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SIMロック解除後はどの格安SIMでも使える?解除は必須か・使えなくなる機能まとめ

更新日:2024.01.25

SIMロック解除後はどの格安SIMでも使えるの?そもそもSIMロック解除は必須なのか、解除後に使えなくなる機能はないのかまとめました。ドコモ・au・ソフトバンク別のSIMロック解除方法や、対応バンドも解説しています。

現在販売されているキャリア版のスマホは、ほとんどがSIMロック解除手続きに対応しています。

今持っているスマホは、SIMロック解除してもそのまま使えるのでしょうか?今回の記事では、SIMロック解除したあとに格安SIMで使えるか調べる方法を解説します。

SIMロック解除をするとスマホが使えなくなるのか

SIMロック解除して使えるか調べる方法を紹介する前に、まずはSIMロック解除手続きをするメリットを紹介します。使う予定のSIMカードによってはSIMロック解除が必要ないケースもあるので、確認しておきましょう。

SIMロック解除とは

ドコモ・au・ソフトバンクのスマートフォンには、ほぼすべての機種に「SIMロック」がかけられています。ドコモにはドコモの、auにはauのSIMロックがかかっています。

SIMロックとは、簡単に言うと他の携帯キャリアで使えないようにする機能です。ドコモのSIMロックがかかったスマホは、ドコモとドコモ回線の格安SIMでしか使えません。

そのため、他社でスマホを利用するにはSIMロック解除が必要です。SIMロック解除とは、「他社回線のSIMカードでも使えるように、携帯キャリアが端末にかけている制限(ロック)を解除すること」を指します。

SIMロックを解除すると、他社のSIMカードを認識して使うことが可能です。例えばauスマホをSIMロック解除すれば、ドコモ回線を利用した格安SIMで使えるようになります。

SIMロック解除は必須なのか

乗り換え先の格安SIMによっては、SIMロック解除が必要ないケースもあります

例えば、ドコモからドコモ回線の格安SIMに乗り換える際は、SIMロック解除は必要ありません。格安SIMへ乗り換えるときは、「そもそもSIMロック解除が必要かどうか」を確認しましょう。

もちろん、SIMロックを解除しておけばどの携帯会社でも使えるので便利です。WEB上で5分〜10分程度で解除できるので、解除しておくと今後の乗り換えが楽になります。

SIMロック解除とSIMカードの入れ替えは違う

SIMロックを解除しただけでは、今まで利用していたキャリアの回線を使えなくなるわけではありません。

例えば、SIMロックを解除してもスマホにソフトバンクのSIMカードが入っていれば、SIMロック解除前とまったく同じ機能を使えます。

キャリアメールや、その他キャリア独自の機能を使えなくなるのは、SIMカードを入れ替えたときです。

SIMロックを解除してもSIMカードを入れ替えなければ、これまでと同じ回線・機能を引き続き利用することができます

MNP後はSIMロック解除できない可能性

SIMロック解除は、キャリアの専用サイトにて無料で行えます。専用サイトへのアクセスはログインが必要になるため、原則として契約中のみ可能です。

MNP後にSIMロック解除したい場合は、キャリアショップで手続きする必要があり、手数料として3,000円発生します。

また、MNP後から何日以内などの期限が設けられていてSIMロック解除ができなくなる可能性もあるため、できるだけSIMロック解除はMNPの前に行うことをおすすめします。

SIMロック解除ができる端末

SIMロック解除は、すべての端末に対応しているわけではありません

キャリアによって条件は異なりますが、以下のような条件があります。

  • 2015年5月以降に発売された端末(一部対象外あり)
  • 端末を購入してから101日以上経っている
  • 契約者本人が購入した履歴がある
  • 端末代金の支払いをすべて終えている
  • SIMロック解除に対応した機種

キャンペーンや特典などを利用して購入した場合は、上記に当てはまっていても対象外となる可能性があります。

SIMロック解除したい端末が、対象機種であるかどうかあらかじめキャリア側に確認しておきましょう。

SIMロック解除してもそのまま使える?回線別に格安SIMを比較

乗り換え先の格安SIMにも、ドコモ、au、ソフトバンクそれぞれの回線網を利用したサービスがあります。回線別に紹介するので、それぞれのプランを公式サイトで確認してみましょう。

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ソフトバンク回線網の格安SIMプラン

ソフトバンク回線網では同等のエリアが使えるワイモバイルが有名ですが、LINEモバイルやmineo、nuromobile、b-moileといったサービスがプランの提供を開始しています。

SoftBank回線公式サイト
Y!mobile公式を確認
LINEモバイル
ソフトバンク回線
公式を確認
U-mobile S公式を確認
b-mobile S公式を確認
QTmobile
Sタイプ
公式を確認
nuromobile
ソフトバンク回線
公式を確認
スマモバ
(S)プラン
公式を確認
H.I.S.モバイル公式を確認
mineo
Sプラン
公式を確認

中でもおすすめなのが大手キャリアと変わらない速度を誇るワイモバイルです。

ワイモバイルの料金プラン

プラン シンプル2 S シンプル2 M シンプル2 L
データ容量 4GB 20GB 30GB
月額料金
(税込)
2,365円 4,015円 5,115円
おうち割光セット(A) -1,100円 -1,650円 -1,650円
PayPayカード割 -187円 -187円 -187円
割引適用後料金 1,078円 2,178円 3,278円
総データ利用量が
1GB/月以下の場合
- 1,078円 1,078円

こちらの記事では、ソフトバンク回線のおすすめ格安SIMの料金・速度を解説しています。

ドコモ回線網の格安SIMプラン

ドコモ回線網を利用した格安SIMプランは最も多く紹介しきれないほどあるので、知名度の高い10のサービスを紹介します。

docomo回線公式サイト
楽天モバイル公式を確認
OCN モバイル ONE公式を確認
LINEモバイル
docomo回線プラン
公式を確認
IIJmio
タイプD
公式を確認
BIGLOBEモバイル
タイプD
公式を確認
mineo
Dプラン
公式を確認
イオンモバイル
docomo回線プラン
公式を確認
エキサイトモバイル公式を確認
DTI SIM公式を確認

中でもおすすめなのが料金と速度のバランスの良い楽天モバイルです。

楽天モバイルの料金プラン

【Rakuten 最強プラン】
月額料金/データ容量~3GB未満1,078円
3GB~20GB未満2,178円
20GB3,278円

こちらの記事では、ドコモ回線のおすすめ格安SIMの料金・速度を解説しています。

au回線網の格安SIMプラン

au回線網の格安SIMではUQモバイルやmineoが有名ですが、最近ではIIJmio、BIGLOBEモバイル、イオンモバイルなどもau回線プランの提供を開始しています。

au回線公式サイト
UQモバイル公式を確認
mineo
Aプラン
公式を確認
IIJmio
タイプA
公式を確認
BIGLOBEモバイル
タイプA
公式を確認
イオンモバイル
タイプ1 au回線
公式を確認
QTmobile
Aタイプ
公式を確認
Fiimo
Aプラン
公式を確認
J:COM MOBILE
au回線プラン
公式を確認
楽天モバイル
au回線
公式を確認

中でもおすすめなのが料金の安いUQモバイルです。

UQモバイルの料金プラン

プラン名容量料金(税込)
トクトクプラン1GB990円(※)
15GB2,178円(※)
コミコミプラン20GB+10分以内の通話3,278円
ミニミニプラン4GB1,078円(※)
※自宅セット割、auPAYカード支払いの条件あり

乗り換えにおすすめなau回線の格安SIMを比較した記事をご覧ください。

SIMロック解除して使えるか調べる方法

  • 乗り換え先の対応バンドを確認する
  • SIMロック解除端末の対応バンドを確認する
  • 動作確認端末か確認する

まずは、乗り換え先の対応バンドを調べます

次に、SIMロック解除後のスマホ対応バンドが、乗り換え先のバンドと合っているかどうか調べましょう。対応バンドや、ドコモ・au・ソフトバンク回線の周波数帯については次の項目で詳しく解説しています。

最後に、乗り換え予定の通信サービス公式サイトで「動作確認済み端末」を見てみましょう。格安SIMでは、動作確認がとれた端末をホームページで公開しています。

乗り換え先の格安SIMで確実に使いたい場合は、必ず「動作確認済み端末」を確認してください。

乗り換え先の対応バンドを確認する

スマートフォンで使うネットワークの周波数帯は、「Band(バンド)」とも呼ばれます。例えばBand 1、Band 3など、わかりやすいように番号が振られています。SIMロック解除したあとにそのまま使えるかどうか、バンドをチェックしておくことが必要です。

各格安SIM対応している周波数帯・バンドは、キャリア回線に準じます。例えばドコモ回線網を利用した格安SIMであれば対応バンドはドコモと同じで、au回線網を利用した格安SIMであれば対応バンドはauと同じです。

ドコモの使用バンド

ドコモが使っているバンドは以下になります。ドコモ回線網を活用した格安SIMで使う際に、参考にしてみてください。

LTEはBand 1、3、19、21、28、42に対応し、3G(W-CDMA・HSPA/FOMAハイスピード)はBand 1、6/19に対応しています。3G回線の800MHz帯はFOMAプラスエリアと呼ばれ、山間部のような場所に活用されています。

ドコモ使用Band

docomo LTE700MHz帯
Band28
800MHz帯
Band18/26
800MHz帯
Band19
900MHz帯
Band8
1.5GHz帯
Band11
1.5GHz帯
Band21
1.7GHz帯
Band3
2.0GHz帯
Band1
3.5GHz帯
Band42
LTE

docomo 3G
(WCDMA)
800MHz
Band class0
800MHz
Band VI(6)/XIX(19)
900MHz
Band VIII
1.5GHz
Band XI
1.7GHz
Band IX
2.0GHz
Band class6
2.0GHz
Band I(1)
3G

auの使用バンド

auが使っているバンドは以下になります。au回線網を活用した格安SIMで使う際に、参考にしてみてください。

LTE回線で利用しているのはBand 1、11、18/26、28、42、3G回線で利用しているのは800MHz帯のBand Class 0(BC0)と、2.0GHz帯のBand Class 6(BC6)です。

auは3G回線に「CDMA2000」という通信方式を採用しており、ドコモやソフトバンクが3Gで利用するW-CDMAとは異なるので注意が必要です。

au使用Band

au LTE700MHz帯
Band28
800MHz帯
Band18/26
800MHz帯
Band19
900MHz帯
Band8
1.5GHz帯
Band11
1.5GHz帯
Band21
1.7GHz帯
Band3
2.0GHz帯
Band1
3.5GHz帯
Band42
LTE

au 3G
(CDMA2000)
800MHz帯
Band class0
800MHz帯
Band VI/XIX
900MHz帯
Band VIII
1.5GHz帯
Band XI
1.7GHz帯
Band IX
2.0GHz帯
Band class6
2.0GHz帯
Band1
3G

ソフトバンクの使用バンド

ソフトバンクが使っているバンドは以下になります。ソフトバンク回線網を利用した格安SIMを利用する際に、参考にしてみてください。

LTEはBand 1、3、8、11、28、42に対応し、3G(W-CDMA・HSPA)はBand 1、6に対応しています。

ソフトバンクの3G回線は以前1.5GHz帯(10MHz幅)や1.7GHz帯(15MHz幅)でも提供されていたのですが、順次LTEへの移行が進められ、現在は800MHz帯(Band 6)と2.0GHz帯(Band 1)のみになっています。

ソフトバンク使用Band

ソフトバンク LTE700MHz帯
Band28
800MHz帯
Band18/26
800MHz帯
Band19
900MHz帯
Band8
1.5GHz帯
Band11
1.5GHz帯
Band21
1.7GHz帯
Band3
2.0GHz帯
Band1
3.5GHz帯
Band42
LTE

SoftBank 3G800MHz
Band class0
800MHz
Band VI/XIX
900MHz
Band VIII(6)
1.5GHz
Band XI
1.7GHz
Band IX
2.0GHz
Band class6
2.0GHz
Band I(1)
3G

スマホの対応バンドを確認する

携帯キャリアの電波を知ってもそれだけではいけません。今度は、SIMロック解除予定スマホの対応バンドを確認しましょう。

大手キャリアは、公式サイトでSIMロック解除可能な機種と対応する周波数帯一覧を掲載しています。

通信方式が異なるau版のスマホであってもSIMロック解除をしたあとはW-CDMAに対応している機種が多いので、ドコモ/ソフトバンク回線網を利用した格安SIMで使える可能性があります。しかし、対応しているバンドが少ないと一部エリアでは電波が入りにくい場合もあるので注意しましょう。

iPhoneシリーズに関しては対応バンドが広いので、SIMロック解除さえすればあまり気にせずに利用できそうです。

動作確認端末か確認する

SIMロック解除のスマホが使いたいSIMカードの通信方式や周波数帯に対応していても、何らかの理由で使えない可能性はもちろんあります。

確実に使えるか調べたい方は、各社が公表している「動作確認済み端末一覧」などをチェックしておきましょう。

これらの情報も通信サービスを提供する会社が独自に確認をとっているだけなので動作が保証されるわけではありませんが、事業者が動作確認をとっている機種であれば安心です。

SIMロック解除のメリット・デメリット

SIMロックを解除すると、どんなメリットがあるのでしょうか?逆に、SIMロックを解除することでできなくなること、不便になることはないのでしょうか?

ここでは、SIMロックを解除するメリット・デメリットをまとめました。

メリット1.どの携帯会社でも使えるようになる

SIMロック解除最大のメリットは、どの携帯会社でも使えるようになることです。購入したキャリアだけでなく、どのキャリア・格安SIMでも使えるようになります。

そのため、新しくスマホを購入する必要がなくなり、乗り換え時の初期費用もかなり浮くはずです。スマホは安くても2万円以上するので、この金額がまるっと浮くのはかなり大きいでしょう。

さらに、スマホを買い替えないのでデータ移行やアプリ引き継ぎの手間も省けます。機種変更時のデータ移行は地味に時間がかかるので、これがないのもありがたいです。

乗り換え先に気に入った端末がない方や、お気に入りのスマホを長く使いたい方には、SIMロック解除はメリットばかりですね。

メリット2.売却時の価格が上がる

SIMロックがかかっている端末に比べ、SIMロック解除済み端末は高く売りやすいです。SIMロック解除済み端末、つまりSIMフリースマホはどこの携帯会社でも使えます。

そのため、SIMロックがかかっている端末よりも汎用性が高く人気なのです。買取業者に売る場合も、フリマアプリなどを使って自分で売る場合も価格が高くなる傾向にあります。

次に機種変更する時に端末を売ろうと考えている方は、SIMロックを解除した方が高く売れるでしょう。

メリット3.家族や友人に使ってもらえる

SIMロックを解除すると、どの携帯会社でも使えるようになります。そのため、使わなくなったスマホを家族や友人にあげて使ってもらうこともできます。

「スマホを売るのは面倒だけど、使い道もない」という方は、欲しがっている人に使ってもらえるのです。SIMロックを解除していれば、家族・友人がどこと契約していても使えます。

メリット4.海外でも使えるようになる

SIMロックを解除すると、国内だけでなく海外のSIMカードも使えるようになります。逆に、SIMロックがかかっていると海外旅行や海外出張時、スマホが使えません。

とはいえ、わざわざ海外向けに新しいスマホを用意するのも大変ですよね。その点SIMロックを解除すれば、レンタルの海外用SIMカードを用意するだけです。

SIMロック解除には、想像以上に多くのメリットがあるとわかりました。こちらの記事では、より詳しくSIMロック解除とは何か、ドコモ・au・ソフトバンク別の解除方法を解説しています。

デメリット1.携帯キャリアメールが使えなくなる場合がある

SIMロックを解除しても基本的にデメリットはありませんが、スマホの利用方法によってはSIMロック解除がデメリットになってしまう場合があります。

大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、SIMロック解除後から携帯キャリアメールが利用できなくなります。そのため、携帯キャリアメールをメインに使っている方は注意が必要です。

引き続きメールを利用したい方は、独自のキャリアメールを提供している格安SIMを選ぶか、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスを取得しておきましょう。

デメリット2.Androidスマホはテザリングが使えない

ドコモのAndroidスマホはのテザリングは、spモードを契約したSIMカード以外では使えないように制限がかけられています。それによって、SIMロック解除をするとテザリングできなくなる可能性があります。

ドコモを解約して、他の大手キャリアや格安SIMに乗り換えた場合にテザリングが使えなくなるため注意しましょう。

iPhoneの場合は、iOS 8以降テザリングを利用できるようになりました。

SIMロックを解除する前にバックアップを取ろう

SIMロックを解除したとき、スマホ内に保存されていたデータが消失・変化してしまう可能性があります。

実際にデータが消えてしまうということはほぼないようですが、念のためにバックアップを取っておいた方が安心です。

SIMロックを解除する前に、iPhoneのバックアップ方法・保存先の変更方法や、AndroidからiPhoneに乗り換えるときのデータ移行方法を参考にしてバックアップを取っておきましょう。


SIMロック解除にはメリットしかない

  • SIMロック解除手続きに対応した機種か調べる
  • 対応バンドが合っているか調べる
  • 動作確認がとれているか調べる

SIMロック解除をしてもそのまま使えるかどうか、周波数帯やバンド、乗り換え先の格安SIM回線について解説しました。

キャリア版端末も SIMロック解除手続きを行えば他社回線でも使えるようになりますが、実際に利用可能かどうかは対応バンドや動作確認一覧を必ず確認するようにしましょう。

SIMチェンジでは、AndroidのSIMロック解除条件と方法について解説している記事もあります。また、おすすめの格安SIMの紹介もしているので、乗り換えを検討している方は併せてご一読ください。

まだ乗り換える格安SIMが決まっていない方は、下記の「格安SIM診断」がおすすめ。条件に合わせてチェックを入れるだけで、自分に合ったSIMカードを探してくれます。

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