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海外版iPhoneは日本でも使える?国内版との違い・購入方法・技適マークを徹底解説

更新日:2021.03.11

海外版iPhoneは日本でも使えるのか解説!海外版iPhoneと国内版の違いや、海外版iPhoneの購入方法をまとめました。海外版iPhoneの注意点はないのか、シャッター音は消せるのか、技適マークとは何かを解説します。

「海外版iPhoneと国内版iPhoneってどう違うの?」という疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

中古市場では、国内版よりも安く海外版iPhoneが販売されています。なるべく安くiPhoneを書いたいけど、日本で使えなかったらもったいないですよね。

今回は、海外版iPhoneと国内版iPhoneの違いや注意点をまとめました。

5G対応の新型iPhone 12の日本版はミリ波非対応

新型iPhone 12シリーズは全モデルが5G対応で登場します。

5Gで利用する周波数は「Sub6」と「ミリ波」に分けることができます。

米国向けのモデルはどちらにも対応すると予想され、日本版のiPhone 12は「Sub6」のみに対応すると言われています。

「Sub6」は広いエリアをカバーするのに対し、「ミリ波」はスポット的にカバーする用途に向きます。

どちらもにも対応する海外版のiPhone 12が欲しい人もいるようです。

iPhoneの海外版と国内版の違いは何?

海外版iPhoneと国内版iPhoneは、一体どんな違いがあるのでしょうか?価格の違いや、日本で扱っているモデル番号などを見てみましょう。

海外版iPhoneと国内版iPhoneはどちらが安い?


出典:Apple

海外版と国内版のiPhoneの価格の違いについて、2020年10月14日に発表された最新のiPhone 12シリーズで日本とアメリカの価格を確認しました。

米国の価格は1ドル108.44円(2020年3月11日時点)で小数点以下は切り捨てで計算しています。また、米国の小売売上税は州により異なるため、税別の価格で比較しています。

国内版海外版
1ドル=108.44円で計算
iPhone 12 mini775,280円(税込)~699ドル~
(約75,799円~)
iPhone 12 94,380円(税込)~799ドル~
(約86,643円~)
iPhone 12 Pro117,480円(税込)~999ドル~
(約108,331円~)
iPhone 12 Pro Max129,580円(税込)~1,099ドル~
(約119,175円~)

為替レートによって異なりますが、最新のiPhone発表時点では数千円程度アメリカ版の方が安いようです。

とはいえ、アメリカから輸入をする場合の送料や手数料がかかります。手間や送料を考えると、価格面では国内での購入のほうがいいでしょう

最新のiPhoneを国内で購入するにはApple StoreでSIMフリーモデルを購入するか、ドコモ・au・ソフトバンクのいずれかの回線とセットでの購入となります。

SIMフリーモデルに比べるとキャリアの回線とセットでの購入のほうがさまざまな割引で端末価格が割安になることが多いので、安く最新iPhoneを入手したいのであればキャリアでの購入を検討すると良さそうです。

国内と海外のiPhoneはモデル番号が違う

iPhoneの背面カバーに書かれている数字にお気づきでしょうか?それがiPhoneのモデル番号です。

日本で流通しているのは数あるモデルの中でも1つだけ、となっているようです。たとえば、iPhone 5sには6種類のモデル番号がありますが、日本で売られているのは、次のモデル番号になります。

iPhone 5
A1429
iPhone 5s
A1453
iPhone 6
A1586
iPhone 6 Plus
A1524
iPhone 6s
A1688
iPhone 6s Plus
A1687
iPhone SE
A1723
iPhone 7
A1779
iPhone 7 Plus
A1785
iPhone 8
A1906
iPhone 8 Plus
A1898
iPhone X
A1902
iPhone XS
A2098
iPhone XS Max
A2102
iPhone XR
A2106
iPhone 11
A2221
iPhone 11 Pro
A2215
iPhone 11 Pro Max
A2218
iPhone 12
A2398
iPhone 12 mini
A2402
iPhone 12 Pro
A2406
iPhone 12 Pro Max
A2410
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海外でiPhoneを使うには対応周波数に要注意

モデル番号が違うと、対応している周波数・通信方式も違うということになります。

国内と海外では周波数や通信方式が違います。そのためたとえSIMフリーであっても、それぞれに対応したiPhoneでないと利用できない可能性があるのです。

ややこしいことに、モデル番号は同じでも通信方式が違う種類の端末があります

例えばiphone 6では、A1586はGSM版とCDMA版があります。CDMAに対応していないと日本のキャリアの周波数に対応しないので、国内で使うには日本で流通しているA1586(CDMA)が必要ということになります。

香港・欧州で流通している端末はA1586(GSM)なので、結局国内で使うには国内版がよいというわけですね。アメリカのApple StoreでもA1586 CDMA対応iPhoneが売られています。

結論をいうと、iPhoneはモデル番号や周波数の違いにより使える地域が異なります。そのため、国内で海外版を使うときも海外で国内版を使うときも、注意が必要だということになります。

では、どんな点に注意すればいいか、どんなメリットとデメリットがあるか、さらに詳しく調べていきましょう。

国内版iPhoneのメリット

中古などでiPhoneを選ぶとき、国内版を選ぶメリットは何でしょうか?実は国内版iPhoneは、海外で利用するときのメリットがあります!

国内版iPhoneは海外でも使える最強のモデル

地域ごとに通信方式と周波数が違うので、より多くの周波数に対応しているモデルを購入できれば、より多くの場所で利用可能になるわけです。

その点、国内のApple Storeで購入するSIMフリーiPhoneはどのモデルも対応周波数などが幅広いので、他の場所にも対応しやすいモデルとなっています。

そのため、海外で売られている端末でなくても海外現地のSIMを利用しやすい、というメリットがあります。こちらの記事では、中古SIMフリーiPhoneや型落ちiPhoneを安く購入する方法を解説しています。

とはいえ、海外のSIMカードサービスを使用するのはなかなかハードルが高いかもしれません。そんな時は、海外対応のポケットWiFiやWiMAXを利用するのも一つの手段です。

海外対応のWiFiやWiMAXとして、どんなときもWifiやレンタル形式のイモトのWiFiなどがあります。ぜひチェックしてみてください。

技適マークがある

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出典:総務省 技適マーク、無線機の購入・使用に関すること

技適マークとは、携帯電話が技術基準に満たしていることを保証するものです。技適マークは設定>端末情報からスマホの画面上で確認できるようになっています。

この技適マークがない端末は、キャリアで契約したSIMを利用できません。さらに格安SIMであっても、技適のない端末で使うと違法になってしまいます。一方国内版のものであれば、こうした心配は必要ありません。

iPhoneの技適マーク確認方法を解説した記事も、合わせてご覧ください。

格安SIMで動作確認がされている

SIMフリーのiPhoneを購入するなら、もちろん格安SIMを利用したいはず。格安SIMでその端末が使えるかどうかの動作確認は、もちろん国内で流通している端末に限ります。

SIMフリー・docomo版・au版など、ほとんどが動作確認されています。例えばIIJmioではこのようになっています。

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出典:IIJmio公式サイト

このように、国内版のiPhoneは海外版にくらべて格段に安心感があります。では、海外版のメリットとデメリットも確認しましょう。

海外版iPhoneのメリットとデメリット

海外版を選ぶメリットはあるのでしょうか?デメリットについても、しっかり押さえたいと思います。

海外版iPhoneのメリット

Apple StoreでSIMフリーのiPhoneが売られるまで、海外版のSIMフリーiPhoneはメリットの豊富な端末でした。

今では国内でもSIMフリーが手に入るため、海外でわざわざ購入するメリットは少なくなっているようです。しかし、次のようなメリットもあります。

  • シャッター音を無音にできる
  • 海外の方がいくらか安価に手に入ることがある

国内版では消せないシャッター音。国内版と同じような型番を海外で買えるとしたら、それこそがまさに最強のiPhoneといえます。

周波数の対応も幅広く、シャッター音も消せるiPhoneが、もしかしたら日本で買うよりも安く手に入るかもしれません。

中古で探す場合、人気の国内版端末より安価になっている場合もありますし、現地で購入する機会があれば、新品も日本のApple Storeで買うよりいくぶん安い場合もあります。

しかしバイヤーなどを通すと税金や送料などで結局割高になってしまうので、シャッター音のメリットのためだけにわざわざ海外版を購入することはおすすめしません

海外版iPhoneのデメリット

さきほどまで見てきたように、注意点がいくつかあります。まとめると次のとおりです。

  • モデル番号によって周波数や通信方式が異なり、日本で使えないことがある
  • 技適マークが付いていない端末は日本で使うと違法になる
  • 日本版と一部機能が違い、国内のサービスに対応しないことがある
  • 付属の充電アダプターの形状などが違うことがある

海外版を購入する場合は少なくとも日本の周波数に適しているか、技適マークが付いているかを必ず確認しましょう!

また、iPhone 8以降では対応しましたが、iPhone 7のFeliCa機能は海外版にはありませんのでおサイフケータイが使えません。このように一部の機能に対応していないこともあるので、事前によく確認しましょう。

国内版iPhoneの方が安心して使える!

海外版iPhoneは、現時点でメリットがそれほど大きくないにもかかわらず、周波数などのややこしい注意点が多いので、できることなら避けた方がいいかもしれませんね。

国内版なら多くのLTEバンドに対応しているので、海外に行くことになってもSIMフリー版であれば広範囲で利用できます。

周波数などをチェックして海外でも利用できるはずだと勇んでも、いろいろなトラブルや不都合もあるようで、必ずどこでも使える端末というものはないようです…。

国内で利用することを最優先させるなら、日本でiPhoneのSIMフリー版を安く手に入れるのが一番ですね。

SIMフリー版を購入したら、自分でSIMカードを入れ替えるだけです。iPhoneのSIMカードを入れ替える方法や初期設定手順を解説した記事をご覧ください。

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