楽天モバイルのデュアルSIM対応端末・設定方法まとめ|iPhoneのeSIM設定方法!おすすめの組み合わせは?

デュアルSIMは、スマホ1台で2枚のSIMカードを使い分けられるので便利です。しかし、2枚のSIMカードを使い分けるためにはデュアルSIM対応端末でなければなりません。この記事では、楽天モバイルのデュアルSIM対応端末と設定方法をわかりやすく解説しています。
この記事の目次
「プライベート用とビジネス用の電話番号を、1台のスマホで使い分けたい」「用途に応じてSIMカードを付け替えるのは面倒」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このようなときには、デュアルSIM対応のスマホを利用すると便利です。デュアルSIMは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れることで2つの電話番号を使い分けられます。
しかし、デュアルSIMはすべての機種に対応しているわけではありません。そのため、デュアルSIMの利用を検討している場合は必ず対応機種を選びましょう。
この記事では、楽天モバイルのデュアルSIM対応端末とeSIMの設定方法について解説していきます。これからデュアルSIMの利用を検討している方は、この記事を読んで参考にしてください。
- 4月1日から開始した楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」についてはこちらの記事で解説しています。月額料金3ヶ月無料キャンペーン中のご契約がおすすめです!
デュアルSIMとは?
「デュアルSIM」とは、1台のスマホに2枚のSIMカードを挿入して利用できる機能のことです。通常は、スマホ1台につき1枚のSIMカードを挿入して利用しますが、デュアルSIMは2枚差し込むため、スマホを2台持ちしているような使い方ができます。
デュアルSIMを利用する場合は、対応端末の用意が必要です。対応端末にはSIMカードを挿入する場所が2か所あるので、チェックしてみましょう。
デュアルSIMの種類
1台のスマホで2つの電話番号を使い分けられるデュアルSIMの種類は、1つだけではありません。
一般的なSIMカードには、サイズの異なる複数の種類があります。しかし、通話やデータ通信といったできることは同じです。
一方でデュアルSIMの場合、種類によってできることとできないことがあります。ここでは、デュアルSIMの種類について解説していきます。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
デュアルSIMのDSDSは、デュアルSIMデュアルスタンバイの略称です。その名の通り、1台のスマホで2台分の電話番号からの着信が受けられます。
1台のスマホに2枚のSIMを挿入する点はどの種類も同じで、DSDSは切り替え不要です。
どちらに紐づく電話番号の着信でも受けられますが、同時に通話はできません。また、片方のSIMでデータ通信中に、もう一方のSIMに着信があった場合は受けられません。
DSDV(デュアルSIMデュアル VoLTE)
デュアルSIMのDSDVは、デュアルSIMデュアルVoLTEの略称です。それぞれのSIMで通話だけでなく、データ通信も可能です。
2枚のSIMを同時に利用はできませんが、4G(LTE)での通話とデータ通信が同時に行えます。
そのため、DSDVは2枚のSIM宛ての着信を受けることが可能です。しかし、片方のSIMでデータ通信中にもう一方のSIMで電話の着信は受けられず、2枚のSIMで同時に通話はできません。
また、DSDSと同様にSIMの切り替えは不要です。
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
デュアルSIMのDSDAは、デュアルSIMデュアルアクティブの略称です。DSDSが片方のSIMの通話やデータ通信ができないのに対し、DSDAは同時に対応できます。
DSDVと同様に2枚のSIM宛ての着信をが受けられます。異なる点は、片方のSIMで通話しながらもう一方のSIMでデータ通信が行えることです。
DSDSやDSDVと同様にSIMの切り替えは不要ですが、2枚のSIMで同時に通話はできません。
DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
デュアルSIMのDSSSは、デュアルSIMシングルスタンバイの略称です。DSSSは、優先的に設定した片方のSIMでの通話やデータ通信が行えます。
他のデュアルSIMと異なり、SIMを切り替えが必要です。利用する度に手動でSIMを切り替える必要があるため、2枚のSIM宛ての着信は受けられません。
また、有効でないSIMでは通話もデータ通信もできません。
デュアルSIMの特徴
デュアルSIMの特徴について解説していきます。
デュアルSIMのメリット
2つの回線を使い分けられるデュアルSIMには、主に3つのメリットがあります。
- スマホ1台で2つの電話番号が利用できる
- 音声通話とデータ通信を用途にあわせて選べる
- 片方の回線に障害が発生してももう一方でカバーできる
デュアルSIMを短期間やお試しで使いたい場合は、プリペイドSIMを利用すると便利です。
プリペイドSIMは容量や時間などがあらかじめ決められているSIMカードで、使い切るのと同時に解約されます。
mineoやOCNモバイルONEといった格安SIMで取り扱っており、月額プランへの移行も可能なケースも。
申し込み手続きや審査は必要なく、コンビニで気軽に購入できます。ただし、データ通信専用SIMなので電話番号は取得できません。
デュアルSIMデメリット
デュアルSIMにはデメリットもあります。
- 設定が複雑
- バッテリーを消費しやすい
- microSDとの併用不可
- 通信費がかかる
DSSSの場合、利用するごとに手動での切り替えが必要です。そのため、デュアルSIMの種類によっては設定が複雑で、切り替えを誤ってデータ容量を使いすぎてしまうことが懸念されます。
2枚のSIM宛ての着信をいつでも受けられる状態のDSDSやDSDVやDSDAの場合、バッテリーを消費しやすいので、モバイルバッテリーを持ち歩くという対策も必要です。
機種によってはデュアルSIMのスロットルがmicroSDを共用になっているため、併用が難しい可能性もあります。
また、SIMカードを2枚利用するとスマホ2台分の料金がかかるため、1枚のときに比べて通信費がかさみます。
通信費を抑えたい場合は、格安SIMへの乗り換えや料金プランの見直しで対処するとよいでしょう。
おすすめ活用法・メリット
楽天モバイルを契約してデュアルSIMでスマホを運用する際のおすすめ活用法やメリットについて解説していきます。
大手キャリア+楽天モバイルの組み合わせ
デュアルSIMは2枚のSIMを1台のスマホで利用します。しかし、どちらも同じ携帯電話会社で契約しなければならないわけではありません。
通話とデータ通信の両方を多く利用する場合には、次のような組み合わせも選択肢の1つです。
- 音声通話:大手キャリア
- データ通信:楽天モバイル
1枚目のSIMは通話定額に対応した大手キャリアのSIM、データ通信には月額料金が安い楽天モバイルのSIMを利用すると毎月の通信費を抑えられます。
大手キャリアでは、よりクリアな音声品質のVoLTEと呼ばれる音声通信サービスを利用できます。キャリアごとに周波数帯が異なるため、端末が対応しているかをあらかじめ確認しておくようにしましょう。
▼以下記事ではドコモ・au・ソフトバンクを比較しどこがおすすめかを紹介しています。
大手キャリア新料金プラン+楽天モバイルの組み合わせ
大手キャリアのドコモが、2020年12月3日に新料金プランahamo(アハモ)を発表しました。それに続くようにauの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO」がリリースされました。
楽天モバイルは楽天回線エリアを拡大中ということもあり、一部地域では通信が安定しません。しかし、新料金プランはキャリアの高品質な回線を利用しているため、全国の幅広いエリアをカバーしています。
そのため、楽天モバイルの通信に不安を感じている方は、月額料金が安い大手キャリアの新料金プランと組み合わせてみましょう。
- 音声通話:楽天モバイル
- データ通信:大手キャリア新料金プラン
格安SIM+楽天モバイルの組み合わせ
デュアルSIMで通信費を抑えたい場合、次のような組み合わせもおすすめです。
- 音声通話:楽天モバイル
- データ通信:格安SIM
多くの格安SIMではユーザーの利用状況にあわせて選べる複数の料金プランを用意しており、大手キャリアよりも月額料金が安いです。
通常であれば通話料金が30秒あたり22円(税込)ですが、専用アプリのRakuten Linkを利用すると国内通話が無料になります。
そのため、音声通話は楽天モバイル、データ通信は格安SIMを契約することで通信費の節約に繋がります。
▼SIMチェンジではデータSIMプランがおすすめの格安SIMを比較しています。こちらもあわせてぜひご一読ください。
サブブランド+楽天モバイルの組み合わせ
大手キャリアのauとソフトバンクは、UQモバイルやワイモバイルといったサブブランドを展開しています。
デュアルSIMで通信環境の安定を重視するなら、大手キャリアのサブブランドと楽天モバイルを組み合わせるのも選択肢の1つです。
- 音声通話:サブブランド
- データ通信:楽天モバイル
サブブランドは大手キャリアの通話や通信品質を保ちつつ、月額料金が安い料金プランを用意しています。
そのため、毎月の通信費を節約できるだけでなく、格安SIMの通信環境が安定しないときにはサブブランドのSIMでのカバーも可能です。
楽天モバイルで使えるおすすめのデュアルSIM対応機種
デュアルSIMは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れて利用します。そのため、2つの電話番号を1台のスマホで使い分けることが可能です。
ここでは、楽天モバイルでデュアルSIMが使えるおすすめ端末を5機種紹介していきます。
iPhone 12 / mini / Pro / Pro Max
出典:楽天モバイル
楽天モバイルでは、最新のiPhone 12シリーズ4機種を販売中です。iPhone 12シリーズはすべて5G通信に対応しているモデルで、最新のチップセットを搭載しています。
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは高性能なトリプルカメラを採用しており、カメラ性能にこだわりたい方にもおすすめ。広角・超広角カメラはナイトモードにも対応しているため、夜間でも美しい写真を撮影できます。
iPhone 12 miniは、片手操作しやすいコンパクトサイズが特徴です。大画面ディスプレイが多く発売される今、手にすっぽりと収まるスマホを探している方にぴったりの1台となっています。
iPhone 12シリーズはeSIMにも対応しているので、すぐにデュアルSIMを利用することが可能です。
【楽天モバイル公式】iPhone 12シリーズの詳細はこちら
端末名 | iPhone 12 | iPhone 12 mini | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max |
---|---|---|---|---|
販売価格(税込) | 64GB:101,176円 128GB:108,160円 256GB:122,335円 | 64GB:87,712円 128GB:95,140円 256GB:109,205円 | 128GB:127,395円 256GB:140,650円 512GB:168,070円 | 128GB:141,700円 256GB:155,050円 512GB:181,440円 |
本体サイズ | 146.7mm×71.5mm×7.4mm | 131.5mm×64.2mm×7.4mm | 146.7mm×71.5mm×7.4mm | 160.8mm×78.1mm×7.4mm |
画面サイズ | 6.1インチ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
重さ | 162g | 133g | 187g | 226g |
CPU | A14 Bionic | A14 Bionic | A14 Bionic | A14 Bionic |
ROM | 64GB / 128GB / 256GB | 64GB / 128GB / 256GB | 128GB / 256GB / 512GB | 128GB / 256GB / 512GB |
アウトカメラ | 広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 | 広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 | 広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 | 広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 |
インカメラ | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
生体認証 | 顔 | 顔 | 顔 | 顔 |
カラー | ブラック/ホワイト/(PRODUCT)RED/グリーン/ブルー/パープル | ブラック/ホワイト/(PRODUCT)RED/グリーン/ブルー/パープル | シルバー/グラファイト/ゴールド/パシフィックブルー | シルバー/グラファイト/ゴールド/パシフィックブルー |
【楽天モバイル公式】iPhone 12シリーズの詳細はこちら


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iPhone SE(第2世代)
出典:楽天モバイル
初代iPhone SEの後継機種として2020年に登場した「iPhone SE(第2世代)」。ホームボタン派のiPhoneユーザーや、小型iPhoneの新機種を待ち望んでいた方に根強い人気を誇るモデルです。
また、iPhoneの中でも価格が安く、高コスパiPhoneを求めている方にも適しています。しかし、安いからといって性能・機能が劣っているわけではありません。
iPhone 11シリーズと同じチップセットを搭載しているため、アプリの起動はもちろん、ゲームプレイや動画視聴など、あらゆることがサクサクと動作します。
iPhone SE(第2世代)もeSIMに対応しているので、eSIMをお得に利用したい方にもおすすめです。
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端末名 | iPhone SE(第2世代) |
---|---|
販売価格(税込) | 64GB:55,170円 128GB:61,150円 256GB:75,115円 |
本体サイズ | 138.4mm×67.3mm×7.3 |
画面サイズ | 4.7インチ |
重さ | 148g |
CPU | A13 Bionic |
ROM | 64GB / 128GB / 256GB |
アウトカメラ | 1,200万画素 |
インカメラ | 700万画素 |
生体認証 | 指紋 |
カラー | ブラック/ホワイト/(PRODUCT)RED |
【楽天モバイル公式】iPhone SE(第2世代)の詳細はこちら
Rakuten BIG s
出典:楽天モバイル
Rakuten BIG sは、楽天モバイルのオリジナルスマホです。価格は約5万円で、超広角カメラを含む4眼AIカメラや、高負荷なゲームプレイにも強いCPUを搭載しているため、ハイスペックモデルに劣らないモデルとなっています。
Rakuten BIG sは5G対応スマホで、Sub6に加えてより高速なミリ波にも対応しています。ミリ波の対応により、最大通信速度下り2.80Gbps、上り273Mbpsの圧倒的なスピードを実現しました。
デュアルSIMに対応していますが、eSIMのみ利用できます。
【楽天モバイル公式】Rakuten BIG sの詳細はこちら
端末名 | Rakuten BIG s |
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販売価格(税込) | 50,980円 |
本体サイズ | 約160mm×約79mm×約9mm |
画面サイズ | 約6.4インチ |
重さ | 約204g |
CPU | Snapdragon 765G 5G |
RAM / ROM | 6GB / 128GB |
バッテリー | 3,900mAh |
アウトカメラ | 超広角:約800万画素 広角:約4,800万画素 望遠:約800万画素 深度測位:約200万画素 |
インカメラ | 約1,600万画素 |
おサイフケータイ | 〇 |
防水 / 防塵 | IPX7 / IP6X |
生体認証 | 顔・指紋 |
カラー | ブラック/ホワイト/クリムゾンレッド |
【楽天モバイル公式】Rakuten BIG sの詳細はこちら
OPPO Reno5 A
出典:楽天モバイル
2021年6月発売のOPPO Reno5 Aは、nanoSIMが2枚入るデュアルSIM対応のスマホです。また、eSIMにも対応しています。
OPPO Reno5 Aは、最大約6,400万画素の4眼カメラを搭載。ワイドで迫力のある写真を撮影できる超広角カメラから、精細な接写を記録できるマクロカメラまで揃っているため、あらゆるシーンで活躍するスマホカメラです。
ディスプレイは約6.5インチと大きく、パンチホール式のインカメラなので、映画やドラマを快適に楽しめます。
端末名 | OPPO Reno5 A |
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販売価格(税込) | 42,980円 |
本体サイズ | 約162mm×約74.6mm×約8.2mm |
画面サイズ | 約6.5インチ |
重さ | 約182g |
CPU | Snapdragon 765G |
RAM / ROM | 6GB / 128GB |
バッテリー | 約4,000mAh |
アウトカメラ | メイン:約6,400万画素 超広角:約800万画素 マクロ:約200万画素 モノクロ:約200万画素 |
インカメラ | 約1,600万画素 |
おサイフケータイ | 〇 |
防水 / 防塵 | IPX8 / IP6X |
生体認証 | 顔・指紋 |
カラー | アイスブルー/シルバーブラック |
AQUOS R5G
出典:楽天モバイル
2020年3月25日に発売された機種で、大手電機メーカーであるシャープの製品です。人気が高いAQUOSシリーズの最新機種で、5Gに対応しています。
そのため、価格は10万円超とやや高額です。約6.5インチの大画面には、10億色の表現力を持つPro IGZOディスプレイが搭載されています。
超高精細の8K動画撮影もできるため、より高画質な動画を撮影して残しておきたい方におすすめです。
端末名 | AQUOS R5G |
---|---|
販売価格(税込) | 128,800円 |
本体サイズ | 約162mm×約75mm×約8.9mm |
画面サイズ | 約6.5インチ |
重さ | 約189g |
CPU | Snapdragon 865 5G |
RAM / ROM | 12GB / 256GB |
バッテリー | 約3,730mAh |
アウトカメラ | 広角:約1,220万画素 望遠:約1,220万画素 超広角:約4,800万画素 ToF |
インカメラ | 広角:約1,640万画素 |
おサイフケータイ | 〇 |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX8 / IP6X |
生体認証 | 顔・指紋 |
カラー | アースブルー/ブラックレイ |
楽天モバイルでデュアルSIMを設定する方法
ここでは、楽天モバイルでデュアルSIMを設定する方法を解説します。eSIMの設定方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
SIMカード場合
デュアルSIMを設定する方法について解説していきます。機種によって設定方法は異なります。
また、SIMロックが解除されている端末でないとデュアルSIMは利用できないので注意しましょう。
- スマホにSIMカードを2枚セットし挿入する
- ホーム画面の「設定」をタップ
- 「モバイルネットワーク設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 「プロファイルの選択」で優先的に利用するSIMカードを振り分ける
- 設定完了
まずは、SIMピンを使ってスマホからSIMトレイを取り出しましょう。2枚のSIMをSIMトレイにセットし、元の場所に挿入します。
機種によってはAPN設定が不要なケースもありますが、2枚のSIMカードの使用環境を設定すれば完了です。
▼SIMピンの使い方がわからない方は以下記事をご一読ください。SIMピンを無くしてしまった場合の代用品についても解説しています。
eSIMの場合
楽天モバイルでは、複数のデュアルSIM端末を取り扱っています。
AndroidはデュアルSIM対応端末が多いです。iPhoneの場合はSIMがあらかじめ内蔵されているので、eSIMと呼ばれる方法で利用します。
ここではeSIMの概要と設定方法について解説しましょう。
eSIMとは
eSIMは一般的なSIMに比べてサイズが小さいチップで、スマホやタブレットといった端末にあらかじめ埋め込まれています。
一方のデュアルSIMは、2枚のSIMカードを1台のスマホに入れて使うのが一般的。
デュアルSIMを利用するためにはSIMカードの抜き差しが必要です。しかし、eSIMの場合は不要です。
eSIMはSIMカードを抜き差しする代わりに、プロファイルと呼ばれるデータをダウンロードして利用します。
しかし、eSIM対応機種はすべての携帯電話会社で取り扱っているわけではありません。
eSIM対応端末を取り扱っている事業者
- 楽天モバイル
- BIC SIM
- IIjmio など
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアでもeSIM対応機種はあります。しかし、eSIM契約に対応する料金プランがありません。
国内でeSIM契約できる携帯電話会社は限られているので、利用する際にはきちんと確認するようにしましょう。
1.楽天モバイルでeSIMを申し込む
eSIMを楽天モバイルで利用する場合、楽天ユーザーでなければ新規申し込みが必要です。
【新規申し込みの場合】
- 公式サイトの新規申し込みページにアクセス
- 「プランを選択する」をタップ
- 「SIMタイプ」の選択画面で「eSIM」を選ぶ
- 申し込みと同時にeSIM対応機種を購入する場合は「製品選択へ進む」をタップ
- 申し込み内容を確認して「この内容で申し込む」をタップ
すでにeSIMを契約している場合は、次の手順でSIMカードの交換手続きが必要です。
【SIMカードをeSIMに交換申し込みする場合】
- my楽天モバイルにアクセス
- ユーザーIDとパスワードを入力してログイン
- メニュー画面から「my 楽天モバイル」の「契約プラン」を選ぶ
- 「各種手続き」から「SIM交換」を選ぶ
- 「SIM交換・再発行の理由」を選ぶ
- 申し込み内容を確認して「次へ進む」をタップ
- 画面に表示される「申込番号」をタップ
- 「開通手続きをする」をタップ
なお、楽天モバイルでは事務手数料や契約解除時の手数料はかかりません。2020年10月12日からは、SIMカードの交換手続きの手数料も無料になりました。
2.PCなどにQRコードを表示させる
新規申し込みやeSIMへの交換手続き後は、QRコードを使って初期設定の作業に移ります。
QRコードを表示させるには、eSIMを設定する端末以外のPCやタブレットで行う必要があります。
これには理由があり、eSIMを設定するもの以外の端末でmy楽天モバイルにログインし、QRコードを表示させないと利用開始できない仕組みになっているためです。
【QRコードを表示させる手順】
- my楽天モバイルにログイン
- 申込番号の下に表示されている「>」をタップ
- 「楽天回線の開通手続きを行う」をタップ
- QRコードが表示
3.設定でモバイル通信を開きQRコードを読み込む
QRコードを表示させたら、eSIMを設定する端末の操作に移ります。
【例)eSIMを設定する端末がiPhone(iOS14)の場合】
- ホーム画面の「設定」をタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- カメラが起動
- QRコードを読み取る
4.モバイル通信プランを追加し初期設定を行う
QRコードを読み取った後は、モバイル通信プランを追加して初期設定を行います。
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- 「デフォルト設定が変更されました」の「OK」をタップ
- 「モバイル通信」の「通話オプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「VoLTE」をON
- 画面下部に表示される「OK」をタップ
- 「VoLTE」がONであることを確認
- 「モバイル通信」で「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の「APN」に「rakuten.jp」を入力
- 「インターネット共有」の「APN」に「rakuten.jp」を入力
- 設定完了
デュアルSIM最強の組み合わせはどれ?
楽天モバイルと組み合わせるおすすめの格安SIM・キャリアを紹介します。
スマホ代を節約したい方や、海外でもスマホを使いたい方は必見です。
楽天モバイル+IIJmio|スマホ代を節約できる

スマホ代を安く抑えたい方は、楽天モバイルとIIJmioのeSIMプランの組み合わせがおすすめです。IIJmioのeSIMはデータ通信専用プランで、2GBで440円(税込)から利用できます。
楽天モバイルのSIMを音声通話用として、IIJmioのeSIMをデータ通信用として使えば、スマホ代を500円以下に抑えることも可能です。それぞれの料金プランを見ていきましょう。
データ容量 | 楽天モバイル 月額料金(税込) | IIJmio eSIM 月額料金(税込) |
---|---|---|
~1GB | 0円 | 440円 |
2GB | 1,078円 | |
3GB | 660円 | |
4GB | 2,178円 | |
8GB | 1,100円 | |
15GB | 1,430円 | |
20GB | 1,650円 | |
20GB~ | 3,278円 | – |
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、データ使用量に応じて月額料金が変動する従量制のプランです。1GB未満の月は0円で利用できるので、スマホ代を節約したい方に適しています。
また、「Rakuten Link」アプリを使用すると国内通話が無料でかけ放題です。つまり、楽天モバイルで0円をキープしながらIIJmioの安価なプランを契約すると、お得にスマホを使用できます。
詳細はこちら | 詳細はこちら |
楽天モバイル+ahamo|海外でも使える
出典:ahamo
ahamoは、ドコモから登場したオンライン専用の料金プランです。申し込みや各種手続きはオンラインに限られますが、ドコモの既存プランと比較すると月額料金が安いことで注目を集めています。
ahamoは、月額料金2,970円(税込)でデータ容量が20GB、さらに国内通話が5分無料のプランを提供中です。海外でのデータ通信・電話・SMSを申し込み不要で利用できるため、海外出張に行くことが多い方に向いています。
楽天モバイルも海外でのデータ通信に対応していますが2GBまでに限られており、2GB超過後は容量の追加が必要です。しかし、ahamoは20GBまで使えるので、2つを組み合わせることで海外でも安心して使えます。
海外でも利用中のスマホを使いたい場合は、楽天モバイルとahamoの組み合わせを活用してみましょう。
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▼以下の記事では、ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」を徹底解説しています。プランについて詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご一読ください。
楽天モバイルのデュアルSIM活用に関するFAQ
楽天モバイルのデュアルSIM活用に関するQ&Aについて解説していきます。
端末のSIMロック解除は必要?
楽天モバイルでデュアルSIMを利用する場合、次のような端末以外はSIMロックの解除が必要です。
- SIMフリー端末
- 楽天モバイルで購入した端末
SIMロックの解除方法は携帯電話会社によって異なります。楽天モバイルで購入した端末かわからない場合は、公式サイトで確認できます。
▼キャリアのSIMロック解除方法は、SIMロック解除とはなにかについて解説している以下の記事を参考にしてください。
各キャリアでVoLTE通話は行える?
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアでは、新しい音声通信サービスであるVoLTEを提供しています。
ドコモとソフトバンクでは、VoLTEに比べて人の耳で聞こえる範囲に近い周波数帯であるVoLTE(HD+)の利用が可能です。
VoLTE(HD+)は、従来の音声通話では聞こえなかった高音域の成分が含まれているため、よりクリアな音声通話が実現できます。
また、楽天モバイルでも、対応端末または専用アプリである「Rakuten Link」をインストールしていれば、VoLTEの利用が可能です。
各キャリアでSIMのみの契約はできる?
SIMカードだけの契約は、ドコモやau、ソフトバンク、2020年4月に参入した楽天モバイルといったすべてのキャリアで可能です。
大手キャリアでSIMカードを契約する際には、店舗に行かなくてもオンラインショップで受け付けています。オンラインショップ限定のキャンペーンも実施しているので、サイトをチェックしてみましょう。
デュアルSIMで5G通信は利用できる?
iPhone 12シリーズは5G通信に対応したモデルですが、デュアルSIMの状態にすると、どちらも強制的に4G通信になっていました。
しかし、iOS14.5ではこの問題が改善され、デュアルSIMにしても5G通信を利用できるようになっています。そのため、デュアルSIMで5G通信を利用できない場合は、最新のiOSにアップデートしてみてください。
5G対応のAndroidスマホでも、一部機種は5G通信が利用できない場合があります。この場合は、今後Android 12がリリースされたら解決するかもしれません。
楽天モバイルのキャッシュバックキャンペーン情報をまとめた記事がありますので、楽天モバイルに契約する前にぜひお読みください。
楽天モバイルでデュアルSIMを活用して賢い通信生活を
デュアルSIMを利用するためには、対応機種であることが前提です。そのため、まずは使用中のスマホが対応機種であるかを確認し、非対応であれば別途購入する必要があります。
楽天モバイルでは、オリジナルブランドをはじめとする複数のデュアルSIM対応機種を取り扱っています。2021年4月21日に発売されたRakuten BIG sは、5G対応なのにもかかわらず約5万円で購入できます。
高性能の機種も数多く販売されているので、楽天モバイルでデュアルSIMを活用してスマートな通信生活を実現しましょう。