固定電話もMNP(ナンバーポータビリティ)ができる?

携帯電話では当たり前になったMNP(ナンバーポータビリティ)ですが、固定電話でもMNPのように乗り換えができるということを知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は、固定電話でポータビリティをする手順をまとめていきます。固定電話をMNPしたいと思っている方に必見の内容です!
この記事の目次
格安SIMが少しずつ普及してきており3大キャリアから格安SIMにMNPを行ったことがある人も増えてきていると思います。ですが固定電話もMNPのように乗り換えができるということを知っている方は少ないのではないでしょうか?固定電話でMNP(モバイルナンバーポータビリティ)をする方法を知りたいと思っている方はぜひご覧ください。

固定電話でもMNP(ナンバーポータビリティ)はできるの?
携帯電話だけでなく固定電話でもMNPのように乗り換えができます。
MNPとはMobile Number Portability(モバイルナンバーポータビリティ)の略で携帯電話番号の持ち運び制度。正確に言うならば携帯電話(モバイル)ではない固定電話の場合はLNPでLocal Number Portability(ローカルナンバーポータビリティ)と呼びます。
固定電話でMNP同様の乗り換えは可能ではあるのですが、携帯電話と違ってすべての事業者間での乗り換えができるわけではありません。できる電話番号とできない電話番号がありますので、この後の部分で説明していきます。
MNP(ナンバーポータビリティ)できる固定電話の番号は?
固定電話は全ての電話番号でMNPのような乗り換えができる訳ではありませんが、電話番号を見ただけでは判断できません。
ナンバーポータビリティで持ち運びできる固定電話はNTTから取得した電話番号のみとなっています。auなどの光電話で発番した電話番号では他社に乗り換えすることは不可能です。
NTT加入権って何?
以前はNTTのアナログ回線の電話に加入するためには電話加入権というものが必要になっていました。1985年以降は72,000円(税抜)という非常に高い価格が設定されていて、2005年に36,000円(税抜)に値下げされたという歴史があります。今では電話番号を取得する時に電話加入権は不必要となっています。
固定電話でMNP(ナンバーポータビリティ)をする流れ
NTTに発番してもらった電話番号を利用中の場合は良いのですが、今はNTTではないという場合であれば、一度NTTに戻してから手続きすることになります。
現在NTTで固定電話を運用している場合
- 他社の電話を開通
- NTTを休止し他社に電話番号を引き継がせる
NTTで発番してもらった電話番号であればこの順番でMNPすることが可能です。
現在別の会社で固定電話を運用している場合
- 他社の電話①から一度NTTに戻す
- また別の会社の電話②を開通
- NTTを休止し別の会社の電話②に番号を移行する
- 他社の電話①を解約
現在別の会社で固定電話を運用している場合はこのような手順となります。別の電話会社からさらに別電話会社に移行させる場合は、解約のタイミングが非常に重要となります。
固定電話でMNP(ナンバーポータビリティ)先におすすめの3社
ここからは固定電話でMNPのように乗り換えをする際、乗り換え先におすすめの会社をご紹介していこうと思います。
①NURO 光 でんわ
NURO 光 でんわはソニーネットワークコミュニケーションズが提供するIP電話サービスです。
- NURO 光 でんわで必要な費用
- 初期費用:回線工事費3,300円(税込)
- 月額費用(基本料金):北海道・関東 550円(税込)/東海・関西・九州 / 330円(税込)
- 月額費用:ユニバーサル料3.3円(税込)
- NURO 光 でんわの特徴
ここからはNURO 光 でんわの特徴についてまとめていきたいと思います。
月額料金や通話料金がおトクNURO 光 でんわは月額料金が550円(税込)、通話料金は固定電話なら全国どこにかけても8.789円(税込)/3分です。またNURO 光 でんわ同士であれば通話料は無料になりますし、BBフォンなどへも通話料無料となります。
オプションなども完備NURO 光 でんわではオプションきちんと用意されています。着信お断りサービスや着信転送サービスを単品で選択することも可能ですし、オプションをパックでも用意しています。
②au ひかり 電話
au ひかり 電話はKDDIが提供しているものになります。
- au ひかり 電話で必要な費用
- 登録料:880円(税込)
- 月額費用:基本料金550円(税込)
- au ひかり 電話の特徴
ここからはau ひかり 電話の特徴についてまとめていきます。
万全のオプションau ひかり 電話もNURO 光 でんわと同じくオプションをきちんと用意しています。au ひかり 電話でもオプションをまとめたパックも用意されています。
通話の品質もNTTと変わらないau ひかり 電話の通話の品質はNTT東日本・NTT西日本の加入電話と同じ程度となっています。通話の品質が気になっているという方でも安心して利用できます。
③フレッツ光のひかり電話
フレッツ光も電話のサービスを行っています。
- フレッツ光のひかり電話で必要な費用
- 初期費用:3,300円(税込)
- 月額費用:550円(税込)
- フレッツ光のひかり電話の特徴
ここからはフレッツ光のひかり電話の特徴についてまとめていきます。
電話代がオトクになるフレッツ光のひかり電話はフレッツ光の月額利用料にひかり電話の月額料金550円(税込)が必要になるだけです。そのため加入電話を運用しているよりも必要な出費は抑えられます。
通話料も抑えられるフレッツ光のひかり電話は全国どこにかけても3分で8.8円(税込)です。月額料金だけでなく通話料も加入電話よりも安くなっています。
固定電話でもMNP(ナンバーポータビリティ)のように乗り換えができる!
固定電話でもMNP(モバイルナンバーポータビリティ)のような乗り換えができることは分かっていただけたでしょうか。固定電話の場合は携帯電話の時と比べて絶対にできるという訳ではないので少し分かりにくくなっているかもしれません。
現在利用している電話番号がNTTから発番されたものであればMNPのように乗り換え可能で、そうでなければ出来ないと覚えておきましょう。
現在加入電話を利用している場合であれば乗り換えは簡単なのですが、他の会社を利用している場合だと解約するタイミングが難しくなってしまうので気をつけないといけません。
固定電話を利用していてMNPをしたいと思っている場合はこのページをご覧になりながら手順を間違えないように行っていってください。