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ビッグローブが12GBプランを追加、ZenFone2の取り扱いも決定

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SIM

ビッグローブ株式会社は、「BIGLOBE SIM」に2015年8月3日より新たに月間データ通信容量12GBのプランを開始することと、新たに「AQUOS SH-M01」「ZenFone2」を、「BIGLOBE LTEルーター」に「Aterm MR04LN」の取り扱いを始めることを発表しました。

インターネットプロバイダやmvnoを運営するビッグローブ株式会社は、同社が提供する「BIGLOBE SIM」に2015年8月3日より新たに月間データ通信容量12GBのプランを開始する、と発表しました。同時に同社のSIMと組み合わせて提供する「BIGLOBEスマホ」に、新たに「AQUOS SH-M01」「ZenFone2」を、「BIGLOBE LTEルーター」に「Aterm MR04LN」を追加することも発表しました。

BIGLOBE

今回はそんなBIGLOBEの12GBプランと新機種についてご紹介していきましょう。

ビッグローブ料金プラン追加の概要

ビッグローブの料金プランはこうなった

 BIGLOBE SIM
出典:BIGLOBE Inc.

今回BIGLOBE SIM(ビッグローブSIM) が新たに追加した料金プランは「12ギガプラン」です。月12GBまでのデータ通信を行うことが出来、料金はデータSIMで月3000円(SMSオプションをつける場合はプラス120円)、音声通話SIMで月4000円となります。

なお、通信速度は下り最大225Mbps、上り最大50Mbpsとなり、月12GBの上限を超えるデータ通信を行った場合は通信速度が最大20Kbpに制限されます。

今回「12ギガプラン」が追加されたことにより、ビッグローブの料金プランは以下のようになります。

プラン名
音声通話スタートプラン
エントリープラン
ライトSプラン
12ギガプラン
高速データ通信容量1GB3GB6GB12GB
データ通信専用SIM(SMS機能なし)900円1505円3100円
データ通信専用SIM(SMS機能つき)1020円1625円3220円
音声通話対応SIM1600円1800円2405円4000円
通信速度下り最大225Mbps/上り最大50Mbps下り最大225Mbps/上り最大50Mbps下り最大225Mbps/上り最大50Mbps下り最大225Mbps/上り最大50Mbps


なお、以前存在した月8GBの「ライトMプラン」(データ通信:月2838円)は既に新規契約の受付を終了しており、既存の契約者によるプラン変更のみ受け付けています。また、同じく以前存在した月10GBの「スタンダードプラン」(データ通信:月3790円)はweb上からの新規契約の受付は終了していますが、電話による新規契約と既存の契約者によるプラン変更は受け付けています。

ただし月3100円で12GBのデータ通信が可能な「12ギガプラン」の登場により、月3790円で10GBのデータ通信が可能な「スタンダードプラン」は「料金は高いのに容量は少ない」という状態に陥っており、もはや存在意義はないと言って良いでしょう。

「ライトSプラン」と「12ギガプラン」では、2015年9月上旬をめどにSIMの複数枚提供も始まる予定です。「ライトSプラン」では3枚、「12ギガプラン」では5枚までSIMカードが増やせるようになるため、これらを家族間で利用したり複数デバイス間で利用したり、といったことが可能になります。   

他のMVNOの大容量プランと比較してみる

今回ビッグローブが新たに始めた「12ギガプラン」は、MVNO各社の料金プランの中でも比較的大容量のものになります。

比較検討対象となるのはDMM mobile(DMMモバイル) の「10GBプラン」「15GBプラン」、あるいは楽天モバイル の「10GBパック」、IIJmio(みおふぉん) NifMo(ニフモ) の「ファミリーシェアプラン」、NifMoの「10GBプラン」あたりになってくると思われます。

プラン名
DMM mobile
「10GBプラン」
DMM mobile
「15GBプラン」
楽天モバイル
「10GBパック」
IIJmio
「ファミリーシェアプラン」
NifMo
「10GBプラン」
ビッグローブ
「12ギガプラン」
高速データ通信容量10GB15GB10GB10GB10GB12GB
データ通信専用SIM(SMS機能なし)2250円4570円2260円2560円2800円3100円
データ通信専用SIM(SMS機能つき)2400円1020円2380円2700円2950円3220円
音声通話対応SIM2950円5270円2960円3260円3500円4000円
通信速度下り最大225Mbps/上り最大50Mbps下り最大225Mbps/上り最大50Mbps下り最大150Mbps/上り最大50Mbps下り最大225Mbps/上り最大50Mbps下り最大150Mbps/上り最大50Mbps下り最大225Mbps/上り最大50Mbps
SIM複数枚提供最大3枚最大3枚なし最大3枚なし最大5枚
(2015年9月上旬予定)
1GBあたりの料金225円304円226円256円280円258円


「データ通信専用SIM」を例にとり単純に料金だけを比較すると、DMM mobileの「15GBプラン」の4570円とビッグローブの「12ギガプラン」3100円が1位、2位となります。これは他のプランよりも容量が大きいため当然です。10GBのプランではDMM mobileの「10GBプラン」の2250円が最も安く、次いで楽天モバイル「10GBパック」の2260円、IIJmioの「ファミリーシェアプラン」の2560円、NifMoの「10GBプラン」2800円と続きます。

データ通信専用SIMの料金を高速データ通信容量で割り算した「1GBあたりの料金」という目安で比較すると、最も安いのはDMM mobileの「10GBプラン」の225円、次いで楽天モバイル「10GBパック」226円、IIJmio「ファミリーシェアプラン」256円、ビッグローブ「12ギガプラン」258円、NifMo「10GBプラン」280円、DMM mobile「15GBプラン」304円、となります。これを見るとビッグローブの「12ギガプラン」は比較的コストパフォーマンスが良い、と見ることも出来ます。

通信速度の比較では楽天とNifMoの下りが最大150Mbpsとなっており、その他が225Mbpsとなっています。これはあくまでもベストエフォートであって、常時この速度が出るというわけではありません。実際にはエリアや時間帯の影響を受けてもっと遅い速度になりますので参考程度に留めておいてよいでしょう。

重視したいのは複数枚SIMで通信容量をシェア出来るかどうかです。楽天モバイルとNifMoはシェアが出来ません。今は1人で複数台のスマホを使い分けたりルーターを組み合わせて使うという人も少なくありませんが、10GB以上となるとかなりの大容量なので、複数枚のSIMでシェア出来るととても便利です。SIMを差し替えれば複数台のハードを使い分けることも出来ますが、SIMの差し替えが面倒といえば面倒です。また、家族間でシェア出来る点も無視出来ません。「SIMを使い分けるつもりはないよ」という人でも「したいと思った時に出来る」のと「したいと思っても出来ない」のとでは大きな違いがあります。

以上見てみますと、ビッグローブ「12ギガプラン」は「1GBあたりのコスパもそこそこ」「通信速度も下り最大225Mbpsを謳っている」「複数枚SIMに対応している」という点でぬかりはないと言えます。「10GBではちょっと足りない」「でも15GBは多過ぎる」という人にとっては良い選択肢かもしれません。DMM mobileの「15GBプラン」は容量の大きさを考えてもやや割高な料金設定になっているので、「どうしても15GB欲しい」という人以外は検討対象からは外れてくるのかな、というところです。逆に最も安いDMM mobileの「10GBプラン」はビッグローブに比べて850円も安くなります。この「2GBの違いで850円の差」が非常に悩ましいところで、「何がなんでも10GB以内に抑える」「10GBを超えてしまったら200Kbpsで我慢する」という覚悟であえてDMM mobileの「10GBプラン」を選択する、という考え方もアリでしょう。

セット販売されるスマホ、ルーターがパワーアップ

大人気SIMフリースマホ、ZenFone2

 BIGLOBEスマホ ZenFone2
出典:BIGLOBE Inc.

大人気のSIMフリースマホ、ASUSのZenFone2がいよいよビッグローブでも取り扱いがスタートします。提供されるのはRAM/ROMが2GB/32GBのモデルで、月々1490円の24回払い=35760円となります。

同じモデルはDMM mobileや楽天モバイルなど他のMVNOでも取り扱いがありますが、端末の実質価格はほぼ横並びとなっていますので差はありません。

ZenFone2は使い勝手が良く、バランスの取れた高性能スマホですので、格安SIMとSIMフリースマホをセットで購入して、これからMVNOデビューしようとする人にはピッタリと言えます。   

国産SIMフリースマホ、SH-M01

 BIGLOBEスマホ SH-M01
出典:BIGLOBE Inc.

こちらも今回新たにビッグローブのラインナップに加わったシャープのSH-M01です。この端末が発売されたのは2014年末で、既に楽天モバイルやOCN モバイル ONE <、DMM mobileなどで取り扱いがあります。

SIMフリースマホといえばZenFoneのASUSに代表されるように海外製のものが主流となっていますが、SH-M01は数少ない国産SIMフリースマホです。「やはり国産の方が安心して使える」「長年シャープのAQUOSフォンを愛用してきた」という人にはお勧めしたい端末です。ZenFone2が5.5インチと大画面なのに対して、SH-M01は4.5インチと最近のスマホとしては画面サイズが小さ目になっています。横幅も63mmと比較的細いため、手の小さな人でも片手での保持が楽です。

 BIGLOBEスマホ SH-M01
出典:SHARP CORPORATION

価格は1980円×24回払い=47520円となっています。ZenFone2に比べて「高い!」と思ってしまいがちですが、SH-M01にあってZenFone2にないものが「防水性能」と「ワンセグ」です。どちらも日本のスマホユーザーが望むポイントを押さえており、この辺がまさに「痒いところに手が届く」国産SIMフリースマホだな、という気がします。また、画面の解像度は1920×1080と共通なものの、シャープ独自の技術を使った「IGZO液晶」は1枚上手な高精細さを感じさせます。「IGZO液晶」はバッテリーの省電力化にも貢献しますし、ZenFone2との価格差11760円はそれほど高いものではないのではないか、と思います。

SIMフリー最強ルーター、Aterm MR04LN

 BIGLOBE LTEルーター Aterm MR04LN
出典:BIGLOBE Inc.

「SIMフリーモバイルルーターを買うならこれ一択」と言っても過言ではない大人気モデルです。

Aterm MR04LNの最大の特徴は「Bluetooth通信によるテザリングに対応している」という点と「対応周波数帯が非常に広い」という点です。

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出典:NEC

まずBluetooth通信によるテザリングですが、Wi-Fi通信によるテザリングに比べてバッテリーにかかる負担が半分程度になるという特徴があります。つまりバッテリーの持ちが格段によくなるということです。ただしWi-Fi接続に比べると若干通信速度が落ちます。とは言え実用を損なうほど遅いわけではありませんし、「回線が繋がっている」ということを重視したい場面では安心して使うことが出来ると言えます。

もう1つの対応周波数帯についてですが、Aterm MR04LNはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアが提供するLTEの主要周波数帯をほぼ全て網羅しています。この「キャリア(MVNO)の提供する周波数帯」と「端末の対応する周波数帯」のマッチングというのはSIMフリースマホ、SIMフリールーターを使う上では非常に重要な要素です。

というのも、せっかくキャリアが様々な周波数帯で電波を出していても、端末側でそれに対応出来なければ意味がないからです。例えばドコモのLTEは2.1GHz、1.8GHz、1.5GHzとありますが、3つあることによってサービス提供エリア内で電波が繋がらない可能性は限りなくゼロに近くなりますし、混雑も起きにくくなるので回線速度も安定します。にも関わらず端末側が1つの周波数帯にしか対応していない場合、3つの周波数帯が用意されている利点を享受出来ないわけです。

また、もう1つ地味ながら意外に便利な特徴として「デュアルSIM仕様であること」が挙げられます。Aterm MR04LNにはSIMカードスロットが2つついているんです。切り替えには電源を入れなおす必要がありますが、例えば片方はビッグローブのエントリープラン(月900円で3GB)のデータSIMを入れ、もう片方は楽天モバイルのベーシックプランのデータSIM(月525円で無制限、ただし最大200Kbps)を入れて使い分ける、というような使い方も出来ます。普段のネット閲覧やメール送受信は速度は遅くとも無制限に使えるSIMで我慢し、動画の視聴やナビゲーションアプリの利用など大容量のデータ通信を伴うサービスを利用する時は速度の速いSIMを使う・・・というのもいいかもしれません。   

「BIGLOBEが12GBプランを追加、ZenFone2の取り扱いも決定」のまとめ

10GBを超える容量を持つMVNOの数は現在それほど多くありませんが、ビッグローブが既存の10GBプランを超える12GBプランを出してきたように、今後は大容量化が1つのトレンドになるかもしれません。

エントリーユーザーを取り込むために小容量・低価格な料金プランを充実させるのも良いですが、ヘビーユーザーを満足させるだけの大容量なプランがより低価格で提供されるようになるとMVNO市場は更に活性化していくのではないでしょうか。