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SIMロック解除義務化とは?|SIMフリーのメリット・デメリット・今後の市場予測を解説

更新日:2020.03.05

SIMフリーが義務化されてたくさんのメリットが発生しました。これからはSIMロックを解除して格安SIMで利用し毎月2,000円程度の通信費で暮らすのが当たり前になります。契約更新月まで待つのは実は大損をしてしまうので今すぐ毎月2,000円で使える格安SIMに乗り換えましょう。

SIMフリーの義務化が施行されて1年以上が経過しました。この一年でスマホ市場はどのように大きく変わってきたのでしょうか?

SIMフリーになったことでスマホメーカーは独自の販売を増やしキャリアに依存した販売から脱却が進んでいます。今後SIMフリーによってスマホ、格安SIMは大きく伸びていくことでしょう。


SIMフリー義務化のおさらい

SIMフリー義務化とは何かをもう一度よく把握しましょう。

SIMフリー義務化とは

SIMフリー義務化は2015年5月から日本で販売されるスマホやタブレットにあるSIMロックを中止しなさいという総務省からの命令です。

以前はドコモやau、ソフトバンクから販売されるスマホやタブレットには販売した通信会社であるドコモやau、ソフトバンクのSIMカードしか使えないようになっていたわけです。

ドコモで購入したスマホやタブレットはドコモのSIMカードしか使えません。auの場合もソフトバンクの場合も同じです。

そのため通信会社を変更すると必ずスマホやタブレットも買い換えなければならない状態になっていました。

これはドコモやau、ソフトバンクが契約した個人に対してずっと自社のサービスを使い続けてもらうように考えて作った機能でした。その機能をSIMロックと言います。

SIMロックがある場合、個人の契約者はそのスマホやタブレットを利用するには購入した通信会社と契約を継続しなくてはならなくなり、総務省の消費者を守るという点から考えると問題も多くあったためSIMロックを解除できる新たな制度を作ったのがSIMフリーの義務化という制度です。

SIMフリー義務化で便利になったこととは?

SIMフリーが義務化になったことで個人ユーザーにとって大きなメリットが発生しています。それは一体どのようなことでしょうか?

販売されるスマホやタブレットが他の通信会社で使えるようになった

SIMフリーが義務化されるとドコモで購入したスマホやタブレットであってもauやソフトバンクのSIMカードで利用することができます。

auでスマホやタブレットを購入してもソフトバンクでスマホ、タブレットを購入してもドコモ、au、ソフトバンクの全ての通信会社のSIMカードが使えるようになります。

また、格安SIMでの利用もできるようになりました。格安SIMは2009年頃から登場していたのですが格安SIMを使うにはドコモのスマホを持っている必要がありソフトバンクで発売された人気のiPhoneでは使えないことも要因になっていて格安SIMの人気が出てはいませんでした。

しかし、現在ではSIMロック解除が義務化になり全てのスマホやタブレットがSIMフリーになるのでauやソフトバンクのスマホでもタブレットでも格安SIMで利用ができるようになり、格安SIMが流行るようになりました。

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格安SIMでもスマホやタブレットの全機能が使える

SIMフリーになったスマホやタブレットでもインターネットが使えれば全機能を利用することができます

そのため格安SIMは今までネット回線のサービスしかしていなかったのですが音声回線のサービスも始め、ドコモやau、ソフトバンクのサービスと同じサービスが行えるようになりました。

MNPしてもスマホやタブレットを買い替える必要がなくなった

SIMフリーが義務化された後に発売されたスマホやタブレットは全てSIMロックが原則無料で解除できます

そのためドコモ、au、ソフトバンクどのSIMカードを使っても動作しますし、格安SIMでの利用もできます。そのため例えばソフトバンクからドコモに乗り換えたとしてもスマホを買い替える必要がありません。

SIMフリーが義務化されるまでは通信会社を乗り換えるとなるとスマホも買い換えなければならず、機種代金が数万円必要になっていましたから個人にとっては大きな出費となっていました。

SIMフリーが義務化された今は通信会社を乗り換えたとしても月額料金だけが変わり、スマホはそのまま利用できるのでお金を大事にすることも、スマホを大事にすることもできます。

SIMフリー義務化でデメリットとなったこととは?

SIMフリーが義務化されてからは逆にデメリットになったこともあります。

0円で買えるスマホやタブレットが減った

SIMフリー義務化が直接的に働きかけたわけではありませんが、実際としては実質0円や一括0円で購入できるスマホやタブレットが減ってしまいました。

今までドコモ、au、ソフトバンクのキャリアは割引や購入サポート、ポイントなどを還元してSIMロックのある機種を個人に購入させることでSIMカードも契約するのが当たり前になっていました。

このSIMロック機種の販売方法では契約したキャリアでスマホを使い続けないと使うことができないようになっていたわけですが、今はそのスマホが他社で使えるので、割引、ポイント、購入サポートなどあらゆる還元施策が数年後には無駄になってしまうこと、さらには他社の肥やしになってしまうことから一括0円などのお買い得キャンペーンを減らしていました。

それでも携帯ショップなどは契約数を稼がないとキャリアからインセンティブを貰えずお店が潰れてしまうので、無駄になるとわかっていても単独で割引や還元キャンペーンを実施していました。

ところが2016年2月には0円でスマホやタブレットを販売することを総務省がやめるように命令を出したため結果的にスマホやタブレットの値段が上がってしまいました

人気のスマホがさらに高額に

SIMフリーが義務化になり、さらに格安SIMが主流となってきていることでiPhoneやXperiaなどのスマホが人気になりました。

今まではiPhoneの中古やXperiaの中古などは古くなればなるほど非常に安くなっていましたが、SIMロックが解除できるタイプのスマホは発売から1年経っても値段が落ちず人気を保ったままになっています。

中古で安くスマホを手に入れたいと思っても新品を買う場合と値段の違いがなくなりつつあり、安くスマホを手に入れることが難しくなっています。

どのスマホがどの通信会社に対応するのか見分けられなくなった

ドコモやau、ソフトバンクから販売されたスマホだけでなくSIMフリースマホも多くなっています。SIMロックを解除したりSIMフリーのスマホを手に入れたりした場合、どの通信会社なら通信が正しく行えるのか見極めることが難しくなっています。

キャリアの場合はSIMロック解除については義務化されたので必ず対応していますが、SIMロックを解除したスマホは一体どの回線で使うことかでできるのかまではサポートしてくれることはありません。

使いたい通信会社の電波を調べ、スマホの対応電波を調べて合致しているとわかれば乗り換えても良いのですが、専門的な知識のない人には難しいので正しく理解できる人は少ないでしょう。

大まかですが、現在発売されているスマホの中でソフトバンクのスマホはSIMロック解除をするとドコモの回線であれば基本的には電波の送受信ができます。

つまり電話、インターネットが利用できるということです。auのスマホの場合は注意が必要になります。auはドコモやソフトバンクとは全く違った通信回線を利用していたので、電波が全く違うためドコモ、ソフトバンクで利用できないことが多くあります

SIMロック解除の対象になっているスマホはドコモやソフトバンクの電波を受信することができますが、全てが利用できるとは限らず圏外になってしまうこともあります。

しかし、iPhoneの場合は特別で特にiPhone5s以降のモデルではドコモでもauでもソフトバンクでも格安SIMでもどの電波でも利用できるように作られています。オールマイティに使えることでiPhoneは人気が高く利用者が多いのです。

SIMフリー義務化で今後どんなことが変わる?

今後SIMフリー義務化が続く中でどのような変化が起きるのでしょうか?予想してみました。

格安SIMがどんどん伸びる

今でも利用者が増えつつある格安SIMですが、さらに格安SIMの需要が増えることになるでしょう。

格安SIMはドコモやau、ソフトバンクの通信費の3割程度で利用が出来ます。購入したスマホは格安SIMで利用することが当たり前になり、今以上に多くの人が格安SIMを利用するようになるでしょう。

また、格安SIMの会社も増え価格競争が激化したりサービス力も競争されるようになるのでもっとサービスやプランの充実した格安SIMも増えることと思います

スマホやタブレットのグローバル仕様モデルが増えている

購入したスマホやタブレットがどの通信回線でも使えるSIMフリータイプの機種が増えることになると思われます。

一つの通信回線に偏ったスマホやタブレットでは応用が利かなくなるので人気も出なくなることがメーカーでは予想されるので今後は国内の電波はもちろん海外の電波にも対応できるグローバルモデルが増えることになると思われます。

キャリアに頼った販売よりもメーカー独自の販売が増える

今まではドコモ、au、ソフトバンクのキャリアがスマホの販売の窓口となっていました。それはキャリアの電波に依存しなければメーカーはスマホや携帯電話を販売しても売り上げが上がらず、特徴を明確に示すことができなかったからです。

しかし、SIMフリーが当たり前になって格安SIMの会社が多くなってきたためスマホメーカーは特にキャリアに頼ることなくネットや通販でもスマホが売れるようになりました。

また、格安SIMメーカーがオリジナルのSIMフリースマホを販売するようになってきているのでさらにキャリアに依存する必要がなくなっています。そのためメーカーが独自に販売するようになってそれが当たり前となるてしょう。

SIMフリーが義務化されたことで大きく変わったこととは?まとめ

SIMフリーが義務化になったことで個人消費者である私たちに今までと違ったメリットとデメリットが発生することとなりました。

しかし、これは長い目で見ると大きなメリットとなります。一つのスマホを長く愛用することができ、さらには通信料金が驚くほど安くなるのです。

せっかくSIMフリーのスマホやSIMロックが解除できるスマホやタブレットを持っているのなら格安SIMで使わないと大損をしてしまうでしょう。

乗り換え更新月を待っても実は料金的には損をするだけなので今すぐ格安SIMに乗り換えましょう。

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