【端末レビュー】ZenFone 3 MAXを実際に触って動かしてみました!
ZenFone 3 MAXをBIGLOBE SIM(ビッグローブSIM)さんに貸して頂きました。ZenFone 3 MAXはバッテリーの容量が大きくなっていることが特徴の格安スマホです。今回はBIGLOBE SIM(ビッグローブSIM)さんに貸していただいたZenFone 3 MAXを触りレビューをしていきます
この記事の目次
2017年1月に発売されたZenFone 3 MAXをBIGLOBEモバイル様にお借りすることが出来ました。ZenFone 3 MAXはバッテリーの容量が4,100mAhと非常に大容量になっていることが特徴になっている格安スマホです。ここではBIGLOBEモバイル様にお借りしたZenFone 3 MAXのレビューを行っていきます。ZenFone 3 MAXのスペックや人気のアプリの動作などをまとめていくので是非参考にしてください!
ZenFone 3 MAXを実際に触ってみます
- ZenFone 3 MAX
- BIGLOBEモバイルのSIMカード
今回BIGLOBEモバイル様にお借りしたものはこの2つになります。ではここからは早速ZenFone 3 MAXのレビューに移りたいと思います。
ZenFone 3 MAXの付属品
- USB ACアダプターセット
- SIMイジェクトピン
- OTGケーブル
- ユーザーマニュアル
- 製品保証書
ZenFone 3 MAXはSIMカードを挿入するにはSIMイジェクトピンが必要となります。このSIMイジェクトピンが結構固く挟まっていて取り外す時に苦労しました。固く挟まってるからと言って力任せに外そうとするとSIMイジェクトピンが折れるかもしれないので注意しましょう。
ZenFone 3 MAXのスペック
ZenFone 3 MAXのスペックはこのようになっております。ZenFone 3 MAXのカラーはグレー、ピンク、ゴールドの3色です。今回BIGLOBEモバイル様にお借りした色はゴールドとなります。安っぽくないゴールドで格安スマホながら高級さも出ていていい色ですね。
公式サイト:BIGLOBEモバイル
ZenFone 3 MAXにAnTuTu Benchmarkを入れてベンチマークを計測
ZenFone 3 MAXのAnTuTu BenchmarkとAntutu 3DBenchにおけるベンチマークスコアはこのようになりました。3Dムービーが再生された時に少しカクついたので3Dゲームをスマホでやりたいという方には向いていない端末です。
ZenFone 3 MAXにGeekBench 4を入れてベンチマークを計測
ZenFone 3 MAXにGeekBench 4におけるベンチマークスコアはこのようになりました。シングルコアのスコアは661、マルチコアのスコアは1999となりました。
AnTuTu Benchmark、GeekBench 4のどちらでも計測を行いましたが似たようなスコアとなりました。BIGLOBEモバイル様では24ヶ月払いで月々1,150円で販売されている端末のため2万円台の格安スマホということになります。2万円台の格安スマホでこの結果であれば十分ではないでしょうか。
公式サイト:BIGLOBEモバイル
ZenFone 3 Maxのカメラ性能レビュー
続いてZenFone 3 Maxのカメラ性能レビューに移ります。スペック情報によれば「背面:1300万画素・前面:500万画素」とのことで、2万円台で購入できるスマホとしては十分すぎるほどのカメラ性能を搭載していますね。スマホレビューでお馴染みとなっている我が家の白いぬいぐるみを素材に撮影してみたいと思います。
実際の画質としては「想定内」といった感じでしょうか。1300万画素レベルのカメラを搭載しているスマホは近年多いですし、画質については可もなく不可もなしです。前回レビューしたAQUOS SH-M04の1310万画素との差もほぼありません。
ZenFoneシリーズのカメラといえばレンズが出っ張っている点が毎度の懸念点でしたが、ZenFone 3 Maxのカメラレンズはちゃんと引っ込んでくれています。持ち運びの際にレンズのキズを警戒しなくて済む点は大いに評価できるかと思います。
ZenFone 3 Maxのカメラレビューの総評としては、「2万円台のスマホとして見れば充分すぎる」といった感想を持ちました。発売が決定した当時は背面800万画素が価格とスペックのバランスにおけるボーダーラインだと認識していましたが、3万円台のスマホとほぼ同じカメラスペックをZenFone 3 Maxに搭載できたのはかなりレアなことではないでしょうか。
ZenFone 3 MAXにアプリをインストールし動作を検証
ここからはZenFone 3 MAXにゲームアプリをインストールして動作を検証してみます。
バンドリ! ガールズバンドパーティ!
ZenFone 3 MAXでのバンドリ! ガールズバンドパーティ!は全く問題なくプレイすることが可能でした。音ゲーをプレイすることは問題ないのでラブライブ!スクールアイドルフェスティバル – スクフェスなども問題ありません。
ららマジ
ZenFone 3 MAXでららマジをプレイすると画面の動きなどに問題は全くありませんが、少し端末が熱くなってくるのが気になりました。長時間プレイし続けるとなるとこれ以上熱くなると厳しいかなという印象です。
KINGDOM HEARTS Union χ[Cross]
ZenFone 3 MAXでのKINGDOM HEARTS Union χ[Cross]は全く問題なくプレイすることが可能でした。KINGDOM HEARTS Union χ[Cross]では端末が熱くなることもありませんでした。
3つのGooglePlayで人気のゲームアプリをインストールして遊んでみましたが、動作に問題はありませんでした。唯一ららマジをプレイ中に端末が熱くなったことが少し気になったので、その点だけは注意したいですね。
公式サイト:BIGLOBEモバイル
ZenFone 3 MAXを実際に触ってみて良かった点
ここからは実際にZenFone 3 MAXを触ってみて良かった点についてまとめていきたいと思います。
ZenFone 3 MAXを実際に触ってみて良かった点:モバイルバッテリー機能
ZenFone 3 MAXはOTGケーブルが付属しておりこのケーブルを利用することでリバースチャージ機能が使えます。私は既にスマホを所有しているのでサブ機のように使う場合この機能があることでメインの端末の充電が少し疎かになっても不安に思うことがありませんでした。
既にモバイルバッテリーを持っている人などは必要ないかもしれませんがZenFone 3 MAXがあることでモバイルバッテリーが不要になるという面もあります。個人的にはモバイルバッテリーを所有するならZenFone 3 MAXを所有したほうが便利だなあと感じました。
ZenFone 3 MAXを実際に触ってみて良かった点:メイン端末として使える
先程はサブ機とした視点でモバイルバッテリー機能があることが良い点だと書いたのですが、もしもメイン端末だとしても十分使っていける端末だとも思いました。
特に私がゲームアプリなどを普段から使わないという点もあるかもしれませんが、動画の再生やSNSの利用、Webサイトの閲覧など普段使いには十分すぎるスペックを持っていました。大画面ということもあり動画も閲覧しやすいですし、ZenFone 3 MAXをメイン端末にしたいなと思いました。指紋センサーやバッテリーの容量が多いこともそう思った理由になります。
公式サイト:BIGLOBEモバイル
ZenFone 3 MAXを実際に触ってみてイマイチだった点
ここからは先程とは反対にイマイチだと感じた点についてまとめたいと思います。
ZenFone 3 MAXを実際に触ってみてイマイチだった点:初期設定が使いにくい
ASUSの端末を使った経験がなかったため最初使い始めた時に少し使いにくいと感じることがありました。UIなどはこういうものかと慣れていけるかなと思ったのですがフリック入力を変更することは少し面倒に感じました。変更は可能なのですが、出来れば初期設定は利用者が多い方に設定しておいて欲しいなと思ってしまいました。
公式サイト:BIGLOBEモバイル
ZenFone 3 Maxを他スマホと比較してみる
ZenFone 3 Maxと他のスマホのスペックを比較してみましょう。今回の比較には前モデルである「ZenFone Max」と、ZenFoneシリーズの高コスパモデル「ZenFone 3 Laser」との2機種とスペックを比較してみます。
【vs ZenFone Max】前機種との違いは?
まずは、前モデルであるZenfone Maxとスペックを比較してみましょう。おなじMaxという符号が用いられ、大容量バッテリーを強みとしてきた両端末ですが、ZenFone 3 Maxにおけるスペックのベースは意外にもZenFone 2 Laserだと言われています。
スペック表から読み取れるZenFone 3 Maxで改善された点としては、「端末のコンパクト化」でしょうか。5.5インチから5.2インチへと画面サイズを縮小、バッテリー容量においても無駄をやや抑えて約42gも軽量化しています。発売年としては1年ほど開きがありますし、前モデルであるZenfone Maxを買う選択肢はほぼありません。バッテリー容量重視の方は、スペックも価格も◎なZenFone 3 Maxがおすすめです。
ZenFone 3 Max と ZenFone Max スペック比較
端末名 | ZenFone 3 Max (ZC520TL) | ZenFone Max (ZC550KL) |
---|---|---|
メーカー | ASUS | ASUS |
画面サイズ | 5.2インチ 1,280×720ドット (HD) | 5.5インチ, 1,280×720ドット(HD),IPS |
CPU | MediaTek MT6737M (クアッドコアCPU) | Qualcomm® Snapdragon™ 410 |
OS | Android™ 6.0 | Android™ 5.0 |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB |
カメラ画質 | 背面:1300万画素 前面:500万画素 | 背面:1300万画素 前面:500万画素 |
micro SD スロット | ○ | ○ |
SIMカード | microSIMスロット×1、nanoSIMスロット×1 | microSIMスロット×2 |
通信(LTE) | 2G: GSM/EDGE: 850/900/1,800/1,900MHz 3G: W-CDMA Band: 1/2/5/6/8 4G: FDD-LTE Band: 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE Band: 38/41 | 2G : GSM/EDGE: 850/900/1,800/1,900MHz 3G : W-CDMA Band: 1/2/5/6/8/19 4G : FDD-LTE Band: 1/3/5/6/8/9/18/19/28 |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | v4.0 | v4.1 |
バッテリー | 4,100mAh | 5,000mAh |
入出力端子 | micro USB type B | micro USB type B |
サイズ | 149.5mm × 73.7mm × 8.55mm | 156mm ×77.5mm ×5.2mm ~ 10.55mm |
重量 | 160g | 202 g |
本体カラー | シルバー,ゴールド,グレー | ブラック,ホワイト |
【vs ZenFone 3 Laser】コスパ対決の勝敗はいかに?
続いて高コスパが特徴の売れっ子スマホであるZenFone 3 Laserとスペックを比較してみます。ZenFone 3シリーズでは数少ないデュアルSIMデュアルスタンバイ非対応モデルで、コストパフォーマンスの良さが追求している両スマホですが、どちらがスペックにおいて優れているかと言われれば、価格に1万円ほどの差があるZenFone 3 Laserです。こちらはミドルレンジモデルですので、CPUやメモリなどをみても差ははっきりしています。
スマホに対しそこそこの性能を求める場合はZenFone 3 Laserがおすすめですが、普段使い程度のスペックでよい場合や仕事用など2台目のスマホをお探しの場合であればZenFone 3 Maxのほうがコストパフォーマンスとしては良いです。リバースチャージ機能などを活用することでよりスマホ周りを快適にすることができそうですね。
ZenFone 3 Max と ZenFone 3 Laser スペック比較
端末名 | ZenFone 3 Max (ZC520TL) | ZenFone 3 Laser(ZC551KL) |
---|---|---|
メーカー | ASUS | ASUS |
画面サイズ | 5.2インチ 1,280×720ドット (HD) | 5.5型ワイド TFTカラータッチスクリーン IPS液晶 (LEDバックライト) Corning® Gorilla® Glass 3 |
CPU | MediaTek MT6737M (クアッドコアCPU) | Snapdragon 430 1.4GHz オクタコア |
OS | Android™ 6.0 | Android 6.0.1 Marshmallow |
RAM | 2GB | 4GB |
ROM | 16GB | 32GB |
カメラ画質 | 背面:1300万画素 前面:500万画素 | 背面:1300万画素 前面:800万画素 |
micro SD スロット | ○ | |
SIMカード | microSIMスロット×1、nanoSIMスロット×1 | microSIMスロット×1、nanoSIMスロット×1 |
通信(LTE) | FDD-LTE (B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/ B18/B19/B26/B28) TD-LTE (B38/B41) W-CDMA (B1/B2/B5/B6/B8) GSM/EDGE (850/900/1,800/1,900MHz) | FDD-LTE:B1/B2/B3/B5/B6/B7/B8/B18/B19/B28 TD-LTE:B38/B41 W-CDMA:B1/B2/B5/B6/B8/B19TD-SCDMA:2,100(34), 1,900(39) MHz GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth® 4.0 | Bluetooth® 4.2 |
バッテリー | 4,100mAh | 3,000mAh |
入出力端子 | micro USB type B | micro USB type B |
サイズ | 149.5mm × 73.7mm × 8.55mm | 149 mm× 76mm × 7.9mm |
重量 | 160g | 150g |
本体カラー | シルバー,ゴールド,グレー | ゴールド/シルバー |
ZenFone 3 MAXを実際に使ってみたレビューまとめ
私がZenFone 3 MAXを実際に使ってみたレビューは以上になります。スマホをハードな使い方をしない私にとってはスペックなどは十分満足のいくもので細かな機能も使いやすいものばかりでした。
ライトユーザーやミドルユーザーはメイン端末としても使えるでしょうし、それ以外の場合はサブ端末として使いやすい端末となっているでしょう。ライトユーザーの場合はフリック入力などの設定を変更すれば今まで通り使えるため、その設定だけ忘れないようにしましょう。
公式サイト:BIGLOBEモバイル