WiFiルーターを上手に収納するポイント|収納に便利なおすすめグッズも紹介
Wi-Fiルーターを置く際のポイントとWi-Fiルーターを収納する際の注意点を詳しく解説していきます。置き場所や収納に関する注意点をしっかりと把握したうえで、収納方法やおすすめ収納商品を見ていきましょう。
この記事の目次
リビングなどのインテリアの統一感を乱してしまいがちなWiFiルーターは、できればうまく収納してしまいたいものです。
ルーターを収納するといっても、ただルーターを隠せばよいわけではありません。置き場所に気を配らなければならなかったり、収納の仕方に注意しなければ、ルーターの機能が損ねてしまう可能性があります。
逆に、ポイントに気をつければ、ルーターを収納するのは決して難しいことではないので安心してください。
この記事で紹介している、手軽に収納できるアイデアや収納アイテムのおすすめを参考に、自分が気に入ったものを早速試してみてください。
WiFiルーターを置く際の5つのポイント
WiFiルーターを置く際には、電波の透過を遮らないような場所に置きましょう。
この章では、WiFiルーターをどのような場所に置くのがベストなのかを解説していきます。あわせて、「家電の近く」など、置かないほうがよい箇所についても紹介します。
部屋の中心に置く
WiFiルーターは、できるだけ部屋の中央に置くようにしましょう。中央に設置することにより、部屋にまんべんなく電波を届けられます。
しかし、家の形状や家具の置き場所によっては、中央部分に置けないこともあるでしょう。そのようなときには、室内の死角に注目してみましょう。WiFiの電波の届きやすくするには、死角を狭くすることが大切です。
もし、死角になる位置に家具が設置されている場合は、思い切って部屋の模様替えをすることも検討してみてください。
床上1~2mくらいの位置に置く
WiFiルーターは高い位置に置くと電波が行き渡りやすいので、できれば床上1~2mくらいの位置に置くのがおすすめです。
ただ、高いところに置くと、ルーター本体が落ちて壊れてしまう可能性が高くなることが否めません。そのため、ルーターを固定するなどの対策をしましょう。
なお、床上に直接ルーターを置くと、電波が床に反射してしまい広がりにくくなります。落下が怖いからと床に置くのはやめましょう。
窓際には置かない
WiFiルーターを窓際に置くと窓の外に電波が逃げてしまい、インターネットに接続できるエリアが半減します。
また、ルーターが直接日光に当たると高熱にさらされ、熱暴走(高温が原因でコンピュータ機器が誤動作を起こすこと)を起こす恐れがあるので気をつけましょう。
家電の近くに置かない
電子レンジやIHヒーター、Bluetooth機器といった家電は、WiFiと同じ周波数を使用しているので干渉の影響を受けやすく、その結果繋がりにくくなったり、通信速度が落ちるといった電波干渉が起こることがあります。
そのため、ルーターは家電の近くに置かないようにしましょう。また、家電から少し離れた場所に設置する場合は、同時に使用しないようにするのがおすすめです。
なお、家電側がWiFiルーターからの電波干渉を受けることはありません。
水場の近くに置かない
水槽や台所周辺など水回りの近くにWiFiルーターを置くのも避けましょう。なぜなら、WiFiの電波は水中に入ると散乱、吸収するため、弱くなる特性があるからです。
水回りというと台所や水槽などに目がいきますが、液体の近く、例えば加湿器などでも同じような現象が起きますので気を付けましょう。
また、水場の近くに電気製品であるルーターを置くと漏電の危険性も出てきます。その観点からも決しておすすめはできません。
WiFiルーターを収納する際の2つの注意点
WiFiルーターを収納する際における注意点は、次の2つです。
- WiFiルーターを囲わない
- 金属製のものに収納しない
つい収納する際にやってしまいがちなのですが、ルーターの性能を低下させることなく長く使用するためには、いずれの点もかなり重要になります。
WiFiルーターは放熱するので囲わない
収納アイテムを購入するときは、WiFiルーターが密閉されないための穴やスリットが囲いにあるかどうかをチェックしましょう。
ルーターは熱を発しているのでそれを逃がせないと動作が不安定になり、寿命が短くなる可能性もあります。収納するときにはルーター本体を囲わないようにしましょう。
現在販売されているルーターの収納グッズのほとんどに、放熱用の穴が施されています。
金属製のものに収納しない
WiFiルーターを金属製のラックに収納すると、電波が弱くなる可能性があります。電波は金属に遮られる特性があるからです。
また、金属製のラックに密閉された状態で使用しつづけると、ルーター自体が発生する熱を逃がすことができなくなり、誤動作が生じる可能性が高まります。
金属製のラックにルーターを収納することは、ルーターの機能に蓋をしてしまうのと同じことなので注意しましょう。
手軽にできるWiFiルーターの収納方法を紹介
WiFiルーターは、家にあるものや雑貨、100円ショップのものでも収納可能です。ここでは、次の4点を紹介していきます。
- おしゃれな紙袋に収納
- カゴに入れてインテリアとして飾る
- 棚にカーテンを付けて見えなくする
- メッシュのファイルボックスに収納
ラックなどのツールを使用しなくても十分にルーターを隠せるこれらのアイディアは、安全面でも機能面でもWiFiルーターをベストの状態で使え、簡単にすぐに試せるものばかりです。
おしゃれな紙袋に収納
洋服屋や雑貨屋で買い物をしたときにもらった紙袋を利用すれば、ほんのひと手間でおしゃれにルーターを収納できます。
紙袋ならサイズも自由自在に選べ、また熱を逃がす穴も簡単に開けることが可能です。
お金をかけずにハンドメイドのみで隠せるうえ、汚れたら交換も簡単にできるので、今すぐルーターを何とかしたい方におすすめします。
カゴに入れてインテリアとして飾る
カゴは通気性がよいので、WiFiルーターを収納するのにおすすめです。
カゴは、ホームセンターをはじめ100円ショップでも販売されています。もっとおしゃれなものを求めるなら、雑貨屋で探してみてください。
ただし、あまりにも網目が大きいタイプは中の機器が見えたりホコリが侵入しやすかったりするので、ほどよく編み込まれたものがおすすめです。
部屋にマッチしたカゴを選んで、インテリアに統一感をもたせましょう。
棚にカーテンを付けて見えなくする
WiFiルーターの上に直接布をかけるのではなく、棚などに置いたWiFiルーターにカーテンのように布を付けると熱がこもりません。
100円ショップなどで売られている突っ張り棒などを利用すれば簡単にできるので、自分の部屋のインテリアにぴったり合ったデザインの布を探してトライしてみてください。
なお、放熱のことを考慮すると、棚は背面がないタイプが望ましいです。
メッシュのファイルボックスに収納
メッシュ素材のファイルボックスを2つ使用し、組合わせて収納ケースにするアイディアは、非常にお手軽なのでおすすめです。
ファイルボックスを100円ショップなどで購入し、口の部分を重ねるだけで完成します。
ただし、熱がこもる可能性があるので、必ずメッシュ素材のファイルボックスで試してみてください。
WiFiルーターのおすすめ収納商品5選
これから、WiFiルーターのおすすめ収納商品5選を紹介していきます。
WiFiルーターを置いたり収納したりする際のポイントや注意点をふまえた上で、WiFiの電波を阻害しないもの、そして熱がこもらないものを厳選しました。
それでは、選りすぐりのアイテムたちを1つずつ見ていきましょう。
スリムルーターラック Porte(ポルテ)
こちらのラックなら、リビングや寝室など部屋の片隅でどうしてもごちゃついてしまう電源タップやルーターをまとめて隠すことが可能です。
ルーターを収納した場合、熱がこもらないかどうかが心配ですが、この製品は背面がオープンになっているので熱をうまく逃がしてくれます。
また、2枚の可動棚やコード巻取りフレームが付属しているなど、細かな点も配慮されているのも大きな魅力です。天板には2口のコンセントがついているので、スマホやタブレットの充電もできます。
価格 | 8,800円(税込) |
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サイズ | 幅16×奥行き35×高さ70cm |
材質 | 塩化ビニル化粧繊維板(PVC)、スチール(粉体塗装)、天然木(ラッカー塗装) |
耐荷重 | 天板/2kg、棚板/1kg、底板/3kg |
備考 | 組立式(約30分) |
ルーター収納木製モデムラック
ルーターを金属製のラックに収納すると電波透過率が落ちてしまい、インターネットの快適なアクセスを妨げます。
しかし、こちらのラックは木製なので、電波をスムーズに透過させることが可能です。
背板がオープン仕様に設計されているので、デバイスをラックの棚内部に収納したら、配線コードをそのまま垂らした状態で電源に接続できます。そのため、夏の暑い時期でも熱暴走の心配がありません。
背面より垂らして余っているコードはまとめて背面下部に収められるのも、ラック内が余ったコードでごちゃつくのを防いでくれる嬉しいポイントです。
メーカー希望小売価格 | 8,580円(税込) |
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サイズ | 幅30×奥行23.5×高さ80cm |
材質 | プリント化粧繊維板 |
カラー | ホワイト、ブラウン |
備考 | 組立式(約30分) ※女性2人で組み立てた場合 |
Gran Roi ルーター配線ケーブル収納ボックス
こちらのラックは壁に掛けるタイプで、床に置くタイプのラックとは違いデッドスペースを作りません。そのため、空間を有効に活用できるうえ、子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。
表面に可愛くデザインされた穴とともに裏側にも通気性を向上させる穴があるので、熱がこもりにくい仕様になっています。
また、アンテナが箱の上から出るよう施されているため、電波の透過率が悪くなる心配も要りません。
なお、組み立てに必要なのはプラスドライバーのみです。DIYに不安がある方でも気軽に取り付けられるので安心してください。
価格 | 2,780円(税込) |
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サイズ |
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材質 | ポリ塩化ビニル |
カラー | ホワイト(ほかにSサイズや柄違いのタイプあり) |
ルーター収納ボックス
ボックスタイプの場合、大きなルーターはアンテナを立てると収納できない場合もあります。
しかし、こちらは大容量の収納力なので、今までボックスタイプを探していたけれどサイズが合わなくて諦めていた方にもおすすめです。
構造の面も優れており、下の段に入れたスイッチ付きのコードのスイッチをサイドのスリットに指を挿入して押せます。収納ボックスを動かさなくてもよいので非常に便利です。
さらに、サイドスリットにより熱がこもりません。
ナチュラルとブラウン、ホワイトの3色があり、自分の部屋に一番馴染むものを選べるのも嬉しいポイントです。
価格 | 4,180円(税込) |
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サイズ |
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材質 | 桐、ラッカー塗装 |
カラー | ナチュラル、ホワイト、ブラウン |
モデム収納ケース「Notice(ノーティス)」
こちらの収納ケースは仕切り板が施されていて、下部には電源タップを収納することが可能です。また、ボックスタイプには欠かせない側面スリットもしっかり入っているので熱を逃がせます。
特徴は何といってもアメリカンテイストなデザインで、側面に記された英字のプリントと温かみのある木材とのコンビネーションがおしゃれです。
とはいえ、シンプルなフォルムなので、どんなテイストのインテリアにも意外とマッチします。
なお、ノーティスシリーズのチェストと揃えると統一感が生まれ、部屋をさらにスタイリッシュに演出できます。この製品を購入して気に入った場合にはぜひ試してみてください。
価格 | 3,530円(税込) |
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サイズ | 幅14×奥行33×高さ36cm |
梱包サイズ | 幅37×奥行き19×高さ40.5cm |
商品重量 | 約2kg |
材質 | MDF、桐材 |
塗装 | ウレタン樹脂塗装 |
WiFiルーター本来の性能が落ちないよう収納しよう
これまで見てきたように、WiFiルーターを収納する場合にはまず、置く場所に気をつけなければなりません。
それから、WiFiルーター本体が放つ熱を逃がすため、閉じ込めてしまわない収納法を選びましょう。とくに、金属製のラックなどは使用を避けるようにしましょう。
手軽にWiFiルーターを収納できるグッズやおしゃれなラックなど、たくさんの収納アイテムが販売されています。
それらを活用して、WiFiルーター本来の性能が落ちないような収納方法を選び、自分好みのインテリアを完成させましょう。