楽天モバイルのデュアルSIM対応端末・設定方法まとめ|iPhoneのeSIM設定方法!メリット・おすすめの使い方は?

デュアルSIMは、スマホ1台で2枚のSIMカードを使い分けられるので便利です。しかし、2枚のSIMカードを使い分けるためにはデュアルSIM対応端末でなければなりません。この記事では、楽天モバイルのデュアルSIM対応端末と設定方法をわかりやすく解説しています。
この記事の目次
「プライベート用とビジネス用の電話番号を、1台のスマホで使い分けたい」「用途に応じてSIMカードを付け替えるのは面倒」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このようなときには、デュアルSIM対応のスマホを利用すると便利です。デュアルSIMは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れることで2つの電話番号を使い分けられます。
しかし、デュアルSIMはすべての機種に対応しているわけではありません。そのため、デュアルSIMの利用を検討している場合は必ず対応機種を選びましょう。
この記事では、楽天モバイルのデュアルSIM対応端末とeSIMの設定方法について解説していきます。これからデュアルSIMの利用を検討している方は、この記事を読んで参考にしてください。
- 2020年10月14に発表された2020年新型iPhone 12の発売日やスペック情報を解説しています。新型iPhone 12シリーズに興味のある方はぜひご覧ください!
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【楽天モバイル】デュアルSIMおすすめの活用法・メリット
楽天モバイルを契約してデュアルSIMでスマホを運用する際のおすすめ活用法やメリットについて解説していきます。
大手キャリア+楽天モバイルの組み合わせ
デュアルSIMは2枚のSIMを1台のスマホで利用します。しかし、どちらも同じ携帯電話会社で契約しなければならないわけではありません。
通話とデータ通信の両方を多く利用する場合には、次のような組み合わせも選択肢の1つです。
- 音声通話:大手キャリア
- データ通信:楽天モバイル
1枚目のSIMは通話定額に対応した大手キャリアのSIM、データ通信には月額料金が安い楽天モバイルのSIMを利用すると毎月の通信費を抑えられます。
大手キャリアでは、よりクリアな音声品質のVoLTEと呼ばれる音声通信サービスを利用できます。キャリアごとに周波数帯が異なるため、端末が対応しているかをあらかじめ確認しておくようにしましょう。
新料金プラン「ahamo(アハモ)」「povo」「Softbank on LINE」
大手キャリアのドコモが、2020年12月3日に新料金プランahamo(アハモ)を発表しました。それに続くようにauの「povo」、ソフトバンクの「Softbank on LINE」がリリースされました。
ahamoは20GBのデータ容量を3,278円(税込)で利用できるというもので、2021年3月から提供がスタートする予定です。
楽天モバイルで販売されている端末は、すべてがSIMフリーです。そのため、ドコモ/au/ソフトバンクのSIMとセットで利用することで、通信費を抑えられるだけでなく通話や通信品質もカバーできます。
▼以下記事ではドコモ・au・ソフトバンクを比較しどこがおすすめかを紹介しています。
格安SIM+楽天モバイルの組み合わせ
デュアルSIMで通信費を抑えたい場合、次のような組み合わせもおすすめです。
- 音声通話:楽天モバイル
- データ通信:格安SIM
多くの格安SIMではユーザーの利用状況にあわせて選べる複数の料金プランを用意しており、大手キャリアよりも月額料金が安いです。
通常であれば通話料金が30秒あたり22円ですが、専用アプリのRakuten Linkを利用すると国内通話が無料になります。
そのため、音声通話は楽天モバイル、データ通信は格安SIMを契約することで通信費の節約に繋がります。
▼SIMチェンジでは20社超のおすすめ格安データSIMの料金やメリットを比較していますぜひご一読ください。
サブブランド+楽天モバイルの組み合わせ
大手キャリアのauとソフトバンクは、UQモバイルやワイモバイルといったサブブランドを展開しています。
デュアルSIMで通信環境の安定を重視するなら、大手キャリアのサブブランドと楽天モバイルを組み合わせるのも選択肢の1つです。
- 音声通話:サブブランド
- データ通信:楽天モバイル
サブブランドは大手キャリアの通話や通信品質を保ちつつ、月額料金が安い料金プランを用意しています。
そのため、毎月の通信費を節約できるだけでなく、格安SIMの通信環境が安定しないときにはサブブランドのSIMでのカバーも可能です。
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【楽天モバイル】デュアルSIMを設定する方法
デュアルSIMを設定する方法について解説していきます。機種によって設定方法は異なります。
また、SIMロックが解除されている端末でないとデュアルSIMは利用できないので注意しましょう。
- スマホにSIMカードを2枚セットし挿入する
- ホーム画面の「設定」をタップ
- 「モバイルネットワーク設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 「プロファイルの選択」で優先的に利用するSIMカードを振り分ける
- 設定完了
まずは、SIMピンを使ってスマホからSIMトレイを取り出しましょう。2枚のSIMをSIMトレイにセットし、元の場所に挿入します。
機種によってはAPN設定が不要なケースもありますが、2枚のSIMカードの使用環境を設定すれば完了です。
▼SIMピンの使い方がわからない方は以下記事をご一読ください。SIMピンを無くしてしまった場合の代用品についても解説しています。
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楽天モバイルのeSIM設定方法|iPhoneはeSIMでデュアルSIMに対応
楽天モバイルでは、複数のデュアルSIM端末を取り扱っています。
AndroidはデュアルSIM対応端末が多いです。iPhoneの場合はSIMがあらかじめ内蔵されているので、eSIMと呼ばれる方法で利用します。
ここではeSIMの概要と対応端末に加えて、楽天モバイルでの設定方法について解説しましょう。
そもそもeSIMとは
eSIMは一般的なSIMに比べてサイズが小さいチップで、スマホやタブレットといった端末にあらかじめ埋め込まれています。
一方のデュアルSIMは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れて使うのが一般的。
デュアルSIMを利用するためにはSIMカードの抜き差しが必要です。しかし、eSIMの場合は不要です。
eSIMはSIMカードを抜き差しする代わりに、プロファイルと呼ばれるデータをダウンロードして利用します。
しかし、eSIM対応機種はすべての携帯電話会社で取り扱っているわけではありません。
eSIM対応端末を取り扱っている事業者
- 楽天モバイル
- BIC SIM
- IIjmio など
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアでもeSIM対応機種はあります。しかし、eSIM契約に対応する料金プランがありません。
国内でeSIM契約できる携帯電話会社は限られているので、利用する際にはきちんと確認するようにしましょう。
【楽天モバイル】eSIMの設定方法
楽天モバイルでeSIMの設定方法について解説していきます。
1.楽天モバイルでeSIMを申し込む
eSIMを楽天モバイルで利用する場合、楽天ユーザーでなければ新規申し込みが必要です。
【新規申し込みの場合】
- 公式サイトの新規申し込みページにアクセス
- 「プランを選択する」をタップ
- 「SIMタイプ」の選択画面で「eSIM」を選ぶ
- 申し込みと同時にeSIM対応機種を購入する場合は「製品選択へ進む」をタップ
- 申し込み内容を確認して「この内容で申し込む」をタップ
すでにeSIMを契約している場合は、次の手順でSIMカードの交換手続きが必要です。
【SIMカードをeSIMに交換申し込みする場合】
- my楽天モバイルにアクセス
- ユーザーIDとパスワードを入力してログイン
- メニュー画面から「my 楽天モバイル」の「契約プラン」を選ぶ
- 「各種手続き」から「SIM交換」を選ぶ
- 「SIM交換・再発行の理由」を選ぶ
- 申し込み内容を確認して「次へ進む」をタップ
- 画面に表示される「申込番号」をタップ
- 「開通手続きをする」をタップ
なお、楽天モバイルでは事務手数料や契約解除時の手数料はかかりません。2020年10月12日からは、SIMカードの交換手続きの手数料も無料になりました。
2.PCなどにQRコードを表示させる
新規申し込みやeSIMへの交換手続き後は、QRコードを使って初期設定の作業に移ります。
QRコードを表示させるには、eSIMを設定する端末以外のPCやタブレットで行う必要があります。
これには理由があり、eSIMを設定するもの以外の端末でmy楽天モバイルにログインし、QRコードを表示させないと利用開始できない仕組みになっているためです。
【QRコードを表示させる手順】
- my楽天モバイルにログイン
- 申込番号の下に表示されている「>」をタップ
- 「楽天回線の開通手続きを行う」をタップ
- QRコードが表示
3.設定でモバイル通信を開きQRコードを読み込む
QRコードを表示させたら、eSIMを設定する端末の操作に移ります。
【例)eSIMを設定する端末がiPhone(iOS14)の場合】
- ホーム画面の「設定」をタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- カメラが起動
- QRコードを読み取る
4.モバイル通信プランを追加し初期設定を行う
QRコードを読み取った後は、モバイル通信プランを追加して初期設定を行います。
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- 「デフォルト設定が変更されました」の「OK」をタップ
- 「モバイル通信」の「通話オプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「VoLTE」をON
- 画面下部に表示される「OK」をタップ
- 「VoLTE」がONであることを確認
- 「モバイル通信」で「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の「APN」に「rakuten.jp」を入力
- 「インターネット共有」の「APN」に「rakuten.jp」を入力
- 設定完了
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楽天モバイルでデュアルSIMが使えるおすすめ端末は?
デュアルSIMは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れて利用します。そのため、2つの電話番号を1台のスマホで使い分けることが可能です。
ここでは、楽天モバイルでデュアルSIMが使えるおすすめ端末を5機種紹介していきます。
端末名 | Rakuten BIG | OPPO Reno3 A | Rakuten Mini | AQUOS R5G | Galaxy Note10+ |
---|---|---|---|---|---|
サイズ(高さ×幅×厚さ)・重量 | 約174×80×9mm 約227g | 約160.9×74.1×8.2mm 約175g | 約106.2×53.4×8.6mm 約79g | 約162×75×8.9mm 約189g | 約162.3×77.2×7.9mm 約197g |
カラー | ホワイト ブラック クリムゾンレッド | ブラック ホワイト | ナイトブラック クールホワイト クリムゾンレッド | アースブルー ブラックレイ | オーラグロー オーラブラック |
CPU・SoC | QualcommSnapdragon 765G 5G mobile platform/オクタコア2.4GHz+2.2GHz +1.8GHz | QualcommSnapdragon 665/オクタコア 2GHz+1.8GHz | QualcommSnapdragon 439/オクタコア 2GHz+1.45GHz | QualcommSnapdragon 865 5G mobile platform/オクタコア2.8GHz+1.8GHz | QualcommSnapdragon 855/オクタコア 2.8GHz +2.4GHz+1.7GHz |
RAM・ROM | 6GB 128GB | 6GB 128GB | 3GB 32GB | 12GB 256GB | 12GB 256GB |
OS | Android 10 | Android 10 | Android 9 Pie | Android 10 | Android 9 Pie |
SIMカード | eSIM | nanoSIM | eSIM | nanoSIM | nanoSIM |
メモリカード容量 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
LTE | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
VoLTE | Rakutenのみ対応 | Rakuten、ドコモ、au対応 | Rakutenのみ対応 | Rakuten、ドコモ、au、ソフトバンクに対応 | Rakuten、ドコモ、au対応 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
5G | 対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
FeliCa | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
NFC | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
バッテリー容量 | 約4,000mAh | 約4,025mAh | 約1,250mAh | 約3,730mAh | 約4,300mAh |
Rakuten BIG
2020年9月30日に発売された楽天モバイルオリジナル機種で、世界初のフロントカメラ内蔵ディスプレイを搭載しています。
デュアルSIMが使えるおすすめ端末の中で、5Gに対応しているのはRakuten BIGとAQUOS R5Gだけです。5G対応機種は価格が10万円を超えるものも多い中、Rakuten BIGは60,000円台で購入できることが魅力です。
また、おサイフケータイやNFCにも対応しています。
OPPO Reno3 A
2020年6月25日に発売された機種で、中国のスマホメーカーであるOPPOの製品です。搭載されている4つのカメラで、モノクロや夜景といった用途にあわせた撮影が可能です。
人間工学にもとづいて設計されたボディは、薄型で片手でも持ちやすいデザインに仕上がっています。カラーバリエーションは2種類ですが、とくにホワイトの水色へのグラデーションが珍しいカラーリングです。
約4,025mAhの大容量バッテリーなので、一度の充電でも長時間使えます。約120分でフル充電が可能な急速充電に対応しているので、外出先や出張先での急な充電にも対応できます。
Rakuten Mini
2020年1月23日に発売された楽天モバイルのオリジナル機種で、超小型の軽量ボディが最大の特徴だといえます。
長さは約106.2mmで、重さは他機種の半分程度の約79g。ポーチやスーツのポケットにも難なく入るサイズで、価格は約20,000円程とお手頃です。
画面の隅々まで片手の指が届くサイズなので、操作もスムーズです。
AQUOS R5G
2020年3月25日に発売された機種で、大手電機メーカーであるシャープの製品です。人気が高いAQUOSシリーズの最新機種で、5Gに対応しています。
そのため、他の携帯電話会社の5G機種と同様に価格は10万円超です。約6.5インチの大画面には、10億色の表現力を持つPro IGZOディスプレイが搭載されています。
超高精細の8K動画撮影もできるため、より高画質な動画を撮影して残しておきたい方におすすめです。
Galaxy Note10+
2019年10月18日に発売された機種で、韓国の大手電子機器メーカーであるサムスン電子の製品です。Noteシリーズ特有のSペンは、本物の紙とペンのような書き心地が得られます。
Sペンで書いたメモはテキスト変換でき、ビジネスシーンなどでメモを共有するのにも便利です。
デザインは、人間工学にもとづいて快適な操作性を意識して設計されています。そのため、約6.8インチの大画面であるにもかかわらず握りやすく、操作性も抜群です。
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楽天モバイルのeSIMに対応しているiPhone一覧
個人向けeSIMサービスがスタートしたのは2019年で、IIJmioが国内初です。これまでもeSIM対応端末は複数発売されていますが、すべてのiPhoneに対応しているわけではありません。
iPhoneシリーズは、2018年以降に発売された機種が対応しています。
eSIM対応のiPhoneシリーズ
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
iPhone 12シリーズは楽天モバイルで動作確認済み?
eSIM対応機種は、2020年10〜11月に発売されたiPhone 12シリーズも含まれています。
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
iPhone12シリーズは楽天モバイルの公式サイトで動作確認済みです。しかし、動作保証の対象外なので自己責任で利用しましょう。
動作保証の対象外ですが、音声通話やデータ通信、テザリングは行えます。
iPhoneでデュアルSIMは使えるのか?
デュアルSIMが利用できるiPhoneは、2018年以降に発売された機種が対象です。
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
ただし、iPhoneのデュアルSIMはSIMカード2枚での利用ではなく、nanoSIMとeSIMになります。
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デュアルSIMの種類と特徴
1台のスマホで2つの電話番号を使い分けられるデュアルSIMの種類は、1つだけではありません。ここでは、デュアルSIMの種類と特徴について解説していきます。
デュアルSIMの種類
一般的なSIMカードには、サイズの異なる複数の種類があります。しかし、通話やデータ通信といったできることは同じです。
一方でデュアルSIMの場合、種類によってできることとできないことがあります。ここでは、デュアルSIMの種類について解説していきます。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
デュアルSIMのDSDSは、デュアルSIMデュアルスタンバイの略称です。その名の通り、1台のスマホで2台分の電話番号からの着信が受けられます。
1台のスマホに2枚のSIMを挿入する点はどの種類も同じで、DSDSは切り替え不要です。
どちらに紐づく電話番号の着信でも受けられますが、同時に通話はできません。また、片方のSIMでデータ通信中に、もう一方のSIMに着信があった場合は受けられません。
DSDV(デュアルSIMデュアル VoLTE)
デュアルSIMのDSDVは、デュアルSIMデュアルVoLTEの略称です。それぞれのSIMで通話だけでなく、データ通信も可能です。
2枚のSIMを同時に利用はできませんが、4G(LTE)での通話とデータ通信が同時に行えます。
そのため、DSDVは2枚のSIM宛ての着信を受けることが可能です。しかし、片方のSIMでデータ通信中にもう一方のSIMで電話の着信は受けられず、2枚のSIMで同時に通話はできません。
また、DSDSと同様にSIMの切り替えは不要です。
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
デュアルSIMのDSDAは、デュアルSIMデュアルアクティブの略称です。DSDSが片方のSIMの通話やデータ通信ができないのに対し、DSDAは同時に対応できます。
DSDVと同様に2枚のSIM宛ての着信をが受けられます。異なる点は、片方のSIMで通話しながらもう一方のSIMでデータ通信が行えることです。
DSDSやDSDVと同様にSIMの切り替えは不要ですが、2枚のSIMで同時に通話はできません。
DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
デュアルSIMのDSSSは、デュアルSIMシングルスタンバイの略称です。DSSSは、優先的に設定した片方のSIMでの通話やデータ通信が行えます。
他のデュアルSIMと異なり、SIMを切り替えが必要です。利用する度に手動でSIMを切り替える必要があるため、2枚のSIM宛ての着信は受けられません。
また、有効でないSIMでは通話もデータ通信もできません。
デュアルSIMの特徴
デュアルSIMの特徴について解説していきます。
デュアルSIMのメリット
2つの回線を使い分けられるデュアルSIMには、主に3つのメリットがあります。
- スマホ1台で2つの電話番号が利用できる
- 音声通話とデータ通信を用途にあわせて選べる
- 片方の回線に障害が発生してももう一方でカバーできる
デュアルSIMを短期間やお試しで使いたい場合は、プリペイドSIMを利用すると便利です。
プリペイドSIMは容量や時間などがあらかじめ決められているSIMカードで、使い切るのと同時に解約されます。
mineoやOCNモバイルONEといった格安SIMで取り扱っており、月額プランへの移行も可能なケースも。
申し込み手続きや審査は必要なく、コンビニで気軽に購入できます。ただし、データ通信専用SIMなので電話番号は取得できません。
デュアルSIMデメリット
デュアルSIMにはデメリットもあります。
- 設定が複雑
- バッテリーを消費しやすい
- microSDとの併用不可
- 通信費がかかる
DSSSの場合、利用するごとに手動での切り替えが必要です。そのため、デュアルSIMの種類によっては設定が複雑で、切り替えを誤ってデータ容量を使いすぎてしまうことが懸念されます。
2枚のSIM宛ての着信をいつでも受けられる状態のDSDSやDSDVやDSDAの場合、バッテリーを消費しやすいので、モバイルバッテリーを持ち歩くという対策も必要です。
機種によってはデュアルSIMのスロットルがmicroSDを共用になっているため、併用が難しい可能性もあります。
また、SIMカードを2枚利用するとスマホ2台分の料金がかかるため、1枚のときに比べて通信費がかさみます。
通信費を抑えたい場合は、格安SIMへの乗り換えや料金プランの見直しで対処するとよいでしょう。
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楽天モバイルのデュアルSIM活用に関するFAQ
楽天モバイルのデュアルSIM活用に関するQ&Aについて解説していきます。
端末のSIMロック解除は必要なのか?
楽天モバイルでデュアルSIMを利用する場合、次のような端末以外はSIMロックの解除が必要です。
- SIMフリー端末
- 楽天モバイルで購入した端末
SIMロックの解除方法は携帯電話会社によって異なります。楽天モバイルで購入した端末かわからない場合は、公式サイトで確認できます。
各キャリアでVoLTE通話は行えるのか?
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアでは、新しい音声通信サービスであるVoLTEを提供しています。
ドコモとソフトバンクでは、VoLTEに比べて人の耳で聞こえる範囲に近い周波数帯であるVoLTE(HD+)の利用が可能です。
VoLTE(HD+)は、従来の音声通話では聞こえなかった高音域の成分が含まれているため、よりクリアな音声通話が実現できます。
楽天モバイルのVoLTE通話品質はいいのか?
対応端末または専用アプリである「Rakuten Link」をインストールしていれば、楽天モバイルでVoLTEの利用が可能です。
これまでは、楽天回線エリアとau回線エリアをまたぐ際に通話が途切れる事象が発生したために再発信が必要でした。
しかし、現在は回線の切り替え時間も短くなって通話品質が向上しているため、楽天回線エリアとau回線エリアをまたぐ際にも再発信は不要になっています。
各キャリアでSIMのみの契約は行えるのか?
SIMカードだけの契約は、ドコモやau、ソフトバンク、2020年4月に参入した楽天モバイルといったすべてのキャリアで可能です。
大手キャリアでSIMカードを契約する際には、店舗に行かなくてもオンラインショップで受け付けています。オンラインショップ限定のキャンペーンも実施しているので、サイトをチェックしてみましょう。
たとえば、auでは他社からの乗り換える際にオンラインショップ経由でSIMカードを契約すると、10,000円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施中です。
キャンペーン期間 | 2020年10月1日~終了日未定 |
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適用条件 | 他社からの乗り換え キャンペーン期間中にオンラインショップ経由で申し込み 対象のSIMカード単体を契約 |
特典内容 | au PAY残高へ10,000円相当をキャッシュバック |
※本記事で紹介したキャッシュバックの内容は予告なく変更される可能性があるため、必ず公式ページで確認するようにしてください。
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楽天モバイルのデュアルSIMを活用して賢い通信生活を
デュアルSIMを利用するためには、対応機種であることが前提です。そのため、まずは使用中のスマホが対応機種であるかを確認し、非対応であれば別途購入する必要があります。
楽天モバイルでは、オリジナルブランドをはじめとする複数のデュアルSIM対応機種を取り扱っています。2020年9月30日に発売されたRakuten BIGは、5G対応なのにもかかわらず60,000円台で購入できます。
高性能の機種も数多く販売されているので、楽天モバイルでデュアルSIMを活用してスマートな通信生活を実現しましょう。