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スマホの周波数(バンド)とは?|周波数帯別の特徴・各キャリアの通信周波数を解説

更新日:2020.12.15

SIMフリースマホを購入する時、ちゃんと通信出来るのか不安になりませんか?この記事では、通信が可能なのかチェックする方法をご紹介します。各キャリアの通信周波数やオススメのSIMフリースマホは必見情報です!

SIMフリーのスマホを使いたい場合、端末の対応周波数帯を確認することが重要です。

対応していない周波数帯のスマホではインターネット通信ができないため、WiFi環境以外でスマホを使用できなくなります。

キャリアによって通信周波数は様々です。それぞれのキャリアが使用する周波数を確認し、スマホを問題なく使えるようにしましょう。

この記事では、各キャリアの通信周波数を紹介します。周波数帯(バンド)別の特徴も併せて解説するので、スマホの周波数のことが知りたい人は参考にしてください。

周波数帯(バンド)とは

周波数帯(バンド)とは、電波の区分を表すものです。

国内には様々な電波が混同しており、電波の区分をしていないと電波が絡み合ってしまいます。

電波が絡み合うとインターネット通信に影響し、速度低下につながります。そのような事態を避けるため、国が特定の周波数帯を各キャリアに割り当てています。

以上のような性質があるので、キャリアごとに使用できる周波数帯はバラバラです。周波数帯に対応していないスマホではインターネット通信ができないため注意しましょう。

対応バンドの多少で変わる使いやすさ

対応バンドの多少によって、スマホの使いやすさは変わります。しかし、なぜ使いやすさが変わるのか、詳しくわからない方も多いでしょう。

ここでは、対応バンドの多少で変わる使いやすさに関して、各周波数帯の特徴や通信速度を解説します。

各周波数帯の特徴

周波数帯はそれぞれで特徴が異なります。それぞれの周波数帯の特徴を把握しておけば、より快適にスマホを使用可能です。

ここでは、4つの周波数帯の特徴を解説します。

2.1GHz

2.1GHzの特徴は、日本全国に基地局があることです。au・ドコモ・ソフトバンクも使用しており、今や各キャリアに欠かせない周波数帯となっています。

海外の端末に対応していることが多いので、日本製品以外の端末を使用したい場合にも利用可能です。

1.7GHz

1.7GHzは、東名阪で使用されている周波数帯です。ドコモが主に使用しています。

LTEの最高速度が出る周波数帯であり、都市部では2.1GHzと併用されることもあります。

1.5GHz

1.5GHzは、日本が独自で整備した周波数帯です。電波のつながりが悪くなりやすい地方において、通信の高速化を図るために整備されました。

日本独自の周波数帯であることから、海外製品のスマホは対応していないことがほとんどです。

800MHz

800MHzは、別名「プラチナバンド」と呼ばれるものです。基本的に通信速度は遅く、利用していると不満を感じることもあるでしょう。

しかし、800MHzのような低周波数の周波数帯は、ビルなどの電波が不安定な部分で重宝されます。低周波数帯は電波を届けやすく、広範囲をカバーすることができるためです。

通信速度

電波は波のような性質があり、波の形を変えて通信情報を送信したり、受信したりしています。

2.5Ghzや3.5GHzといったGHzの前にある数字は、1秒間に発生する波の数を表すものです。

通信自体は、周波数の数字が大きければ大きいほど通信速度が速くなります。波の数が多い分たくさんのデータを運べるためです。

しかし、1つの周波数を多くの人が使用すると、運ぶデータ容量も大きくなります。結果として通信速度が遅くなることにつながるため、多くの周波数に対応しているスマホを選ぶことが重要です。

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各キャリアの通信周波数をチェック

通信周波数はキャリアによって異なります。SIMフリーのスマホを購入して通信会社を選ぶ際は、通信周波数を確認することが必須です。

ここでは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの通信周波数を紹介します。

ドコモの使用周波数

ドコモの特徴は、山間部などのつながりにくいエリアであっても比較的電波が安定していることです。

高速通信を行うBand1、プラチナバンドであるBand19に対応していれば、問題なく使用できるでしょう。

Band周波数docomo
Band12.0-2.1GHzW-CDMA・LTE
Band31.7-1.8GHzLTE
Band19800MHzW-CDMA・LTE
Band211.5GHzLTE
Band28700MHzLTE
Band423.5GHzTD-LTE

ドコモオンラインショップで機種変更

auの使用周波数

プラチナバンドに力を入れているauでは、Band18もしくはBand26に対応していることが重要です。

Band周波数auUQWiMAX
Band12.0-2.1GHzCDMA2000・LTE
Band31.7-1.8GHzLTE
Band111.5GHzLTE
Band18800MHzCDMA2000・LTE
Band26800MHzCDMA2000・LTE
Band28700MHzLTE
Band412.5GHzTD-LTE
Band423.5GHzTD-LTE

auオンラインショップで機種変更

ソフトバンクの使用周波数

ソフトバンクでは、高速通信を行うBand1もしくはBand3、プラチナバンドのBand8に対応しているかどうかを確認しましょう。

Band周波数SoftBankY!mobileWCP
Band12.0-2.1GHzW-CDMA・LTEW-CDMA・LTE
Band31.7-1.8GHzLTELTE
Band8900MHzW-CDMA・LTEW-CDMA・LTE
Band111.5GHzW-CDMA
Band28700MHzLTELTE
Band412.5GHzTD-LTE
Band423.5GHzTD-LTETD-LTE

ソフトバンクで機種変更する

楽天モバイルの使用周波数

楽天モバイルはMNOに移行してからの歴史が浅いため、エリアが狭い状態です。今後のエリア拡大に期待しましょう。

Band周波数楽天モバイル
Band31.7-1.8GHzTD-LTE
Band18800MHzTD-LTE

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対応周波数帯の選び方

実際にSIMフリーのスマホを購入する場合、どの周波数帯に対応しているかを確認することが重要です。

ここでは、対応周波数帯の選び方を解説します。

どの周波数帯が重要か?

どのようなSIMフリーの端末であっても、2.1GHz帯(Band1)に対応していることは必須の条件と言えるでしょう。

3大キャリアは全て2.1GHz帯を採用しており、主戦場としているためです。

2.1GHz帯は高速通信が可能であり、利用できるエリアも多くなっています。海外のキャリアもこの2.1GHz帯を採用していることが多いため、スマホの購入前に確認しておきましょう。

可能であれば、プラチナバンドである800MHz帯(Band19)に対応しているかどうかも考慮に入れておきましょう。800MHz帯は速度こそ遅いものの、幅広いエリアをカバーしています。

800MHz帯に対応していないスマホの場合、山間部など電波がつながりにくいエリアではスマホが使いものにならないことも珍しくありません。最低限の電波を確保するためにも、なるべく800MHz帯に対応したものを選びましょう。

特に地方では周波数帯に注意を

地方でSIMフリー端末を使う場合は、特に周波数帯に注意しなければなりません。格安SIMを販売しているMVNOは、ドコモの回線を借りていることが多いためです。

ドコモの端末を使用する場合は、特に周波数帯を気にする必要がありません。

しかし、海外メーカーの端末を自分で用意する場合は、1.7GHzや800MHzに対応しているかどうか確認してから購入しましょう。

とくに東名阪エリアでスマホを利用することが多い場合は、1.7GHz帯(Band3)に対応しているとベターと言えます。最高速度が速い周波数帯であるため、快適なネット通信が可能です。

SIMフリー端末の対応周波数を調べる方法

SIMフリー端末の対応周波数は、簡単に調べることができます。端末の説明が書かれている部分で、対応周波数帯を確認しましょう。

例)Huawei P30 liteが対応しているバンド

  • Band1
  • Band3
  • Band5
  • Band7
  • Band8
  • Band18
  • Band19
  • Band26
  • Band28
  • Band41

Huawei P30 liteはauやソフトバンクのプラチナバンドにも対応しています。これまでの情報からまとめると、Huawei P30 liteはBand1(2.1GHz帯)におけるLTE通信、および通話が可能です。

購入するSIMフリー端末を決めた後は、販売しているメーカーのページで詳細を確認しましょう。ショッピングサイト等でも対応周波数帯の情報は書かれていますが、メーカーのページで確認するほうが確実です。

▼SIMチェンジではおすすめのSIMフリースマホをご紹介しています

まとめ

各キャリアの通信周波数の紹介と、周波数帯別の特徴などを解説しました。

周波数帯によって、通信速度やつながりやすさが変化します。つながりやすさを重視するのか、速度を重視するのか、選び方に応じた選択が重要です。

特に地方でスマホを利用するときは、周波数帯に注意しなければなりません。

キャリアによって通信周波数は異なるため、あらかじめ把握しておきましょう。また、SIMフリー端末の対応周波数も把握して、スマホが問題なく利用できるようにしてください。

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