体温測定できるおすすめスマートウォッチ|歩数計・血圧計機能も!
体温測定ができるおすすめのスマートウォッチを紹介しています。体温測定できるスマートウォッチの選び方、体温測定以外にスマートウォッチで使える心拍数や血圧、血中酸素濃度など健康管理機能についてもまとめました。日々の健康管理にスマートウォッチを役立てましょう。
スマートウォッチで体温測定ができます。それ以外にも、最近は安いモデルでも血圧や血中酸素濃度まで測定できます。
1つのスマートウォッチで体温や心拍数、血圧に血中酸素濃度まで測定できれば、毎日の基本的な健康管理はバッチリでしょう。
この記事では体温測定ができるスマートウォッチを選ぶ際のポイントや、おすすめのスマートウォッチについて取り上げました。体温測定以外の、スマートウォッチでできる健康管理についても紹介しています。
健康維持目的でスマートウォッチの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
体温測定できるスマートウォッチを選ぶときのポイント
体温測定ができるスマートウォッチを選ぶ際のポイントを5つ紹介します。
体温測定ができるスマートウォッチ選びのポイント
- タイプ
- 使用目的・シーン
- スマホのOS
- 防水・防塵性能
- 精度の高さ
スマートウォッチタイプか活動量計タイプか選ぶ
身体に身に着けて体温測定をしたりする機器のことを「ウェアラブル端末」と呼びます。
ウェアラブル端末
- スマートウォッチタイプ
- 活動量計タイプ
スマートウォッチタイプ
代表的なものがApple Watchです。
このタイプは活動量測定などの健康管理の他、スマホと接続することによってスマホへの電話やメール、LINEのメッセージなどの着信を通知してくれます。
活動量計タイプ
主に活動量測定機能をメインとしたものです。
スマートウォッチタイプのものから電話やメール、LINEのメッセージの通知などの機能を取り除いたシンプルなものです。(スマホとの接続自体はできるものもあります)
スマートウォッチタイプのように、腕に巻いて使うものもあれば、歩数計のように腰のベルトに取り付けて使うものなどもあります。
使用目的・シーンに合わせて選ぶ
スマートウォッチの使用目的・シーン
- ビジネスシーンでのスケジュール管理・タスク管理
- ジョギング・サイクリング・ウォーキング・水泳などの様々な運動
- 睡眠時間や睡眠の質・カロリー消費量の管理など健康チェック
- アウトドアレジャーや登山での現在地把握
これらの目的とスマートウォッチの持つ機能を照らし合わせて、よりベターなものを選ぶ必要があります。
例えばビジネスシーンで日々のスケジュール管理や仕事のタスク管理にスマートウォッチを使いたい場合、活動量計タイプのものよりもスマートウォッチタイプのもの、それもスマホとの連携がしっかりしているものを選ぶべきです。
スーツに合わせても違和感のない、落ち着いてシックなデザインのものを選ぶことも大切でしょう。
水泳を中心とした運動でフィットネスをするのであれば、しっかりとした防水機能を備えたものを選ぶ必要があります。
また、睡眠時間や睡眠の質の管理に重きを置く場合、睡眠時に身に着けていても邪魔にならない軽量コンパクトなものがおすすめです。
スマホのOSと合わせて選ぶ
スマートウォッチはスマホと連携させて使えます。この場合「スマホのOSとスマートウォッチのOSとの組み合わせ」を意識しなくてはなりません。
スマホのOSはAndroidとiOS(iPhone)があります。
スマートウォッチのOS
- Androidに対応:Wear OS by Google
- iOSに対応:Watch OS
- 両方に対応:Tizen(Galaxy Watchが採用)
スマホがAndroidならWatchOSを搭載するApple Watchは連携できません。iPhoneを使っていたらWear OS by Googleを搭載するスマートウォッチは連携できません。
格安なスマートウォッチの中には、AndroidとiPhoneの両方と連携させられるものもあります。しかし、スマホのOSによっては機能が制限される場合もあるので注意してください。
防水・防塵に対応しているか
スマートウォッチをアウトドアシーンやプールの中で使う場合、スマートウォッチが防水・防塵に対応しているかどうかをよく確認しましょう。
スマホ同様、スマートウォッチの防水・防塵性能は「IP✕△」といった指標で表されます。このうち✕に入る数字が防塵性能、△に入る数字が防水性能です。
防塵性能は1~6まで、防水性能は1~8まであります。数字が大きくなればなるほど防塵・防水性能が高くなります。
アウトドアシーンやプールの中で使う場合、防塵性能は5以上、防水性能は7以上がおすすめです。
精度が高いかどうか
スマートウォッチは様々なセンサーが搭載されていて、このセンサーが人間の動きを感知・測定するようになっています。
このセンサーの精度はスマートウォッチによって差があり、安い商品の中には感知が鈍いものや測定が安定しないものなどもあります。
そのため、スマートウォッチ選びの際は口コミなどをよくチェックして、感知・測定精度の高いものを選ぶようにしましょう。
活動量を正確に感知・計測してくれないと、スマートウォッチを使う意味が半減してしまいます。
スマートウォッチのセンサーの精度は、原則として商品の価格に比例すると考えてよいでしょう。安くても優秀なセンサーを搭載しているものもあるので、口コミを参考にするのが大切です。
スマートウォッチで使える健康管理機能
スマートウォッチで使える様々な健康管理機能について紹介します。
スマートウォッチで計測できるもの
- 血圧・心拍数
- 歩数
- 血中酸素飽和濃度
- GPS・コンパス機能
血圧・心拍数を測定できる
多くのスマートウォッチは、血圧と心拍数を測定できます。
スマートウォッチ本体の裏側にLED光の発光部があります。この光を激しく点滅させて、皮膚からの反射光を測定・分析して血圧や心拍数を測定する仕組みです。
血圧測定は日々の健康管理のために推奨されているのは言うまでもありません。心拍数はウォーキング・サイクリングなどのフィットネス時に効率の良いカロリー消費をするための指標となります。
これら2つの測定ができるだけでも、スマートウォッチの価値はあるといえるでしょう。
歩数計機能
歩数計機能も血圧・心拍数測定機能と並んでスマートウォッチの代表的な機能の1つです。
歩数計の計測の仕方と精度
- 振り子式:低
- 3D加速度センサー式:高
歩く際の振動が内部の磁石を揺らして、その揺れを計測する「振り子式」は歩行と歩行以外の運動を区別できないので、歩数計測の精度は高くありません。
3D加速度センサー式は3次元での加速度を測定するので、歩行以外の運動は歩数として計測されにくいです。
そのため、3D加速度センサー式で歩数を計測するタイプのスマートウォッチを選ぶようにしましょう。
転倒検出・緊急通報
Apple Watchなどのハイエンドのスマートウォッチの中には、転倒検出機能・緊急通報機能を持つものがあります。
Apple Watchは腕時計部に内蔵されているセンサーが身に着けている人の転倒を検知すると、以下のような動きを見せます。
- 転倒検知
- Apple Watchが振動して意識が戻るように動作する
- 画面上に「SOS」「大丈夫です」のメッセージが表示され、いずれかをタップできるようになる
- 1分間操作をしないと30秒間警告音を鳴らしながら振動する
- 30秒後自動的に119番に電話を掛ける(SOSをタップした場合も119番に自動発信)
- 電話が繋がるとApple Watchが着用者の転倒を検知したことを知らせる音声メッセージが流れ、同時に着用者の現在地が通知される
- 「メディカルID」に緊急連絡先が追加されている場合、こちらにも着用者の転倒を検知した旨と現在地がSMSで通知される
人里離れた場所で1人で危険な作業に従事される人や、山奥でソロキャンプやバイクでのソロツーリングに出かける人などは、このような転倒検出・緊急通報機能を持つスマートウォッチを身に着けておくと安心かもしれません。
1人暮らしをしている高齢の両親に身に着けてもらうのもよいでしょう。
血中酸素飽和濃度を測定できる
最新のApple Wath Series 6は、血中酸素濃度の測定が可能になりました。
血中酸素濃度とは血液中に取り込まれた酸素レベル、赤血球によって肺から全身に運ばれる酸素の割合を指します。
この血中酸素濃度は身体の健康状態を示す1つの指標で、健康な人は97%~99%程度の濃度になります。
これが93%以下になると通常よりも酸素が少ないということになり、90%を切ると呼吸不全状態の可能性がある、つまり心肺機能などが正しく機能していない可能性がある=病気の可能性がある、と判断されるわけです。
血中酸素濃度の低下は肺炎の進行の早期発見に繋がると言われており、新型コロナウイルスの流行も相まって最近にわかに注目を集めている指標です。
最新のApple Watch Series 6に血中酸素濃度測定機能が搭載されたのも、その辺りの事情が影響しているのかもしれません。
激しい運動をした直後にも血中酸素濃度は下がるので、アスリートのコンディションチェックなどにも活用ができます。
GPS・コンパス機能
スマートウォッチの中にはGPS・コンパス機能を搭載しているものもあります。これ自体は直接的に健康管理に繋がるものではありません。
しかし、GPS機能を搭載していると、スマホアプリと連動させることによってウォーキングやハイキングの際の歩行ルートの記録・管理ができます。
これはモチベーションのアップに繋がりますので、ウォーキングやハイキングといった運動を楽しく継続するために役立つでしょう。
コンパス機能もあれば、おおよその方角が把握できるので登山の時などに安心です。
体温測定できるおすすめのスマートウォッチ
体温測定ができるおすすめのスマートウォッチを、特徴別に5つ紹介します。
大画面で見やすいスマートウォッチ
特徴
- 価格:3,580円(税込)
- 画面:1.4インチ
- 防水機能:IP6/7
- 体温・心拍数・血圧・血中酸素濃度を測定
- 歩数・カロリー消費・距離を測定
- スポーツモードは「ジョギング」「ライディング(サイクリング)」「クライミング」「ウォーキング」
- 睡眠管理
- 「座りがち通知」「飲水(水分補給)通知」
- スマホカメラの遠隔操作
- スマホとの連携で各種通知の受信
- 電話探し
- 天気表示
この商品は画面サイズが1.4インチ(約36mm)と大きいのが最大の特徴です。
最新のApple Watch Series 6の画面サイズ40ミリもしくは44ミリと比べると若干小さくなります。
Apple Watchタイプのスマートウォッチとしては4,000円を切る手頃な価格で、基本的な機能はほぼ網羅しています。
とりあえずApple Watch風のスマートウォッチを気軽に使ってみたいという人におすすめです。
体温計以外の機能も充実しているスマートウォッチ
特徴
- 価格:4,380円(税込)
- 画面:1.3インチ
- 防水機能:IP6/7
- 体温・心拍数・血圧・血中酸素濃度を測定
- 歩数・カロリー消費・距離を測定
- スポーツモードは「ランニング」「サイクリング」「山登り」「ウォーキング」
- 睡眠管理
- 「座りがち通知」
- スマホカメラの遠隔操作
- スマホとの連携で各種通知の受信
- 音楽制御
- 電話探し
- 専用アプリあり(iPhoneのみ)
Apple Watchタイプのスマートウォッチですが、画面サイズが1.3インチと0.1インチ小さいです。
しかし、スクエアかつ多少縦長なデザインのせいか、大きく見えます。デザイン的に男性により向いているかもしれません。
機能的には1つ前に紹介したものと大差なく、音楽制御機能がプラスされています。
様々なシーンで使えるスマートウォッチ
特徴
- 価格:7,980円(税込)
- 防水機能:IP6/7
- 体温・心拍数・血圧・血中酸素濃度を測定
- 歩数・カロリー消費・距離を測定
- スポーツモードは「ウォーキング」「ランニング」「自転車」「なわとび」「バドミントン」「バスケ」「サッカー」
- 睡眠管理
- 「座りがち通知」「水分補給通知」
- スマホカメラの遠隔操作
- スマホとの連携で各種通知の受信
- 音楽制御
- 電話探し
- 天気表示
- 生理周期管理機能
- 腕振り点灯機能
- 壁紙50種類以上
丸型フェイスのスマートウォッチです。
生理周期管理機能が搭載されていて、カラーもゴールド、シルバー、ピンクなど、女性に似合うものが用意されています。
価格は7,980円(税込)とやや高めですが、時計としての質感はそれなりに高く、アクセサリーとしても見栄えがよいでしょう。
特筆すべきはスポーツモードが「ウォーキング」「ランニング」「自転車」「なわとび」「バドミントン」「バスケ」「サッカー」と7つも用意されている点です。
多機能なのにスタイリッシュなスマートウォッチ
特徴
- 価格:2,580円(税込)
- 防水機能:IP6/8
- 体温・心拍数・血圧・血中酸素濃度を測定
- 歩数・カロリー消費・距離を測定
- スポーツモードは「ランニング」「サイクリング」「スイミング」
- 睡眠管理
- スマホとの連携で各種通知の受信
- 置き忘れ防止機能
- 専用アプリあり(iPhoneのみ)
ブレスレットタイプのスマートウォッチです。3,000円を切る価格帯のスマートウォッチは、このようなブレスレットタイプのものが多いようです。
Apple Watchタイプのスマートウォッチに比べると機能はやや劣りますが、体温や心拍数、血圧や血中酸素濃度の計測や、スマホと連携させての各種通知の受信といった基本機能は抑えています。
そのため、スマートウォッチがどのようなものかを体験するための「最初の1本」としてピッタリです。
防水機能は今回紹介する5つの中では最高のIP6/8です。スポーツモードにはスイミングも含まれていますので、特に水泳をする機会が多い人には向いています。
コスパ抜群のスマートウォッチ
特徴
- 価格:1,980円(税込)
- 防水機能:IP6/7
- 体温・心拍数・血圧を測定
- 歩数・カロリー消費・距離を測定
- スポーツモードは「バスケット」「山登り」「ランニング」「ライディング(サイクリング)」「ウォーキング」
- 睡眠管理
- 「座りがち通知」
- スマホカメラの遠隔操作
- スマホとの連携で各種通知の受信
ブレスレットタイプのスマートウォッチで、価格は1,980円(税込)です。
ただし、血中酸素濃度は計測できないので注意してください。
1つ前に紹介したブレスレットタイプのスマートウォッチと単純に機能の数を比べると、こちらのほうがやや多いです。この2つで迷った場合は、血中酸素濃度の有無がポイントになるでしょう。
「血中酸素濃度は測定できなくても良い」「価格はできるだけ安い方が良い」という人はこちらの商品がおすすめです。
体温測定のできるスマートウォッチで日々の健康を管理しよう
体温測定のできるスマートウォッチについて、商品選びのポイントや体温測定以外の健康管理機能、おすすめのスマートウォッチの紹介をしてきました。
スマートウォッチと聞くとすぐにApple Watchが頭に思い浮かぶと思いますが、Apple Watchはたくさんあるスマートウォッチの1つに過ぎません。
Apple Watchが高性能で便利なのは確かですが、高価です。スマートウォッチを使いこなせるのか、本当に必要かどうかがわからない状態で買うには、少々ハードルが高いでしょう。
そのため、まずはここで紹介したような比較的安価なスマートウォッチから試してみることをおすすめします。
しばらく使ってみれば、自分にとってスマートウォッチが必要なものかどうか、よく使う機能はどんな機能か、といったことがわかるはずです。これらがわかってからApple Watchなど、より上位のスマートウォッチを買うことをおすすめします。
スマートウォッチの様々な健康管理機能を使って、毎日の健康維持に役立てるようにしましょう。