WiMAXでW01を使うと速度が遅い?最新機種W06と徹底比較

複数販売されているWiMAXのルーターの中でも、W01は比較的安く手に入ります。しかし、快適なネット環境を求めるならルーターのスペックを確認しておくことが大切です。この記事では、W01と最新機種のスペックを比較しています。これからルーターの購入を検討している人は必見です。
この記事の目次
ルーターによってスペックが異なり、新しい機種ほど性能がアップしています。そのため、WiMAXで快適なネット環境を構築するためには、ルーター選びが大切です。
この記事では、WiMAXのルーターであるW01と最新機種のW06の違いを紹介しています。これからWiMAXの購入を検討している人は、この記事を読んでどちらの機種がよいか判断する際に役立ててください。
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WiMAXのW01と最新のW06を比較
W01と最新機種であるW06は、同じメーカーのHUAWEI社製です。この2つの機種は発売日が約4年違うため、通信速度やバッテリー持ちといったスペックが異なります。
W01とW06で性能がどのくらい違うのかを解説します。
スペックなど | W01 | W06 |
---|---|---|
発売日 | 2015年1月30日 | 2019年1月25日 |
通信速度 | 下り最大:220Mbps 上り最大:25Mbps | 下り最大:1.2Gbps 上り最大:75Mbps |
対応ネットワーク | WiMAX 2+ au 4G LTE | WiMAX 2+ au 4G LTE |
サイズ(W×H×D) | 約120×59×10mm | 約128×64×11.9mm |
重さ | 約113g | 約125g |
通信時間(バッテリー) | WiMAX2+:最大約8時間 LTE:最大約7時間20分 連続待受:最大約730時間 | WiMAX 2+:約540分 連続待受:約800時間 |
無線通信規格 | 5GHz帯:IEEE802.11ac/n/a 2.4GHz帯:IEEE802.11n/g/b | 5GHz帯:IEEE802.11ac/11n/11a 2.4GHz帯:IEEE802.11n/11g/11b Bluetooth |
どちらもWi-Fi規格は5GHz帯に対応していますが、W06にはBluetoothが追加されています。
そのため、スマホやタブレットといったBluetooth対応機器に接続できるだけでなく、バッテリーも節約できるのが魅力です。
WiMAXのルーターは最新のものを選んだ方がよい
W01は古い機種のため、快適なネット環境を求めるなら、できるだけ最新機種を選んだ方がよいでしょう。
通信速度が速い
スマホと同様に、WiMAXのルーターは新しい機種ほど様々な性能がアップする傾向にあります。たとえば、快適なネット環境に必要不可欠ともいえる通信速度の場合、新しいほど速くなっています。
機種 | 発売日 | 通信速度 |
---|---|---|
W06 | 2019年1月25日 | 下り最大:1.2Gbps 上り最大:75Mbps |
W05 | 2018年1月19日 | 下り最大:758Mbps 上り最大:112.5Mbps |
W04 | 2017年2月17日 | 下り最大:758Mbps 上り最大:37.5Mbps |
W03 | 2016年7月1日 | 下り最大:370Mbps 上り最大:25Mbps |
W02 | 2016年2月19日 | 下り最大:220Mbps 上り最大:10Mbps |
W01 | 2015年1月30日 | 下り最大:220Mbps 上り最大:25Mbps |
最新機種のW06は下り最大通信速度が1.2GbpsでモバイルWi-Fiの中で通信速度が最速です。1つ前の機種と比べても速く、画像や動画のアップロードはよりスムーズになります。
電波の感度が高い
W06には高性能ハイモードアンテナとTXビームフォーミングを搭載しているため、電波の感度が高くなっています。
そのため、これまでの機種に比べてネット環境が安定しやすいのが特徴です。W01にはクレードルが別売りされており、次のようなメリットがありました。
- 有線で接続できる
- 外出先で無線LANルーターとして使える
- 充電台として使える
しかし、W06には電波の感度が高い高性能ハイモードアンテナが搭載されたため、クレードルがなくても十分です。
au 4G LTEモードに対応
W06はau 4G LTEモードに対応しているため、電波の感度が悪いエリアでも回線を切り替えることでインターネットに接続できます。
W01やW04といった他の機種も対応しているものの、上りの最大速度に大きな違いがあります。
たとえば、W06やW05でau 4G LTEモードに対応したときの上り最大速度は75Mbpsですが、その他の機種は30Mbpsです。
このように機種によって上り最大速度が2.5倍も違うため、快適なネット環境を求めるならできるだけ最新機種を選んだ方がよいといえるでしょう。
なお、auスマートバリュー mineに加入していない場合は、使った月だけ1,005円かかります。
WiMAX最新ルーターはW06とWX06がある
ここまではW01との比較対象として主にW06を紹介してきましたが、WX06も最新ルーターの1つです。この2つの機種には、次のような違いがあります。
スペックなど | W06 | WX06 |
---|---|---|
発売日 | 2019年1月25日 | 2020年1月30日 |
通信速度 | 下り最大:1.2Gbps 上り最大:75Mbps | 下り最大:440Mbps 上り最大:75Mbps |
対応ネットワーク | WiMAX 2+ au 4G LTE | WiMAX 2+ au 4G LTE |
サイズ(W×H×D) | 約128×64×11.9mm | 約111×62×13.3mm |
重さ | 約125g | 約127g |
通信時間(バッテリー) | WiMAX 2+:約540分 連続待受:約800時間 | WiMAX 2+:約630~690分 連続待受:約700時間 |
無線通信規格 | 5GHz帯:IEEE802.11ac/11n/11a 2.4GHz帯:IEEE802.11n/11g/11b Bluetooth | 5GHz帯:IEEE802.11ac/11n/11a 2.4GHz帯:IEEE802.11n/11g/11b |
どちらの機種も無線通信規格は5GHz帯と2.4GHz帯に対応していますが、WX06は同時利用できるため、利用状況にあわせた電波環境を自動で判断してくれます。
そのため、WX06は自宅だけでなく外出先などの様々な場所でネットを使う機会が多い人におすすめです。
一方で、W06の下り最大速度は1.2Gbpsと速いため、スマホやタブレットでの動画が快適に視聴できます。
WiMAXのおすすめプロバイダ
これからWiMAXとの契約を検討しているなら、ルーターと同様にプロバイダ選びも大切です。なぜなら、プロバイダごとに月額料金やサービス内容が異なるからです。
ここではWiMAXのおすすめプロバイダを5社紹介していくので、プロバイダを選ぶ際に役立ててください。
プロバイダ名 | 特徴 | 月額料金 |
---|---|---|
カシモWiMAX | 端末代金無料 月額料金割引 送料無料 | ライトプラン:1,380円~ ギガ放題プラン:1,380円~ |
UQ WiMAX | UQモバイルユーザーなら月額料金がお得 電話によるサポート受付時間が長い 全国のWi-Fiスポットが無料 | ギガ放題:3,880円 ウルトラギガMAX:5,360円~ |
Broad WiMAX | 初期費用無料 LTEオプション無料 他社からの乗り換え時にかかる違約金を負担 | ライトプラン:2,726円~ ギガ放題プラン:2,726円~ |
GMOとくとくBB WiMAX | 高額キャッシュバック LTEオプション無料 キャンセルOK | 7GBプラン:3,609円 ギガ放題プラン:3,609円~ |
DTI WiMAX2+ | 端末代金無料 月額料金が2ヶ月無料 LTEオプション無料 | モバイルプラン:3,500円 ギガ放題プラン:0円~ |
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出典:カシモWiMAX
※カシモWiMAXは当サイトを運営している株式会社マーケットエンタープライズの子会社であるMEモバイルが運営しています。
カシモWiMAXは、これから契約する人にとって次のようなメリットがあります。
- 端末代金無料
- 月額料金割引
- 送料無料
20,000円相当の端末代金と送料が無料のため、初期費用が抑えられます。また、月額料金の割引を実施しており、ギガ放題プランの初月は通常よりも3,299円安いです。
カシモWiMAXの料金プランはライトプランとギガ放題プランの2種類で、どちらも利用期間に応じて月額料金が変動する仕組みとなっています。
料金プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ライトプラン | 7GB | 初月:1,380円 1ヶ月目:1,380円 2~24ヶ月目:3,580円 25ヶ月目以降:4,079円 |
ギガ放題プラン | 無制限 | 初月:1,380円 1ヶ月目:1,380円 2~24ヶ月目:2,980円 25ヶ月目以降:3,379円 |
こちらの月額料金は割引後ですが、初月から2ヶ月間は1,380円から利用できます。端末代と月額料金だけでも、3年間で59,675円相当がお得になります。
そのため、カシモWiMAXは初期費用とともに数年間の通信費を抑えたい人におすすめのプロバイダです。
カシモWiMAXの料金プランやキャンペーンについて、カシモWiMAXユーザーの口コミも紹介しながら詳しく紹介しています。
UQ WiMAX
出典:UQWiMAX
年中無休で電話によるサポートを受け付けしているプロバイダも多い中、UQ WiMAXは他社よりも受付時間が長いことが魅力です。
午前9時~午後9時まで受け付けているため、仕事で遅くなったときにも利用しやすいといえます。また、全国の主要駅や観光地などにあるWi-Fiスポットを無料で利用できます。
有料のオプションサービスとして提供しているプロバイダもある中で、Wi-Fiスポットの利用が無料だと外出や出張の際も安心です。
UQWiMAXの料金プランは、ギガ放題とウルトラギガMAXの2種類です。しかし、ウルトラギガMAXはUQモバイルユーザー限定のプランとなっています。
料金プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ギガ放題 | WiMAX 2+:無制限 LTE:7GB | 3,880円 |
ウルトラギガMAX | WiMAX 2+:無制限 LTE:7GB | 5,360円~ |
UQモバイルユーザーでない場合はギガ放題しか選択肢はありませんが、WiMAX 2+に限っては月額3,880円で無制限です。
ただし、混線状態を回避するために3直近の3日間で10GB以上の利用で速度制限が設けられています。
ウルトラギガMAXはスマホ代とネット代をまとめることで月額料金が500円割引されるため、UQモバイルユーザーにおすすめです。
Broad WiMAX
出典:BroadWiMAX
本家のUQWiMAXと同じ通信品質に関わらず、Broad WiMAXで契約すると次のようなメリットがあります。
- 初期費用無料
- LTEオプション無料
- 他社からの乗り換え時にかかる違約金を負担
初期費用の無料はWeb割キャンペーンが適用された場合で、次の要件を満たす必要があります。
- Webからの申し込み
- 月額最安プランでの契約
- クレジットカード払い
- 指定されたオプションサービスへの加入
これらの要件を満たすと、通常18,857円かかる初期費用が無料になります。また、au 4G LTEを利用した場合は通常1,004円かかりますが、このオプション料金も無料です。
さらに、2019年12月23日からは終了日未定で、他社からの乗り換え時に発生する違約金を負担するキャンペーンを実施中です。
そのため、他社からの乗り換え時に違約金が発生する人には、Broad WiMAXがおすすめです。料金プランは、ライトプランとギガ放題プランの2種類から選べます。
料金プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ライトプラン | 7GB | 利用開始月:2,726円の日割り 1~24ヶ月目:2,726円 25ヶ月目以降:3,326円 |
ギガ放題プラン | 無制限 | 利用開始月:2,726円の日割り 1~2ヶ月目:2,726円 3~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目以降:4,011円 |
ライトプランの場合、混線状態を回避するために直近の3日間で10GB以上の利用で速度制限が設けられています。
GMOとくとくBB WiMAX
出典:GMOWiMAX
お客さま満足度ナンバーワンを誇るGMOとくとくBB WiMAXでは、契約者に次のような特典を提供しています。
- 高額キャッシュバック
- LTEオプション無料
- キャンセルOK
他社にはない大きな魅力は購入する機種に応じたキャッシュバックで、最大26,200円です。これはWX06に対応しているため、最新機種が無料で手に入ります。
また、契約から20日以内ならキャンセルしても違約金がかからないため、お試しでWiMAXを利用してみたい人におすすめです。料金プランは他社と同様に2種類から選べます。
料金プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
7GBプラン | 7GB | 利用開始月:3,609円の日割り 1ヶ月目以降:3,609円 |
ギガ放題プラン | 無制限 | 利用開始月:3,609円の日割り 1~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円 |
7BGプランの場合、利用期間中は月額料金が変わりませんが、混線状態を回避するために直近の3日間で10GB以上の利用で速度制限が設けられています。
DTI WiMAX2+
出典:DTIWiMAX
老舗プロバイダのDTI WiMAX2+でWiMAXを契約すると、次のような特典が受けられます。
- 端末代金無料
- 月額料金が2ヶ月無料
- LTEオプション無料
他社にはない最大の魅力は、データ容量無制限のギガ放題プランの月額料金が2ヶ月間無料な点です。端末代金やLTEオプション料金も無料なので、外出先でコストを気にせずau 4G LTEを利用できます。
料金プランはモバイルプランとギガ放題プランの2種類ですが、どちらも3年契約なので注意しましょう。
料金プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
モバイルプラン | 7GB | 3,500円 |
ギガ放題プラン | 無制限 | 1~2ヶ月目:0円 3ヶ月目:2,590円 4ヶ月目以降:3,760円~ |
NTTグループカードに新規入会した上で通信料を支払うと、毎月500円が12ヶ月間にわたってキャッシュバックされます。
そのため、WiMAXの支払いでクレジットカードの契約を検討している人には、DTI WiMAX2+がおすすめです。
WiMAXはハイスペックな最新機種を選ぼう
WiMAXのルーターは古い機種のW01でもインターネット通信できますが、ハイスペックな最新機種を使うとよりネット環境が快適になります。
最新機種のW06の場合、専用アプリをダウンロードすることで電波の強さを確認できるので便利です。ルーターは、置き場所によって電波の強さが異なります。
そのため、電波が強い場所にルーターを置けば、ネットが繋がりにくいといった状況をあらかじめ回避できます。
価格の安さだけではなく利用状況に応じたスペックの機種を厳選し、快適なネット環境を構築しましょう。