緊急通報ナビは携帯番号を持ってなくても使える

更新日:2020.01.31

データ通信SIMでは電話はできません。ですが、IP電話と緊急通報ナビアプリを利用することで緊急通報ができるようになります。いつ起こるか分からない事件のために備えましょう。

この記事の目次

格安SIMでは電話番号がないデータ通信専用プランを契約することができますが、そのままでは緊急通報もできず、困ってしまいます。人生のうちで経験することがあるかもしれない緊急通報110番や119番の連絡はできれば使う機会がない方がいいのですが、それでも備えは必要です。

緊急通報ナビというアプリを使えば、格安SIMでも緊急通報が可能です。IP電話からの緊急通報を可能にする「緊急通報ナビ」の使い方を解説します。

格安SIMと緊急通報の関係

格安SIMでも緊急通報はできるの？という質問は多くありますが、プランによってはできない場合もあります。

格安SIMの契約プランによっては電話ができないプランもあります。それはデータ通信専用のSIMを使っている場合です。データ通信SIMは電話番号は割り振られているものの、電話機能は使えません。

そこでIP電話を利用して通話をできるようにすることが多いのですが、そのままでは110番や119番への電話はできなくなっています。

スマホを持つ上で音声機能つきプランを選んで携帯電話番号は使えるようにしておくのが一番よいでしょう。携帯電話番号を持っておくことで110番、119番への連絡がスムーズにできます。

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IP電話はそのままでは110番119番への通報はできないのですが、緊急通報ナビアプリを併用することで最寄りの警察署へ電話をすることが可能になります。

IP電話にはさまざまな種類があります。月額無料のもの、有料のものが存在しますが、無料のものでも良いので契約してインストールしましょう。無料のものではSMARTALKがおすすめです。

緊急通報ナビのインストールをします。iOS、Androidでアプリの利用ができます。

緊急通報ナビを起動するとGoogleマップを利用した近くの警察署から日本全国の警察署の住所と電話番号がわかります。また警察署までのルートの検索や距離も調べることができます。

利用中のVoIPアプリを起動し、選択した警察署の緊急電話番号を自動的に読み込んでくれます。

kinkyu

消防署への連絡がしたい場合、緊急通報ナビには消防署は掲載されていませんのでGoogleMAPを利用すると良いでしょう。

現在地を指定し消防署とだけ入力するとその市町村にある消防署が表示されます。

警察署への通報は事件、盗難、紛失、事故などになります。事件に遭遇した場合や事故を見かけた場合、盗難被害や何かをなくした場合に連絡をしたり警察署へ届け出ましょう。

消防署への通報は火事、人命救助に関わる内容を連絡します。火事を見かけた場合、倒れている人や怪我をしている人を見かけた場合に連絡しましょう。

IP電話では現在の法律では110番、119番へ電話することはできません。今後格安SIMが普及するのは誰の目にも明らかなので、こうした問題は今後改正してしかるべきことだと思いますが現状ではできません。

また、IP電話はインターネット回線の状況に左右されるので通話の品質が悪い場合もあり、内容がきちんと伝わらない場合もあります。

格安SIMで携帯電話番号を契約していない場合でも、緊急通報ナビをインストールして緊急電話を使えるようにしておくことが大切です。データ通信の格安SIMでも緊急時にしっかり備えましょう。