1. 格安SIM比較サイト SIMチェンジ
  2. iPhoneのバッテリーを交換はどこで行うのがおすすめ?|交換方法やかかる費用

iPhoneのバッテリーを交換はどこで行うのがおすすめ?|交換方法やかかる費用

更新日:2020.03.09

最近、充電の減りが早いと困っているなら、バッテリーを交換するのがおすすめです。この記事では、iPhoneのバッテリー交換方法について解説していきます。かかる費用や要する期間なども把握し、ストレスなくバッテリー交換をおこないましょう。

iPhoneを購入してから1年半が経過してくると、バッテリーの持ちが悪く感じる人が増えてきます。

また、アプリがなかなか開かなかったり、やっと開いたとしても読み込みが遅かったりと、イライラすることが多くなるかもしれません。

バッテリーが持たないと感じはじめたら、まずは自分のiPhoneのバッテリーの状態を調べてみましょう。「設定」から「バッテリー」に入ると、「バッテリーの状態」を確認できます。

80%を下回っていれば、相当バッテリーが弱っている証拠ですので要交換です。逆に、80%を下回っていない場合、Apple正規店では無償での交換修理を受け付けてもらえませんので、注意してください。

iPhoneのバッテリー交換する方法

バッテリーの交換する方法としては、Apple正規店舗に持ち込むほか、いくつかの方法があげられます。

自分で行う交換法もそのうちの一つなのですが、安心で安全な交換を望むのであれば、修理業者に依頼するのが得策です。

Appleでの交換

Apple StoreもしくはApple正規サービスプロバイダ、Appleリペアセンターでのバッテリー交換は、Appleユーザーにとって一番心強い方法です。

Apple Store Genius BarやApple正規サービスプロバイダへ持ち込む方法は、アドバイザーに直接話を聞いてもらいながら交換修理を進められ、交換完了までの時間が短いのがメリットです。

正規店舗に持ち込む

Apple Storeにあるサポートカウンター「Genius Bar(ジーニアス バー)」で対応してもらえます。

Genius Barへの予約は、Appleのサイトからでも可能ですので、Apple Storeの営業時間を気にすることなく予約でき便利です。

カウンター形式のサービスのため、距離が近く、さまざまな相談にも乗ってもらえます。

また、Appleが正式に認めている、Apple正規サービスプロバイダでもバッテリー交換ができます。バッテリー交換のみである場合には、その場ですぐに交換してもらえることが多いです。

ただ、バッテリー以外の部分に問題が生じている場合には、AppleリペアセンターにiPhoneを送ってからの修理になるため、修理の完了までに時間を要します。

なお、自分がiPhoneを購入したキャリアや販売店でもバッテリー交換に対応している場合があります。

たとえば、SoftBankの場合、月額650円の「SoftBank安心保障パック」に加入していれば、交換の費用から3,000円が割り引いてもらえます。

ただし、キャリアや販売店における、バッテリー交換対応店舗はまだまだ少ないのが現状です。また、対応していたとしても、Apple Storeなどに比べると手間と時間がかかってしまうことが多いので、あまりおすすめはしません。

Apple Store直営店一覧

Apple正規サービスプロバイダ

Appleへ配送して交換

Appleリペアセンターへ郵送して交換してもらう方法は、最も手間がかかりません。

Appleリペアセンターに電話をすれば、Apple指定の配送業者が自宅まで取りに来てくれるので、忙しい方にとっては便利な方法です。

バッテリーの交換期間は、7~10営業日を目安にしてください。バッテリー交換が完了したら、配送業者が自宅まで届けにきてくれます。

配送業者の集荷時間や配達時間に合わせなければならない点には注意が必要ですが、出向く時間が取れない場合にはぜひ利用してみてください。

Appleリぺアセンター

スマホ修理店での交換

近年、急増しているスマホの修理店でも、バッテリー交換が可能です。

なお、修理店のなかでもiPhone専門の修理業者「アイサポ」が、格安料金で修理を請け負ってくれると注目されています。

修理代が安いことをはじめ、パーツ交換での修理なのでデータの消去の心配がなかったり、宅配修理もおこなっていたり、さらには自分での修理を失敗したiPhoneの修理も受け付けてくれたりと、魅力的なメリットが満載です。

登録修理業者制度に登録されている業者から選ぶ

しかし、悪質なスマホ修理店の増加により、スマホ修理の事件や事故が発生していることは見逃せません。

そこで、総務省は2015年4月に「登録修理業者制度」を設けました。登録修理業者制度のポイントは、次の通りです。

  • スマホ修理をおこなう業者は、必ず登録しなければならない国が定めた法律
  • 登録には電波法や電気通信事業法に基づく厳しい審査があり、ハードルが高い
  • 基準に適合し登録できれば、スマホ本体の分解を伴う修理を合法におこなえる

もし、スマホ業者にバッテリー交換を依頼しようと考えている場合は、登録修理業者制度に登録されている業者から選ぶようにしてください。

ただし、総務省に認可されている修理屋でも、メーカー正規の修理業者ではない点は頭に入れておきましょう。Appleは、自社の純正品を正規サービスプロバイダにしか提供していません。非正規の修理店が使用する修理パーツは、第三者が製造した非純正品です。

その品質は純正品と比べて著しく劣るとは考えにくいものの、非正規の修理店を利用する際には、開示されている規約や保証などを事前によく確認することをおすすめします。

自分で交換するのはやめておこう

ネットでバッテリーを購入し自分で交換する方法手順が、さまざまなサイトにより公開されています。セルフ交換は可能なのですが、現状、本体を分解しパーツ交換をおこなう端末の改造は、電波法的にグレーゾーンとなっているのでおすすめはできません。

というのも、スマホやWiFiルーターなどの無線を発信する機器にはすべて、技適マーク(技術基準適合証明マーク)がついています。しかし、改造した端末の技適マークは、その効力を失ってしまうからです。

技適マークがついていない端末で電波を発することは電波法違反になり、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が課せられます。さらに、テレビやラジオなど公共性の高い無線局に妨害を与えた場合には、5年以下の懲役もしくは250万円以下の罰金が課せられてしまうのです。

2019年2月より「PSEマーク」も必須に

近年、モバイルバッテリーの爆発事故が多発していることに対しての対策として、経済産業省は2018年2月、モバイルバッテリーを「電気用品安全法の規制対象として取り扱う」と発表しました。

2018年2月からの1年間は猶予期間され、「PSEマーク」なしの製品の製造や輸入、販売をおこなえたのですが、2019年2月よりPSEマークを取得していないモバイルバッテリーの取り扱いはできなくなっています。

Apple以外での交換で注意したいこと

Apple Storeや正規プロバイダ、Appleリペアセンター以外での交換修理は、気をつけなければならない点を多く含んでいます。非正規のスマホ修理店やセルフでバッテリー交換をおこなうと、それ以降は正規の修理保証などが受けられなくなる点にも注意しましょう。

なお、docomoやauなどの大手キャリアが提供している「端末補償オプション」に加入済みでも、バッテリー交換は補償の対象外になるので気をつけてください。

SoftBankの「安心保障パック」はバッテリー交換の対象となるのですが、持ち込み修理に関しては一部のショップでしか受け付けていません。そのため、キャリアで契約しているiPhoneも、バッテリー交換に関してはAppleに直接依頼したほうがスムーズです。

バッテリー交換費用はどれくらいなのか

2019年1月より、Apple公式でのバッテリー交換費が安くなっていることをご存知でしょうか。今なら、Apple直営店や正規サービスプロバイダを利用するのがお得です。

Appleでの交換費用

Appleでの交換費用は、Apple Storeへの持ち込み修理の場合と配送修理の場合ともに統一されています。なお、配送修理に送料はかかりません。

保証期間内であれば無償

Appleでバッテリー交換した場合の費用を、「Apple製品限定保証またはAppleCare+保証対象」と「対象外」にわけて表にまとめました。Apple製品限定保証は1年間、AppleCare+は2年間が保証期間となります。

iPhone のモデルApple製品限定保証または AppleCare+の保証対象保証対象外
  • iPhone X、 iPhone XS、
  • iPhone XS Max、
  • iPhone XR、 iPhone 11 Pro Max、
  • iPhone 11 Pro、 iPhone 11
0円7,400円(税別)
  • iPhone SE、
  • iPhone 6、iPhone 6 Plus、
  • iPhone 6s、iPhone 6s Plus、
  • iPhone 7、iPhone 7 Plus、
  • iPhone 8、iPhone 8 Plus、
  • および、その他すべての対象モデル
0円5,400円(税別)

※上記は、Appleで修理した場合の料金で、Apple正規サービスプロバイダでの修理料金は上記と異なる場合があります。

バッテリー性能の低下が条件

Appleの規定により、バッテリー性能が80%以下でないとAppleCare+に加入していても無償交換してもらえません。そのため、バッテリー交換を依頼する前には自分でバッテリーの状態を確認しておきましょう。確認方法は次の通りです。

1.設定をタップする

2.バッテリーをタップする

3.バッテリーの状態をタップする

4.最大容量が何%かを確認する

ここに表示された最大容量が80%以下であれば、AppleCare+でバッテリー交換を請け負ってもらえます。

他に故障部位があると追加修理費がかかる

画面割れなどほかに故障部位があると、バッテリー交換に支障をきたすことがあります。その場合には、Appleへの依頼はバッテリー交換のみのつもりでも追加で修理費がかかるので、注意してください。もし、故障しているかどうか不安な部分があるのであれば、依頼時に伝えておきましょう。

なお、バッテリー交換以外に修理しなければならない部分があるのであれば、新しい端末に買い替えるのも一つの方法です。

SIMチェンジには格安SIMや格安スマホに関するお得な情報が拡散掲載されています。画面右上にある「おすすめ格安SIM比較診断」と「おすすめ格安スマホ比較診断」をぜひ活用してみてください。

現在の利用状況や希望の条件を入力すれば、自分にぴったりの格安SIMやスマホを無料で診断してもらえます。また、見つけたプランはそのまますぐに申し込めるのも魅力です。

スマホ修理店でのバッテリー交換費用

スマホ修理店でバッテリー交換した場合の、一般的な費用を紹介していきます。

全国80店舗を展開している格安スマホ修理店「アイサポ」と、全国50店舗で修理実績200,000件を誇る「ダイワンテレコム」の、iPhone機種別の価格をみていきましょう。Appleでの正規価格と比較してみてください。

モデルAppleアイサポダイワンテレコム
iPhone X以降7,400円9,980円5,800円
iPhone 8 Plus5,400円7,980円4,800円
iPhone 85,400円7,980円4,800円
iPhone 7 Plus5,400円5,980円4,800円
iPhone 75,400円5,980円4,800円
iPhone 6s Plus5,400円5,980円4,800円
iPhone 6s5,400円5,980円4,800円
iPhone 6 Plus5,400円4,980円4,800円
iPhone 6以降5,400円4,980円4,800円

以上の価格はすべて、税別表記です。

新しい機種になるにつれ、価格が上がっていくのはどの店舗も同様なのですが、スマホ修理店でのiPhoneバッテリー交換費用は、お店によりかなりばらつきがあることがわかります。Appleより高い機種があったり安い機種があったりと、Appleを含めどの店舗を選ぶかの判断が難しいところです。

ただし、バッテリー交換以外の修理費用を比べると、Appleで修理に出すよりも安く上がることがほとんどです。

交換にはどれくらい時間がかかるのか

交換にはどれくらい時間がかかるのかをそれぞれ比較していきましょう。結論からいうと、Appleに依頼するよりもスマホ修理店に頼むほうが早く仕上がります。

Appleの場合

日本は、iPhoneのシェア率が世界一といわれています。そのため、Apple Storeや正規サービスプロバイダなどの店舗は、毎日混雑しているのが現状です。待ち時間が惜しいという方は、少々時間を要するものの自宅にて完結できる配送修理を依頼しましょう。

持ち込みの場合

Apple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを直接持ち込んだ場合の、バッテリー交換所要時間はおよそ20~30分です。ただし、どの店舗でもバッテリーの在庫には限りがあるので、在庫切れの際には約1週間預けることになります。

配送交換

配送交換の場合のバッテリー交換には、Appleに送ってからおよそ7~10営業日ほど待たなくてはいけません。その期間に備えて、ほかのスマホを配送手続き前に手配しておきましょう。

キャリア契約でiPhoneを使用している方は、Appleでの配送修理期間中に代替機をレンタルできますよ。機種は、少し古いモデルのAndroidになることがほとんどですが、スマホのない生活よりもずっとましです。

また、Apple Care+に加入していれば、Appleから代替機を借りられる「エクスプレス交換サービス」が利用できます。Appleから新品同様のiPhoneを配送にて交換してもらえるサービスで、端末ごと交換したい方におすすめです。

スマホ修理店の場合

スマホ修理店でのバッテリー交換にかかる時間は、およそ15~30分です。アイサポの公式サイトには「15分~」、ダイワンテレコムの公式サイトには「30分」と記載されています。基本的に即時対応としており、待ち時間を含めての所要時間は、Appleや正規サービスプロバイダと比較すると短時間です。次に、日本を代表するスマホ修理店であるダイワンテレコムと、Appleの特徴の違いをまとめました。

ダイワンテレコムApple
依頼方法店頭持込・郵送店頭持込・郵送
手順予約不要要予約
準備(データのバックアップ)任意必須
準備(iPhoneを探すをオフに設定)不要必須
費用
  • X 以降 5,800円
  • 8 以前 4,800(店舗により異なる)
  • X 以降 7,800円
  • 8 以前 5,400円(保証加入時は0円)
期間30分約3時間

以上の詳細をふまえて、スマホ修理店でのバッテリー交換はどういう人におすすめなのかをまとめました。

交換前の事前準備をしておこう

バッテリー交換を依頼する際には、交換前に事前準備をしておかなければいけません。とても重要な事項なので、しっかりと把握しておきましょう。

ただし、スマホ修理店での交換修理には、特に準備が必要ありません。この点が、スマホ修理店に依頼する最大のメリットだといえます。

Appleに依頼する場合の共通事項はバックアップしておく

持ち込みと配送、いずれのバッテリー交換においても、状況によりデータが消されたり無くなったりしてしまう可能性があることは否めません。そのため、念のためにバックアップをとっておくことは必須です。バックアップを取る方法は2通りありますので、自分の使いやすいほうを選んでおこないましょう。

バックアップをとる方法

持ち込みの場合

持ち込みの場合に事前に準備しておくポイントをまとめました。

スムーズな受付のためにも予約をしておこう

予約を取らずに直接出向いても対応はしてもらえますが、お店の混雑具合によっては後回しにされたり、あげくの果てには対応してもらえない場合があります。そのため、お店に行く前には電話で予約をしておきましょう。そして、その際には、バッテリーの在庫確認を必ずするようにしてください。

Apple IDのパスワードの用意

場合によっては、「iPhoneを探す」機能をオフにする必要があります。というのは、端末の初期化をする必要が発生した場合に「iPhoneを探す」がオンになっていると初期化がおこなえなかったり、初期化した後に作業が続けられなくなったりするからです。

その場合には、Apple IDのパスワードが必要となりますので、あらかじめ確認しておいてください。

必要書類の用意

交換修理手続きに購入証明書が必要になる場合に備えて、購入時のレシートを用意しておきましょう。購入時のレシートは、端末を長く使用するにあたり必要になることが多々あるので、きちんと保管しておきましょう。また、Appleは運転免許証など、本人確認書類の持参も求めてくる場合があります。

Appleデバイスの購入後にレシートを保管する

配送の場合

配送交換の場合は、Apple Storeなどに直接持ち込む交換時と比較すると、事前の準備事項が多いです。次に解説する4点は必ず必要になりますので、おこなうのを忘れないようにしてください。

Apple Watchはペアリング解除しておこう

iPhoneを配送修理に出す際、Apple Watchで「Suica」などの交通系ICカードを使っているのであれば、まずはじめにこちらを削除してください。そのあと、Apple Watchアプリを開き、ペアリングを解除します。

ペアリングを解除すると、自動的にApple Watchの新しいバックアップが作成されます。そして、iPhoneが修理から戻ってきたら、最新のバックアップを使ってApple Watchを復元しましょう。

Apple Payで使うカードを管理する

Apple Watchのペアリングを解除して消去する

iMessageをオフにしよう

iMessageとは、iPhoneやiPad、iPod touch、Mac同士で送受信ができるメールのことです。iPhoneにはじめからインストールされている、次のアイコンを使用しておこないます。

配送修理の際には、こちらのiMessageをオフにする必要があります。手順は実に簡単で、「設定」「メッセージ」の順にタップし、「iMessage」をオフにすれば完了です。


iPhoneの初期化しよう

配送修理時に限り、iPhoneを初期化することが求められます。

1.「設定」から「一般」をタップ

2.「リセット」をタップ

3.「すべてのコンテンツを設定を消去」をタップし、AppleIDのパスを入力する

なお、本体の電源が入らなかったり、反応がなかったためデバイスを消去できない場合には「iCloud.com」から消去できます。

アクティベーションロックもオフにしよう

アクティベーションロックとは、iPhoneを紛失したとき、他人に勝手に使われないようにする仕組みのことをいいます。

「iPhoneを探す」を実行した場合、自動的に端末にロックがかかり、バッテリー交換修理ができなくなってしまいます。そのため、必ずアクティベーションロックがオフになっていることを確認しておきましょう。

なお、こちらのロック解除は、自分のデバイスを消去した場合やほかの人からデバイスを買い取った場合にも、非常に重要なアクションとなります。

「iPhoneを探す」のアクティベーションロックを無効にする

スマホ修理店は特に必要なことはない

スマホ修理店では、基本的に店舗に直接出向き、その場で即時に対応してもらえます。また、事前準備で必要なことが特になく、なかでもバックアップが必須ではない点が、スマホ修理店の大きな特徴です。データのバックアップがどうしても面倒だという方には、スマホ修理店をおすすめします。

店頭修理と郵送修理ともにデータがそのまま残せるのが「売り」のスマホ修理店ですが、何らかのトラブルでデータが消去する可能性があることは、心に留めておいてください。

iPhoneのバッテリーを自分に合った方法で交換しよう

これまでみてきたように、iPhoneのバッテリー交換法はいくつかあり、費用や要する時間はそれぞれ異なります。総合的にみて、最も自分に合っている方法で交換してください。

また、ほとんどの場合、交換前の事前準備が必要になります。自分が選択した方法には事前準備が必要か、もしそうであれば何が必要なのかをしっかりと把握しておきましょう。

SHARE!!