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楽天モバイル「0円廃止」でdocomo系格安SIMへの乗り換え検討ユーザーが9割増!楽天モバイル発表後の影響を大調査

更新日:2022.08.23

株式会社マーケットエンタープライズが運営する、格安SIM・スマホの総合情報サイト『SIMチェンジ』は楽天モバイルが2022年5月13日(金)に発表した「1GBまでの0円プラン廃止」に関して、格安SIMの比較診断サービス『格安SIM比較診断』のデータベースをもとに楽天モバイルの0円廃止がユーザー行動に与える影響について調査を行いました。


今回の調査結果から、楽天モバイルからの乗り換え候補として挙げられる「povo」をはじめとしたau回線の格安SIMよりも、docomo回線の格安SIMのほうが乗り換え先として検討されていることがわかりました。

格安SIMの比較診断サービス『格安SIM比較診断』ではキャリア回線の種類・月々の通信量など計11項目の条件から絞り込んで19社の格安SIMを比較検討することができます。

今回の調査では格安SIM比較診断を利用するユーザーがどの条件で検索しているかをデータ化し、楽天モバイルの「0円プラン廃止」発表前後でユーザーニーズにどのような変化があったかを分析しました。

楽天モバイルが新プランを発表する直前2週間(4/28-5/12)のデータと、発表直後2週間(5/13-5/27)のデータを比較した結果について見ていきます。

楽天モバイルの0円廃止による乗り換えニーズの動向

楽天モバイルが0円廃止を発表した直後の2週間で『格安SIM比較診断』の総検索数は6218件→13910件と123.7%増加しました。

これは例年乗り換えの集中する3月と同等以上の数値で、楽天モバイルの発表による影響が非常に大きいことがわかります。

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乗り換え先として人気なのはdocomo回線の格安SIM

格安SIM比較診断』ではdocomo・au・SoftBank・楽天の4つから回線を絞って格安SIMを比較することができます。

例えばdocomo回線を選んで検索するとdocomoの格安プランであるahamoをはじめ、HISモバイルやLIBMOなど「docomo回線を利用してサービスを提供している」格安SIMに絞って比較検討ができます。また回線は複数選択することもでき「auとSoftBankの格安SIMに絞って検索」といったこともできます。

どのキャリア回線の格安SIMが人気なのか見るためにdocomo、au、SoftBank、楽天モバイルの4種類の延べ検索数をまとめると下のグラフのようになりました。

このグラフからわかるように楽天の発表後、どの回線においても検索数は増加しており、平均増加率は138%となりました。楽天回線を選択するユーザーは減るかと思いきや一定の増加をみせました。

この要因として比較検討し始めたばかりのユーザーは「とりあえず全部の回線を選択してみよう」と検索するケースも多いため、乗り換えを検討するユーザーが増えた分、楽天回線も一定の増加を見せたと考えられます。

では各社の情報を一通り集め、ある程度目当ての回線が決まったユーザーはどの回線を選択しているのでしょうか?

これを調べるために単独で選択されている回線についてまとめると以下のグラフのようになりました。

このグラフからわかるようにdocomo回線が最も多く単独で検索されていることがわかります。また楽天モバイル発表後の検索数の増加率もdocomoが最も高く、93.5%の増加となりました。

auの格安プランである「povo」が楽天モバイルの乗り換え先として話題になっていますが、実はdocomo回線のほうが支持を得ていることがこのデータからわかります。

これはdocomo回線が比較的安定していると言われていることが影響していると考えられます。

乗り換えを検討しているのは楽天モバイルの「0円ユーザー」だけではない?!

格安SIM比較診断』では「3GB以下」「3GB~7GB」「7GB~20GB」「20GB以上」4つの通信量プランから条件を絞って格安SIMを比較することができます。

月々のデータ通信量が3GB以下ならライトユーザー、3GB以上20GB以下ならミドルユーザー、20GB以上をヘビーユーザーを置くと、楽天モバイルの発表後どの層が最も乗り換えを検討しているのでしょうか?

これを調べるために4種類の通信量プランの延べ検索数をまとめると下のグラフのようになりました。

このグラフからわかるように「20GB以上」を除く三つの通信量プランについては乗り換えニーズの増加に伴って検索数が大幅に増加しています。「20GB以上」のプランがあまり伸びていないことから今回乗り換えを検討しているのは月々の通信量が比較的少ないライトユーザーやミドルユーザーがメインということがわかります。

さらに単独で選択されている通信量プランについてまとめると顕著な傾向が現れました。下のグラフは4つの通信量プランのうち特定のデータ通信量に絞って検索するユーザー数についてまとめたものです。

このグラフから低容量の「3GB以下」に絞り込んで検討しているユーザーが345.5%増と大幅に増加していることがわかります。これは楽天モバイルを無料で利用していたライトユーザーが乗り換えを検討しているためだと考えられます。

ただし「3GB~7GB」「7GB~20GB」のプランについても50%以上増加しており、楽天モバイルの「0円ユーザ以外」にも乗り換えを検討しているユーザーが一定増えていることがわかります。

今後の動向について

今後の動向としてはしばらく楽天モバイルからライトユーザーの流出は続くのではないかと考えられます。また楽天モバイルに対してネガティブな情報が増えることでライトユーザー以外の層も楽天モバイル離れを起こす可能性があり、楽天モバイルはシェアを維持できるかの正念場を迎えていると言えるでしょう。

楽天モバイルからの乗り換えを検討している層の囲い込みを狙って6月以降各社とも力を入れたキャンペーンを打ち出すことが予想されます。現在乗り換えを検討されている方はこのチャンスを逃さずお得に乗り換えたいですね!

回線・通信量・こだわり条件などで絞り込んで格安SIMを比較できる『格安SIM比較診断』と、SIMカードと一緒に機種変更する際にお得なプランを見つけることができる『格安スマホ比較診断』では各社のキャンペーン情報を随時更新しているため、お得なキャンペーンを逃さず最適なプランを見極めたい方はぜひご活用ください!

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