FREETELのカウントフリーは終了。LINEモバイルがおすすめ
格安SIMで今流行っているのがカウントフリー機能です。このカウントフリー機能が使える人気の格安SIMはLINEモバイル、FREETEL(フリーテル)です。どちらのカウントフリーがいいのか紹介します。
この記事の目次
格安SIMもたくさん種類が増えてきました。その中で今流行りの格安SIMには「カウントフリー」という機能が付いています。そのカウントフリー機能が使える格安SIMで代表的なのが、「LINEモバイル」と「FREETEL(フリーテル)」です。どちらのカウントフリーがどういった点に優れているのか紹介します。
FREETEL(フリーテル)は、2017年11月1日にMVNO事業が楽天モバイルに買収され、2018年1月15日に「楽天モバイル」とブランド統合し、FREETEL(フリーテル)を契約している方は自動的に楽天モバイルとの契約に変更されました。また、SIMフリー端末事業もプラスワン・マーケティング株式会社から2018年1月9日に株式会社MAYA SYSTEM(マヤシステム)に委譲されました。
旧FREETEL SIMのカウントフリーは2018年11月で終了します。LINEのカウントフリーなどをお求めの方は、LINEモバイルをおすすめします。
格安SIMのカウントフリー
最近の格安SIMはカウントフリーという機能を搭載するのが流行っています。このカウントフリーがどういった機能でどの格安SIMがいいのか紹介しましょう。
カウントフリーについて
今格安SIMで流行っているカウントフリーという機能について説明します。
カウントフリーとは格安SIMのメーカーが指定したアプリで使う通信については通信容量を使っていないことにする機能です。カウントフリー指定のアプリで通信量を500MB使ったとします。3GBプランを契約している場合、残り2.5GBになります。しかし、カウントフリー機能があると使ったはずの500MB分は通信容量の残量からは引かれず通信量残量は3GBのままです。
カウントフリーは毎月不足しがちな通信容量を節約できる機能なのです。
先に紹介したカウントフリーですが、格安SIMの会社によってどのアプリの通信量をカウントフリーの対象にするかバラバラです。そのため使いたいアプリに対してカウントフリー機能が働く格安SIMを選ぶことが大事です。
LINEモバイルのカウントフリー
カウントフリー機能を搭載している格安SIMにLINEモバイルがあります。
カウントフリーという機能名を有名にしたのもLINEモバイルです。LINEモバイルのカウントフリー対象アプリはLINEアプリ、FaceBook、Twitter、Instagramです。LINEモバイルではプランごとに対象となるアプリが変わります。
LINEモバイルの低額プランLINEフリープランではLINEアプリのみカウントフリーの対象ですが、コミュニケーションフリープランを選ぶとLINE、FaceBook、Twitter、Instagramもカウントフリーの対象になります。
LINEモバイルのカウントフリー対象アプリはLINE、FaceBook、Twitter、Instagramですが、そのアプリの中の機能でも対象となる機能、対象とならない機能があります。
具体的には
- 外部リンクへの接続(LINEアプリ内で友だちから共有された又はタイムライン/ニュースタブ上で表示されたリンク先のウェブサイトなどへの接続を指します。)
- LINEアプリ内でLINEトーク画面等に配信されるライブストリーミング動画(LINE LIVE機能)のご利用
- LINE株式会社が提供する「LINE」アプリ以外のアプリサービス及びウェブサービスのご利用
- Facebook Live(Facebook 上でのライブストリーミング動画)及び Facebook が提供するMessenger のご利用
- Twitter のライブストリーミング動画(Periscope)のご利用
が対象外となります。
データフリー対象アプリ | データフリー内容 | 月額料金 |
---|---|---|
LINEアプリ | テキスト及び音声メッセージの送受信 | 0円 LINEフリープラン以上で利用可能 |
スタンプ、画像・動画、その他ファイルの送受信 | ||
無料通話、ビデオ通話 | ||
画面表示、投稿(画像、動画も対象) | ||
スタンプ、着せ替えのダウンロード | ||
「ニュースタブ」画面の表示(画像・動画含む) | ||
アカウント設定に関わる内容 | ||
「その他」画面の表示 | ||
友だち一覧画面の表示、友だち追加 | ||
LINEモバイル ウェブサイト | マイページ接続 | 0円 LINEフリープラン以上で利用可能 |
Twitter (公式アプリのみデータフリー対象) | タイムライン画面の表示、投稿(画像、動画も対象) | 0円 コミュニケーションフリープラン、MUSIC+プランで利用可能 |
「ホーム」「ニュース」「通知」の画面表示 | ||
メッセージ機能の利用 | ||
プロフィールの編集 | ||
タイムライン、ニュースフィード画面の表示、投稿(画像・動画も対象) | ||
「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示 | ||
プロフィールの編集 | ||
タイムラインの表示、投稿(画像・動画含む) | ||
ストーリーの表示、投稿(画像・動画含む) | ||
アクティビティの画面表示 | ||
検索画面での検索・検索結果表示(画像・動画含む) | ||
ダイレクトメッセージの利用 | ||
プロフィールの編集 | ||
LINE MUSIC | ホーム・カテゴリ・検索・ マイミュージック各画面の 表示・利用 | 0円 MUSIC+プランで利用可能 |
音楽・音声の再生 | ||
オフライン再生のための楽曲のダウンロード |
一部、契約データの容量によってカウントフリーの対象とならない場合があります。
FREETEL(フリーテル)のカウントフリー
格安SIMの中でも早い段階でカウントフリー機能を実装してきたFREETEL(フリーテル)も見てみましょう。
FREETEL(フリーテル)はLINEアプリ、WeChat、WhatsApp、Pokemon Go、App Storeがカウントフリーの対象です。しかし、LINEモバイルがカウントフリー対象にFacebook、Twitter、Instagramを追加したため、FREETEL(フリーテル)でも2016年12月からFacebook、Twitter、Instagram、そしてMessengerがカウントフリーの対象となります。
また、LINEアプリの無料通話はカウントフリーの対象ではなかったのですが、2016年12月から対象になります。
FREETEL(フリーテル)でも各プランに対してカウントフリーの対象になるアプリとならないアプリがあります。従来から対象だったLINEアプリ、WeChat、WhatsApp、Pokemon Go、App Storeは使った分だけ安心プランでも月額制プランでも全てで対象になります。
Facebook、Twitter、Instagram、Messengerは定額プラン3GB以上が対象です。
LINEアプリ | テキスト及び音声メッセージの送受信 |
スタンプ、画像・動画、その他ファイルの送受信 | |
無料通話、ビデオ通話 | |
画面閲覧、投稿(画像、動画も対象) | |
スタンプ、着せ替えのダウンロード | |
アカウント設定に関わる内容 | |
友だち一覧画面の表示、友だち追加 | |
「その他」画面の表示 | |
タイムライン画面の表示、投稿(画像、動画も対象) | |
「ホーム」「ニュース」「通知」の画面表示 | |
メッセージ機能のご利用 | |
プロフィールの編集 | |
タイムライン、ニュースフィード画面の表示、投稿(画像・動画も対象) | |
「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示 | |
プロフィールの編集 | |
Facebook Messenger | メッセージの送信 |
タイムラインの投稿、編集 | |
画像・動画投稿 | |
アクティビティの編集、投稿 | |
ダイレクトメッセージの利用 | |
Pokemon Go | ゲームの通信 |
ビデオ通話 | |
動画、写真の送信、共有、メッセージの送受信 | |
App Store | アプリの検索、ダウンロード |
一部、契約データの容量によってカウントフリーの対象とならない場合があります。
どっちを選んだらいいの?
LINEモバイルのカウントフリーとFREETEL(フリーテル)のカウントフリーを紹介しましたが、どちらを選ぶといいのでしょうか?
LINEモバイル VS FREETEL(フリーテル)
LINEモバイルとFREETEL(フリーテル)の両格安SIMの機能を比べてみます。
LINEモバイルにあってFREETEL(フリーテル)には無い長所は、通信容量が完全に0になってもカウントフリー対象アプリは高速通信が可能という点です。
普通、格安SIMは通信容量を使って残りの通信容量が0になると低速通信に移行します。高速通信は300Mbps以上の通信速度ですからサクサクとネットできます。低速通信になると200Kbps程度の通信速度になるためインターネット、その他の通信が遅くなってしまいます。
特に画像や動画をの送受信は遅いとアップロードやダウンロードにエラーが発生してしまうこともあります。
LINEモバイルの場合通信容量が0になると低速通信に移行するのですが、LINE、Facebook、Twitter、Instagramについては低速通信になることがありません。つまりLINEモバイルを使う限りLINE、Facebook、Twitter、Instagramは絶対に高速通信であると言い切れるのです。
一方FREETEL(フリーテル)の方はどうでしょうか?FREETEL(フリーテル)にあってLINEモバイルには無い長所、それは通信速度のコントロールとPokemon Go、App Storeのカウントフリーです。もちろんWeChatやWhats Appも特徴なのですが、日本でこの2つのアプリを使っている人をあまり見かけません。なので長所からは除外です。
今iOSデバイスやポケモンGOを使う人は大勢います。スマホを使っている人の1/3は使うといっても過言では無いと思います。さらに通信速度をコントロールして通信容量自体も節約が可能なのです。
LINEモバイルを選ぶ方がいい人
両者の特徴から考えるとLINEモバイルを選ぶべき人は、通信容量を使いすぎてしまってもLINE、Facebook、Twitter、Instagramだけは絶対に高速通信で使いたいという人です。
LINEで無料通話を使ったり、写真、動画をアップロードしたりする人にはLINEモバイルの方が必ず高速通信で利用できるため絶対におすすめです。
FREETEL(フリーテル)を選ぶ方がいい人
ではFREETEL(フリーテル)の方がおすすめな人はどんな人かというとやはり、iOSデバイスを使う人、ポケモンGOをたくさん使う人ですね。ポケモンGOのカウントフリーは2017年9月6日までと決まっていますがまだ9ヶ月くらいは時間があるので是非使いましょう。
結局カウントフリーはLINEモバイルがいいの?FREETEL(フリーテル)がいいの?
SNSを使うことだけに通信が集中する人は基本的にLINEモバイルがいいですね。ポケモンGoも使う人の場合はFREETEL(フリーテル)を考えてもいいと思います。ただし、ポケモンGoの無料化は2017年9月で終了しますから、そのあとLINEモバイルに乗り換えてもいいかもしれません。よく使うアプリがカウントフリー対象アプリに多い方の格安SIMを選んで契約しましょう。