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【ZenFone 5】をレビュー!|ASUSの実力を感じるAI強化型スマホ!SIMフリーでも利用可

更新日:2020.03.05

2018年版の「ZenFone 5(ZE620KL)」実機レビュー!今回のモデルは広角カメラやAI認識に対応したカメラ性能、AIブーストによるゲーミング性能に注目です。SIMフリースマホでDSDVに対応するなど格安SIMとの相性も良く、今回はBIGLOBEモバイル(ビッグローブSIM)のSIMカードも試してみました!

ASUS ZenFone 5(ZE620KL)の実機レビュー!ZenFone 5と言えばかつて2014年に発売された初代モデルがありましたが、今回レビューするのは型番がZE620KLの2018年版です。背面の広角レンズや6.2インチの大型ディスプレイにも注目ですが、今回は「AI」で被写体・シーン認識に対応した賢いカメラ性能や、AIブースト機能でより快適になったゲーミング性能にも注目です。


端末貸出:BIGLOBEモバイル

ZenFone 5(ZE620KL)レビュー デザイン編

ASUS ZenFone 5(ZE620KL)は、ASUS JAPANから発売されたSIMフリースマホ。以前日本ではZenFone 5(A500KL)というモデルが発売されていましたが、今回レビューするZE620KLは2018年に発表された新ZenFone 5です。

ZenFone 5(ZE620KL)は上部にノッチを採用したベゼルレスディスプレイが特徴となっており、ディスプレイは約6.2インチと大型ながら、従来の5.5インチ・スクリーンを搭載したスマートフォン程度に横幅を抑えています

背面にはガラスパネルを採用。指紋認証スキャナーを起点に光沢のあるスピン加工施され、異なる表情を見せるZenFoneらしいデザインに仕上がっています。背面にはデュアルカメラを搭載しており、1,200万画素のメインカメラと800万画素の広角カメラの組み合わせです。

USBポートはType-C。3.5mmイヤホンジャックも搭載されており、パッケージには有線イヤホンが付属されています。

メインスピーカーは底面に配置されていますが、動画視聴時などは通話用スピーカーもサブスピーカーとして活用されるので、ステレオ感が味わえます。

SIMカードスロットはnano SIM+nano SIMのデュアルスロット。2018年版ZenFone 5はDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しており、両方のSIMカードでLTEの通話待受が可能であることもポイントの1つです。

排他利用ですが、microSDカードスロットも搭載しています。

付属品

付属品を簡単に紹介します。説明書などの他に、ACアダプター、USBケーブル、SIMピン、有線イヤホン、ケースなどがあります。純正のクリアケースが付属されているので、背面のガラスパネルを守りたい方は活用しましょう。

スペック・基本仕様

端末名ZenFone 5(ZE620KL)
発売2018年5月
メーカーASUS
画面サイズ・液晶約6.2インチ
Super IPS+液晶
Full HD+2,246×1,080ピクセル
CPUQualcomm Snapdragon 636 (オクタコア)
1.8GHz
OSAndroid 8.0 Oreo
new ASUS ZenUI 5
RAM6GB
ROM64GB
カメラ画質(背面)1,200万画素 + 800万画素広角(ダブルレンズ)
LEDフラッシュ
カメラ画質(内面)800万画素
micro SD スロット〇(2TBまで)
SIM2と同時利用不可
SIMカードnanoSIM×2
通信(LTE)FDD LTE: B1/2/3/5/7/8/18/19/28
WCDMA: B1/2/3/5/6/8/19
GSM: 850/900/1800/1900MHz
WiFi802.11 a/b/g/n/ac 準拠 (2.4GHz/5GHz)
BluetoothBluetooth 5.0
バッテリー3,300mAh
入出力端子USB Type C(USB2.0)
サイズ幅:約75.6mm
縦:153mm
厚さ:7.7mm
本体カラーシャイニーブラック/スペースシルバー
重量約165g

電池持ち・充電時間

まずは電池持ちですが、待機時の消費電力はかなり少ないです。プロセッサーやソフトウェアの最適化によるところが大きいと予想しますが、例えば日中仕事でポケットやバッグにスマホをしまっておくことが多い方は、ほとんどの場合で1日電池が持ちそうです。

ZenFone 5(ZE620KL)にはAIブーストという機能が搭載されており、オンにすることで最大15%性能をアップさせるモードです。AIブーストON時であればSnapdragon 636でも高負荷のゲームもそこそこ快適に動作させることができます。ただし反面、上記グラフ後半を見てもわかるとおり、処理パワーに特化するようで電池もそれなりに減る点は要注意です。

もちろん他のスマートフォンも高負荷のゲームアプリなどをプレイすればガンガン電池は減っていくので、他のスマートフォンと比較して極端にAIブーストモードで電池が減るというわけでもありませんし、AIブーストがONであっても、高負荷のゲームをしない限りはこのように減ることはあまりないのではないかと思います。

先ほど言ったように日中は仕事で通勤時間や休憩時間にスマートフォンを数時間使う、ということであれば、その時間にAIブーストをONにしてゲームプレイをしても1日は持つかなという印象で、電池をもたせたいとき、もしくはゲームを快適にプレイしたいときに合わせてON/OFFを切り替えると良さそうです。

充電時間は付属ACアダプターとUSBケーブルなら30分弱で50%近くまで充電できたので、これらを持ち運んだり、充電できる環境があればサクッと1日分を充電できます。

NFC

ZenFone 5(ZE620KL)は、NFCに対応しています。例えば接続したいBluetoothイヤホンがNFCに対応していれば、ONにして指定の場所にスマホをかざすだけで接続設定がすぐに終わります。

3.5mmイヤホン/ヘッドフォンジャックを搭載していますし有線イヤホンも付属されているのですが、Bluetoothイヤホン、もっと言えば最近は左右独立型の「True Wireless(トゥルー・ワイヤレス)」と呼ばれるイヤホンも増えてきたので、NFC対応機器であれば接続が簡単なのは良いところです。

『ノッチを隠す』モード

ZenFone 5(ZE620KL)はディスプレイ上部にiPhone Xと似たような『ノッチ』を搭載したことが話題になりましたが、こちらは配信されているソフトウェア更新で『ノッチを隠す』モードが登場し、すでに隠せるようになっています。


筆者個人としてはiPhone Xの利用で慣れているため、ノッチの切り欠き部分が気になることはないのですが、気になる方向けに隠せるオプションが登場したのはメリットです。

顔認証アンロック・ZenMoji

ZenFone 5(ZE620KL)はインカメラを利用しての顔認証に対応しています。例えば机からさっとスマホを持ち上げてロック解除をしたり、手袋などをしており指紋認証ができないときのロック解除に便利です。背面に指紋認証センサーも搭載しているので、両方生体認証として登録しておくとさまざまなシーンでロック解除が楽になります。

2018年版のZenFone 5では、新機能『ZenMoji』も使えるようになりました。顔の動きをとらえてキャラクターを動かせるという点ではiPhone Xに搭載されている『アニ文字』的な機能です。

ZenMojiはビデオチャットでも利用可能で、例えばFacebook Messengerに自分の顔として禅太郎(ASUSのマスコット・キャラクター)を表示できたりします。ライブストリーミングでのZenMoji配信にもFOTAで対応予定なので、動画配信での活用幅が広そうです。

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ディスプレイ

ノッチを搭載しているので、iPhone Xとサイズ感などを比較してみました。

上がiPhone X、下がZenFone 5(ZE620KL)で、後者は6.2インチのワイドディスプレイなので、一目見てわかるくらいに大画面となっています。画面占有率は90%を実現し、片手で持った感触は従来の5.5インチディスプレイを搭載したスマホと同等です。

ASUSが『Super IPS+』と呼ぶ液晶はDCI-P3カバー率が100%で、一瞬本当にIPSスクリーンかと疑うほどでした。2,246×1,080ドットの解像度なので、YouTubeなどで動画を視聴するにも十分です。

もちろんノッチを隠したときに黒い通知バーをよく見ると発光しているのでOLEDパネルでないことは分かるのですが、これまで筆者が利用してきたZenFoneシリーズのIPSパネルの中ではこの2018年版のZenFone 5がベストの表現力に感じます。

ZenFone 5(ZE620KL)レビュー カメラ編

2018年版のZenFone 5(ZE620KL)は、『AI』対応のカメラが大きな特徴の1つとなっています。簡単にいうと「スマホまかせで綺麗な写真が撮れる」ということなのですが、歴代のZenFoneカメラと比較すると面白い点もありました。

シーン認識に対応したAIデュアルカメラ

ZenFone 5(ZE620KL)の背面デュアルカメラは、賢く被写体や撮影シーンを認識します。

16タイプの撮影モードに対応しており、例えば猫の写真であったり、空の写真であったり、暗所での撮影であったり。認識した撮影に合わせて、オート撮影でも理想的な写真が撮れる、というわけです。

例えば草木では、左側に葉っぱのマークが表示される

とりあえず全オートでパシャパシャと撮影してみました。



AIによる猫の被写体認識も試してみました。

実はオート撮影ではAI機能をOFFにする項目がないのでAIがどの程度最適化で補正をかけているかというのはわかりづらいところなのですが、室内光の環境でも猫の毛先まできっちりキャプチャできる性能に感動です。

猫の撮影では、カメラが被写体を認識して猫マークを表示






フードAI


AIのシーン検出は、夕日にも対応していました。撮影した時間帯は夕方でそこそこ暗い環境でしたが、その場で肉眼で見た風景よりもパンチのある色描写で写真に残せました。

HDRはオート/ON/OFFの切り替えができるので、いろいろと試してみました。

1枚目がHDRオフ、2枚目がHDRオンの写真ですが、HDRがオンになっていると左側の雲もきっちり捉えていますし、草木はより明るく印象的な緑色になりました。

どちらの描写が正しいというわけではないと思いますが、個人的な意見では2枚目の写真の方が「楽しい」カラー表現のように思います。


次は明暗差が大きい場面でチェックしましょう。2枚目はHDRオンですが、こういった環境でHDRを使うと、違いが分かりやすいように感じます。1枚目は黒く塗りつぶされてしまっている箇所がほとんどですが、HDRがオンになっているとそのあたりもくっきりと写しだせます。

HDRも使いどころによると思いますが、 AIのシーン・被写体認識とHDRオートで簡単に撮影を楽しめるのが新ZenFone 5の良いところです。


次に夜(暗所)の撮影です。

実はASUS ZenFoneシリーズは以前『ローライトモード』といって暗い場面でも明るく撮影できるモードが搭載されていた機種があったのですが、今回の2018年版ZenFone 5は、そういった専用モードは搭載されていません。というのも夜の環境の写真撮影に最適化されているので、モードすら切り替える必要がありません。

ZenFone 4シリーズまではなかったフードモード的なものもAIの被写体認識によってすでに対応していますしカメラ側で賢く認識してくれるので、ほとんど撮影モードをいじらずに簡単に撮れるようになった、と言い換えられます。

もちろんProモードへ切り替えてマニュアルで焦点距離や露出値などを調整することもできます。ただ、これだけ自動で最適化してくれるのであれば、Proモードの出番は少なくなりそうな気もします。

背面のセカンドカメラは800万画素の広角カメラになっているので、どれだけ広角かも試してみました。

まずは室内で。1枚目がメインカメラ、2枚目が広角カメラでの撮影ですが、通常アングルの撮影では写せなかった2つ目のランプも、広角カメラではしっかりおさめることができています。


夜の時間帯でも撮影してみました。1枚目がメインカメラ、2枚目と3枚目が広角カメラでの撮影ですが、広角カメラの暗所撮影でもカラー補正といった部分は同様に強調されています。



ZenFone 5(ZE620KL)のデュアルカメラはAIシーン・被写体検出にてほとんど自動で最適化してくれるので、ほとんどカメラ設定を気にせず綺麗に撮影できるのが良いところです。

セルフィー

フロントカメラでセルフィーも1枚。ビューティー補正に対応しており、肌のトーンや滑らかさの補正、頬を細くしたり、眼を大きく見せたりということも可能です。

実は補正後に保存した画像をさらに美顔補正をかけることができるので、設定次第では肌の粗さは限りなく限界に近いところまで隠せますし、頬をさらにかなり細くすることも可能です。強力に補正ができるので、最近のセルフィー需要もカバーするスマートフォンです。

ZenFone 5(ZE620KL)レビュー ベンチマーク・ゲーミング性能編

ベンチマークアプリや実際にゲームプレイをしてみて、ZenFone 5(ZE620KL)の基本性能もチェックしました。

AnTuTuベンチマーク

まずはAnTuTuベンチマークですが、アプリバージョンは7で14万点以上のスコアが出ました。前回レビューをした同じASUSブランドのZenFone 5Q(ZC600KL)はSnapdragon 630を搭載して10万点に届かないスコアだったので、同じ600シリーズのプロセッサーであるSnapdragon 636を搭載したZenFone 5(ZE620KL)が14万点以上を記録しているのは大きなスコア向上です。

Geekbench 4


同じくGeekbench 4のテスト結果も、ZenFone 5Qと比較すると大きくスコアが向上しています。

もちろんスコアだけではわからないところも多いので、実際のゲーミング性能も試してみます。

Fate/Grand Order(FGO)

まずはFGO。ロード時間もZenFone 5Qと比べると短く感じますし、宝具利用時も気になる点はほとんどありませんでした。FGO自体は操作の機敏さがゲーム結果に影響を及ぼすことはほとんどないゲーム性なので描写がしっかりしていればほとんど気にならないのですが、その描写の部分も比較的スムーズです。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)

タイミング調整はスピーカー利用時で+15程度。グラフィック設定では3Dリッチは少し厳しさを感じますが、3D標準でそれなりに快適に、3D軽量では十分快適にプレイ可能です。

MARVEL Future Fight

Snapdragon 600シリーズのプロセッサーを搭載していると考えると、かなり快適でした。最高のグラフィック設定で雑魚キャラが大量に出てくる場面や描写の多い技を繰り出す場面では少しもたつくものの、快適にプレイ可能です。

Asphalt 8: Airborne

快適にプレイ可能でした。タッチ操作や傾き時センサーのレスポンスも十分です。

荒野行動(Knives Out)

高FPS設定でも十分プレイできました。

Snapdragon 636はミドルレンジ向けの600シリーズのプロセッサーということで同じく600シリーズのSnapdragon 630を搭載したZenFone 5Qとの性能差は気になっていたところですが、ベンチマーク・ゲームプレイ共にプレイしてすぐわかるほどに違いを感じました。予想していたよりも体感の快適さに差があったので、ゲームをするならZenFone 5(ZE620KL)をおすすめしたいところです。

ZenFone 5(ZE620KL)ネットワーク対応(CA/VoLTE/DSDV)

BIGLOBEモバイルのSIMカードで、ネットワーク対応も確かめてみました。

LTEを利用した低遅延/高品質通話のVoLTEもドコモ回線では使えることが確認できましたし、4Gの上に「+」の表示があり、対応エリア内ではCA(キャリア・アグリケーション)の高速通信もサポートしていました。

VoLTEでの同時待受が可能なDSDVにも対応しており、ネットワーク面でも強いSIMフリースマホと言えます。

BIGLOBEモバイルとの相性は?

エンタメフリー・オプション

BIGLOBEモバイルは『エンタメフリー・オプション』が提供されており、このオプションを追加すると、YouTubeなど対象のサービス利用で通信容量を消費しなくなります。ZenFone 5(ZE620KL)のディスプレイはIPSながらビビッドな印象を与えるスクリーンで6.2インチの大型なので、こういった動画サービスとの相性も良いです。


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2018年版ZenFone 5は、AI対応がポイントのSIMフリースマホ

ZenFone 5(ZE620KL)の実機レビューをお届けしました。今回のモデルは『AI』というのが1つキーワードになっており、カメラの部分でシーン・被写体認識での最適化に対応したり、基本性能・パフォーマンス面でもAIブースト機能を使うとゲームプレイはなかなか快適で、同時期に発売されたZenFone 5Qと比較しても、体感で性能差を感じ取れるほどでした。

スマートフォンでは珍しい背面カメラでの広角撮影も可能ですし、キャリア・アグリケーションやデュアルSIMでのDSDVにも対応しているので、BIGLOBEモバイルとの相性も良さそうです。格安SIMとのセットであれば月額料金も安く使えるので、性能も価格も両立したいユーザーにおすすめしたい機種です。

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