【画像あり】SIMカッターでSIMカードのサイズを変更する方法|間違えても安心!
SIMのサイズ変更のためにSIMカッターを購入したいけれど、何がおすすめなのでしょうか?実際に使用した場合のメリットやデメリット、注意点などもふまえて、どのようなものを選択すればよいのか疑問を一緒に解消していきましょう。
この記事の目次
SIMカードは大きく分けて3つの種類があります。
- 標準SIM(25mm*15mm)
- microSIM(15mm*12mm)
- nanoSIM(12.3mm*8.8mm)
携帯電話は全てSIMカードを挿入すると使用できるようになります。
しかし、端末ごとにSIMカードのあてはまる大きさが異なっているため、今まで使っていたSIMカードがそのまま使えるとは限りません。その場合、 SIM カッターでサイズを変更が可能です。
では、失敗しないSIMカッターの使い方はあるのでしょうか。
この記事では、おすすめのSIMカッターから注意点まで解説していきます。
おすすめのSIMカッター
おすすめのSIMカッターについてここでは詳しくみていきましょう。
そこまで高価なものは多くないため、かんたんに準備可能です。
ネットで購入する場合
ネットで購入できるSIMカッターをみていきましょう。
Ciscle SIMパンチ
Ciscle SIMパンチは、microとnanoに対応できるSIMカッターです。
シンプルな作りで、標準SIMからnanoSIMまでカットできるため、失敗するリスクも少ないといえます。
また、カッターの刃には耐腐食性の粉末材質が使われており、高い耐久性と鋭い切れ味で長く使用できるでしょう。
i-Plus Company Tech【限定】SIMパンチ
i-Plus Company Tech【限定】SIMパンチは、SIMカッターと変換アダプターがセットになっている点が便利だといえます。
カットしたSIMは元の大きさに戻せないものの、大きさを合わせられるアダプターがあれば、その心配はいりません。
nanoサイズにカットした場合もアダプターによって多くのSIMカードが使え、アダプターも付属品なので安全性に優れているといえるでしょう。
店頭や家電量販店で購入できる?
SIMカッターは、家電量販店でも購入可能です。
ヨドバシカメラではネットで取り扱いがあることから、店頭でも置いてある可能性は高いといえます。しかし、ネット上にあっても店舗にもその商品が置いてあるかはわかりません。
出かけるのに時間がかかる場合は、事前にそういった商品を取り扱っているのかを確認してから出かけましょう。
100均やダイソーには売ってる?
100均やダイソーなどにもSIMカッターは販売されていることがあります。
しかし、カッターやはさみなどでカットする場合とあまり大きく性能の差はありません。
家電量販店やネットショッピングで買えるものよりも耐久性などは限定的であり、変換アダプタなどがついていないことも多いです。
SIMカッターは1,000円以内で買えるものがほとんどであるため、耐久性なども含めて購入を検討しましょう。
ちなみに、nano SIMであればカットする必要はありません。アダプターのみでさまざまな機種に対応できるため、自分が使用したい端末のSIMの大きさはよく確認しましょう。
SIMカッターの使い方|micro SIMからnano SIMへ
micro SIMからnano SIMへカットする場合の使い方を見ていきましょう。
手順1.セッティングする
SIMカードをSIMカッターにセットしましょう。
画像はmicroSIMをカットし、nano SIMの大きさに変更する場合のものです。
ほとんどのSIMカッターは設置する場所が決まっており、差し込む方向も決まっています。微調整が必要な場合もあるため、慎重にセットしていきましょう。
方向が違っていても差し込めますが、最も重要なICチップ部分を切断してしまった場合は破損して使えなくなるため十分な注意が必要です。
手順2.穴あけパンチの要領でカットする
SIMカードをセットした後は、穴あけパンチで穴を開ける要領でカットしていきます。
カットする前に微調整を行うだけでなく、位置がずれないように両手でカットしましょう。
ICチップを誤ってカットした場合には、動作はおろかうまく起動することも難しい場合もあるため注意が必要です。
手順3.ヤスリなどで外側を整える
nano SIMに大きさを合わせる場合、SIMカードをさらに削る必要があります。ちょうどいいサイズであれば問題ないですが、ほとんどの場合は微調整が必要です。
ハサミで調整すると切れすぎてしまう可能性もあるため、カッターやヤスリなどのほうが調整しやすいといえるでしょう。
金属部分の大きさだけでSIMのスロットが埋まる可能性もありますが、ICチップに傷がなければ正常に動くため心配はいりません。
失敗しないコツや注意点は
カットした後は、スロットにSIMカードがちゃんと乗るのか、端末に対して抜き差しできるかをよくチェックしましょう。
全て差し込む前に抜き差しできるかどうかをチェックすることが重要です。
途中まで挿入したけれど違和感があるなどの場合は取り出せなくなる可能性があるため、さらに削るなどの作業が必要となってきます。
SIMカッターで失敗しないために注意するポイント
- カットしたいサイズを確認する
- 耐久性のあるSIMカッターを用意する
- SIMカードの差し入れる方向を確認する
- ICチップまで切断しないように注意する
- 切断後の差し込みは抜き差しできるか何回も試す
ICチップをカットした場合、すぐに失敗だと判断できます。SIMカードのカットに失敗した場合は通常のサイズ変更とは異なり、ほとんどの携帯会社では修理の補償対象になりません。
その理由は、携帯会社が意図しない変更をユーザーの手で加えているためです。また、ほとんどの場合は切断したことがわかるため、修理が必要となった場合は素直に事情を伝えましょう。
ICチップを切断した場合、データが全て消滅してしまいます。事前にバックアップを取って作業に取りかかることをおすすめします。
SIMカッターを使うメリット・デメリット
SIMカッターのメリットとデメリットについてみていきましょう。 SIMカッターを使うかどうかはあくまでも自己責任です。
SIMカッターを使うメリット
- 任意のサイズに自分でカットできる
- 事務手数料が不要
- 交換費用が安価
- データを保持したまま他の端末を操作できる
- 待ち時間がない
最近の端末はほとんどnano SIMです。アダプターさえあれば違う端末でも操作可能ですが、場合によっては標準SIMからnano SIMに変更する必要があります。
携帯会社にSIMカードの変更依頼をすると、ある程度の時間が必要となります。ユーザーの情報を他のサイズが異なるSIMカードにコピーするためです。
また、依頼すると事務手数料がかかることが多く、自分でカットしたほうが時間やコストを削減できるといえます。
SIMカードの変更をしている間に携帯会社から貸し出された端末でアプリをインストールしたとしても引き継ぎなどはできないため、空白期間が空くことが多くのユーザーにとってデメリットとなります。
加えて、SIMカードの変更などであってもデータのバックアップを行っておく必要があります。理由としては、端末ごと通信業者に渡す場合は初期化されるためです。
SIMカッターを使うデメリット
- 元には戻せない
- データの破損は自己責任
- 損害金が発生する可能性がある
携帯電話やタブレットなどは、契約に基づいて使用するものです。そのため、自分でSIMカードをカットすると違約金が発生する可能性があります。
また、SIMカードはユーザーの所有物ではなく契約している携帯会社のものであるため、ほぼ何らかの料金が発生すると考えてよいでしょう。
標準SIMをnano SIMサイズにカットした場合などは、サイズを元に戻すことができません。アダプターがあれば問題なく使用可能ですが、カットする前に用意しておきましょう。
また、SIMカードのカットは、携帯会社の契約に沿ったものではないだけでなく自己責任です。
そのため、うまカット処理できずにSIMカードの出し入れが不可能になった場合や、カットそのものに失敗して読み込みができなくなった場合などは誰も保証はできません。
SIMカードのカットは手軽に実施でき、料金が安いことからメリットが目立つものの、以上のようなデメリットがあることも踏まえたうえで実行しましょう。
まとめ
SIMカッターの使い方について、メリットやデメリットを解説してきました。
SIMカッターを使用する場合には、耐久性がある程度高く確実に切断できるものを選び、失敗しても良いようにバックアップを取っておくことも重要です。
そして、SIMカッターの失敗を防ぐためには、SIMカードを設置する場所やICチップを傷つけないことを意識しましょう。
SIM変換アダプターについて知りたい方は上記記事をご覧ください。