nanoSIMとmicroSIMの違いとは?自分の端末に合ったSIMカードを知ろう
SIMカードを契約・購入するとき、nanoSIMやmicroSIMといった表記を見たことはありませんか?どれを選べば良いのかわからないという方のために、この記事ではSIMカードを契約する際に気になる様々な表記や用途の違いについて解説していきます。端末によって使えないものもあるので注意です!
この記事の目次
SIMカードを契約・購入するとき、困るのがmicroSIMやnanoSIMといった表記。
それだけでなく「データSIM」や「音声通話SIM」といった表記もありますよね。
この記事では、SIMカードを契約する際に気になる様々な表記について解説していきます。
格安SIMに変更するときは、わからないことが多いものです。しかし、複雑には見えても、実際はそれほど難しくありません。
SIMカードにはnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類が存在する
SIMカードには、nanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類が存在します。
SIMカードを契約する際は、必ずこの3種類の中からいずれかを選択しなければいけません。
どのSIMカードを選ぶべきかは格安SIMを利用する端末がどのSIMカードに対応しているかで変わってきます。
ちなみに、どこの格安SIMも必ずこの3種類のサイズのSIMカードは用意されていますので、ご安心ください。
nanoSIMはiPhoneや最近のAndroid端末で利用する
nanoSIMは3種類のSIMカードの中で一番サイズが小さいSIMで、例えばiPhoneの5以降を格安SIMで利用する場合はnanoSIMを選ぶこととなります。
iPhoneはAppleStoreでSIMフリーモデルを購入することができますので、利用する方も多いのではないでしょうか。SIMロックを解除したdocomo、au、SoftBankのiPhoneを利用するということもあるでしょう。
nanoSIMはiPhoneがかなり早い段階から搭載していましたが、現在はAndroidのスマホもnanoSIMを採用している場合が多いです。
nanoSIMはサイズが小さく、小指の爪くらいしかありません。そのため、かさばらない代わりに失くしやすいという欠点もあります。
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microSIMは古めのAndroid端末で利用する
microSIMは、少し前までのAndroidスマホが積極的に採用していました。FREETEL(フリーテル)のPriori4など、2017年に発売されたスマホにおいても、このmicroSIMが採用されている場合があります。
microSIMは、小指の第一関節までの3分の2程度のサイズで、こちらもかなりの小ささとなっています。
microSIMを入れる端子にnanoSIMを押し込んでも認識される場合はあるとされていますが、抜けなくなってしまう恐れが大いにありますので、やめたほうがいいでしょう。
標準SIMに対応したスマホの数は減ってきている
標準SIMはもっとも大きなサイズのSIMカードです。
標準SIMに対応しているスマホの1つに、FREETEL(フリーテル)のPriori3 LTEが挙げられるのですが、既に公式サイトでは完売となっています。Priori3 LTEはデュアルSIM対応で、microSIMと標準SIMの両方に対応していました。
現在もこのように標準SIMに対応しているスマホは数が減ってきています。そのため、標準SIMを選ぶと機種変更時などに苦労することとなるでしょう。
これから新しく端末を契約する場合は、microSIMやnanoSIMに対応した端末がおすすめです。
サイズ以外にも、SIMカードには違いがある
SIMカードには、nanoSIM、microSIM、標準SIMといったサイズの他にも違いがあります。それは、データ通信専用、SMS機能付き、音声通話対応といった機能の違いです。
これらの選び方はカンタンで、自分がしたい契約のものを選べば良いでしょう。
もしもガラケーと2台持ちするのであれば、格安SIMではデータ通信専用SIMやSMS機能付きSIMを選ぶことで月額料金を節約しつつ、ガラケーでキャリアメールのアドレスを確保しておくことができますね。通話はIP電話で行うという場合は、データ通信専用SIMでも問題ありませんが、LINEなどを利用する場合は、SMS認証を行う必要があるのでSMS機能付きSIMを選びましょう。
現在はデュアルSIM対応のスマホも多い
スマホの中には、SIMカードを2枚挿すことができるものがあります。「デュアルSIM対応」といいます。
デュアルSIM対応の端末の場合、nanoSIMとmicroSIMの2枚を使ったり、データSIMと音声SIMの2枚を使うなど、SIMカードを選ぶ幅が広がります。
ただし、同時待ち受けができる場合もありますし、できないこともあります。また、片方のスロットは日本の通信規格に対応しておらず、結局国内では1枚のSIMしか使えないケースもありますので、気をつけましょう。これは海外旅行などに多く行かれる際に、海外で使えるSIMを挿して切り替えて使うというタイプの端末ですね。
nanoSIM、microSIM、標準SIM、どれを選ぶのがベスト?
基本的には、自分の端末にあったサイズのSIMカードを選ぶべきなのですが、どのサイズのSIMカードに対応しているのか、わからないときもあると思います。
そんな時、nanoSIMとmicroSIM、そして標準SIM、どのサイズのSIMカードを選ぶべきか、解説していきたいと思います。
nano SIMであれば、SIMアダプターを使えばサイズ違いにも対応できる
結論として、nanoSIMを選ぶのがベストです。
理由の1つとして、現在販売されている端末の多くがnanoSIMに対応した端末であるということが挙げられます。
2つ目の理由として、nanoSIMを契約すれば、SIMアダプターを使ってmicroSIMや標準SIMなど、大きいサイズのSIMに変更できるという点が挙げられます。
SIMアダプターは、Amazonなどやケータイショップで販売されています。原理は簡単で、両面テープなどでSIMカードをSIMアダプターに付けてサイズを変えるというものです。外れないように注意しましょう。
ただし、SIMアダプターを付けたからといって必ずSIMカードが端末に認識される保証があるわけではないので、「あくまで対応も可能」程度に思っておいてください。
SIMアダプターについて、詳しくは以下の記事で説明しています。
SIMカードのサイズ選びに迷ったら、nanoSIMがおすすめ!
SIMカードのサイズにはnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類ありますが、基本的には自分が使うスマホにあったサイズのSIMカードを選んでください。端末ごとのSIMカードの対応サイズは、公式サイトなどでチェックできます。
もしどのサイズのSIMカードを選ぶべきか迷ったときは、nanoSIMを選び、もし必要があればアダプターを付けてサイズを変更することがおすすめです。nanoSIM以外に対応した機器だった場合は、SIMアダプターでサイズを変更しましょう。
データSIM・SMS対応SIM・音声通話SIMといった機能面に関しては、自分の用途に合ったものをおすすめします。音声通話プランを選ぶと料金が700円ほど上がりますが、ガラケーと2台持ちするよりは安価になる場合が多いです。キャリアメールを使わないのであれば、迷わず格安SIMにMNPすることをおすすめします。
これからはさらにnanoSIMへの対応が進んでいき、ゆくゆくはnanoSIMのみになることも考えられます。
今までmicroSIMや標準SIMを利用していた方は、格安SIMへの変更を機にnanoSIM対応の機種を選ぶのも良いかもしれません。