iPhoneが近くになくてもアップルウォッチ単独でモバイル回線を使用したいなら、ahamoの「ワンナンバーサービス」を活用しましょう。

ワンナンバーサービスに加入すれば1つの電話番号を共有できるため、アップルウォッチだけで音声通話や音楽のストリーミング再生が可能です。

今回は、ahamoでアップルウォッチを使う方法や、サービス申し込み方法、設定手順を解説します。

おすすめアップルウォッチの特徴やお得なキャンペーンも紹介するので、これからアップルウォッチを購入する人も、ぜひ本記事を参考にしてください。

ahamoでアップルウォッチは使える？

「GPS＋セルラーモデル」のアップルウォッチは、ワンナンバーサービスに加入すればahamoでも使用できます。

「GPS+セルラーモデル」とは、アップルウォッチにeSIMが搭載されているモデルのこと。iPhoneが近くになくても、アップルウォッチ単体で音声通話やモバイルデータ通信が可能です。

これからアップルウォッチを購入し、ahamoで使いたいと考えているなら「GPS＋セルラーモデル」を購入しましょう。

ahamoはアップルウォッチのワンナンバーに対応

出典:ahamo

ahamoでは、ドコモが提供している「ワンナンバーサービス」の利用が可能です。ここでは、ワンナンバーサービスの基本情報を紹介します。

1．ワンナンバーサービスとは？

ワンナンバーサービスとは、1つの電話番号をスマホ端末とアクセサリー端末で共有できるサービスのこと。

ワンナンバーサービスを利用すれば、iPhone端末で契約している電話番号を、アップルウォッチでも使用可能です。

たとえば、iPhoneを自宅に置いたまま散歩に出かけても、身につけているアップルウォッチで音声通話やメッセージのやりとりができます。

アップルウォッチで通話しながら、iPhoneを操作することも可能です。ワンナンバーサービスに利用すれば、iPhoneやアップルウォッチをより有効活用できるでしょう。

2．ワンナンバーサービスの料金

ワンナンバーサービスに関する料金は、次の通りです。

1つの電話番号を、1つのアップルウォッチで共有する場合には「ワンナンバーサービス」のみの加入で問題ありません。ワンナンバー登録手数料は550円（税込）/回、月額利用料金は550円（税込）です。

1つの電話番号を、複数台のアクセサリー端末で共有したい場合、ワンナンバーサービスだけでなく「マルチデバイスオプション」にも加入する必要があります。

マルチデバイスオプション自体に登録手数料は発生しませんが、ワンナンバーサービスへ加入していないと利用できません。マルチデバイスオプションを利用する場合には、合計で1,100円（税込）の月額料金がかかります。

マルチデバイスオプションに加入すれば、最大5台までのアクセサリー端末と電話番号の共有が可能です。

3．ワンナンバーサービスを利用できるのはGPS＋セルラーモデルのみ

アップルウォッチにはGPSモデルとGPS＋セルラーモデルの2種類ありますが、ワンナンバーサービスを利用できるのは「GPS＋セルラーモデル」のみです。

GPSモデルのアップルウォッチでは、ワンナンバーサービスに加入しても単体での音声通話やモバイルデータ通信はできません。

これからアップルウォッチを購入するなら、GPSモデルより8,000円〜15,000円ほど高額ですが「GPS＋セルラーモデル」を購入しましょう。

ahamoのワンナンバーサービスに対応しているアップルウォッチ機種

出典:アップルストア

ahamoのワンナンバーサービスを利用できるのは、以下9機種の「GPS＋セルラーモデル」です。

アップルウォッチ以外では、ワンナンバーサービス対応車両（BMW車両）でも利用が可能です。

以前は「ワンナンバーフォン ON 01」というドコモ独自の端末もワンナンバーサービスの利用ができましたが、現在は生産終了となっています。

ここでは、現行のアップルウォッチモデル「Ultra」「Series 8」「SE（第2世代）」を紹介します。

1．Apple Watch Ultra

出典:アップルストア

Apple Watch Ultraは、アップルウォッチの最上位モデルです。GPS＋セルラーモデルしかないので、どれを購入してもahamoでワンナンバーサービスを利用できます。

水深40メートルまでのレクリエーションダイビング対応の耐水性を兼ね備えており、水温センサー搭載の水深計も搭載しています。

心電図アプリや血中酸素ウェルネスアプリ、皮膚温センサー、過去の排卵を推定できる周期記録などのヘルス機能が充実しており、健康管理も可能です。

緊急事態にも対応でき、もしもの時には最大180メートル先まで聞こえる音量のサイレンで周囲に助けを求められます。

一度の充電で最大36時間利用できるのも、Apple Watch Ultraの魅力。ディスプレイも最大2,000ニトの輝度と明るく、日差しの強い場所でも見やすいでしょう。

2．Apple Watch Series 8

出典:アップルストア

Apple Watch Series 8は、ケースとバンドの種類が豊富で組み合わせを楽しめるアップルウォッチです。

GPS＋セルラーモデルだけでなくGPSモデルも存在するので、ahamoで利用したいなら「GPS＋セルラーモデル」を選びましょう。

シックでおしゃれなスタイルを楽しみたい人には、高級ブランド「Hermès」のコレクションがおすすめです。バンドの種類や色も豊富なので、吟味すれば満足できる1台を購入できるでしょう。

Apple Watch Ultraには劣りますが、基本性能も充実しています。50メートルの耐水性能やIP6X認証の防塵性能、血中酸素ウェルネスアプリや心電図アプリをはじめとするヘルス機能も利用可能です。

画面は常時表示Retinaディスプレイで、輝度は最大1,000ニトと十分な明るさといえます。

高性能なアップルウォッチを、自分好みのデザインにカスタマイズしたい人におすすめの機種です。

3．Apple Watch SE

出典:アップルストア

Apple Watch SEは、機能がシンプルである代わりに比較的安く購入できるアップルウォッチ。

GPS+セルラーモデルとGPSモデルがありますが、GPS+セルラーモデルでも45,800円（税込）から購入可能です。

Apple Watch Series 8よりも機能は絞られますが、泳げる耐水性能や心肺機能レベルの通知、衝突事故・転倒検出機能など、基本的な性能は備わっています。

Apple Watch Series 8と同様に複数のバンドタイプから選べるので、自分にとってお気に入りの1台を安く入手したい人におすすめです。

ahamoのワンナンバーサービスでできること

出典:ドコモ

ahamoのワンナンバーサービスに加入すると、アップルウォッチ単体でできることが増えるため、次のような利用が可能です。

1．音声通話の発信・受信ができる

ahamoのワンナンバーサービスに加入していれば、iPhoneが近くになくてもアップルウォッチで音声通話の発信・受信が可能です。

iPhoneを自宅に置いたまま散歩やジョギングに出かけたとしても、アップルウォッチでかかってきた電話に応答できます。

また、iPhoneをカバンから取り出さずに、アップルウォッチのみで発信も可能です。iPhoneの充電が切れていてもアップルウォッチで発信・着信ができるので、必要な連絡を逃す心配がありません。

ahamoでは、5分以内の国内通話が無料です。たとえば帰宅時に家族へ短時間の通話をする習慣がある人は、ahamoの無料通話と相性よく活用できるでしょう。

2．ショートメッセージ（SMS）が送受信できる

ショートメッセージ（SMS）とは、電話番号を使ってメッセージのやりとりができる機能のこと。

ワンナンバーサービスは電話番号をiPhoneとアップルウォッチで共有できるため、アップルウォッチでもショートメッセージ（SMS）の送受信が可能です。

なお、アップルウォッチではiPhoneとの連携によりSMSを送受信しています。iPhoneがSMSを送受信できない環境下や、アップルウォッチ単体のモバイルデータ通信のみでは、SMSの送受信ができない点に気をつけましょう。

また、iPhoneとアップルウォッチではSMSの送信履歴の共有は可能ですが、履歴が共有できない組み合わせがある点にも注意が必要です。

SMSの受信については、iPhoneとアップルウォッチのどちらの端末を優先して受信するかを設定できます。iPhoneのワンナンバー設定アプリや、アップルウォッチの設定メニューを確認しましょう。

もし設定メニューがわからない場合には、次のサービスコードでも受信設定が可能です。

3．モバイルデータ通信で音楽のストリーミング再生ができる

ワンナンバーサービスに加入していれば、アップルウォッチ単体でモバイルデータ通信が可能です。Bluetoothのヘッドフォンやスピーカーに接続すれば、ポッドキャストや音楽、オーディオブックなどの再生ができます。

音楽は、Apple MusicだけでなくAmazon MusicやSpotifyなど、アップルウォッチ対応のサービスであればストリーミング再生が可能です。

データ通信量はかかりますが、iPhoneがなくてもアップルウォッチさえあれば、散歩やジョギング中にお気に入りの音楽を楽しめます。オーディオブックやポッドキャストで、知識を得たり読書したりすれば、時間を有効活用できるでしょう。

4．アップルウォッチで通話しながらiPhoneを操作できる

ワンナンバーサービスを利用すれば、アップルウォッチで通話しながらiPhone操作が可能です。

通話しながらiPhone側でスケジュール管理やアプリ操作、メモ書きができれば、仕事の効率アップやミスを防ぐ効果も見込めます。

通話終了後に手書きのメモからiPhoneにスケジュールやアプリ操作を行う必要がなくなれば、時短にもなるでしょう。

ahamoのワンナンバーサービスの申し込み方と設定方法

ahamoのワンナンバーサービスは、iPhone標準アプリの「Apple Watch App」から申し込みが可能です。

ここではペアリング設定と同時に「Apple Watch App」を使用して申し込む方法と、設定手順を紹介します。

次の手順を始める前には、iPhoneのiOSが最新バージョンで、Bluetoothが有効、Wi-Fiかモバイルデータ通信に接続されていることを確認してください。

手順は8つと多く感じますが、画面の案内に従って操作するだけなので、比較的簡単に設定できるでしょう。

1．iPhoneとアップルウォッチをペアリング

出典:アップルストア

ワンナンバーサービスに申し込む前に、iPhoneとアップルウォッチをペアリングしておく必要があります。

アップルウォッチを購入したら、次の手順でペアリングをしてください。

電源を入れたアップルウォッチにiPhoneを近づけると、iPhoneに「iPhoneを使用してこのApple Watchを設定」と表示されます。

「続ける」をタップし、iPhoneに表示されるアニメーションに従って、アップルウォッチの上にiPhoneをかざしましょう。

もしうまくペアリングできなかった場合には、iPhone下部にある「手動でペアリング」からも操作が可能です。

2．新しいデバイスとして設定する/バックアップから復元する

はじめてアップルウォッチをiPhoneとペアリングした場合には「新しいデバイスとして設定する」をタップしましょう。画面の案内に沿って操作するだけで、アップルウォッチのOSを最新バージョンにアップデート可能です。

もし別のアップルウォッチをiPhoneとペアリングしたことがある場合には「新しいApple Watchに設定を移行」が表示されます。「Appとデータ」と「設定」をタップして、新しいアップルウォッチがどのように設定されるか確認した後「続ける」をタップしましょう。

新しく設定したい場合には「設定をカスタマイズ」や「新しいApple Watchとして設定」から操作可能です。

最後に、アップルウォッチを左右どちらの手首に装着してから「続ける」をタップし、利用規約を読んで「同意する」をタップしましょう。

3．Apple IDでサインインしパスコードを作成後、設定をカスタマイズ

Apple IDのパスワードの入力画面が表示されたら、入力しましょう。GPS+セルラーモデルでは、携帯電話番号が必要な一部の機能はiCloudにサインインしないと使えません。

アップルウォッチでApple Payを利用したい場合には、パスコードを作成しておきましょう。

アップルウォッチのテキストも、見やすいサイズに設定可能です。生年月日を含む詳細情報を追加・更新すれば、フィットネスとヘルスケアのデータがより正しく記録されるようになります。

4．iPhoneで「Apple Watch App」を起動し「モバイル通信を設定」をタップ

アップルウォッチの設定が完了したら、モバイルデータ通信の設定をしましょう。

まず、iPhoneに標準搭載されている「Apple Watch App」アプリを起動します。画面下にある「マイウォッチ」を選び「モバイル通信」から「モバイル通信を設定」をタップしましょう。

5．dアカウントとパスワード・ネットワーク暗証番号を入力

出典:ドコモ

「モバイル通信を設定」をタップすると、dアカウントへのログイン画面が表示されます。

WiFi接続の場合はdアカウントとパスワードを、モバイルデータ接続の場合はネットワーク暗証番号を入力しましょう。

6．手続き内容・注意事項を確認し、必要事項を入力

出典:ドコモ

手続き内容の選択画面が表示されたら「ワンナンバーサービスに申し込む」にチェックを入れましょう。

もし2台以上のアップルウォッチで電話番号を共有したい場合には、追加で「マルチデバイスオプション」にもチェックを入れてください。

注意事項を確認したら、画面を下にスクロールします。「お客様情報の入力」欄に必要事項を入力・選択し、下に画面をスクロールしましょう。

なお、入力・選択が必要な項目は、次の通りです。

7．お申込み書交付方法を選択し「次へ」「手続きを完了する」「閉じる」の順にタップ

出典:ドコモ

必要な情報を入力したら、最後に「お申込み書交付方法」を選択しましょう。交付方法は次の2つから選べます。

指定したメールアドレスへ送付してほしい場合には、メールアドレスの入力が必要です。お申込み書の交付方法を指定したら「次へ」をタップしてください。

手続き内容の確認画面が表示されるので、内容を確認し、間違いがなければ「手続きを完了する」をタップし「閉じる」ボタンで画面を閉じましょう。

8．少し待って「続ける」をタップ

出典:ドコモ

「Apple Watch App」にて「モバイル通信の準備ができました」と表示されます。手続きが完了するまで歯車マークが表示されるので、消えるまで少し待ちましょう。

歯車マークが消えたら、ワンナンバーサービスの申し込み手続きは完了です。「続ける」をタップし、Apple Payや「常にオン」の画面表示などの設定を済ませましょう。

ahamoのアップルウォッチ・ワンナンバーサービスに関するキャンペーン

ahamoではアップルウォッチ・ワンナンバーサービスに直接関係するキャンペーンはありませんが、ドコモではポイントプレゼントキャンペーンを開催中です。

また、ahamoユーザーなら「爆アゲセレクション」で音楽ストリーミングサービス「Spotify Premium」をお得に利用できます。

ドコモでApple Watch（Series 8／Ultra）ご購入＆ワンナンバーサービスご契約で、全部で9,900ポイントプレゼントキャンペーン

出典:ドコモ

ドコモでは、店舗やオンラインショップで対象のアップルウォッチを購入し、ワンナンバーサービスを契約すると、dポイントが受け取れるキャンペーンを実施中です。

対象のアップルウォッチは次の2機種で、通常なら6,600円相当のdポイントが付与されます。

今なら2023年5月31日までの期間限定で3,300ポイント分が上乗せされるので、合計9,900円相当のdポイントを受け取れます。

Series 8ならドコモショップで80,500円（税込）から購入できるので、実質70,600円（税込）で高性能なアップルウォッチを購入できる計算です。

キャンペーンの終了期間が直近なので、少しでも安くアップルウォッチを購入したい人は今すぐ申し込み手続きをしましょう。

爆上げセレクション「Spotify Premium」

出典:ドコモ

アップルウォッチで音楽を楽しみたいなら、爆上げセレクション経由で「Spotify Premium」に契約する方法がおすすめです。

専用ページから「Spotify Premium Standardプラン」に申し込むと、月額料金（税抜）の25%分のdポイントが毎月付与されます。

Premium Standardプランは月額980円（税込）ですが、223円分のdポイントが還元されるので、実質757円（税込）で利用できる計算です。

1億曲以上の音楽が広告なしで聴き放題になるので、音楽を聴く習慣がある人はお得に活用できるでしょう。

さらに今なら2023年7月31日までの期間限定で、豪華賞品が抽選で当たるキャンペーンを開催中です。

専用ページからエントリーする必要がありますが、豪華賞品がもらえるチャンスなので、早めにエントリーを済ませましょう。

ahamoのアップルウォッチ・ワンナンバーサービスに関するQ&A

ahamoのアップルウォッチに関して多くの人から寄せられるよくある質問を、5つ紹介します。

スムーズにahamoでアップルウォッチを使うためにも、疑問点や不明点は解消しておきましょう。

ahamoのアップルウォッチ・ワンナンバーサービスまとめ

今回は、アップルウォッチでahamo回線を使用する方法や設定手順などを中心に紹介しました。

1つの電話番号を共有できるドコモの「ワンナンバーサービス」を利用すれば、アップルウォッチ単独で音声通話やSMS、モバイルデータ通信が可能です。

ワンナンバーサービスはドコモのサービスですが、ahamoユーザーはドコモショップで手続きできないので、オンライン申し込みをする必要があります。

また、ワンナンバーサービスを利用できるのは、アップルウォッチのGPS＋セルラーモデルと「ワンナンバーフォン ON 01」、一部の「BMW車両」のみです。iPadやPixel Watchも利用できないので、気をつけてください。

ワンナンバーサービスを活用すれば、アップルウォッチで通話しながらiPhoneの操作も可能になります。仕事の時短や作業の効率化にも役立つので、アップルウォッチ単独で回線を使用したいなら、ahamoのワンナンバーサービスを活用しましょう。