ソフトバンクの名義変更│ケース別の手続き方法や注意点、費用を解説!
スマホは所有者や姓が変わった場合は必ず名義変更手続きが必要です。ここではソフトバンクユーザーのために名義変更の手続き方法をケース別にわかりやすく説明します。手続きの手順をはじめ、必要書類や名義変更にかかる費用、注意点やよくある質問についても紹介しています。
この記事の目次
スマホを契約するときは必ず契約者の氏名や住所など個人情報を詳細に申請します。
そのため、スマホや携帯電話の契約者が変わったり、契約者が結婚などで苗字が変わったりした場合は必ず変更の手続きをしなければいけません。たとえ家族や知り合いに譲渡する場合でも手続きは必要です。
また、利用料の支払者が変わった場合も、速やかに変更手続きをしましょう。
ここでは名義の変更による手続きの方法や注意点を分かりやすく説明します。
名義変更の手続きが必要なケース
ソフトバンクのスマホ契約者に何らかの変更があった場合には、必ず変更手続きをしなければいけません。
次のような変更があった場合に、手続きが必要です。
- 契約者が家族や他人に譲渡する
- 料金の支払者を変更する
- 契約者が結婚などで改姓・改名した
- 家族割引対象の家族を変更・追加する
所有者が変わった場合だけではなく、どのように変わったかによっても手続きの方法が違います。
では、どのような場合に、どのような手続きが必要なのでしょうか。次の項目で詳しく紹介していきます。
ケース別名義変更の手続き方法
「家族や他人に譲渡するとき」「支払い者を変えるとき」「契約者の名前が変わったとき」「家族割引の名義変更」と4つケースを想定して各手続き方法を、手順、条件、かかる費用の順に説明します。
なお、名義変更の手続きはソフトバンクショップでのみ受付しています。
My Softbank(Web)、カスタマーサポート(電話)、家電量販店内にあるショップでは手続きができません。
契約者変更(譲渡)
契約者が家族や他人に譲渡する場合の手続き方法は次の通りです。
契約者変更(譲渡)手続きの手順
- 必要書類を用意する。
- ソフトバンクショップへ予約をする。※
- 予約した日時に予約したショップへ新旧契約者同伴で来店する。(または旧契約者の委任状・本人確認書類を持参)
- 用意した書類を窓口で提出する。
※ソフトバンクのサイト上にある「かんたん来店予約」や電話、My SoftbankのほかLINEでも予約ができます。
契約者変更(譲渡)手続きの条件等
契約者の変更手続きの場合は、新旧契約者の2人で来店して手続きをします。
事情があり旧契約者が来店できない場合は、現契約者の委任状と本人確認の書類のコピーを、新しい契約者が持参しショップへ提出します。必要書類に不備がなければ新契約者のみでも手続きが可能です。
なお、委任状は公式サイトからダウンロードできます。新契約者が来店できない場合は手続きはできません。
手続きには1~2時間ほどかかる場合がありますので、時間にも余裕を持って予約することをおすすめします。
契約者変更(譲渡)手続きに必要なもの
- 現契約者と新契約者それぞれの本人確認書類(運転免許証/パスポート/マイナンバーカード/健康保険証と補助書類など)
- 新契約者の通帳またはクレジットカード(支払いに使用する金融機関の口座名義人や口座番号が必要)
- 現契約者の印鑑(署名でもOK)
- 現契約者が来店できない場合は、現契約者自筆の委任状と本人確認書類のコピー
本人確認書類は、現契約者が免許証、新契約者がマイナンバーカードといったように、現契約者と新契約者が別の書類を用意してもかまいません。
健康保険証を使用する場合は補助書類が必要です。
住民票のうち記載事項証明書(原本)、公共料金の領収書や明細書、各自治体発行の郵便物や印刷物、ソフトバンク発行の請求書や領収書のうちいずれか1点を用意してください。
契約者変更(譲渡)手続きにかかる費用
家族間で譲渡する場合、すでに家族割引を契約していて、名義変更後も継続して家族割引を契約する場合は手数料がかかりません。
家族割引に入っていない場合や他人に譲渡する場合は、3,300円(税込)の手数料がかかります。
手数料は、新契約者への変更手続きが終わってから、届け出た新契約者の支払い口座から翌月の利用料と一緒に請求されます。
支払者変更
利用料の支払者が変更になった場合の手続きは次の通りです。
支払者変更手続きの手順
- 必要な書類を用意する
- ソフトバンクショップに来店予約をする
- 予約した日時に予約したショップに来店する
- 用意した書類を提出する
支払者変更手続きの条件等
支払者変更手続きは原則、家族関係にある人のみ適用されます。
また、支払者の手続きは契約者が来店する必要があります。委任状がある場合のみ代理人でも手続きが可能です。
支払者変更手続きに必要なもの
- 支払人の本人確認書類
- 支払い名義人同意書(Web上で作成し直接アップまたはプリントして記入)
- 支払人の口座情報
- 支払い口座の金融機関届出印
- 家族関係を証明できる書類
家族確認書類は、住民票記載事項証明書、健康保険証、在留カード(旧 外国人登録証明書)+外国パスポートが該当します。
支払者変更手続きにかかる費用
支払者の変更手続きにかかる費用はありません。
契約者の改姓・改名
契約者が結婚や離婚などで姓が変わった場合、次のような手順で変更手続きを行います。
契約者の改姓・改名手続きの手順
- 必要書類をそろえる
- ソフトバンクショップに来店予約をする
- 予約した日時に予約したショップに来店する
- 用意した書類を提出する
契約者の改姓・改名手続きの条件等
契約者本人が来店して手続きをします。支払い先の変更も同時にしますので、料金支払いに使用する金融機関の通帳あるいはクレジットカードも忘れずに持参してください。
なお、銀行の口座名義の改姓手続きから先に済ませておく必要があります。
契約者の改姓・改名手続きに必要なもの
- 改姓前後の本人確認書類
- 申し込み印
- 通帳あるいはクレジットカード(料金支払いに使用する金融機関の口座)
※改姓前の書類がなく確認ができない場合は、マイナンバーが記載されていない住民票や戸籍謄(抄)本でも代用できます。
なお結婚などで改姓した場合、契約者や支払者をパートナーにする場合、手続きは必要ありません。
契約者の改姓・改名手続きにかかる費用
改姓・改名手続きの手数料は無料です。
家族割引の名義変更
家族割引の場合、次のような手順で変更手続きを行います。
家族割引の名義変更手続きの手順
- 契約者自身の本人確認書類と家族割引に加入する人の確認書類を用意
- 来店予約をする
- 予約した日時に予約したショップに来店する
- 用意した書類を提出する
家族割引の名義変更手続きの条件等
家族割引には、契約者と同姓の家族はもちろんのこと、別姓であっても同一住所であれば家族以外も適用されます。そのため、契約者と同姓であること、あるいは同一住所であることを証明する書類が必要です。
結婚などで、新たに家族の一員になる人が家族割引に加わる場合は、改姓してから手続きをした方がスムーズです。
家族割引の対象になっている家族に変更があった場合は、契約者の委任状があれば変更手続きができます。
家族割引の名義変更手続きに必要なもの
家族割引の名義変更には契約者の名義を変更する場合と、すでに加入している家族割引に新たにほかの人を追加する場合があります。
- 現契約者の本人確認書類
- 家族割引に加入する人の本人確認書類
- 契約者あるいは支払者の通帳またはクレジットカード(支払いに使用する金融機関の口座名義人や口座番号がわかるもの)
- 契約者の印鑑(署名でもOK)
初めて家族割引を申し込む場合は、契約者の本人確認書類と家族割引に加入する人の全員分の確認書類を用意します。
すでに申し込んである家族割引に追加する場合は、追加する人の本人確認書類と、すでに加入している人の確認書類(一人分)を用意します。
家族割引の名義変更手続きにかかる費用
家族割引に加入している人が名義を変更する場合、手数料はかかりませんが、加入していなければ手数料3,300円(税込)がかかります。
家族割引に加入する際に契約者以外の加入者がいなくても家族割引に加入できます。
すでに家族でソフトバンクを利用している人がいればすぐに家族割引が適用されますので、事前に自分が契約者となって家族割引に加入しておくと便利です。
名義変更の手続きに関する注意点
名義変更のときに気をつけておきたいことを紹介します。事前に注意点を知り余裕をもって準備をすすめていくとスムーズです。
変更手続きはショップのみの対応
変更手続きは必ずソフトバンクショップの店頭で行います。ソフトバンク公式オンラインショップや電話、家電量販店内にあるショップでは手続きできません。
また、ショップによっては待ち時間が発生することが考えられるため、あらかじめ予約をしてから来店することをおすすめします。
ソフトバンクショップの来店予約は次の方法があります。
- ソフトバンク公式サイトの「かんたん来店予約」を使う
- 電話で予約する(ソフトバンク予約窓口コールセンター:0800-888-2489、受付時間:9:00~20:00)
- ソフトバンク公式サイトのMy Softbankから予約
- LINEでソフトバンク公式アカウントから「友だち追加」登録、「来店予約」と送信
「かんたん来店予約」を使う際は、前後の混雑状況も知ることができるため、○のついた余裕がある日を選ぶとよいでしょう。
また、My Softbankから予約する場合は、事前にMy Softbank会員手続きを済ませておくことが必要です。
変更手続きができるかどうかを事前に確認する
端末代金を完済していないと、変更手続きができません。どうしても変更手続きしたい場合は、手続きの際に残額を一括して支払う必要があります。
端末代金の残額を一括支払いできないときは、端末代金が支払い終わるまで変更手続きをしないでそのままにしておく方がいいでしょう。
プランの変更が必要な場合がある
契約者や支払者の名義変更をしても、旧契約者が今まで加入していた料金プランがすでに受付終了となっている場合は、同じ料金プランを継続できません。
この場合は変更手続きと同時にプランを解約し、改めて別の料金プランを選んで契約する必要があります。
新たに契約するプランは契約者が選択できますが、前の料金プランと同額のプランがあるとは限りません。場合によっては以前よりも利用料が変わる可能性があります。
選ぶ際は、条件やサービス内容を比較検討してから契約するようにしましょう。
名義変更の手続きに関するよくある質問
ここでは名義変更の手続きでよくある疑問や悩みをQ&A式で紹介していきます。
名義変更をするのに審査はある?
審査はあります。
新規契約のときと同じで、新契約者の支払い能力や個人信用情報が確認されます。これまで滞納があったり、別に負債がある場合は、名義変更ができないことがあります。
ただし、負債があっても収入に問題なければ審査に通ることもあります。基準はソフトバンクの基準となり、たいていの場合、基準は教えてもらうことができません。
未成年者への譲渡手続きに条件はある?
家族間であれば、(契約者の子どもなど)未成年者への譲渡も同様にできます。
審査や条件が厳しくなることはありませんが、手続きの際に保護者と同伴の手続きでも、親権者が記入した「親権者同意書」を提出しなければいけません。
なお、「親権者同意書」はソフトバンク公式サイトからダウンロードできます。同意書は親権者が記入してください。
同時に名義変更と機種変更はできる?
名義変更と機種変更は同時に手続きできません。名義変更手続きしても適用されるのは早くても翌日以降になるためです。
機種変更を希望するときは、名義変更手続きをした翌日以降に行いましょう。
ソフトバンクの名義変更手続きは難しくない
一見、スマホや携帯電話の手続きは複雑で大変な印象がありますが、事前に手続きや仕組みを知っておけば、書類をそろえるだけで簡単に手続きができます。
本記事で紹介した変更手続きの手順や必要なもの、注意点をしっかりと確認しておくことで、実際の作業をスムーズに行なえます。