SANNET LTE(サンネット)
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SANNET LTE(サンネット)の格安SIMプランのおすすめポイントと注意点
楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズ株式会社が展開するMVNOのSANNET LTE(サンネット)の格安SIMを紹介します。サンネットは固定回線のインターネットサービスプロバイダー(ISP)としても有名な企業ですね。
プランは3種類のみで、シンプルなサービスとなっています。速度制限解除オプションの「24H無制限クーポン」が特徴で、旅行の際に1日だけ制限なく通信したい場合や、日によって通信量にバラつきのあるユーザーにおすすめのSIMカードと言えます。
※2015年10月30日16:30をもって、SANNET LTEサービスの新規受付は終了しています。
SANNET LTE(サンネット)の格安SIMプラン
SANNET LTEの格安SIMは月次プランに加えて70MB/日の日次プランも提供しています。また容量超過後も「24H無制限クーポン」を使えば、高速データ通信が24時間使い放題でお得です。
プラン名 | 月額料金 データ通信プラン | 月額料金 SMS機能付き | ベーシックコース | 高速通信容量 | 通信速度 | SIM枚数 |
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モバイルエントリーオプション | 972円 | 1,123円 | +250円/月 | 2.1GB/月 400MB/3日間 | 受信時最大150Mbps 送信時最大50Mbps | 1枚 |
モバイルライトオプション | 1,811円 | 1,962円 | +250円/月 | 5GB/月 800MB/3日間 | 受信時最大150Mbps 送信時最大50Mbps | 1枚 |
モバイルデイリーオプション | 961円 | 1,112円 | +250円/月 | 70MB/日 | 受信時最大150Mbps 送信時最大50Mbps | 1枚 |
- 24H無制限クーポン(300円/回) ⇒高速通信が24時間使い放題
- SANNETサービス新規利用の場合 ⇒ベーシックコース入会必要
SANNET LTE(サンネット)のおすすめポイント
- プランがシンプル
- 300円/回で24時間使い放題
- メールアドレス1個付属
- 個人ホームページ100MB
- 「ブルーライト削減」アプリで目に優しい
- 「驚速メモリ」アプリで不要メモリ削除
- 「超節電」アプリでバッテリー節約
- 最低利用期間がない
SANNET LTE(サンネット)で注意したいこと
- iPhone 5以降は非対応
- 複雑な通信制限システム
- プランの変更は不可
- 余った通信容量の繰越ができない
- 新規はベーシックコースに入会必要
SANNET LTE(サンネット)の速度などの評価・評判と他MVNOとの比較
SANNET LTE(サンネット)の格安SIMプランとその特徴を学んだところで、実効速度の評価・評判や、似たような格安SIMプランを出している他MVNOとの比較を行ってみましょう。
SANNET LTE(サンネット)の速度などの評価・評判
実効速度はそこそこ安定しているようです。ユーザーレビューは少ないですが、某情報サイトの速度調査では、回線が混み合う昼過ぎの時間帯以外は受信平均8Mbps超の速度が計測されています。
24時間の速度制限解除オプションが300円と安いので、こちらを活用すれば他のMVNOにはないメリットを享受できそうです。
SANNET LTE(サンネット)の特徴と他MVNOの格安SIMとの比較
SANNET LTEでは速度制限解除の「24H無制限クーポン」が最大のポイントです。その他にも「ベーシックコース」入会でのアプリ利用やメールアドレス付与など、特徴的なオプションが満載です。
- モバイルエントリーオプション
- 月額900円で、高速通信が2.1GBまで使えるプランです。毎月のモバイルデータ通信量が少ないライトユーザーにおすすめ。最低利用期間がないので、気軽に申し込みできるのもポイントです。
- 他社MVNOの2GBプランと比較すると、料金的には若干割高と言えるかもしれません。
- 通信量が2.1GB/月を超えると通信速度が最大300Kbpsに制限されます。これは他社の制限と比べるとわりと速いので、LINEなどのメッセージアプリなら難なく使えるでしょう。その後3.1GB/月に達するとさらに制限がかかります。これとは別に3日間/400MB使った場合の日次制限もあるので、注意が必要です。
- モバイルライトオプション
- 月額1,677円で高速通信が5GB/月まで使えます。YouTubeやHulu、Netflixなど動画サービスもたまに観る方にも十分でしょう。ちなみに他社MVNOの5GBプランのほうが月額料金は安いので、価格競争には走っておらず独自路線を貫いているのが分かります。
- 通信制限は5GB/月超過後は300Kbps。その後6GB/月を超えるとさらに制限対象になります。こちらも3日間800MBの日次制限があるので注意しましょう。
- 裏を返せば、月次容量を超えたあとも+1GBまでは最大下り速度300Kbpsで利用可能で、こちらはメリットといえます。ブラウジング(インターネットページ閲覧)も、テキストベースならスムーズに読込むことができるでしょう。
- モバイルデイリーオプション
- 月額890円で70MB/日の日次プラン。毎日インターネットをする量が少なければ、LTE高速通信ができるSIMカードを格安で運用できます。
- 同じ日次プランでは、So-net系のPLAY SIMが140MB/日で月額880円・OCN モバイル ONEとぷららモバイルLTEが110MB/日で900円のSIMカードを提供しています。こちらも他社に比べると比較的割高となっています。
- 月額料金では敵わないように見えますが、次に説明するオプションサービスを活用すれば、オトクに使える可能性は高まります。
- 24H無制限クーポン
- 1回300円で、高速通信が24時間無制限になります。この制限解除オプションは強力で、旅行先やビジネスで「今だけどうしても高速通信を使いたい」という緊急事態を救ってくれるでしょう。
- 同じ24時間制限解除を提供しているサービスで「インターリンクLTE SIM」がありますが、こちらは1回につき500円かかるので、料金的にもSANNET LTEのほうがお得です。
- プラン全体の料金は他社に比べて若干割高になっていますが、このオプションを上手く活用すれば、低価格・快適に格安SIMを運用できそうですね。
- ベーシックコース
- オプションとして、月額+250円で様々なサービスが使えます。内容としては以下のようなものが挙げられます。
- メールアドレス付与
- 個人ホームページ(容量100MB)
- ブルーライト削減アプリ
- メモリ開放アプリ
- 節電アプリ
- メールアドレスが1個付与に加え、個人ホームページ用に容量100MBが用意されます。この辺りはプロバイダー事業での蓄積が活かされている、嬉しいポイントです。
- また、スマートフォンに便利なソフトがダウンロード可能です。ソースネクスト社が提供する3つのアプリで、メモリ開放や節電対策を行えます。スマートフォン利用に快適な環境を整えることができて便利です。(アプリはAndroidのみ対応)
- ちなみに新規加入の場合、このオプションは基本申込が必要なので注意しましょう。つまり現在サンネットのサービスを光回線やADSLなどで使っていない場合、上記表の基本料金に+250円です。
- iPhone 5以降は非対応
- iPhone 5以降をサポートしていません。それ以前に発売したiPhone・iPadもOSバージョンによっては非対応なので、iOSユーザーは基本使えないと思っておいた方が無難でしょう。