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ZenPad全モデルまとめ|SIMフリーで利用できるASUSの人気タブレット!どのモデルを選ぶべき?

更新日:2020.10.21

ZenFoneシリーズでおなじみのASUS JAPANは、「Zenシリーズ」の最新モデルとしてAndroid5.0搭載のタブレット端末「ZenPad S 8.0」「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」の3製品を2015年8月下旬をめどに日本国内へ投入することを明らかにしました。

ZenFoneシリーズでおなじみのASUS JAPANは、「Zenシリーズ」の最新モデルとしてAndroid5.0搭載のタブレット端末「ZenPad S 8.0」「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」の3製品を2015年8月下旬をめどに日本国内へ投入することを明らかにしました。


ASUSのタブレット端末は過去に「NEXUS7」「MeMo Pad」など秀逸な製品をリリースしていますので、新製品「ZenPad」も気になるところです。

プレミアムタブレット「ZenPad S 8.0」

「ZenPad S 8.0」「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」は、2015年6月に台北で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2015」(台北国際コンピュータ見本市)で発表され、既に本国台湾やアメリカ等では発売されているモデルとなります。今回2ヶ月遅れで日本市場への投入となります。

この中で最上位モデルに位置付けられるのが「ZenPad S 8.0」です。2モデル構成となっており、上位モデルが2.33GHzのCPU(Atom Z3580)、RAM/ROMに4GB/32GBを搭載、下位モデルが1.83GHzのCPU(Atom Z3560)、RAM/ROMに2GB/16GBを搭載しています。


出典:ASUS

詳細なスペックは以下のとおりです。

 ZenPad S 8.0
OSAndroid 5.0(Lollipop)
ディスプレイ7.9型 、LEDバックライト2,048×1,536ドット (QXGA)
IPS液晶
ゴリラガラス使用
アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
CPUメインメモリ4Gモデル:
Intel Atom Z3580
(2.33GHz クアッドコア)

メインメモリ2GBモデル:
Intel Atom Z3560
(1.83GHz クアッドコア)
RAM/ROMメインメモリ4GBモデル:
4GB/32GB

メインメモリ2GBモデル
2GB/16GB
カメラ(前面/背面)500万画素/800万画素
外部メディア規格/最大容量microSD/128GB
(microSDXC, microSDHC, microSD)
バッテリー4,000mAh
バッテリー駆動時間/バッテリー充電時間約8時間/約3.5時間
サイズ(WxHxD)134.5 ×203.2 ×6.6 mm
重量298g

上位モデルのCPUがIntel Atom Z3580(2.33GHz)、メモリが4GBという点はZenFone2の最上位モデルと同等のスペックといえます。ただしROMが32GBにとどまっているのがやや残念なところです。大画面であることを生かして動画をたくさん入れて楽しむことを考えると、64GB、128GBモデルのラインナップがあっても良かったかもしれません。

スペック表には記載しませんでしたが、「ZenPad S 8.0」の大きな特徴の1つとして接続端子に「USB Type-C 」規格を採用したという点があります。「USB Type-C」はアップルのMacBookの最新モデルに唯一のポートとして採用されたことでも話題になりましたが、非常に小型で薄型な上に裏表がありません。充電の際に端子を裏表逆に無理やり挿してしまい充電端子を破損する、というようなことがなくなります。また「USB3.0」が最大5Gbpsでしたが、「USB Type-C」は倍の最大10Gbpsとなりデータ転送速度が非常に高速です。そのため重たい動画ファイルをパソコンから転送する際などに大幅な時間短縮を図ることが出来ます。


出典:ASUS

「ZenPad S 8.0」はオーディオ機能にもとてもこだわっており、タブレット端末としては世界初となる「DTS-HD Premium Sound」を搭載しました。これにより5.1chサラウンドに対応、立体的かつ臨場感のあるバーチャルサラウンドサウンドに変換することが可能になっています(後述の「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」も同じように搭載)。

なお、メーカー予想実売価格は4GBメモリモデルが3万9,800円、2GBメモリモデルが3万3,800円となっています。

LTE対応SIMフリー「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」

続いて「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」のスペック表も見てみましょう。

 ZenPad 8.0ZenPad 10
OSAndroid 5.0(Lollipop)Android 5.0(Lollipop)
ディスプレイ8型 、LEDバックライト 1,280×800ドット(WXGA)
IPS液晶
ゴリラガラス使用
アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
10.1型 、LEDバックライト 1,280×800ドット(WXGA)
IPS液晶
ゴリラガラス使用
アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
CPUQualcomm Snapdragon410 Intel Atom Z3560
RAM/ROM2GB/16GB2GB/16GB
カメラ(前面/背面)200万画素/800万画素200万画素/500万画素
外部メディア規格/最大容量microSD/64GB
(microSDXC, microSDHC, microSD)
microSD/128GB
(microSDXC, microSDHC, microSD)
SIMmicroSIM×1microSIM×1
対応無線規格2G :
EDGE/GSM :
850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
3G :W-CDMA 800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9) /2100(1)MHz
4G :
LTE:
800MHz(18)/800MHz(19)/850MHz(26)/900MHz(8)/1800MHz(3)/1700MHz(9)/2100MHz(1)/2600MHz(41)
2G :
EDGE/GSM :
850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
3G :W-CDMA 800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9) /2100MHz(1)
4G :
LTE:
800MHz(18)/800MHz(19)/850MHz(26)/900MHz(8)/1800MHz(3)/1700MHz(9)/2100MHz(1)/2600MHz(41)
バッテリー4000mAh4890mAh
バッテリー駆動時間/バッテリー充電時間Wi-Fi:約10.5時間,LTE:10.25時間/4時間Wi-Fi:約9時間,LTE:8.8時間/4.25時間
サイズ(WxHxD)123 ×209 ×8.5 mm172 ×251.6 ×7.9~8.9 mm
重量350g510g

「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」は共にSIMカードスロットを持つSIMフリータブレットとなります。「ZenPad 8.0」については音声通話にも対応しているため、タブレットとしてのみならず電話として活用することも出来ます。


出典:ASUS

「ZenPad 10」はこのように別売りの「ASUS Audio Dock」というキーボードドッグを取り付けて使うことも出来ます。このキーボードドッグの日本国内での発売についてはまだ発表されていませんが、恐らく対応しているのではないかと思います。


出典:ASUS

なお、オプションとして1,024段階の筆圧感知が出来る「Z Stylus」というスタイラスペンが用意されています。このスタイラスペンは「ZenPad S 8.0」「ZenPad 10」に対応しています。ペン自体がそれなりに大きいということもあり、画面をタップするために使うものというよりは上記の画像のようにイラストを描いたり文字入力をしたりといった場面での利用を想定しているようです。

メーカー予想実売価格は「ZenPad 8.0」が2万9,800円、「ZenPad 10」が3万3,800円となっています。

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ZenPadはどのモデルを選ぶべきか

8インチと10インチは大きさがかなり違うので、この2つを迷う人はあまりいないと思います。もしも迷った場合は「持って使う機会」と「置いて使う機会」のどちらが多いのかを考えましょう。重さだけを比較しても1番軽い「ZenPad S 8.0」が298g、1番重い「ZenPad 10」が510gと212gも違います。これはスマホ1台分以上に相当する差です。重さだけでなく縦横の長さも「ZenPad 10」の方が長いので、これを持って使うのは腕に相当な負担がかかります。つまり持って使う機会が多いのであれば「ZenPad 10」は選ぶべきではありません。逆に言えば置いて使う機会が多いのであれば画面の大きい「ZenPad 10」の方が何かと便利に使うことができるでしょう。

8インチは「ZenPad S 8.0」の2GBモデル、4GBモデル、「ZenPad 8.0」の3つになります。選ぶ際の最初のポイントは「SIMが必要かどうか」です。SIMが必要なければ「ZenPad 8.0」は選択肢から落ちますし、必要なら「ZenPad 8.0」一択、となります。次のポイントは「スペック」ですが、スペックで選ぶなら間違いなく「ZenPad S 8.0」です。悩ましいのが「ZenPad S 8.0」の2GBモデルと「ZenPad 8.0」で迷った場合です。前者の価格は33,800円、後者の価格は29,800円と4,000円の差があります。しかしこの二者のスペックの差は4,000円以上のものがあると思います。SIMにこだわりがあるのであれば「ZenPad 8.0」ということになりますが、そうでなければ「ZenPad S 8.0」の2GBモデルを選ぶべきでしょう。「ZenPad S 8.0」2GBモデルのスペックがあれば、まだしばらくは主役のタブレットして活躍してくれるはずだからです。

「ZenPad S 8.0」 VS 「XPERIA Z3 Tablet Compact」

「ZenPad S 8.0」のライバルとしては「XPERIA Z3 Tablet Compact」を選んでみました。


出典:Sony Corporation

 ZenPad S 8.0XPERIA Z3 Tablet Compact
OSAndroid 5.0(Lollipop)Android 5.1(Lollipop)
ディスプレイ7.9型 、LEDバックライト2,048×1,536ドット (QXGA)
IPS液晶
ゴリラガラス使用
アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
約8.0型(1920×1200)
TFT LED液晶
CPUメインメモリ4Gモデル:
Intel Atom Z3580
(2.33GHz クアッドコア)

メインメモリ2GBモデル:
Intel Atom Z3560
(1.83GHz クアッドコア)
Qualcomm Snapdragon 801
(2.5GHz クアッドコア)
RAM/ROMメインメモリ4GBモデル:
4GB/32GB

メインメモリ2GBモデル
2GB/16GB
3GB/16GB・32GB
カメラ(前面/背面)500万画素/800万画素
220万画素/810万画素
外部メディア規格/最大容量microSD/128GB
(microSDXC, microSDHC, microSD)
microSD/128GB
(microSDXC, microSDHC, microSD)
バッテリー4,000mAh4,500mAh
バッテリー駆動時間/バッテリー充電時間約8時間/約3.5時間ビデオ再生時:約15時間,Wi-Fi Web閲覧時:約12時間/4.3時間
サイズ(WxHxD)134.5 ×203.2 ×6.6 mm123.6 ×213.4 ×6.4mm
重量298g270g

まず先に価格に触れておきますが、このモデルは現在ソニー公式のオンライン通販サイト「ソニーストア」での取り扱いがなく、アマゾン等の販売価格を調べるとROMが16GBのモデルで5万円弱、32GBのモデルで5万円超、となっています。そのためRAM/ROMが4GB/32GBで39,800円の「ZenPad S 8.0」とでは1万円以上の開きがあります。

これは「XPERIA Z3 Tablet Compact」が高いというよりも「ZenPad S 8.0」が安い、と見るべきです。このクラスで4GBのメモリを積んでいるのは「ZenPad S 8.0」しかありません。にも関わらず価格は「XPERIA Z3 Tablet Compact」より安いわけです。これだけでも「ZenPad S 8.0」のコストパフォーマンスの高さがわかります。

スペックを見比べてみるとかなりいい勝負をしているといえます。CPUに至ってはクロック数だけを見ると「XPERIA Z3 Tablet Compact」の方が勝っているほどです。重量が28g軽いにも関わらずバッテリーの容量は500mAh分大きく、駆動時間が長いという点から省エネルギー性も「XPERIA Z3 Tablet Compact」に分があります。

また、「ZenPad S 8.0」にはなくて「XPERIA Z3 Tablet Compact」にあるものとして「防塵・防水性能」が挙げられます。「ZenPad S 8.0」は防水・防塵共に対応していません。よりハードな環境下で使うことが想定されるのであれば「XPERIA Z3 Tablet Compact」の方が安心して使えるということが言えます。

「国産にこだわりたい」「防水・防塵性能が欲しい」ということであれば、1万円以上の価格差を受け入れて「XPERIA Z3 Tablet Compact」を選ぶべきでしょう。しかしそれ以外の人は素直に安い「ZenPad S 8.0」を選んでも全く問題はありません。

「ZenPad 10」 VS 「YOGA Tablet 2-10」

「ZenPad 10」のライバルとしては「YOGA Tablet 2-10」を選んでみました。「XPERIA Z4 Tablet」とどちらにするか悩みましたが、スペック的により近い「YOGA Tablet 2-10」の方がより妥当だと考えました。


出典:Lenovo

 YOGA Tablet 2-10ZenPad 10
OSAndroid 4.4(KitKat)Android 5.0(Lollipop)
ディスプレイ10.1型ワイドIPSパネル(1920x1200ドット)、マルチタッチパネル(10点)10.1型 、LEDバックライト 1,280×800ドット(WXGA)
IPS液晶
ゴリラガラス使用
アンチフィンガー プリント加工
フルラミネーションディスプレイ
CPUIntel Atom Z3745
1.33GHz/1.86GHz
Intel Atom Z3560
1.83GHz
RAM/ROM2GB/16GB2GB/16GB
カメラ(前面/背面)160万画素/800万画素200万画素/500万画素
外部メディア規格/最大容量microSDmicroSD/128GB
(microSDXC, microSDHC, microSD)
SIMmicroSIM×1microSIM×1
対応無線規格LTE : FDD LTE Band 1/3/5/8/19
W-CDMA(HSPA+) : Band 1/2/4/5/8
GSM : 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
2G :
EDGE/GSM :
850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
3G :W-CDMA 800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9) /2100MHz(1)
4G :
LTE:
800MHz(18)/800MHz(19)/850MHz(26)/900MHz(8)/1800MHz(3)/1700MHz(9)/2100MHz(1)/2600MHz(41)
バッテリー9600mAh4890mAh
バッテリー駆動時間/バッテリー充電時間Wi-Fi:約18時間/5時間Wi-Fi:約9時間,LTE:8.8時間/4.25時間
サイズ(WxHxD)255.4 ×183.3 ×21 mm172 ×251.6 ×7.9~8.9 mm
重量629g510g

「ZenPad 10」と「YOGA Tablet 2-10」を比較した場合、何といっても目につくのがバッテリー容量と駆動時間の差です。どちらも「YOGA Tablet 2-10」の方が倍以上となっています。これは「YOGA Tablet 2-10」通常のスマホやタブレットに搭載されている板状のバッテリーとは違い、ディスプレイ下部の丸いシリンダー状の部分に細長い円筒状の大型バッテリーが納められているからです。このバッテリー容量と駆動時間長さは「YOGA Tablet 2-10」にとって大きなアドバンテージです。バッテリーにこだわる人はこれだけで「YOGA Tablet 2-10」を選ぶこともあります。

また、この位置に出っ張ったバッテリーシリンダーがあることから、使用時にはここを持って保持することも出来ます。約630gの重量を感じさせず、非常に持ちやすいと評判です。

ただし正直なところ好みが分かれるところなので、「ZenPad 10」と「YOGA Tablet 2-10」のどちらを選ぶか、となった時、この形状と重さをどう捉えるかがポイントになるでしょう。例えば毎日鞄に入れて通勤に持ち歩くのであればより薄くて軽い「ZenPad 10」の方が良いと思います。

価格ですが、「YOGA Tablet 2-10」はアマゾン等で3万2,000円前後で販売されています。3万3,800円の「ZenPad 10」と価格差はあまりありません。ただし「YOGA Tablet 2-10」は登場からしばらく経っていますので、これから更に値段が下落することが考えられます。「同じくらいの性能であれば1円でも安い方が良い」というのであれば、「YOGA Tablet 2-10」の値下がりをもう少し待ってみる作戦もあります。

ASUSからタブレットの新シリーズ「ZenPad」発表のまとめ

今回発表された「ZenPad」の目玉は何と言っても「ZenPad S 8.0」の4GBモデルにあります。あの「性能怪獣」と言われた「ZenFone2」の4GBモデルのタブレット版、という位置づけになるからです。最高レベルのタブレットを手に入れたい、という人には絶対的にお勧めできるモデルです。

それ以外のモデルについては他社のモデルとも比較してより自分の使い方に合ったものを見つける、というスタンスの方が良いかもしれません。いずれにしてもASUSのZenPadシリーズのコストパフォーマンスの高さは間違いのないところであり、買って損することはない、と言えそうです。

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