天モバイルから電話番号を変えることなく他社の格安SIMに乗り換える場合、MNP転出手続きが必要です。

手順1.楽天モバイルでMNP予約番号を発行する

楽天モバイルから他社に乗り換える場合、MNP予約番号を取得します。

MNP予約番号は手続き完了とともに即時発行されます。

自分で予約番号をとるのが不安だという方は、店頭もしくは電話で問い合わせてみましょう。

店頭で予約番号を発行する

楽天モバイルショップの店頭では、スタッフが専用アプリやサイトの「my楽天モバイル」にアクセスし、予約番号を取得できるようサポートしてくれます。

あくまで”サポート”ですので、実際にネットから手続きをするのは自分自身です。

スマホ操作が苦手な方や、ネットでの申し込みに不安がある方は、誰かに聞きながら進められるのは安心感があるのではないでしょうか。

設定したIDとパスワードがわかるように準備してから、ホームページ内の「ショップ（店舗）を探す」から来店予約をしましょう。

電話で予約番号を発行する

電話で予約番号を発行する専用の番号はありませんが、総合的な問い合わせ用の電話番号があります。通話料がかかりますので、ご注意ください。

楽天の通話アプリかViberを使用すると、通話料が無料になります。

手順2.乗り換え先の携帯電話会社に申し込む

楽天モバイルでMNP予約番号を取得したら、次に乗り換え先の携帯電話会社と契約します。ただし、MNP予約番号には取得日を含めた15日間の有効期限があります。

乗り換え先の携帯電話会社によってMNP予約番号に必要な残日数が異なるため、あらかじめ公式ホームページなどで確認しておくことをおすすめします。

多くの格安SIMではWebと直営店舗、取り扱い店舗といった3つの方法のいずれかで契約できます。このうち、限定キャンペーンが多く実施されているのはWebです。

手順3.SIMカードを返却・破棄する

乗り換え先の携帯電話会社との契約が完了したら、解約した楽天モバイルにこれまで使っていたSIMカードを返却しましょう。

SIMカードの返却にともなう郵送料はユーザー負担となります。返却しない場合ははさみで切るなどして破棄しましょう。

楽天モバイルのオプション解約方法

オプションの中には、個別に解約手続きをする必要があるものがあります。

事前に加入しているオプションを確認し、my楽天モバイルから解約手続きをしましょう。

楽天モバイルからおすすめの乗り換え先8選

格安simが普及し、通信は私たちが自分で選択できるようになりました。おすすめの乗り換え先を8つ紹介します。

LINEMO

LINEMOは、LINEの使用がギガフリーで使い放題なのが魅力です。

トークや通話だけでなく、容量の大きな画像や動画の送信・受信も対象で、通信制限により通話が途切れることも、その場で写真が受け取れないなんてこともなくなります。

電話番号による通話や通知に関するサービスで非対応のものが多いので、電話をメインで使いたい方には不便な面が多いかもしれません。

とはいえ、プライベートに仕事、旅行の際にも無くてはならない存在となった「LINE」を、通信制限を気にせず使えるのはとても魅力的です。

料金は「3GB　990円(税込)」と「20GB　2,728円(税込)」の2プランから選ぶことができ、容量を抑えても低価格にこだわりたい人も、たっぷり通信したいけれど価格も抑えたい人も満足できる設定になっています。

mineo

mineoは、サポートの手厚さが人気です。

実店舗が少なく、電話での問い合わせが複雑で繋がりにくいことが多い格安SIMですが、提携店舗は約200店舗。電話での問い合わせは、海外からも可能で充実しています。

実際に使用する前に、プチ体験として200MBを1,100円(税込)で利用ができ、通信環境を体験できるのも大きな魅力です。

ユーザーとmineoスタッフ、ユーザー同士、みんなのコミュニケーションの場として「マイネ王」があります。スマホに関する情報交換はもちろん。趣味の話題で盛り上がるのも楽しいです。

関西電力グループと言う大企業ならではの、安心と納得をして使って欲しいと言う気持ちがこのようなサービスにつながっているのでしょう。アプリへの登録で1GB、マイネ王への登録で1GBと、実用的なキャンペーンも多いので、長く楽しんで使用できると好評です。

UQモバイル

UQモバイルは、余ったデータ容量を翌月に繰り越せる「くりこしプラン」が人気なことと、楽天モバイルに比べ、電波の安定性に定評があります。

「屋内や地下鉄でも安定してデータ通信が使用できた」「料金が乗り換え前の半額以下になった」といった口コミも多く、数年にわたり使用しているユーザーが多いようです。

auPAYとの連携で、コーヒーショップやローソンで使えるクーポンがもらえるキャンペーンも魅力的。さらに、SIMのみの契約なら、「au PAY残高還元」実施中です。乗り換え特典として13,000円をauPAYへのチャージで還元されます。

【UQモバイル】詳細はこちら

ワイモバイル

ワイモバイルは、Softbankのサブブランドであり、安定した通信と低価格なプランが人気です。Softbank回線で通信と通話は高品質ですから、仕事で連絡を取ることが多い方でも満足できると高評価を得ています。

また、yahoo!プレミアムを無料で利用でき、ヤフオクや、PayPayを利用する方にとってとくにおすすめの乗り換え先です。

【ワイモバイル】詳細はこちら

IIJimo

IIJimo(アイアイジェイミオ)通称「みおふぉん」の人気の理由は、何と言っても安さにあります。docomo回線とau回線が選べるうえ、余ったデータ通信料を翌月に繰り越すことができるいいとこ取りをしています。

インターネットプロバイダの株式会社インターネットイニシアチブが提供する、個人向けネットサービスなので、大手キャリアの回線を借りずに、独自の回線を使用するのが大きな特徴です。

他のデバイスとのデータシェアにも強く、プランも豊富なのが嬉しいですね。毎月さまざまなキャンペーンが発表されています。

【IIJmio】詳細はこちら

OCNモバイルONE

OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが提供する格安SIMです。

転送電話やキャッチホン、かけ放題プランと言った”通話”に関するオプションが充実しているところは、さすがNTTと言えます。

通信はdocomo回線を使用するため、対応エリアが広く、安定した通信を全国各地で安心して使用できます。

docomoショップでも申し込みを受け付けてくれるので、より身近で手厚いサポートを受けることができるのも大きな魅力でしょう。

過去にdocomo回線を使用していたことがあり、安定した通信は譲れないが料金は安く抑えたい方に、特におすすめです。

時期によっては人気の機種のセールなど、キャンペーンも充実しています。

【OCNモバイルONE】詳細はこちら

ahamo

ahamoは、通信速度もdocomoと差がなく、使用料が多い昼の時間帯も安定して使用できると評判です。他の格安SIMと比べても、通信速度が速く広範囲で使用できます。

5分以内の通話無料がつき、高い通信クオリティで月額2,970円(税込)となれば、使用しない手はないでしょう。

dアニメストアやディズニープラスの割引キャンペーンもあり、大手ならではの幅広いサービスも魅力的です。

さらに、ドコモショップの店頭でサポートも受けられるので、スマホ自体やネットサービスに不慣れな方でも安心して使用できます。

もちろん。他社からの乗り換えも魅力的な特典があります。

povo

大手キャリアであるauのサブブランドとして誕生したpovoは、斬新な料金プランが人気です。

基本料金がかからず、音声通話をしない方でデータ通信のトッピングをしなければ利用料金がかかりません。ただし、180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあるので、注意してください。

データ通信は必要な分を必要な時にだけ購入できるので、「普段はWi-Fi環境での使用がメインだが、出先で使うことも想定したい」という方に、特におすすめです。

LTEモデルのタブレットに使用している方も多いようです。

ポイントを集めるのと同じように、コンビニやカフェでの支払いに応じてギガを受け取れるサービスがあり、工夫次第ではかなりお得に使用できます。

気を付けたいポイントは、スマホ本体の販売をしていないところです。povoを利用する際は、SIMフリーのデバイスを用意しておく必要があります。

時期に応じたキャンペーンも豊富なので、乗り換えを検討される場合はキャンペーンページをチェックしましょう。

【povo】詳細はこちら

楽天モバイルのMNP転出に関する注意点

WEBサイトやアプリを使い、自分のタイミングで行えるMNPですが、注意点が存在します。

my楽天モバイルにアクセスし、MNP予約番号を取得して、手続きが終われば簡単に転出が完了するからこそ、うっかりや知らなかったことで損をしてしまう可能性もあるのです。

注意点1.転出先での手数料や残債に注意

MNPでの転出の際には、転出先で事務務手数料がかかることがあります。

他にも、スマートフォン本体を分割で購入している場合は、残りの金額を一括で支払うことになりますから、計画的に時期を決める必要があるでしょう。

注意点2.使えなくなるサービスもある

MNPをする際、楽天メールは解約となります。楽天メールで登録しているサービスやサイトがないか、確認しておきましょう。

メールアドレスは、各種サービスでログイン時やパスワードの取得に使用される場合が多く、重要です。

特に仕事で使用している場合は早めにリストアップし、変更手続きができるようにしておきましょう。

ほかにも以下のサービスが利用できなくなります。

注意点3.SIMカードを返却・破棄する必要がある

新しい契約先のSIMカードが届き、設定が終わったら、なるべく早くSIMカードを返却しましょう。もしくは、はさみなどで切って破棄してください。

送料は自己負担で、店舗での返却受付もありません。封筒を用意し、SIMカードのみを発送すれば完了です。SIMカードには情報が詰まっていますので、紛失や盗難によって電話番号が漏洩してしまう場合もあります。

面倒に感じるかもしれませんが、放置せず、速やかに返却・破棄することをおすすめします。

楽天モバイルのMNPに関するQ&A

楽天モバイルから、MNPによって転出する場合のよくある質問をまとめました。知っておくとスムーズに手続きができますので、チェックしておいてください。

MNP転出をスムーズに行おう

現在契約中の携帯電話会社から他社に乗り換える場合、電話番号を変えると友人や職場の同僚にメールなどで知らせなければならないので面倒だと感じている人も多いことでしょう。

しかし、MNP制度を利用すれば電話番号を変えることなく他社に乗り換えできるので便利です。MNP制度を利用するには、現在契約中の携帯電話会社でMNP転出手続きをしなければなりません。

また、MNP予約番号は有効期限が定められており、転出先との契約には有効期限の日数が十分に残っている必要があります。

このようにMNP転出には様々な注意点があるため、手続き方法や注意点を押さえてスムーズな乗り換えを実現しましょう。