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0円廃止で楽天モバイルの契約者数は減少?推移・シェア率・契約すべきか解説

更新日:2024.01.25

楽天モバイルの0円プランが廃止されたことが、大きな話題になりました。その後契約者は減少したのか、シェア率はどうなったのか、実際のデータを見ながら詳しく解説します。楽天モバイルの契約を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

楽天モバイルが2022年7月に、基本料金が0円になるプランを廃止しました。それによりユーザーが流出し、契約者が減少したと報道されています。

実際のところ、楽天モバイルの契約者数はどうなったのでしょうか。

本記事では、楽天モバイルの契約者数やシェア率を詳しく調べ、結果を紹介します。

今契約するべきなのかも合わせて解説するので、楽天モバイルに乗り換えを考えている人はぜひ参考にしてください。

【2022年】楽天モバイルの契約者数

楽天モバイルの契約者数

楽天モバイルの契約者数は、2022年6月末時点で約546万人です。

2022年3月末時点では約568万人だったため、22万人ほど減少しています。やはり0円廃止により、ユーザーの流出は避けられなかったようです。

これまでの契約者数の推移

楽天モバイルのこれまでの契約者数の推移を、楽天グループの決算資料より調べてみました。

結果は、以下の通りです。

年月契約者数推移
2020年12月345万人
2021年3月433万人+88万人
2021年6月480万人+47万人
2021年9月510万人+30万人
2021年12月537万人+27万人
2022年3月568万人+31万人
2022年6月546万人-22万人

これまで順調に契約者数を伸ばしてきた楽天モバイルですが、2022年6月に初めて減少したことがわかります。

0円廃止が発表されたのが5月頃ですから、それまで0円で使っていたユーザーが慌てて解約したと考えてよいでしょう。

その後の契約者数の推移は、2022年10月9日時点ではまだ発表されていません。今後どうなるのか、当サイトとしても注目していきたいと思います。

楽天モバイルの契約シェア率

楽天モバイル 契約者数の推移

楽天モバイルの契約者数を解説しましたが、国内全体のシェア率はどのくらいなのでしょうか。他の携帯会社と楽天モバイルのシェア率の推移を調べてみました。

結果は、以下の通りです。

楽天モバイルのシェア
出典:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和4年度第1四半期(6月末))

2020年4月より正式なキャリアとしてのサービスを開始した楽天モバイルは、順調にシェア率を伸ばしており、2022年3月時点で2.4%となっています。

ですが0円廃止の影響により2022年6月は2.3%となり、0.1%落とす結果となりました。

大手のドコモ・au・ソフトバンクに比べシェア率がかなり低いため、わずか0.1%の減少でも痛手かもしれません。今後の巻き返しを期待したいところです。

1.メイン利用のシェア率

楽天モバイルをメイン回線として使っている人は、全体のどのくらいいるのでしょうか。

MMD研究所の調べによると、以下のようになっています。

メインで使っている携帯会社
出典:MMD研究所

メイン利用のシェア率

  • ドコモ…29.4%
  • ahamo…4.5%
  • au…19.0%
  • povo…1.9%
  • UQモバイル…5.7%
  • ソフトバンク…12.2%
  • LINEMO…0.9%
  • ワイモバイル…8.7%
  • 楽天モバイル…8.2%
  • その他…9.6%

メインで使っている携帯電話のシェアは、大手キャリアのドコモが一番広く29.4%です。その後auの19.0%、ソフトバンクの12.2%と続き、楽天モバイルは8.2%という結果でした。

やはり大手キャリアが強いですが、楽天モバイルが後発であることを考慮すれば、健闘したなかなかよい結果でしょう。

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2.サブ利用のシェア率

次に、楽天モバイルをサブとして利用している人のシェア率を調べた結果は、以下の通りです。

サブで使っている携帯電話
出典:MMD研究所

サブ利用のシェア率

  • ドコモ…18.4%
  • ahamo…2.8%
  • au…14.4%
  • povo…3.9%
  • UQモバイル…4.3%
  • ソフトバンク…9.9%
  • LINEMO…2.3%
  • ワイモバイル…6.1%
  • 楽天モバイル…20.0%
  • その他…17.8%

楽天モバイルをサブ携帯として利用している人は全体の20.0%で、なんとサブ利用のシェア率1位という結果でした。

その理由として、楽天モバイルはこれまで1GB以下なら無料で持つことができたため、コストがかからずサブ回線として最適だったことが考えられます。

ただ0円廃止となった今後、サブ回線として持つ人が減ることが予想されます。サブ回線ユーザーの減少が、楽天モバイルの契約者数の減少に直結しているともいえるでしょう。

0円廃止による楽天モバイルの契約者数の変化

先述した通り、楽天モバイルのユーザーは0円廃止の影響で22万人ほど減少しました。

ただ22万人という数は、契約者全体で見ると約4%程度です。ネットでは0円廃止の衝撃が至るところで叫ばれていましたが、実際には大半の人が楽天モバイルに残る選択をしています。

楽天モバイルの発表によると、2022年4~6月期の解約者のうち8割が0円ユーザーで、1GB以上のユーザー数は純増したそうです。

つまり楽天モバイルのユーザー層が、「0円で持ちたい人」から「料金を払って1GBよりも多く使いたい人」にシフトしたと考えられます。

楽天モバイルは0円ではなくなりましたが、大手キャリアに比べると割安です。やはり料金の安さに魅力を感じている人が多いようですね。

今後の楽天モバイルの契約者数はどうなる?

楽天モバイルの契約者数は減少傾向にあり、先行き不安だと考える人も多いかもしれません。

ですが楽天グループの決算資料によると、楽天モバイルの解約者数は6月末をピークに落ち着いています。

楽天モバイル解約者
出典:2022年度決算短信・説明会資料

0円廃止が大きな話題になったため、解約者が続出したものの、その後は通常通りに戻ったように見えます。

楽天モバイルは契約すべき?

楽天モバイルは契約すべき?

契約者の減少が気になる楽天モバイルですが、今から契約しても大丈夫なのか、不安な人も多いのではないでしょうか。

楽天モバイルの契約をおすすめする人と、おすすめしない人をそれぞれ紹介します。

1.契約をおすすめする人

楽天モバイルは1GB以内が0円ではなくなりましたが、1GB以上の利用に関しては、これまでの料金と変わりません。そのため1GB以上使う人は、楽天モバイルの契約がおすすめです。

楽天モバイルの料金は段階制となっており、詳しくは以下の通りです。

容量価格(税込)
0~3GB1,078円
3~20GB2,178円
20GB~無制限3,278円

0~3GBが1,078円(税込)、3~20GBが2,178円(税込)で、20GBを超えれば無制限で3,278円(税込)です。テザリングも含め使い放題で3,278円(税込)なので、他社に比べるととても割安に使えます。

契約者数は減少したものの、大容量プランとしてはかなり優秀で、モバイルルーターとしても利用できます。テレワークなどで、外出先でテザリングして使いたい人にもおすすめです。

2.契約をおすすめしない人

楽天モバイルをおすすめしないのは、1GB以下で料金を安く抑えたい人です。楽天モバイルの新しいプランでは0~1GBでも1,078円(税込)かかり、他社のプランと比べると割高です。

日本通信SIMの「シンプル290プラン」では、1GB以内なら通話SIMが290円(税込)で持てます。またauのサブブランドであるpovoは、6ヶ月に1回トッピングの購入が必要ですが、使わなれば0円で維持できます。

特にサブ回線として安く持ちたい人は、他社を検討したほうがよいでしょう。

楽天モバイルの契約者数に関するQ&A

FAQ

最後に、楽天モバイルの契約者に関するよくある質問を紹介します。

Q.0円廃止で楽天モバイルの契約者は減った?

楽天モバイルの契約者数は、2022年6月末時点で約546万人となっており、22万人減少しています。

当初はかなり契約者が減るのではないかといわれていましたが、実際の減少率は約4%で、楽天モバイルに残る人の方が多数派という結果になりました。

解約者数は6月末をピークに落ち着いていますが、今後も下がり続けるのか注目されています。

Q.楽天モバイルは今すぐ解約するべき?

楽天モバイルで毎月1GB以上使う人なら、料金は全く変わらないので解約する必要はありません。

楽天モバイルユーザーなら、楽天市場のお買物で最大+3倍になる特典が追加されたため、持っておいたほうがよいでしょう。

1GB以下しか使わない人なら、毎月1,078円(税込)の割高な料金がかかるので、他社に乗り換えをおすすめします。

Q.楽天モバイルは今後どうなる?

楽天モバイルでは2023年6月以降、新プランである「最強プラン」に完全に移行しています。Rakuten最強プランでは、これまで月5GBの制限のあったパートナー回線のデータ上限が撤廃されています。これに伴い、パートナー回線のデータ使用量を5GBに抑えるように工夫する必要がなく、容量を気にすることなく高速通信を利用できるようになっています。

ちなみに、2023年6月1日からRakuten最強プランへ自動移行されているため、各自でプラン変更の手続きをする必要はありません。



楽天モバイルの契約者数まとめ

楽天モバイルの、契約者数やシェア率・契約するべきかについて解説しました。契約者数やシェア率は現時点では減少したという結果でしたが、その後解約者数は落ち着いています。

0GB~1GBの利用が0円ではなくなってしまいましたが、それ以外の料金は変わらず、新たな特典もどんどん追加されています。そのため、楽天モバイルが全くおすすめできないわけではありません。

本記事の結果から、楽天モバイルは以下に当てはまる人なら、引き続きおすすめできる携帯会社です。

楽天モバイルを契約するべき人

  • 毎月1GBよりも多く使う人
  • 大容量プランを安く使いたい人
  • 楽天市場や楽天経済圏をよく利用する人

楽天モバイルが0円ではなくなったことを批判する口コミは多いですが、実際の解約者はそこまで多くありません。

口コミを気にせず、自分にあった携帯会社を選べるとよいですね。

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