「Moto Z / Moto Z Play」SIMフリースマホが日本国内発売へ

MotorolaのMoto Z / Moto Z Playが日本でも発売決定。スペックや価格・発売日を比較します。それぞれハイエンドのフラグシップがZ、ミドルレンジの廉価モデルがZ Playとなっており、機能拡張が可能なMoto Modsにも注目!
この記事の目次
モトローラ・モビリティ・ジャパンは「Moto Z」「Moto Z Play」2機種のMotorolaブランドSIMフリースマートフォンを日本国内で発売します。デュアル待受(DSDS)が可能になっており、スピーカーやカメラなど特定機能を付加できることで話題の「Moto Mods」に対応しています。
ハイエンドスペックのMoto Zが8万5,800円、ミドルハイスペックのMoto Z Playが5万3,800円。Amazonなどの通販サイトで取扱される他、家電量販店などが取扱う予定としています。
2016年9月の記事です。
2019年10月現在、Moto Z Playは完売となっています。Moto Zは7万6,800円で販売されています。
サムネイル画像の出典:Motorola
Moto Z、Moto Z PlayがSIMフリー版で日本国内発売へ
モトローラブランドから発売される予定の「Moto Z」と「Moto Z Play」。海外で既に発表されていたモデルでしたが、9月27日より日本国内でも予約を開始、10月中旬から出荷予定としています。
ハイエンド〜ミドルハイな性能を備えたMoto ZシリーズはSIMフリー版として発売される予定で、既に発売されていたモトローラのミドルレンジモデル「Moto G4 Plus」のようにデュアル待受(DSDS)に対応するとしています。
またZシリーズの特徴として「Moto Mods」という、拡張パーツを取り付ける独自の機能も採用。きになる性能や注目ポイントをチェックしておきましょう。
Moto Zのスペック
出典:Motorola
今回日本で発売されるMotorolaのSIMフリースマホでは、ハイエンドモデルに該当するのが「Moto Z」。5.5インチの大画面に2560×1440の高解像度Super AMOLED(アモレッド)ディスプレイになっておりコーニング社のGorilla Glass 3を採用。プロセッサーにはQualcomm社の「Snapdragon 820(MSM8996 Lite)」のクアッドコアCPU、大容量のメモリは4GB RAM、ストレージも標準で64GB ROMを搭載しています。microSDカードスロットは2TB対応。
モデル | Moto Z |
---|---|
OS | Android 6.0 (Android 7.0 Nougatへのアップデート保証) |
ディスプレイ | 5.5インチ 2560×1440ドット SuperAMOLED Corning Gorilla Glass 3 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 820 MSM8996 Lite クアッドコアCPU |
メモリ | 4GB RAM |
ストレージ | 64GB ROM |
microSDカードスロット | 最大2TB対応(SIMスロットと排他利用) |
カメラ | 背面カメラ:13MP、光学手振れ補正、レーザーAF フロントカメラ:5MP |
バッテリー | 2,600mAh TurboPower対応 |
対応バンド・周波数帯 | FDD-LTE:band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28 TD-LTE:band 8/40/41 W-CDMA:band 1/2/4/5/8/19(6) GSM:850/900/1800/1900MHz |
SIMサイズ | nanoSIM×2(1スロットはmicroSDスロットと排他利用) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
その他 | NFC, Bluetooth 4.2, 指紋認証センサ, USB Type -C, IPX2撥水加工, (3.5mmイヤホンジャック非搭載) |
本体サイズ・重量 | 約155×75.3×5.2(最薄部)mm 約134g |
本体カラー | Lunar / Gold |
Android 6.0 Marshmallow(マシュマロ)を標準搭載しますが、後日アップデートにて最新のAndroid 7.0 Nougat(ヌガー)にバージョンアップが可能としています。バッテリー容量は2,600mAhと少し少なめにも感じますが、急速充電のTurboPowerに対応しています。
カメラ性能は背面カメラが13MPで光学手振れ補正やレーザーAFに対応。フロントカメラが5MPという基本スペックです。
本体サイズも注目ポイントで、最薄部はなんと5.2mm、モトローラ(Leonovo)も発表時点で世界最薄を謳うスリムなSIMフリースマートフォン。その薄さゆえか、3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載(iPhone 7のようにアダプタが付属します)になっていることには注意しておく必要があるでしょう。重量も約134gと軽く、カラーは「Lunar」と「Gold」の2色展開となっています。
全体な基本スペックを見ると他社フラグシップ機にも負けないようなハイエンド機種になっているのがわかります。また最大の特徴であるMoto Modsにもちろん対応。国内主要通信バンドに対応しているほか、DSDSは4G×3G、3G×3G、3G×2Gに対応するとしています。
Moto Z Playのスペック
出典:Motorola
スペック面がミドルハイ仕様になっており、その分求めやすい価格になっているのが「Moto Z Play」。5.5インチのディスプレイサイズやGorilla Glass 3は同じですが、解像度は1920×1080ドット(フルHD)のSuperAMOLEDディスプレイになっており、プロセッサがSnapdragon 625、メモリが3GB RAM、ストレージが32GB。無印Moto Zと比較すると廉価モデルになっているのがわかります。microSDカードスロットは2TB対応。
モデル | Moto Z Play |
---|---|
OS | Android 6.0 (Android 7.0 Nougatへのアップデート保証) |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920×1080ドット SuperAMOLED Corning Gorilla Glass 3 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 625 MSM8953 オクタコアCPU |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 32GB ROM |
miceoSDスロット | 最大2TB対応 |
カメラ | 背面カメラ:16MP、像面位相差オートフォーカス(PDAF)、レーザーAF フロントカメラ:5MP |
バッテリー | 3,510mAh TurboPower対応 |
対応バンド・周波数帯 | FDD-LTE:band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28 TD-LTE:band 8/40/41 W-CDMA:band 1/2/4/5/8/19(6) GSM:850/900/1800/1900MHz |
SIMサイズ | nano SIM×2 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
その他 | NFC, Bluetooth 4.0, 指紋認証センサ, USB Type -C |
本体サイズ・重量 | 約156.4×76.4×6.99(最薄部)mm 約165g |
本体カラー | ブラック / ホワイト |
スペックでは既に説明した通りMoto Zより劣りますが、価格が安くなっていること、同じくDSDS対応であること、microSDスロットがSIMスロットと排他利用ではなく独立して搭載されていること、3.5mmイヤホンジャックを搭載していることなどを考えるとコストパフォーマンスをより重視しながらも性能面はしっかりとおさえている印象です。


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着せ替えで機能追加「Moto Mods」対応
Moto ZとMoto Z Playは「Moto Mods」という新機能に対応しています。背面マグネットを利用して装着が可能な所謂「着せ替え」によって、カメラ性能・スピーカー・電池持ちなどを向上させることのできる面白い機能です。
- Moto Style Shell(スタイルキャップ・背面カバー)
- Insta-Share Projector(プロジェクターMods)
- Hasselblad True Zoom(カメラMods)
- JBL SoundBoost Speaker(コンサートMods)
- Incipio offGRIND PowerPack(バッテリーMods)
スタイルキャップ(背面カバー)
出典:Moto Mods
こちらは背面に装着可能な背面カバー。1枚が端末パッケージに同梱されており、3種類のタイプがあります。素材と予定価格は以下の通り。
- バリスティックナイロン:2,138円
- オーク:3,218円
- レザー:4,298円
出典:Moto Mods
最大70インチサイズの投影が可能なプロジェクター・モジュール。バッテリーも1100mAh内臓。厚みは11mm、重さは125gと少しかさばりそうですが、これこそがMoto Zが5.2mmの薄さまで薄くした理由かもしれません。予定価格は3万6,504円。
Hasselblad True Zoom
出典:Moto Mods
ハッセルブラッドのカメラ・モジュール。1/2.3インチで12MP、RAWフォーマットでの撮影が可能な点もポイントです。予定価格は3万1,104円。
JBL SoundBoost Speaker(コンサートMods)
出典:Moto Mods
オーディオメーカーでは有名なJBLのスピーカー・モジュール。キックスタンドを搭載しており、1,000mAhのバッテリーも搭載。予定価格は1万2,744円。
Incipio offGRIND PowerPack
出典:Moto Mods
電池持ち強化用のバッテリー・モジュール。ワイヤレスチャージ対応版が1万1,664円、ワイヤレスチャージなしのモデルが9,504円を予定。バッテリー容量は両者2,220mAhを積んでいます。
Moto Z/Z Playの発売日・価格
- 予約
- 2016年9月27日開始
- 発売日
- 2016年10月中旬から出荷開始予定
- Moto Zの価格
- 8万5,800円
- Moto Z Playの価格
- 5万3,800円
- 販売
- Amazonなどネットショップ
- 家電量販店など
Moto Z/Moto Z Playが日本発売決定まとめ
Moto Zのような「国内で正規購入可能なハイエンドSIMフリースマホ」は今までほとんどなかったですし、またMoto Modsによる拡張機能も面白そうです。
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