【VAIO Phone Aレビュー】スペック・メリット・デメリットを解説!意外な高級感!

2017年4月より発売開始されたVAIO Phone A。今回はそんなVAIO Phone AをBIGLOBE SIM(ビッグローブSIM)を使ってレビューしてみました。ビジネス向けのスマホとして知られるVAIO Phone Aには、どんな魅力があるのか?VAIO Phone Aを実機レビューしていきます。
この記事の目次
2017年4月より発売開始されたVAIO Phone A。今回は、そんなVAIO Phone AをBIGLOBEモバイルを使ってレビューしてみました。ビジネス向けのスマホとして知られるVAIO Phone Aには、どんな魅力があるのか?
今回はVAIO Phone Aを実機レビューしていきます。気になるスペックやカメラ画質のチェックはもちろん、販売しているMVNOや他スマホとの比較についてもご紹介します。

VAIO Phone Aを実機レビューしてみた!
出典:VAIO
今回は、BIGLOBEモバイルさんからVAIO Phone Aをお借りしたので、さっそく実機レビューしていきたいと思います。
前作のVAIO Phone A Bizは法人向けの端末としてリリース。こちらの端末はWindows 10 mobile搭載ということで評価が分かれていました。Android搭載なら良いのに・・・。そう、思っていた方は多いですよね。今回のVAIO Phone Aそんなニーズに応えたスマホになります!
VAIO Phone Aは、価格が2万円台とミッドレンジよりのローエンドモデル。カラーはシルバーのみとなっており、選びやすいです。最近話題のDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応モデルの中では、割と安価な価格で手に入るのでおすすめ。コストパフォーマンスにも優れた一台です。
今回レビューするにあたって、VAIOシリーズを継承したスマートなデザイン、そしてAndroid搭載となったスペック面などに注目していきたいですね。SIMカードにはBIGLOBEモバイルを使用。それでは、さっそく見ていきましょう!
VAIO Phone Aを開封
外箱は黒を基調とし、中央にVAIOの文字が印字されています。前作と同じ外箱のデザインで、ここに変更点はありません。高級感があり、開ける際にワクワクしました!
- VAIO Phone A 本体
- ACアダプタ
- USBケーブル
- SIM抜きピン
- スタートガイド
- メッセージカード
ふたを開けると、VAIO Phone Aの本体が登場!その下にもう一つふたがあり、それを開けると付属品が入っています。中身を、上記にまとめてみました!基本的には、一般的なスマホと同じ感じですね。
付属品で注目したいのは、メッセージカード。VAIO Phone Aは、VAIOのパソコンと同じく国内の安曇野工場にて、安曇野FINISHクオリティで丹精込めて作られています!カードの裏面にはチェック済みのスタンプが押されていて、品質が保証されていることが分かりますね。
VAIO Phone Aのデザイン
VAIO Phone Aの表面は、物理キーがなくフラットな印象。上部にはインカメラや通話用のスピーカー、さらにLEDの通知ランプが付いています。
裏面は、VAIOシリーズの魅力が詰まったデザイン。上部にカメラ、LEDのフラッシュライト。下部には、スピーカーが付いています。そして中央には、”VAIO”のロゴが!刻印されているため、利用中に消えることはありません。
アルミ素材で削り出されたボディには、サンドブラスト加工が施されています。手で触ってみるとサラサラとした感触。側面はなだらかにカーブしており、手にフィットする形になっています!シンプルなデザインながら高級感が合って、結構好きなデザインです。
サイドは、8.3mmとかなり薄い印象。右側には電源ボタンとボリュームボタン。左側にはSIMスロットが付いています。そして、上部にはイヤホンジャック、下部にはMicro USB ポートとマイクとなっています。
5.5インチの液晶となっており、男の私が持っても少し大きいといった感じ。手の小さい人や女性の場合は少し大きく感じるかも。そんな時は、公式アクセサリーの保護ケースがおすすめ!透明度が高いTPU素材で手になじみやすくなります。透明な素材なのでデザインも損ないませんよ。
VAIO Phone Biz / VAIO Phone A用保護ケース
背面のVAIOのロゴ。さらに高級感のある雰囲気。まさにビジネス向きといったデザインで、スーツによく馴染むんじゃないかと思います。カラーはシルバーのみですが、多くのパソコンとの相性も抜群。格安スマホの中でも大人向きといった感じですね。
VAIO Phone Aのスペック
- DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応
- docomo VoLTEに対応
メイン機として使用するならスペックは重要ですよね。それに付随する機能も注目したいポイントです。
今話題のDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応している点や、docomo VoLTEに対応している点は近い価格帯のスマホと選ぶ際に有利な点です!それでは、基本的なスペックを見ていきましょう。
VAIO Phone A スペック表
機種名 | VAIO Phone A |
---|---|
メーカー | VAIO |
画面サイズ | 5.5インチ フルHD(1920×1080) Corning Gorilla Glass 3 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 617 オクタコア 1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) |
OS | Android 6.0.1 |
RAM | 3GB |
ROM | 16GB |
カメラ画質 | リアカメラ 約1,300万画素 フロントカメラ 約500万画素 |
micro SD スロット | ○(nanoSIMと同時使用不可) |
SIMカード | microSIM×1 nanoSIM×1 (デュアルスタンバイ対応) |
通信(LTE) | 3G WCDMA:Band1/5/6/8/11/19 4G LTE:Band1/3/8/19/21 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
バッテリー | 2,800 mAh |
サイズ | 約 幅77.0 mm x 高さ156.1 mm x 奥行8.3 mm |
重量 | 約167g |
本体カラー | シルバー |
搭載しているOSは、Android6.0.1です。最近のスマホでは、Android7.0が搭載されているものが多いですが、こちらはAndroid6.0.1。将来的なアップデートの保証がない点は心配ですが、通常利用には全く問題はありません。
壁紙はデフォルトで黒が設定されており、端末と調和した待ち受け画面になります。Googleのアプリを中心にプリインストールされていて、すぐに利用開始できます。
VAIO Phone Aに搭載されているCPUはSnapdragon 617。特別高性能なCPUではありませんが、特に問題なく利用できます。ベンチマークスコアも40,000点以上と高く、この価格帯では十分すぎる性能なのではと思います。
ただ、3Dゲームに関しては少し注意が必要です。がっつり遊ぶためには少しスコアが低いかもしれません。普段使いに関しては問題はないので、まさに格安スマホ的なライトな利用にぴったりです。


どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
VAIO Phone Aのカメラ性能
VAIO Phone Aは、フロントカメラが500万画素。リアカメラが1,300万画素あります。通常、利用に関しては全く問題のない画素数と言えます。ミドルレンジのスマホの平均的な画素数で、カメラに特化している感じではありませんね。実際に、カメラ性能を確かめるべく、新宿御苑にて撮影を敢行してきました。
光のコントラストが強い風景写真でもくっきりと写してくれます。5.5インチの大画面ということもあり、撮影しやすいという印象を受けました。
基本的に問題はないですが、大きな画面で表示すると粗が見えてしまいます。普段、SNSにアップしたり、ビジネス用に資料の撮影をする分にはまったく問題ないです!
VAIO Phone Aでアプリはできる?
VAIO Phone Aの5.5インチ液晶でゲームを楽しみたいと考えている方も多いでしょう。人気アプリを中心にどんな使用感がまとめてみました!
リズムゲームではタッチ感度が重要になります。そこで、アイドルマスターシンデレラガールズをプレイしてみました!MVの鑑賞や画面の移動に関しては特に問題はないといった印象です。
しかし、致命的なのはゲーム中にタップ反応や同時押しの認識。特にロングノーツが切れてしまい、こちらは結構きついですね。デレステのプレイには向いていないかもしれません。
続いては、大人気カードゲームであるシャドウバース。こちらは特に問題にといった印象です。バッテリーの減りや挙動が気になるなら設定から変更するといいでしょう。設定である程度、軽くすれば十分シャドバを楽しむことができますよ!
VAIO Phone Aを他スマホと比較してみる
法人向けに展開されていたVAIO Phone Bizという端末があります。こちらの端末とVAIO Phone Aにどんな違いがあるのか?気になる方も多いと思います。さっそく、違いを確認していきましょう。
【vs VAIO Phone Biz】前機種との違いは?
出典:VAIO
VAIO Phone AとVAIO Phone Bizの比較
機種名 | VAIO Phone A | VAIO Phone Biz |
---|---|---|
メーカー | VAIO | VAIO |
画面サイズ | 5.5インチ | 5.5インチ |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 617 オクタコア 1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 617 オクタコア 1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) |
OS | Android 6.0.1 | Windows 10 Mobile |
RAM | 3GB | 3GB |
ROM | 16GB | 16GB |
カメラ画質 | リアカメラ 約1,300万画素 フロントカメラ 約500万画素 | リアカメラ 約1,300万画素 フロントカメラ 約500万画素 |
micro SD スロット | ○(nanoSIMと同時使用不可) | ○ |
SIMカード | microSIM×1 nanoSIM×1 (デュアルスタンバイ対応) | microSIM |
通信(LTE) | 3G WCDMA:Band1/5/6/8/11/19 4G LTE:Band1/3/8/19/21 | 3G WCDMA:Band1/6/8/11/19 4G LTE:Band1/3/8/19/21 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth® 4.2 | Bluetooth® 4.0 |
バッテリー | 2,800 mAh | 2,800 mAh |
入出力端子 | ||
サイズ | 約 幅77.0 mm x 高さ156.1 mm x 奥行8.3 mm | 約 幅77.0 mm x 高さ156.1 mm x 奥行8.3 mm |
重量 | 約167g | 約167 g |
本体カラー | シルバー | シルバー |
実は、前作のVAIO Phone Bizとほとんど違いはありません。スペックを見てもらえば分かる通り、後継機ですが大きな変化はありません。もっとも、大きな変化は対応OSの変更。VAIO Phone BizはWindows 10 mobile。VAIO Phone AはAndroidを搭載しています。他にも、対応周波数が増えていたり、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応していたりします。
Windows 10 mobileは、優れたOSではありますが、シェアが低いためメイン機としての利用にはさまざまな障害が発生します。これまで、VAIOスマホが欲しくてもOSで購入を見送っていた方も多いと思います。その点、VAIO Phone AはAndroidを搭載しているため、多くの人が使える開けたスマホになりました。
VAIO Phone Aを数日間使ったみた感想
最後に、VAIO Phone Aを数日間使ってみた感想を紹介します。最初の印象とは良い意味でも悪い意味でも違った感想です。まだ、購入に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
VAIO Phone Aのメリット
- どんなシーンにも合うデザインが良い!
- DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応で仕事用、プライベート用に分けられる!
- 5.5インチ液晶は意外にもすぐに慣れる
シンプルかつ高級感のあるシルバーは一見地味かなと思ったのですが、どんなシーンにも合うため利用しやすいです。特にスーツ姿との相性は抜群!PC関連の周辺機器ともマッチしやすいので、統一感が出る点は良かったです。小物をシルバーなどでまとめている方におすすめです。
nano SIMとmicro SIMのDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)で利用してみました。ビジネス用とプライベート用に分けたり、かけ放題と大容量SIMと分けたり、さまざまな使い方ができるなと思いました。
普段使っている端末が4インチの私にとって、5.5インチのスマホはさすがに大きいかなという印象。しかし、さすがはVAIOといったところで数日使用している内にすぐに慣れてきました。やはり背面のカーブが手にフィットするため、大きいながら重心のバランスが自然と取れます。現在、小さめのスマホを使っている方もVAIO Phone Aをきっかけに乗り換えてみるのもありですよ!
VAIO Phone Aのデメリット
- ストレージが16GBなのは残念
- バッテリーの減りが早い印象
- アプリをがっつりやるには対策が必要
RAM 3GB、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応、docomo VoLTE対応などコスパに優れた1台ですが、残念な点のひとつはストレージが16GBであることです。容量を使うアプリをインストールしたり、写真や動画を溜めていったりするとすぐにいっぱいになるかなという感じでした。レビュー中に人気アプリを中心に入れていたのですが、このストレージだと少し不安ですね。
さらに、拡張するためのmicroSDはSIMスロットから入れるため、ストレージの拡張とDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)を併用できません!できれば、micro SDようのスロットがあればといった感じですね。
もうひとつのデメリットはバッテリーです。なだらかに減っていく感じが少し不安になりますね。バッテリーは2,800mAhと特に大きいわけでもないですが、減りは少し早く感じます。また、アプリを起動している際に早い段階でバッテリーが熱くなる感じもあり、がっつりアプリをやる方は充電器必須といった感じです。
最後は、そんなアプリに関することです。やはり、バッテリーの問題か減りが早かったり、端末が熱くなったりします。さらに、3Dゲームの場合は少しかくつく印象も。アプリ側の設定を変えるなどして対策をとる必要がありますね。
【実機レビュー】VAIO Phone Aを使ってみた!まとめ
VAIO Phone Aの実機レビューをご紹介しました。この価格帯の格安スマホの中では、高級感もありおすすめです。洗練された大人が使うスマホといった感じですね。スペックに関しても通常利用なら問題なく使用できます。また、DSDS対応な点も嬉しいですよね。
ただ、個人的にはVAIO Phone Aの4インチ版など小型のタイプを出してくれたら、さらに需要が高まるかと思いました。ビジネスシーンでポケットにスマートに収まったら利用しやすくなりますよね。
VAIO Phone Aを一言でまとめると、とにかくコストパフォーマンスに優れた一台です!