ZenFone 2
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Zenfone 2のおすすめポイントと注意したい点
台湾のASUSによる格安スマートフォンのZenFone 2(ZE551ML)は、発売当時「性能怪獣」と呼ばれるほどスペックの高い端末で、格安スマホの代表格だったZenFone 5の後継機になります。また、SIMフリーモデルなので、格安SIMと一緒に使うとより料金を節約することができます。国内での取り扱いカラーはレッド・ブラック・ゴールド・グレーの4種類が用意されています。そんな格安スマホZenFone 2のおすすめポイントや注意したい点をみていきます。
2017年11月時点、MVNOでは販売終了しています
ZenFone 2の特徴とスペック(性能)
では気になるZenFone 2の特徴やスペック(性能)について紹介します。
ZenFone 2の特徴
ZenFone 2は格安スマホとして大人気を誇ったZenFone 5の後継機になります。税込みで3万円を切った5と比べると、高性能ではありますがやや価格は高いモデルで、廉価版として発売したZenFone 2 Laserのほうが現在では人気があります。ただ、「性能怪獣」とまで呼ばれたZenFone 2の魅力は錆びておらず、豊富カメラのアシスト機能やCPU:4GBが実現させた快適なマルチタスキングなど、使いやすいモデルであることに変わりはありません。
ZenFone 2のスペック(性能)
Zenfone 2のスペック(性能)は以下の通り。
OS | Android 5.0 (Lollipop) |
---|---|
本体カラー | ブラック/レッド/グレー/ゴールド |
サイズ | 152.5 ×77.2 ×3.9 mm ~ 10.9 mm |
重量 | 170 g |
CPU | Intel® Atom™ Quad Core Z3580 (2.3GHz), PowerVR G6430 Intel® Atom™ Quad Core Z3560 (1.8GHz), PowerVR G6430 |
メモリ | 2GB/4GB LPDDR3 RAM |
ストレージ機能 | eMMC 32GB eMMC 64GB |
メモリースロット | MicroSDメモリーカード |
ネットワーク | 無線LAN 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth V4.0, NFC |
対応無線規格 | 2G :EDGE/GSM : 850/900/1800/1900, 3G :W-CDMA 800(6)/850(5)/900(8)/900/1900(2) /2100(1)MHz 4G : FDD-LTE: (JP) 2100MHz(1)/1900MHz(2)/1800MHz(3)/1700/2100MHz(4) /850MHz(5)/800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9)/800MHz(18) /800MHz(19)/700MHz(28) |
ナビゲーション | GPS & GLONASS |
液晶画面 | 5.5型, Full HD 1920x1080, IPS, 静電容量方式マルチタッチスクリーン |
バッテリー | 3000 mAh リチウムポリマーバッテリー |
カメラ | 前面 500 万画素 背面 1300 万画素 |
CPUやメモリは種類によって異なりますが、種類ごとの価格の違いは、次のようになります。
ASUS公式サイトでの販売は終了しています
型番 | CPU | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|---|
Atom Z3560 | 1.8GHz | 2GB | 32GB | 38,664円 |
Atom Z3580 | 2.3GHz | 4GB | 32GB | 49,464円 |
Atom Z3580 | 2.3GHz | 4GB | 64GB | 54,864円 |
なお、ZenFone 2にはSIMスロットを2つ搭載していますが、3G/4G対応のものは1つのみです。日本国内で利用する場合はSIMスロットの複数利用は出来ないと考えたほうがよさそうです。
ZenFone 2のおすすめポイント
ZenFone 2のおすすめポイントを挙げてみましょう。ZenFone 2はスペックの高さから、スマホのヘビーユーザーや画面サイズの大きいスマホが好きな人にはおススメですね。
- 世界初の4GBメモリ搭載(※)
- マルチタスクにとても強いので、バックグランドでアプリを作動させていてもサクサク動いてくれます。
- 安定した4Gの通信速度
- ほぼ常に4G電波をキャッチしてくれるので、データ通信にも不便を感じません。
- 急速バッテリー機能がある
- ASUS BoostMasterを搭載しており、この急速充電機能で約39分で約60%分のバッテリー充電が可能です。
- 専用モバイルバッテリーのZenPowerが発売
- 専用のモバイルバッテリーを利用すると、充電の持ちを気にすることなく快適に利用できるはずです。
※2015年4月ASUS社調べ
ZenFone 2の注意したいこと
同様にZenFone 2の注意したいことも挙げてみます。高スペックを誇るぶん電池の消費はなかなかに激しいことも挙げられるようです。また、端末の形状は片手にフィットする形に作られていますが、端末のサイズは比較的大きいので、手の小さい人には持ちにくいようです。
- ZenFone 5と比べるとコストパフォーマンスは悪い
- 前モデルであるZenFone 5は税込み3万円以下であったことを考えると、コストパフォーマンスは少し悪いです。
- 電池が内蔵式
- ZenFone 2の電池は内蔵式なので、自力での交換はほぼ無理だと考えていいでしょう。
- スマホのサイズがやや大きいので片手操作には不向き
- 片手操作モードがありますが、端末の大きさからつい手から滑り落ちてしまうこともあるようです。
ZenFone 2の評価・評判と他の機種との比較
次にZenFone 2の評判や、他の機種との比較について紹介します。
ZenFone 2の評価・評判
Zenfone 2の評判としてよく目にするのはやはりマルチタスクのパフォーマンスについてです。動画やゲームなどのアプリがサクサク動いてくれますし、画面サイズも5.5インチと少し大きめとなっているので、スマホのヘビーユーザーにはかなり向いたモデルです。しかし一方でサイズが大きくポケットに入れるには不向きなので、ライトユーザーには少し向かないかもしれません。
カメラ機能については、1300万画素・F値2.0でローライト撮影に対応、インカメラも広角レンズつきの500万画素ということで解像度・発色といった画質も良好です。3万円~5万円のスマホとしては上々のパフォーマンスと言えるのではないでしょうか。
ZenFone 2と他の機種との比較
ASUSのZenFoneシリーズには、ZenFone 2の廉価版であるZenFone 2 LaserやZenFone MaX
といった最新機種も発売されています。ZenFoneシリーズではどれがおすすめなのか、ZenFone 2とZenfone 2 Laserを比較してみます。
ZenFone 2 LaserはZenfone 2の廉価版モデルですが、ZenFone2の課題をいくつか解決したモデルといえます。
主な改善点を挙げると以下のようになります。
- サイズは片手持ちしやすい5インチ
- バッテリーが長持ちしやすい
- SIMスロットが2枚利用できる
まずZenFone 2 Laserのサイズから。Zenfone 2は5.5インチでしたがZenfone 2 Laserでは5インチモデル(ZE500KL)と、6インチモデル(ZE601KL)の2種類があります。6インチのZE601KLについては、5インチモデルの更なる改良版といった位置づけです。ただ、機能が向上したとはいえ、6インチモデルは片手持ちしにくいと言われていたZenFone 2よりさらに大きなスマホになるので、5インチモデルのほうが人気があります。
ZenFone 2 LaserのSIMスロットの仕様はZenFone 2とは異なり、2つのSIMスロットが3G/4Gに対応しています。そのため2つのSIMカードを使い分けて利用することができます。(同時待ち受けはできません)
次に価格を比べてみます。まずZenfone 2は約34,000円ほどで購入できるのに対し、Zenfone 2 Laserの5インチモデル(ZE500KL)は24,000円~30,000円ほどで購入ができます。また、ZenFone 2 Laserとセットで販売されている格安SIMは多いので、購入もしやすいですね。
まとめると高機能や画面サイズににこだわる方はZenfone 2を、コストパフォーマンスや全体的な使いやすさにこだわる方はZenFone 2 Laser(ZE500KL)を選択するのがおすすめです。
ZenFone 2のセット販売に対応している格安SIM
Zenfone 2のセット販売に対応しているMVNOは現在ありません。
ZenFone 2のキャンペーン
モバイルバッテリーのプレゼントキャンペーンを実施していましたが、販売終了に伴い現在はキャンペーンも終了しています。