So-netの光回線サービスであるNURO光の解約について詳しく解説します。

解約の方法や解約にかかる費用がどのくらいかかるのかはもちろん、解約費用を実質ゼロにできるおすすめの乗り換え先も紹介します。

NURO光の解約を検討中の方は、手続きをする前にチェックしておきましょう。

NURO光を解約する手順と問い合わせ窓口を紹介

NURO光を解約する手順と問い合わせ先を紹介します。3ステップで解約可能です。

※撤去工事をしない場合は省略

NURO光の解約を申し込む

「NURO光 for マンション」プランと、それ以外のプランによって問い合わせ窓口が異なります。

事前に手元に契約情報とお客様番号を用意しておくと、手続きがスムーズに進みます。

必要に応じて回線等の撤去工事をする

解約の申し込みとあわせて、NURO光を契約したときに設置した光回線や光コンセント等の撤去工事を必要に応じて問い合わせ窓口に申し込みます。

回線等の撤去工事を行うと工事費11,000円(税込)が発生します。撤去工事は申し込みから施工まで、最短でも10日程度かかるため余裕を持って申し込みましょう。

レンタル品を返却する

解約の申し込みをすると、NURO光を契約したときに設置したレンタル機器を業者が訪問回収してくれます。

回収のときには立会いが必要です。申込時に希望の日時を相談できるので、自分の都合がつく日を指定しましょう。

返却するもの

返却が必要なレンタル機器をまとめました。。詳しくはNURO光の公式HPで確認できます。

レンタル機器の回収の流れ

レンタル機器の回収の流れは、解約のパターンによって少し異なります。

解約から回収までに1ヶ月以上かかることもあるので、引っ越しなどの場合はなるべく早く解約の手続きをしましょう。

NURO光でんわを利用、かつ電話番号を別事業者にて継続利用の場合

So-netの別の接続サービスへコース変更する場合

変更後の接続サービスが開通した日から、4日後以降から機器の回収が可能です。

上記のいずれにも該当しない場合

解約の受付時に機器回収の希望日を聞かれるので都合のよい日を伝えましょう。

NURO光の解約にかかる費用一覧

NURO光の解約にかかる費用を紹介します。

解約費用にはいわゆる「違約金」と呼ばれる解約手数料をはじめ、いくつかの種類があります。

一言で「違約金」といってもさまざまな種類があるため、契約サイトのマイページや契約書から自分はどの違約金が発生するのか事前に調べておくとよいでしょう。

NURO光の解約費用を実質無料にする方法

NURO光を解約するときに、場合によっては結構な金額がかかってしまいます。

しかし、タイミングや次の乗り換え先の光回線を上手に選ぶと、高額な解約費用を実質ゼロにすることも可能です。その方法を2つ紹介します。

契約期間があるプランは2回目の更新月に解約する

NURO光では49ヶ月目または75ヶ月目での解約をすると解約費用を実質無料にできます。

契約期間から各おすすめの解約月

このように2年契約の最初の更新月は25ヶ月目、3年契約の最初の更新月は37ヶ月目ですが、このときに解約するのはおすすめできません。なぜなら工事費の残債があるからです。

たとえば2年契約のプランの工事費は40,000円で、これを30ヶ月に分割して支払います。同時に、毎月の利用料金から工事費相当分が割引されます。

しかし仮に25ヶ月目で解約した場合、5ヶ月分の工事費（1,466円/月×5ヶ月＝7,330円(税込)）を支払うことになり、しかも工事費相当分の割引は対象外です。

同じく3年契約のプランの場合も、2年契約のプランと同じように、工事費66,000円(税込)を60ヶ月分割払いで、毎月の利用料金から工事費相当分が割引されます。

37ヶ月目で解約すると、23ヶ月分の工事費（1,100円/月×27ヶ月＝29,700円(税込)）を精算する必要が出てきます。

したがって解約手数料・工事費残債ゼロで解約したいのであれば、2回目の更新月である、2年契約の場合は49ヶ月目、3年契約の場合は75ヶ月目がおすすめです。

また、契約期間がないプランは、いつ解約しても解約手数料はかかりません。

ただしG2は、工事費残債がなくなる30ヶ月目以降の解約がおすすめです。10Gs･6Gsの継続契約なしタイプは、工事費は初回一括払いなのでいつ解約しても工事費残債はありません。

更新月がいつになるかは、NURO光の公式HP（マイページ）で確認できます。

違約金負担やキャッシュバックのある光回線に乗り換える

多くの光回線事業者では、乗り換える際の違約金・工事費負担や高額キャッシュバックを行っています。

こういったキャンペーンを上手に利用すれば、NURO光の解約手数料や工事費残債がゼロになるタイミングでなくても、キャッシュバックで相殺することによって実質的にゼロにできます。

ただし、キャンペーン等はいつでも行っているものではなく期間や適応条件があるため、最新の情報を確認するようにしましょう。

NURO光の解約後におすすめの乗り換え先3選

乗り換え先におすすめの、キャッシュバックが大きい、初期費用が安い光回線事業者を紹介します。

公式（キャリア直営）だけでなく、代理店の情報もチェックすると、よりお得に契約できる可能性が高まります。

なおキャッシュバック・割引キャンペーンは掲載当時のものであり、内容・期間・条件等は予告なく終了または変更されることがあります。最新の情報は必ず公式サイトで確認してください。

違約金10万円分等を負担してくれるソフトバンク光

出典:Softbank光

ソフトバンク公式では、乗り換えキャンペーンを実施しています。

※1　回線工事費26,400円(税込)の場合です。回線工事費が10,560円(税込)または2,200円(税込)の場合は10,000円分のキャッシュバック（普通為替）、もしくは1,100円(税込)×10ヵ月の割引が適用されます。

※2　証明書を指定の方法にて提出していること、対象サービスをご利用中であること、支払い方法をソフトバンクまたはワイモバイル携帯合算・クレジットカード・口座振替のいずれかで登録してあること

引っ越しなどで、NURO光の解約手数料や工事費残債がゼロにならないタイミングでやむなく解約しなければならないときでも、このキャンペーンが適用されれば実質ゼロになるので心強いです。

また、ソフトバンクやワイモバイルのユーザーであれば「おうち割光セット」の対象になるので、月々のスマホ代も割引されます。

※本記事で紹介したキャンペーン（またはキャッシュバック）の内容は予告なく変更される可能性があるため、必ず公式ページで確認するようにしてください。

ソフトバンク光を契約する！

3社がキャッシュバックしてくれるauひかり

出典:auひかり

光回線はNTT系、電力系、ダークファイバ系などに分類されますが、ダークファイバ系のauひかりは安定した高速通信ができることが特長の1つです。

auユーザーは、「auスマートバリュー」の対象になるので、月々のスマホ代を節約できます。

auひかりでもお得なキャンペーンを実施しています。今回おすすめしたいのは、KDDI正規代理店のNNコミュニケーションズです。

NNコミュニケーションズの専用Webページから申し込むと、代理店・プロバイダー・KDDIの3社が同時に行っているキャッシュバックや月額料金割引などの特典が対象になります。

※本記事で紹介したキャンペーン（またはキャッシュバック）の内容は予告なく変更される可能性があるため、必ず公式ページで確認するようにしてください。

auひかりを詳しく見る

特典が多彩な@nifty光

出典:@nifty光

プロバイダーのパイオニア的存在であるニフティが提供する、フレッツ光とプロバイダーをセットにした高速インターネット接続サービスです。

@nifty光公式では、総額最大72,700円相当の特典キャンペーンを実施しており、そのメニューは10種類にもなります。

@nifty光の場合も、正規代理店であるNNコミュニケーションズからの申し込みがおすすめです。オプションや面倒な手続きなしで、次のどちらかの特典が受けられます。

特典の詳しい内容や適用条件についてはNNコミュニケーションズの公式サイトで確認しましょう。

NNコミュニケーションズを詳しく見る

※本記事で紹介したキャンペーン（またはキャッシュバック）の内容は予告なく変更される可能性があるため、必ず公式ページで確認するようにしてください。

NURO光の解約に関するよくある質問

NURO光の解約に関するよくある質問と回答を紹介します。

解約にベストなタイミングは？ 解約月の利用料金の日割りはできる？

契約期間があるプランであれば2年契約は49ヶ月目、3年契約は75ヶ月目に解約すると解約手数料・工事費残債がゼロになります。

契約期間のないプランでも、G2の場合は、30ヶ月目以降に解約すると工事費残債がゼロになります。また、解約月の利用料金は、日割り計算されません。

したがって、解約金・工事費残債がゼロになる月の、なるべく月末に近い日に解約するのがベストタイミングといえるでしょう。

引っ越しするときはいつまでに解約すべき？

引っ越しを予定している場合はできるだけ早くカスタマーセンターに問い合わせをし、いつまでに手続きをするべきか確認しましょう。

NURO光の公式HPには「解約の申し出は○日前までに」などとという記述はありませんが、次のような説明があります。

このようなことから、解約の申し出から完全に手続きが終わるまで、少なくとも1ヶ月はかかることが見込まれます。

なお、引っ越し先でもNURO光を使いたい場合、正確な住所が分かっており、サービス提供エリア内であれば約2ヶ月先まで事前申込みが可能です。この場合の工事は引き渡し後になります。

解約・撤去工事の流れや事前に準備するものは？

光回線の乗り換えをする場合は、ネットを使えない期間が長くなってしまうので、乗り換え先の回線への契約を先に行ってから、解約の申し込みをするのがおすすめです。

事前に準備するものは、会員証またはマイページのお客さま情報に記載されている「お客さま番号」(12桁)です。手元に用意してから解約の申し込みをしましょう。

レンタル機器の返却方法は？ 故障していたら修理したほうがいい？

レンタル機器は、NURO光指定の運送業者が設置場所に回収に来てくれます。

故障したレンタル機器を返却すると、機器損害金を請求される可能性があります。時間に余裕があれば、解約手続き前に修理依頼をしておくほうがよいでしょう。

解約違約金はいくら？

NURO光の解約違約金（解約手数料及び工事費残債）をまとめました。

これ以外にもかかる費用が発生する可能性があります。

現在使っているメールアドレスを引き継ぎ先でも使えるか？

NURO光を解約するときに、So-netは退会せずに、So-netのモバイルコース(220円(税込)/月)に加入し続ければ、今まで使用していたメールアドレスやSo-netコンテンツが引き続き使えます。

なお、NURO光でSo-netのメールアドレスが配布されるのは戸建てプランのみです。

現在使っている電話番号を引き継ぎ先でも使えるか？

元々NTTから発番された電話番号であれば可能です。

解約の申し出のときに引き止められない？

インターネットにまつわるサービスの解約を申し込むと、オペレーターから「引き止め」とも思われるような、契約を継続した場合のメリットや解約した場合のデメリットを説明されることがあります。

これはNURO光の場合も例外ではないようです。しかし、メリット・デメリットや解約条件をよく確認したうえでも、解約を希望するのであれば、落ち着いてその意思をオペレーターに伝えましょう。

NURO光の解約手続きは難しくない

NURO光の解約手続きはWebや予約制の電話で申し込め、決して難しくありません。

ただし解約の手続きにはある程度の時間を要するため、引っ越しの場合などはいつまでに手続きをしたらよいのか、問い合わせ窓口にあらかじめ確認し早めに手続きを取りましょう。

また解約のタイミングによっては高額な解約費用がかかるので、解約手数料や工事費残債の支払いがない更新月を確認しましょう。

乗り換えをする場合は、解約金の負担をしてくれる特典やキャッシュバックなど、できるだけ好条件で乗り換えできる事業者を探すことがおすすめです。また、その際には受け取り条件のハードルもあわせて確認しておきましょう。