【BIGLOBEモバイル】端末保証サービスを解説|対応機種・BIGLOBE端末あんしんサービスとの違い
BIGLOBEモバイル(ビッグローブSIM)が提供する、中古スマホや他社で購入した格安スマホも保証対象となる画期的なオプション「BIGLOBE SIM端末保証サービス」。サービス内容、保証してもらえる条件、手続きの手順を確認して入るべきかどうか検討しましょう。
この記事の目次
BIGLOBEモバイルは、中古スマホや他社で購入した格安スマホも保証対象となる画期的なオプション「BIGLOBE SIM端末保証サービス」を提供しています。
保証上限金も最大4万円と幅広く修理交換に対応してくれるサービスですが、実は意外な落とし穴も。今回はおすすめポイントと注意点を徹底調査してみました。
BIGLOBE SIM端末保証サービスを徹底解説
人気の格安SIM「BIGLOBEモバイル」が提供する保証オプション「BIGLOBE SIM端末保証サービス」は、BIGLOBEでセット購入していないスマートフォンも保証対象となる安心サービスです。
月額5000円で自然故障や破損に対応してくれるのでおすすめですが、内容を詳しくチェックしてみると注意点も。今回は知りたい情報を一気にまとめてみました。
BIGLOBE SIM端末保証サービスの内容
基本的な保証の内容を確認してみましょう。月額料金は500円で、自然故障や破損があった場合に修理や交換を行ってくれます。
サービス | BIGLOBE SIM端末保証サービス |
---|---|
月額料金 | 500円/月 |
利用回数 | 1年に2回まで |
対象端末 | 対象端末一覧(公式ページ)に記載されている端末 90日以内にBIGLOBEモバイルで通信を行った実績のある端末※ |
保証開始日 | 申し込み日を含む月の翌月1日 ※BIGLOBEモバイルと同時の申し込みの場合、SIMの到着翌日を含む月の翌月1日 |
保証期間 | 開始日から以下の期日まで ・自然故障の場合:端末のメーカー発売日から36カ月間まで ・破損の場合:本サービスを解約するまで(解約した月の月末まで) ※解約後の再申込は不可 |
保証上限 | 上限4万円まで (修理交換代金が4万円を超える場合には、超過分を「代金引換」で別途請求 |
交換時の別途負担額 | 1回目:4,000円 2回目:8,000円 |
※通信実績を確認するためにIMEIをオペレーターに伝える必要があり、このIMEIが確認できないと保証を受けられない可能性もあり
修理交換料金が4万円を超える場合には、超過した修理交換代金を代金引換で別途支払うようになっています。
また、月額料金以外に、交換になる場合は1回目が4,000円、2回目は8,000円が別途発生します。
保証対象となる端末
保証対象となる端末は以下のPDFのとおりです。特定のSIMフリー端末、docomo版、au版の端末が対象となっているので確認しておきましょう。
BIGLOBE SIM端末保証サービスの対応端末一覧(PDF)
表を確認してみると、わりと最新の機種であっても保証対象となっているのがポイントです。
- 残念だけど、Apple社のiPhone/iPadシリーズは対象機種に入ってないわね。
中古端末でもOK
IEMIが確認できて保証要件を満たしていれば、白ロムなどの中古端末であっても保証対象になります。格安スマホではMVNOでセット購入した端末しか保障対象にならないことが多いので、中古購入のスマートフォンでも対象になるのはメリットですね。
海外版のSIMフリースマホも対象に
SIMフリー版は特にモデル名が記載されていないので、少し気になって公式サポートに問い合わせてみました。
「対象端末である、SIMフリー版である、BIGLOBEモバイルで通信実績が確認できる」機種であれば、日本で公式に発売されたものでなくとも、海外版でも保証の対象となる旨の公式回答をいただきました。ただし、海外購入製品だと修理ができないなどの可能性もあるので、対応は故障案件個々によって変わるかもしれないとのことです。
特にNexusシリーズやZenFoneシリーズは海外でも型番の違うSIMフリー版が販売されているので、これらも要件さえ満たせば修理してくれるのはメリットでしょう。(申し込み前に要確認)
自然故障と破損が対象も「通信できないこと」が条件?
公式サイト内では「保証対象の端末が自然故障、あるいは破損によって通信ができないことが保証の条件となります。」と記載があります。
- 自然故障とは:取扱説明書や添付ラベルなどの注意書にしたがって使用しているが発生した故障。
- 破損とは:落下や水漏れ、急激な外部からの原因によって起こった偶然の事故による全損または一部の破損。
※盗難、紛失、故意の破損、改造、消耗、変質、変色、傷、汚損、塗装の剥離など軽微な破損については、保証の対象外。
この「通信ができないこと」という記載が少し気になりますね。言葉通りに解釈するなら「水濡れや落下破損、自然故障でも、通信ができる状態なら保証対象外になるのでは?」という疑問が浮かびます。
こちらも公式サポートに問い合わせてみたところ、「通信が行える状態であれば、基本的には保証対象外」となるそうです。
ただし、この辺りの対応はまだ詳しいオペレーションマニュアルがないそうで「故障内容を実際に問い合わせてみてどうか」になるとのこと。
- 壊れたと思ったらまずは問い合わせしてみるのが一番ね
90日以内にBIGLOBEモバイルで通信を行っているか
保証適用条件の1つとして「90日以内に格安SIMで通信を行っていたかどうか」があります。こちらはIMEI(端末識別番号)で確認をとるようになっているので、BIGLOBEモバイルと端末保証サービスを契約していても壊れた端末で90日以内に通信していなかった場合は対象外となるので注意が必要です。
IMEI番号(端末識別番号)の確認方法
IMEIは15ケタの数字です。
本体の設定アプリから「端末情報→端末の状態」で確認するか、もしくは電話アプリで「*#06#」に発信すると確認できるようになっています。
故障発生日から10日以内に連絡が必要
保証対象端末が故障したら10日以内に公式の窓口に電話で連絡する必要があります。10日を過ぎてしまうと修理交換ができない可能性もあるので注意しておきましょう。
「BIGLOBE端末あんしん保証窓口」にて365日受付しています。
BIGLOBE端末あんしん保証窓口
- 電話番号:0120‐925‐070
- 受付時間:10:00~19:00(365日受付)
- 通話料無料
BIGLOBE SIMの端末保証サービス修理・交換手順
- 故障したら10日以内に「BIGLOBE端末あんしん保証窓口」に電話
- 電話先でIMEI番号を伝える
- 「故障端末の返送キット+貸出機」が自宅に届く
- 返送キットに同梱の必要書類に記入をし、故障端末と一緒に返送する
- 保証範囲外(4万円を超える場合)、本体の交換が必要な場合は連絡あり※1
- 修理完了品を受け取り、貸出機がある場合は返却する※2
※1:保証範囲内(4万円以内で修理可能な場合)連絡なしで修理が実施されます。修理には約2週間かかります。
※2:追加費用が発生している場合は、代引きで追加費用をドライバーに直接支払う。代引き手数料は無料
簡単な手順は以上のようになっています。クレジットカード払いの場合は貸出機を借りられるので、必要に応じて利用しましょう。また、追加費用が発生する場合は修理完了品を受け取るタイミングで代引き支払いとなっています。
BIGLOBE SIMには「BIGLOBE端末あんしんサービス」もあり
申し込みはSIMやスマホの申し込み時限定となりますが、BIGLOBEモバイルのスマホ・タブレットが落下や故障などトラブルがあったときに交換機が借りられます。トラブルの種類は水没、全損、破損、故障で、補償期間は機種により24カ月か36カ月です。
- 月額料金:380円/月~
- 交換料金:5,000円~
月額料金や交換代金は機種によって変わります。
- トラブルのあった日から30日以内にBIGLOBEに連絡
- 交換機と返却キットを受け取る
- 10日以内に壊れた端末をBIGLOBEに送付
壊れた端末を10日以内に返送しない場合は3万円もしくは返送対象となる端末の第4回目以降の提供時の交換用端末の提供費用の金額と同額のうち、どちらか高い金額のほうが請求されます。
修理ではなく交換なので、BIGLOBEに送る端末のデータは送付前にすべて自分で消しておいてください。(電話帳、送受信メール、写真など)
BIGLOBE SIMの端末保証サービスで安心を
BIGLOBEモバイルの「BIGLOBE SIM端末保証サービス」は、中古端末や他社購入のスマートフォンも保証対象になる点は非常に画期的なオプションです。
しかし、「通信ができる場合には基本的に対象外」という条件が少し厳しくなっており、ただ故障しただけでは修理してくれないというシステムであることは注意しておく必要があるでしょう。
すでに保証の切れてしまったdocomo端末や白ロムのSIMフリー端末などには有効ですが、確実に故障に対応してくれる「BIGLOBE端末あんしんサービス」のほうを、SIMフリースマホとセット購入して運用するのが一番安全と言えるかもしれませんね。
▼場合によっては、格安SIMのサービスを使うよりもスマホ保険を利用した方がお得になる可能性もあります。こちらの記事ではおすすめのスマホ保険を比較しご紹介しているのでぜひご一読ください。