WiMAXは充電器が別売り!クレードルは必要?|代用品やおすすめ購入先を紹介

WiMAXは専用のACアダプタ以外でも充電することができます。本記事では、どうやって充電するのか、またどんなアクセサリーがあるのか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
WiMAXを契約する場合、機種によっては充電器や充電用のケーブルが付属していないことがあります。しかし、「充電器がないと充電できない!」と焦って購入するのは待ってください。
実は、WiMAXは純正の充電器以外でも充電可能です。今回は、代用方法やおすすめのアクセサリーについて紹介します。
WiMAXの充電器の種類と必要なもの
a
新しく契約したWiMAX端末の箱の中に専用の充電器が入っていないことに驚くことがあるかもしれません。一体どうやったらWiMAX端末を充電することができるのか、見てきましょう。
WiMAX端末を充電するための充電器の種類や、別途必要なものについて解説していきます。
WiMAXの充電に必要なもの
WiMAX端末を充電するために必要なもの
- 専用のACアダプタ
- USBケーブル
- クレードル
WiMAX端末によっては、充電用のACアダプタがセットになっていることがあります。この場合はそのままACアダプタで充電すればいいでしょう。
また、ACアダプタではなくUSBケーブルのみがセットになっていることがあります。この場合は、WiMAX端末と電力の供給源となる何かをUSBケーブルで接続すれば充電できるようになります。
そして、WiMAX端末専用のクレードルを使って充電するという方法もあります。クレードルはセットになっているケースや別途購入が必要になるケースがあります。
クレードルには便利な使い方がありますが、充電のためだけにクレードルを購入する必要はありません。自分の使い方に応じて用意するようにしてください。
USB端子の種類について
WiMAX端末の充電に必要となるUSBケーブルですが、実は端子の規格にさまざまな種類があります。もともとUSBケーブルが付いている場合でも専用のコネクタを購入しなければならないこともありますので、どの端子なら接続できるのか理解しておきましょう。
これまでに登場しているUSBの形状の種類は以下の通りです。
USB種類 | 規格(転送速度) |
---|---|
USB | ・USB 1.0(最大12Mbps) ・USB 1.1(最大12Mbps) ・USB 2.0 Type A(最大480Mbps) ※最も一般的 ・USB 2.0 Type B ・USB 3.0 Type A(最大5Gbps) ・USB 3.0 Type B ・USB 3.1 Type C(最大10Gbps) |
mini USB | ・mini USB Mini-A ・mini USB Mini-B |
Micro USB | ・Micro USB Micro-A ・Micro USB Micro-B ・Micro USB 3.0 Micro-B |
では、それぞれの種類・規格について見ていきましょう。
USB1.0&USB1.1
USB1.0は、最大12Gbpsの転送速度を持つUSBとして1996年に発売されました。現在では新しい規格のUSBがたくさん誕生しているためほぼ流通しておらず、互換性にも乏しいので使用されることはほとんどありません。
その後、制定されたUSB1.1はUSB2.0のタイプAと同じコネクタ形状でます。転送速度は遅いものの互換性があるため、使用できます。
USB2.0 Type A&Type B
皆さんが「USB」といわれて思い浮かべるのは、USB2.0のType Aでしょう。転送速度は最大480Mbpsとなり、USB1.1と比較して40倍も速くなりました。
コネクタの形は、パソコンなどにある平べったい長方形。一般的によく見かけるUSB端子です。
USB2.0 TypeBは、正方形と台形を組み合わせたようなコネクタ形状が特徴です。家庭用のプリンタや外付けハードディスクの本体側などに接続するために、このUSB端子が使われることが多くなっています。
USB3.0 TypeA &TypeB
USB2.0の後継規格として登場したのが「USB3.0」で、最大の特徴は転送速度がさらに早くなったということ。その速度は最大5Gbpsで、USB2.0の10倍になっています。
コネクタ形状はUSB2.0のTypeAとほとんど同じですが、転送用のピンが5本追加されています。また、見分けやすいように内側の樹脂が青色です。
互換性もあるので速度を気にしないのであれば、USB1.1やUSB2.0をそのまま使用することも可能です。
USB3.0 TypeBは、2つの四角形が組み合わさったような形状をしているのが特徴。USB2.0のTypeBと比較するとピンが5本増えており、形状も異なるので互換性はありません。
USB3.1 TypeC
現在、多くのスマートフォンやWiMAX端末に使用されているのが、「USB3.1 TypeC」(通称TypeC)です。転送速度が10GbpsとUSB3.0よりもさらに早くなっているのがポイントです。
そして、これまでにない特徴として、コネクタが上下リバーシブルになっている点が挙げられます。これにより、USB端子を接続しようとして向きを間違えてイライラするようなことがなくなりました。
また、このタイプが登場後、USB2.0でもTypeCコネクタが販売されるようになりましたが転送速度には違いありますので、購入時には注意が必要です。
miniUSB Mini-A&Mini-B
通常のUSB端子よりも小さいサイズのmini USB Mini-AとMini-Bという規格もあります。Mini-Aは現在あまり使用されていません。
Mini-Bもデジタルカメラなどの搭載されている以外、あまり使われていません。この2つの形状はよく似ていますが厳密には形が異なるので、購入時は注意が必要です。
Micro USB Micro-A& Micro-B/Micro USB3.0 Micro-B
miniUSBと同様に、コネクタが小さいUSBにはMicro規格も存在します。
なかでもMicro USB Micro-Bは現在でもスマートフォンの充電やデータ転送に使用されています。小さな台形の形状が特徴的で、見たことがあるのではないでしょうか?
Micro USB Micro-Aは長方形、Micro USB3.0 Micro-Bは長方形と台形が並んだ形状で、現在ではあまり見かけることがなくなりました。
今後はTypeCの端末がおすすめ
TypeCのUSBが導入されて以来、WiMAX端末やスマートフォンなどにTypeC端子が搭載されることが多くなりました。5Gの時代が来るなど、今後のことを考えるとTypeCへのニーズがどんどん高まりを見せていくと考えられています。
これから新たにモバイル端末などの購入を考えている場合は、TypeCが搭載されているかどうかチェックしたほうがいいかもしれません。
純正のACアダプタ商品紹介
WiMAXを高速で充電したい場合は、純正のACアダプタを利用しましょう。WiMAX端末との相性もいいので持っていると安心です。
純正ACアダプタには以下のようなものがあります。
型番 | 対応機種 | 価格 |
---|---|---|
Type-C共通ACアダプタ01U (商品コード:0601PQV) | ・Speed Wi-Fi NEXT W04 ・Speed Wi-Fi NEXT W05 ・Speed Wi-Fi NEXT WX04 ・Speed Wi-Fi NEXT WX05 | 2,750円 |
共通ACアダプタ05 (商品コード:0501PWV) | ・Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11 ・Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15 ・Speed Wi-Fi NEXT W01 ・Speed Wi-Fi NEXT W02 ・Speed Wi-Fi NEXT W03 ・Speed Wi-Fi NEXT WX01 ・Speed Wi-Fi NEXT WX02 ・Speed Wi-Fi NEXT WX03 | 1,700円 |
WiMAXの提供元であるUQコミュニケーションズのアクセサリーショップや大手ECサイト、家電量販店サイトなどで購入可能ですので、チェックしてみてください。
クレードルは必要?
WiMAX端末を充電するためだけにクレードルを購入する必要はありません。なくても充電できるからです。
ただ、クレードルを持っていると以下のようなメリットがあります。
- 有線LAN接続ができる
- 通信が安定しやすくなる
- WiMAXの充電を忘れにくくなる など
これらのメリットを享受したい場合は、クレードルを購入し充電に使用するのもいいでしょう。
専用クレードルには以下のようなものがあります。
型番 | 対応機種 | 価格 |
---|---|---|
NAD35PUU | Speed Wi-Fi NEXT WX05 | 3,686円 |
NAD34PUU | Speed Wi-Fi NEXT WX04 | 3,686円 |
NAD33PUU | Speed Wi-Fi NEXT WX03 | 3,565円 |
HWD33PUU | Speed Wi-Fi NEXT W02 | 2,750円 |
NAD32PUU | Speed Wi-Fi NEXT WX02 | 2,750円 |
NAD31PUA | Speed Wi-Fi NEXT WX01 | 1円 |
WiMAXの充電器はスマホと同じでOK!
専用のACアダプタがなくても、WiMAXは充電することができます。実は、WiMAXの充電に代用できる代物があなたの身の回りにもあるのです。
どんなものを代用できるのか見ていくことにしましょう。
スマホの充電器でも対応できる
WiMAXのACアダプタが手元にない場合は、スマートフォン用の充電器についているACアダプタでも代用することができます。iPhoneではアップル製品専用のLightningケーブルが使われているため、WiMAXの充電には使用できません。
しかし、Androidスマホ用のACアダプタはコネクタがMicroUSBもしくはUSB TypeCになっているので、WiMAXの充電に使用可能です。もちろん、WiMAXについている充電用端子とAndroid用ACアダプタの端子が違う場合は、変換ケーブルを購入する必要があります。
また、ACアダプタからUSBコードが外せる場合は対応できるケーブルを購入すれば使用可能です。
スマホやPCと同時接続するならUSB PDもおすすめ
2019年1月に発売されたWiMAX端末W06は、「USB Power Delivery 2.0」(USB PD)に対応しています。この規格は、通常のUSBケーブルと比較してより多くの電力を供給でき、急速に充電できるというものです。
そのため、スマホやパソコンと同時に接続するのであれば、USB PDを利用して充電するのもおすすめです。ただし、USB PDを使って充電する場合、いくつかの条件があります。
まずは、ケーブルの形はUSB TypeCになるということ。そして、接続する機器同士がUSB PDに対応しているということです。
また、急速充電に対応しているUSB TypeCケーブルが必要になるので、必要な場合は購入しておきましょう。
まとめ
今回は、WiMAXを充電するアダプタや代用できるものについて解説しました。WiMAX端末によっては、充電器やUSBケーブルが付属していないことがあります。
必要に応じて、充電用アクセサリーを購入したり、身の回りにあるもので代用したりしてください。