1. 格安SIM比較サイト SIMチェンジ
  2. 法人契約できる格安SIM・キャリア比較|おすすめはどこ?

法人契約できる格安SIM・キャリア比較|おすすめはどこ?

社内の通信費を削減したいなら、格安SIMでの法人契約がおすすめです。本記事では、法人契約できる格安SIMを一覧表で比較し、おすすめ5社を紹介。メリット・デメリットも解説しているので、格安SIM選びに迷っているならぜひ参考にしてください。

会社のスマホ通信費を削減したいなら、格安SIMでの法人契約がおすすめです。支払いの一本化ができるので、個別の契約よりも管理が簡単になります。

また、大手キャリアで法人契約している場合も、格安SIMに乗り換えることで通信費を大幅にカットできます。しかし、法人契約できる格安SIMは限られており、どのサービスが自社に適しているのかわからず、悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、法人契約ができる格安SIM・キャリアを一覧表で比較し、特におすすめの5社の特徴をわかりやすく紹介します。

「経費を削減したい」「業務の効率化を図りたい」と考えているなら、ぜひ本記事を自社に最適な格安SIM選びに役立ててくださいね。

記事のかんたんまとめ

  • 法人契約できる格安SIM・キャリアは限られている
  • 法人契約できる格安SIM・キャリアでもサービス内容が大きく異なるので、自社に必要なサービス・オプションがある通信会社を選ぶ必要がある
  • 格安SIMで法人契約するメリットは、通信費のコストカットや法人専用プランや支払い方法で業務の効率化が図れること
  • 格安SIMで法人契約するデメリットは、通信が不安定になる可能性があること。キャリアメールも使用できない
  • 法人契約と個人契約では、サービス内容が異なる。個人契約では適用になるキャンペーンも対象外になる場合が多いので、注意する


法人契約できる格安SIM・キャリア比較

スマホを操作する会社員

法人契約できる格安SIM・キャリア11社をピックアップし、月額料金やかけ放題オプションなどの5項目を比較一覧表にまとめました。

法人契約できる通信会社を探しているなら、ぜひ参考にしてください。

格安SIM月額料金(税込)かけ放題オプション料金
(税込・月額)
契約縛り支払い方法主な取扱機種
mineo3GB:990円〜10分かけ放題:880円なしクレジットカード
預金口座振替
Redmi 12C
Xiaomi 12T Pro
Zenfone 9
iPhone 13
BIGLOBEモバイル3GB:770円〜10分かけ放題・通話パック90:913円
3分かけ放題・通話パック60:660円
なし預金口座振替
銀行振込(コンビニ支払い)
moto e32s
AQUOS wish
OPPO Reno7 A
Redmi Note 11 Pro 5G
楽天モバイル3GB:2,178円〜無料
(Rakuten Link Office利用時)
なし請求書払いiPhone 14シリーズ
iPhone SE(第3世代)
Rakuten Hand 5G
OPPO Reno7 A
ワイモバイル3GB:1,408円〜10分かけ放題:770円
通話無制限:1,870円
なし既存請求と合算
請求書払い
クレジットカード払い
口座振替
iPhone SE(第3世代)
iPhone 12
Android One S10
Libero 5G III
UQモバイル3GB:1,628円〜最大60分/月無料:550円
10分かけ放題:880円
通話無制限:1,980円
なしクレジットカード払い
口座振替
払込取扱票
iPhone SE(第3世代)
Galaxy A23 5G
arrows We
Xperia Ace III
イオンモバイル1GB:528円050かけ放題:1,078円なしクレジットカード払いなし
OCNモバイルONE1GB:770円〜
(フルMVNO)
なし
※データSIMのみ
なし口座振替
請求書払い
なし
NifMo1.1GB:704円〜なしなし預金口座振替
銀行振込
AQUOS wish2
arrows We
Galaxy A22 5G
iPhone SE(第3世代)
LIBMO3GB:858円〜なし1年クレジットカード払いmoto e32s
AQUOS sense7
Redmi Note 11
iPhone SE(第3世代)
リペアSIM3GB:620円なしなしクレジットカード払い
銀行振込
なし
IIJmio BIZサービス4GB:900円〜かけ放題:1,870円1ヶ月銀行振込
口座振替
なし
※IIJmioにて端末のみ購入は可

※月額料金はデータ通信専用プランの最低料金を記載(1ギガ以上)。データ通信専用プランがない場合は、基本プランの料金を採用。

通信会社によって月額料金だけでなく、支払い方法や音声SIMの有無、端末の取り扱いの有無などが異なります。業務内容や用途によって、適切な通信会社を選ぶ必要があるでしょう。

法人契約できるおすすめ格安SIM

法人契約がおすすめな格安SIM5選

法人契約できる格安SIM・キャリア比較」で紹介した中から、特におすすめの格安SIMを5つ厳選しました。

プランが豊富であったり、オプションに種類があったりなど、各社に特徴があります。迷ったら次の5社を比較・検討すれば、無駄のないサービスを選べるでしょう。

法人契約できるおすすめ格安SIM5選

  1. BIGLOBEモバイル
  2. mineo
  3. 楽天モバイル
  4. ワイモバイル
  5. イオンモバイル

1.BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル法人
出典:BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは、データ通信専用なら3GBで770円(税込)から、音声通話SIMなら1GBで858円(税込)から契約できる格安SIMです。

導入前に7日間無料でお試しできるので、活用すれば契約後に「思っていたより使い勝手が悪かった」というミスマッチを防げます。

申し込み後、最短2営業日でSIMカードや端末が発送されるので、なるべく早めに使い始めたい場合にもおすすめです。

かけ放題プランも4種類あり、営業電話や業務連絡などで通話時間が多い企業も、適切なプランを選べばコスト削減しやすいでしょう。

かけ放題プラン4種類(税込)

  • 3分かけ放題:660円
  • 10分かけ放題:913円
  • 通話パック60:660円
  • 通話パック90:913円
データSIM
(SMSなし)
月額料金
(税込)
0ギガプラン220円
3ギガプラン770円
6ギガプラン1,375円
12ギガプラン2,750円
20ギガプラン4,730円
30ギガプラン7,205円
データSIM
(SMSあり)
月額料金
(税込)
0ギガプラン352円
3ギガプラン902円
6ギガプラン1,507円
12ギガプラン2,882円
20ギガプラン4,862円
30ギガプラン7,337円
音声通話SIM月額料金
(税込)
プランZ(0ギガ)770円
プランS(1ギガ)858円
プランR(3ギガ)1,100円
プランM(6ギガ)1,650円
12ギガプラン3,520円
20ギガプラン5,500円
30ギガプラン7,975円

2.mineo

mineo法人
出典:mineo

mineoは、500MBから30GBまで6種類のデータ容量から選べる格安SIMです。全容量にデータ通信のみのプランと、音声通話つきのプランが用意されています。

通信網も、au・ドコモ・ソフトバンクから好きな回線を選択可能です。

2回線目以降は基本料金から50円割引が適用され、余ったデータ容量は社内でシェアできるのも、mineoで法人契約するメリットのひとつ。「企業管理ページ」で社員の利用状況を管理できるので、無駄なく回線を利用できるでしょう。

10分かけ放題や日経電子版などのオプションも用意されています。活用すれば、コスト削減にも役立つでしょう。

シングルタイプ
データ通信のみ
Aプラン
(au)
月額料金(税込)
Dプラン
(ドコモ)
月額料金(税込)
Sプラン
(ソフトバンク)
月額料金(税込)
500MB770円770円869円
3GB990円990円1,089円
6GB1,738円1,738円1,837円
10GB2,772円2,772円2,871円
20GB4,378円4,378円4,477円
30GB6,490円6,490円6,589円
デュアルタイプ
データ通信+090音声通話
Aプラン
(au)
月額料金(税込)
Dプラン
(ドコモ)
月額料金(税込)
Sプラン
(ソフトバンク)
月額料金(税込)
500MB1,441円1,540円1,925円
3GB1,661円1,760円2,145円
6GB2,409円2,508円2,893円
10GB3,443円3,542円3,927円
20GB5,049円5,148円5,533円
30GB7,161円7,260円7,645円

3.楽天モバイル

楽天モバイル 法人
出典:楽天モバイル

楽天モバイルは、法人契約でもWebから最短15分で申し込める手軽さが魅力のキャリアです。申し込みから最短3日で製品が届くので、できる限り早く使い始めたい場合にも対応できます。

楽天モバイルで法人契約するメリットは、無料の「Rakuten Link Office」アプリを使えば、国内通話がかけ放題になる点です。通話する機会が多い企業に向いています。

料金プランはデータ容量3GB・5GB・30GBの3種類で、いずれも音声通話が可能です。端末も、ハイスペックモデルからお手頃価格モデルまで幅広く扱っているので、必要に応じて選べます。

音声+データ月額料金
(税込)
3GB2,178円
5GB2,618円
30GB3,058円

4.ワイモバイル

ワイモバイル 法人
出典:ワイモバイル

ワイモバイルは、法人契約すると2回線目以降の月額料金が770円(税込)割引になる、ソフトバンクのサブブランドです。

データ容量3GBのシンプルSなら、2回線目以上の契約で、初月から全ての回線が月額1,408円(税込)で使用できます。大人数の回線契約をするなら、大幅にコスト削減ができるでしょう。

かけ放題オプションも「10分かけ放題」と「無制限かけ放題」の2種類が用意されています。通話量に応じて選べば、通話料も節約可能です。

シンプルプラン
※2回線以上契約時
月額料金
(税込)
3GB1,408円
15GB2,508円
25GB3,388円

5.イオンモバイル

イオンモバイル 法人
出典:イオンモバイル

イオンモバイルは、2〜5回線をまとめて契約できる「シェアプラン(シェア音声プラン)」がお得な格安SIMです。

シェアプランなら、データ容量1GBで契約した場合、5回線で合計2,508円(税込)に基本料金を抑えられます。通常、データ容量1GBの音声プランで契約した場合、5回線では4,290円(税込)になるので、月額1,782円(税込)も安くなる計算です。

また、イオンモバイルは選べるデータ容量が非常に多いことも魅力のひとつ。音声プランなら0.5GBから、シェアプラン・データプランなら1GBから、いずれも最大で50GBまでデータ容量を選べます。

また、月額1,078円(税込)で新たに050電話番号が追加で利用でき、国内通話がかけ放題になる「050かけ放題」も利用できます。WiFi経由での通話が可能なので、たとえば海外から現地WiFiを利用して発信すれば、通話料がかかりません。

海外でも利用する法人にとって、使い勝手がよい格安SIMといえるでしょう。

音声プラン
月額料金(税込)
シェアプラン
月額料金(税込)
※1回線目
データプラン
月額料金(税込)
0.5GB803円
1GB858円1,188円528円
3GB1,078円1,408円858円
5GB1,298円1,628円1,078円
10GB1,848円2,178円1,628円
20GB1,958円2,288円1,738円
50GB5,258円5,588円5,038円

※料金プランは一部を抜粋しています。

法人契約できる格安SIMの選び方

PCを見て悩んでいる男性

法人契約できる格安SIMを選ぶ際には、次の5点に着目しましょう。

法人契約できる格安SIMの選び方

  • 法人契約ができるか
  • どの通信回線を使用しているか
  • 料金プランに無駄がないか
  • かけ放題オプションがあるか
  • 契約縛りがあるか
注目!
注目!
格安SIMに切り替えると
どのくらいおトクなの?
現在、月々のスマホ代が だとしたら
格安SIMに替えると
月々0,000円もおトク!
3GBプランの安値上位10社の平均値
をもとに算出
さっそくあなたにぴったりな
プランをみつけよう

選び方1.法人契約ができるか

全ての格安SIMで法人契約できるわけではありません。なかには、法人名義での契約ができない格安SIMがあります。

契約しようと思っている格安SIMがあるなら、まずは法人契約が可能かを確認しましょう。

「法人契約ができる通信会社がわからない」という場合には、本記事の「法人契約できる格安SIM・キャリア比較」に記載した一覧表を、ぜひ参考にしてください。

選び方2.どの通信回線を使用しているか

契約を検討している格安SIMが、どの通信回線を利用しているかも確認しておくと安心です。楽天モバイル以外の格安SIMでは、ドコモ・au・ソフトバンクのいずれかの通信回線を借りてサービスを提供しています。

3つとも安定した高品質な回線ではありますが、繋がりやすいエリアや通信速度などの違いがあるので、より適したものを選びましょう。

回線の特徴

  • ドコモ:繋がるエリアが広い
  • au:回線品質が安定している
  • ソフトバンク:通信速度が速い

選び方3.料金プランに無駄がないか

格安SIMで法人契約したい場合、月額料金の安さだけでなく、料金プランのサービス内容も含めて比較・検討しましょう。

たとえば、業務で通話機能を多用するのに、月額料金の安いデータ通信専用のSIMを選んでしまうと、電話回線を使用した通話機能は使えません。

無駄のないデータ容量プランが利用できるかも重要です。ほぼ音声通話しか使わないのに高額な大容量プランしか選べなければ、使いきれないデータ容量分の月額料金が無駄となります。

音声通話しか使わないなら、1GBや0.5GBのような低容量の音声通話可能なプランが用意されている格安SIMを選びましょう。

選び方4.かけ放題オプションがあるか

音声通話をメインで使用するなら、かけ放題オプションがある格安SIMを選びましょう。かけ放題オプションには主に、5分や10分など1回の通話時間に制限があるものと、時間無制限でかけ放題になるものがあります。

短時間の連絡をする機会が多いなら、時間制限があるもののほうが低価格です。しかし、営業電話や取引先との通話で長時間通話する機会が複数回あるなら、時間無制限のかけ放題プランが向いているでしょう。

通話機能を使う機会が多いなら、楽天モバイルのように、専用アプリを使えばオプション料無料で国内通話かけ放題になるキャリアもおすすめです。基本料金とかけ放題オプションの料金を合算した金額で比較して、コスパがよい格安SIM・キャリアを選びましょう。

選び方5.契約縛りがあるか

法人契約できる格安SIM・キャリアのなかには、最低利用期間という「契約縛り」が設けられている場合があります。プランによって契約縛りの有無が異なるケースもあるので、契約時に注意が必要です。

格安SIMのサービスを利用してみて使用感が合わなかった場合、契約縛りがあると解約時に違約金の支払いが必要になる場合があります。

契約前に無料で試せる格安SIM・キャリアもあるので、活用すれば失敗を防げるでしょう。

法人契約できる格安SIMのメリット・デメリット

メリット・デメリット

格安SIMで法人契約する場合、法人向けのサービス・プランがあるため、メリットが多い傾向ですがデメリットもあります。メリット・デメリットの両面を把握して、法人契約するかを決めましょう。

メリット

格安SIMで法人契約するメリットは、主に3つあります。

格安SIMで法人契約するメリット

  • 法人向けサービスがある
  • 請求書払いが選べる場合がある
  • コスト削減に繋がる

1.法人向けサービスがある

法人契約をすると、法人向けサービスを利用できるというメリットがあります。

たとえば、IoT/M2M用のプランがある格安SIMなら、防犯・監視カメラや車載カメラ、動態管理などにも有効活用できるでしょう。海外で利用したい場合も、格安SIMなら現地でSIMカードを購入して端末に差し替えるだけで簡単にデータ通信が可能です。

また、法人向けのサポートを用意している格安SIMも多く、契約前でもオンライン相談や見積もり依頼もできます。契約後も電話やオンラインでのサポートに対応している格安SIMが多いので、万が一のトラブルもスムーズに解決できるでしょう。

2.請求書払いが選べる場合がある

法人契約すると、請求書払いが選べる格安SIMも多く存在します。個人で格安SIMを契約すると、支払い方法がクレジットカードに限られる場合がほとんどです。

法人契約で口座振替や請求書払いが選べれば、クレジットカード払いでは経理上の処理がしにくい企業も利用しやすいでしょう。

また、法人契約なら社員が個々に契約するよりも、支払いを一本化できるのでキャッシュフローを把握しやすくなる点もメリットです。

3.コスト削減に繋がる

法人契約では、個人での契約よりも月額料金が安くなる傾向です。たとえば、ワイモバイルなら2回線目以上の契約で、全回線の月額料金が770円(税込)割引になります。

イオンモバイルでは、シェアプランを選べば2〜5回線目の月額料金の大幅削減が可能です。

また、ドコモ・au・ソフトバンクで法人契約するよりも、格安SIMのほうがデータ容量プランの種類が多く、月額料金も安く済みます。下表は、本記事でおすすめした5社と3大キャリアの、音声SIMプラン・データ容量3GBの月額料金をまとめたものです。

格安SIM月額料金(税込)
※音声SIM・3GBの場合
かけ放題オプション料金
(税込・月額)
mineo1,661円〜10分かけ放題:880円
BIGLOBEモバイル1,100円10分かけ放題・通話パック90:913円
3分かけ放題・通話パック60:660円
楽天モバイル2,178円無料
(Rakuten Link Office利用時)
ワイモバイル1,408円〜
※2回線以上契約の場合
10分かけ放題:770円
通話無制限:1,870円
イオンモバイル1,078円〜050かけ放題:1,078円
ドコモ
※5Gギガライト
3,278円
※3回線目以降
5分かけ放題:770円
通話無制限:1,870円
ビジネスグループ内の国内通話料は無料
au
※スマホミニプラン5G/4G
4,565円
※3回線目以降
5分かけ放題:880円
通話無制限:1,980円
社員間通話は無料
ソフトバンク
※ミニフィットプラン+
5,478円5分かけ放題:880円
通話無制限:1,980円

格安SIMのほうが、大幅に通信費を削減できることがわかります。格安SIMで法人契約すると、契約回線数が多いほど大きくコストダウンできる点は、非常に魅力的なメリットでしょう。

デメリット

メリットが魅力的な格安SIMの法人契約ですが、デメリットもあります。マイナス面もあわせて、法人契約するかを検討しましょう。

格安SIMで法人契約するデメリット

  • 通信速度が遅くなる可能性がある
  • キャリアメールは使えない
  • キャンペーンが少ない

1.通信速度が遅くなる可能性がある

格安SIM会社は、ドコモ・au・ソフトバンクから回線を借りてサービス提供をしています。回線が混雑しやすい時間帯では、回線速度が遅くなるケースがあるので注意が必要です。

一般に、次の時間帯が回線を利用する人が多く、混雑しやすいといわれています。

回線が混みやすい時間帯

  • 通勤・通学中:8時〜9時台
  • 昼休み:12時台
  • 帰宅後:21時〜23時

場所やエリアによっても繋がりにくくなる場合もあるので、契約後に後悔しないように「無料お試し期間」がある場合は、利用がおすすめです。契約後に繋がりにくいと感じたら、他社へ乗り換えも検討しましょう。

2.キャリアメールは使えない

法人契約に限らず、格安SIMでは「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」などのキャリアメールが使えません。

GmailやYahoo!メールなどのフリーメールは使用できますが、取引先によってはフリーメールが迷惑メールに振り分けられる場合があるので要注意です。

もしキャリアメールを利用したいなら、次の2社の利用を検討しましょう。

キャリアメールが使える格安SIM

  • ワイモバイル:@ymobile.ne.jp
  • UQモバイル:@uqmobile.jp

3.キャンペーンが少ない

法人契約の場合、適用されるキャンペーンが少ない点はデメリットといえます。ほとんどの格安SIMでは、個人契約なら他社からの乗り換えによる端末代割引や、事務手数料無料などのキャンペーンが利用可能です。

しかし、法人契約の場合は他社乗り換えや新規契約キャンペーンは対象外になるケースが多く、適用されるのは「法人割引」程度となります。

広告やテレビCMなどでキャンペーンを宣伝していても、個人向けのみの場合がほとんどなので注意しましょう。

法人契約できる格安SIMはおすすめ

通話するビジネスウーマン

多くの場合で格安SIMでの法人契約はおすすめですが、全ての人・企業に向いているわけではありません。ここでは、格安SIMでの法人契約をおすすめする企業・しない企業の特徴を紹介します。

おすすめする人・企業

次の特徴にひとつでも当てはまるなら、格安SIMでの法人契約がおすすめです。

格安SIMでの法人契約がおすすめな人・企業

  • とにかく通信費を安くしたい
  • 契約したい回線数が多い
  • 通信費の支払い先を一本化したい

格安SIMでの法人契約は、大手キャリアで契約するよりも通信費を削減できます。安さ重視で選べば、1回線でも毎月3,000円前後のコストダウンも可能です。

仮に社員100人分の回線契約をする場合、1回線あたり月1,000円ほど安くなるだけでも、毎月10万円も経費を減らせます。回線数が多ければ多いほど、少し安くなるだけでも大幅なコストカットに繋がるでしょう。

また、法人契約なら個別に契約するよりも支払いを一本化できる点もメリットです。キャッシュフローが把握しやすくなるので、経理の工数を減らせます。業務を効率化したい企業にも、法人契約がおすすめです。

おすすめしない人・企業

次の特徴にひとつでも当てはまるなら、格安SIMでの法人契約は再検討したほうがよいでしょう。

格安SIMでの法人契約がおすすめしない人・企業

  • 回線品質が安定していないと困る
  • 端末は分割払いしたい
  • 申し込み後、すぐに使いたい

格安SIMの回線は、混雑する時間帯に通信速度が遅くなったり、途切れやすくなったりするケースがあります。

安定した回線を使用できないと業務に差し支える場合には、回線品質を確かめてから契約しましょう。

また、格安SIMの法人契約では、端末の分割払いに対応していない場合があります。仮に1万円する端末を100台用意する場合、一度に100万円を請求されることになるので注意が必要です。

申し込み後にすぐに回線を使用したいと考えている場合も、申し込み前に注意書きを確認し、どれくらいでSIMカードや端末が届くかを把握しておきましょう。

申し込み受付からSIMカードが届くまで、mineoでは1週間程度、BIGLOBEモバイルでは3~10日程度かかるとされています。

なお、SIMカードが届いた後の初期設定は、自分で操作しなければなりません。複雑な手順はありませんが、スマホ操作が苦手な社員が多い場合には注意しましょう。

法人契約できる格安SIMの注意点

注意点

格安SIMで法人契約する際には、次の3点に注意しましょう。

法人契約できる格安SIMの注意点

  • 実店舗が少ない
  • 申し込み時の必要書類が多い
  • 法人契約では利用できないサービスがある

注意点1.実店舗が少ない

法人契約に限らず、格安SIMは実店舗数が少ない傾向にあります。対面でのサポートが受けられない場合があるので、手続きに慣れている社員に契約を任せるとよいでしょう。

一方で、オンライン申し込みに対応していない格安SIMもあります。手軽にオンラインで申し込みを済ませたいと思っても、サービスによっては郵送でのやりとりや店頭に足を運ぶ必要があるので要注意です。

実店舗が少ないのにオンライン手続きができない場合には、近くに店舗がないと手続きに時間がかかります。オンライン手続きに対応しているか、近くに実店舗がある格安SIMを選びましょう。

注意点2.申し込み時の必要書類が多い

法人契約の場合、個人での契約よりも必要な書類が増えます。たとえば、mineoなら申し込み時に次の書類・情報が必要です。

申し込み時の必要書類(例)

  • 申し込み書(法人印 捺印済みのもの)
  • 登記簿謄(抄)本(原本)/登記全部事項証明書(原本)
  • 契約担当者(個人)の本人確認書類
  • 契約担当者(個人)の社員証明書
  • 支払い情報(法人名義)

法人契約する場合、法人の証明書だけでなく、担当者個人の本人確認書類や社員証明書が必要です。格安SIM各社で必要書類・情報が異なるので、申し込み前に問い合わせて確認しておきましょう。

注意点3.法人契約では利用できないサービスがある

法人契約の場合、個人では利用できるオプションに加入できない場合があります。また、法人契約は対象外のキャンペーンもあるので注意が必要です。

法人契約と個人契約は、同じ格安SIM会社でも別のサービスと認識しておきましょう。

法人契約できる格安SIMに関するQ&A

よくある質問

法人契約できる格安SIMについて、よくある質問を3つピックアップしました。大きな失敗を防ぐためにも、ここで疑問点を解決しておきましょう。

Q.モバイル回線の法人契約と個人契約の違いは?

法人契約と個人契約で大きく異なる点は、料金プランです。

法人契約では複数の回線をまとめて契約するケースが多く、法人用の割引プランを用意している格安SIM・キャリアも多くあります。活用すればコストダウンできるでしょう。

また、法人専用のオプションやサービスがある格安SIMもあります。一方で、個人契約用のキャンペーンは適用されない場合が多い点に注意が必要です。

Q.格安SIMで法人契約するメリットは?

格安SIMで法人契約するメリットは、主に次の3つです。

法人契約のメリット

  • 通信費を削減できる
  • 支払いを一本化できる
  • 法人用プランによっては業務効率化を図れる

法人用プランには、防犯・監視カメラや車載カメラの利用、車両運行管理などに活用できるIoT/M2M対応のプランもあります。活用すれば、コストを抑えながら業務の効率化を図れるでしょう。

Q.1回線から法人契約はできる?

法人契約できる格安SIMなら、ほとんどの場合で1回線から契約できます。

ただし、法人割引は2回線目以降に適用されるケースが多く、1回線のみの契約ではあまり安くならない可能性があるので注意しましょう。



法人契約できる格安SIMまとめ

通話するビジネスマン

今回は、法人契約できる格安SIM・キャリアを比較し、特におすすめの5社を紹介しました。

この記事でわかったこと

  • 全ての格安SIMで法人契約ができるわけではない
  • 格安SIMを選ぶ際には、月額料金だけでなくサービス・オプション内容も考慮する
  • 法人契約なら、請求書支払いや口座振替が利用できる格安SIMが多い
  • 個人契約のキャンペーンは対象外の場合が多い

全ての格安SIMで法人契約に対応しているわけではありません。広告やCMで気になった格安SIMがあっても、法人契約できない場合があるので注意しましょう。

格安SIMで法人契約すれば、経費削減効果が見込めます。サービスやオプションの内容を含めて、自社に適しているかの比較・検討が必要です。

格安SIMで法人契約すれば、支払いが一本化されるのでキャッシュフローを把握しやすくなる効果も期待できます。経理業務が楽になるので、この機会に格安SIMでの法人契約を検討してみてはいかがでしょうか。

SHARE!!

あわせて読みたい