楽天モバイル5Gスマホ「Rakuten BIG」実機レビュー|スペック・カメラ性能

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2020年9月30日、5G通信サービスの提供開始と同時に発売された楽天モバイルのスマホ「Rakuten BIG」。6万円台でありながら、5G通信・防水・おサイフケータイなどに対応したモデルです。
本記事では、Rakuten BIGの本体デザインやスペック、最大6,400万画素のクアッドカメラの性能を紹介します。
実際に使ってみて感じた良かった点もまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
- 4月1日から開始した楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」についてはこちらの記事で解説しています。月額料金3ヶ月無料キャンペーン中のご契約がおすすめです!
Rakuten BIGってどんな端末?
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGの特徴
- ノッチレスの6.9インチディスプレイ
- 5G通信のSub6とミリ波対応
- 最大6,400万画素のクアッドカメラ
- eSIMのみ対応
「Rakuten BIG」は、楽天モバイルから2020年9月30日に発売された5G対応スマホです。
名前にBIGと付いているだけに、6.9インチのディスプレイを搭載した大きめのサイズが特徴のモデルとなっています。
nanoSIMやmicroSIMなどの物理SIMは非対応でeSIM専用なので、今後も楽天モバイルを使い続けたいという方に向いていると言えるでしょう。
Rakuten BIGの本体デザイン・サイズをチェック
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGの実機写真を見ながら、本体写真やサイズ感などをチェックしていきましょう。
Rakuten BIGのデザイン
Rakuten BIGは、ホワイト・ブラック・クリムゾンレッドの3色展開です。今回はブラックの実機写真で紹介します。
背面デザイン
▲本体背面の真ん中に楽天のマーク、上部にはおサイフケータイのマークが印字されています。ガラス素材で、ツルツルとした光沢感のある質感です。
▲右側面には電源ボタンと音量調節ボタン。光の当たり方によって色合いが変わるので、高級感も感じられます。
カメラ部分
▲Rakuten BIGは4つのレンズを搭載していますが、縦に綺麗に収まっているので圧迫感はありません。
▲少し出っ張っているので、気になる方はスマホケースを付けましょう。
本体底面
▲充電端子はType-C端子。イヤホンジャックは搭載されていないため、有線イヤホンを使用する場合は付属のType-C変換ケーブルを使います。
▲Type-C端子の横にあるスロットは、SDカード用のスロットです。Rakuten BIGはeSIM対応スマホなので、SIMカードを差し込むスロットは搭載されていません。
6.9インチのノッチレスディスプレイ
▲Rakuten BIGは、6.9インチのディスプレイを搭載しています。
ディスプレイ内にインカメラが内蔵されているため、ノッチがありません。ゲームプレイや動画視聴時でも見切れることがなく、快適に楽しむことが可能です。
Rakuten BIG生体認証は、指紋認証が採用されており、こちらもディスプレイに内蔵されています。スマホを手に取ってそのまま認証できるので、素早くロックを解除できます。
同梱物
同梱物は、以下の5点です。
- USB Type-Cケーブル
- USB Type-C 3.5mmイヤホン変換アダプター
- クイックスタートガイド(保証書)
- 安全上のご注意
- SDカード取り出しツール
Rakuten BIGには、充電器が付属されていません。購入する際は、楽天モバイルでも発売されているAnkerの「USB急速充電器 2ポート 24W」がおすすめです。
Rakuten BIGのスペック・特徴
次に、Rakuten BIGのスペックや特徴について解説します。まずは、Rakuten BIGのスペック表を見ていきましょう。
Rakuten BIG | |
---|---|
カラー | ホワイト/ブラック/クリムゾンレッド |
本体サイズ | 約174mm×約80mm×約9mm |
画面サイズ | 約6.9インチ |
重さ | 約227g |
OS | Android™ 10 |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon™ 765G |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
アウトカメラ | 約800万画素(超広角) +約6,400万画素(広角) +約200万画素(深度測位) +約200万画素(マクロ) |
インカメラ | 約3,200万画素 |
おサイフケータイ/NFC | 対応/対応 |
認証方法 | 指紋認証 |
バッテリー | 約4,000mAh |
防水/防塵 | IPX8/IP6X |
SIMタイプ | eSIM |
5G通信のSub6とミリ波に対応
出典:楽天モバイル
楽天モバイルは、Rakuten BIGが発表された2020年9月30日に、5G通信サービスの提供を開始しました。
5Gの高速通信には、「Sub6」と「ミリ波」があり、どちらも周波数帯のことを表していますが、Sub6は3.6GHz~6GHz未満の帯域、ミリ波は28GHz~300GHzを利用します。
周波数が高ければ高いほど帯域幅が広くなるので、データ通信をスムーズに行うことができます。
現在発売されている5Gスマホは、Sub6のみ対応しているモデルが多い中、Rakuten BIGは2つの周波数帯を利用可能です。
動画もゲームも快適なプロセッサ
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGに搭載されているプロセッサは、Snapdragon™ 765Gです。これは、2020年に発売された5Gスマホで広く採用されており、負荷の高いゲームでも快適に操作できるチップセットとなっています。
また、本体が大きいためか熱処理も安定しているので、長時間のゲームプレイ・動画視聴でも問題なく動作します。
Rakuten BIGは、画面サイズが大きくゲームや動画を楽しみたい方にぴったりなので、ストレスなく操作できる点は嬉しいポイントですね。


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eSIMのみ利用できる
Rakuten BIGは、nanoSIMやmicroSIMなどのSIMカードに非対応で、「eSIM」のみ利用できます。
eSIMとは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMで、カードの受け取りや入れ替えの作業がないため、簡単に開通手続きができることがメリットです。
現在国内でeSIMの音声通話サービスを提供しているのは、楽天モバイルのみとなっており、その他キャリア・格安SIMではほぼ取り扱いがありません。
そのため、Rakuten BIGはSIMフリー仕様ですが、他社回線では利用できないので今後楽天モバイルから乗り換えを検討している方にはあまり向いていないでしょう。
ベンチマークスコアを測定
Rakuten BIGのベンチマークスコアを「Geekbench 5」で測定しました。
Rakuten BIGはクアルコム製のSnapdragon 765Gを搭載しているので、実際に操作してみるとSMSの閲覧や地図アプリの表示などもスムーズに動作しました。
しかし、ベンチマークスコアを見てみるとミドルレンジスマホとなっているため、負荷の高いゲームをプレイするとやや重く感じるかもしれません。そのようなときは、画質やエフェクトを落としてみると問題なく動作します。
Rakuten BIGのカメラ性能を徹底レビュー
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGで実際に撮影した写真をもとに、カメラ性能を解説していきます。今回は、2020年10月に発売されたAppleのiPhone 12 Proで撮影した写真と比較してみました。
クアッドカメラの性能・実力は?
Rakuten BIGのアウトカメラは、約800万画素の超広角カメラ、約6,400万画素の広角カメラ、約200万画素の深度測位カメラ、約200万画素のマクロカメラで構成されています。
まずは、標準カメラと言える約6,400万画素の広角カメラの実力を確かめてみましょう。
【標準】Rakuten BIG
【標準】iPhone 12 Pro
Rakuten BIGは約6,400万画素のカメラなので、高画質で鮮明な写真を撮影できます。高性能カメラを搭載したiPhone 12 Proと比較してみると、クオリティの高さがわかりますね。
Rakuten BIGの方が、色のコントラストが強く、被写体の輪郭がはっきりとしている印象です。
【望遠10倍】Rakuten BIG
【望遠10倍】iPhone 12 Pro
Rakuten BIGは、最大10倍のデジタルズームに対応しています。iPhone 12 Proの10倍ズームと比較してみると、やや画質が落ちてしまいますが、輪郭はぼやけることなく色もはっきりとしています。
迫力のある写真が撮れる超広角カメラ
Rakuten BIGは、景色の撮影や横幅の広い建物を撮りたいときにぴったりの超広角カメラを搭載しています。ここでは、夜間にナイトモードで撮影した超広角カメラの写真を見ていきましょう。
iPhone 12 Proの写真と比較すると、写る範囲がやや狭いように感じますが、横幅も縦幅も十分に撮影できます。
超広角カメラは画質が落ちてしまいがちですが、Rakuten BIGは高画質な写真が撮れます。
AIがシーンを認識して自動で調整
Rakuten BIGのカメラは、AIが被写体を認識して自動的にコントラストや彩度などを調整してくれます。シーンに合わせて適切なモードに切り替えてくれるので、設定をしなくても美しい写真を撮影することが可能です。
Rakuten BIG
iPhone 12 Pro
例えば、食べ物を撮影するときは、自動で料理モードに切り替わり、被写体がよりおいしそうに写るように色味などが調整されます。
少し暗めになってしまうのが気になりますが、シズル感などが忠実に写っていますね。
Rakuten BIG
iPhone 12 Pro
また、接写で撮ると背景に自然なボケが入るので、iPhone 12 Proのポートレートモードで撮影したような写真を撮影できます。
夜景が綺麗に写るナイトモード
Rakuten BIGには、ナイトモードを搭載しているため、夜景やイルミネーションも綺麗に撮影することが可能です。
フラッシュをたかなくても撮れるので、白飛びせず鮮明で美しい写真に仕上がります。
エフェクトで印象的な写真
Rakuten BIGは、このようにエフェクトを設定して印象的な写真を撮影することもできます。
あとから編集しなくても、簡単に個性的な写真を撮れるエフェクト機能は、SNS映え間違いなしです。
マクロレンズ
Rakuten BIGの4つ目のカメラ「マクロレンズ」は、被写体に近寄って繊細な写真を撮影できるレンズです。
小さな被写体でも美しくはっきりとした写真に仕上がるので、様々なシーンで活躍しそうですね。
Rakuten BIGを使ってみてわかったメリット
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGを実際に使ってみてわかった良い点や、感想をまとめました。
購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ゲーム・動画視聴にぴったりな大画面
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGは、6.9インチの超大型有機ELディスプレイを搭載しています。スマホの中ではかなり大きく、7インチ台の小型タブレットよりもひと回り小さいくらいという印象です。
さらに、インカメラや指紋認証がディスプレイに内蔵されているため、ノッチレスでベゼルが狭いデザインを実現しています。
スマホでゲームプレイを楽しみたい方や、動画視聴をしたい方におすすめの1台です。
ディスプレイ内指紋認証が便利
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGの生体認証は、ディスプレイの下部に内蔵されている指紋認証です。認証速度の速さや精度も問題なく、画面に表示された指紋認証マークから少しずれても認証してくれます。
普段、スマホを操作するときの手の形で認証できるので、素早くロック解除できることがメリットと言えるでしょう。
また、外出するときはマスクが必須になった今、顔認証よりも指紋認証の方が楽にロック解除ができます。
防水・防塵・おサイフケータイ対応
出典:楽天モバイル
Rakuten BIGは、SIMフリー仕様のスマホでは珍しく、防水/防塵・おサイフケータイに対応しています。キッチンやちょっとしたアウトドアなど、様々なシーンで活躍する1台です。
キャッシュレス決済の需要が高まっている今、おサイフケータイ機能が付いているかどうかはスマホを選ぶ上で重要なポイントです。
センサーは本体上部に搭載されているので、端末を持ち帰ることなくかざすことができます。
急速充電対応の大容量バッテリー
出典:楽天モバイル
4,000mAhの大容量バッテリーは、USB Type-Cによる急速充電に対応しています。30分で50%近く充電できるので、充電を忘れて寝てしまった日でも安心です。
しかし、Rakuten BIGは大画面のため、長時間連続で使用しているとバッテリー消費が激しい印象でした。
そのような場合は、必要に応じて「スマートパワー」という省電力設定を活用して、節電しながら使ってみましょう。
Rakuten BIGは楽天モバイルで発売中

Rakuten BIGは、楽天モバイルから発売されたスマホです。Rakuten BIGの端末料金と、楽天モバイルの料金プランを紹介します。
割引適用後の端末料金
Rakuten BIGの販売価格(楽天カード払いの場合)をまとめました。
48回払い | 24回払い | 一括払い | |
---|---|---|---|
端末料金 | 1,037円(税込)/月 | 2,075円(税込)/月 | 49,800円(税込) |
Rakuten BIGの購入と同時にRakuten UN-LIMIT VIを申し込むと、25,000円相当分の楽天ポイントがもらえます。
なお、Rakuten BIGはeSIMとのセット販売のため、SIMカードを購入する必要はありません。
楽天モバイルの特徴
出典:楽天モバイル
楽天モバイルは、2020年4月よりキャリアとしての運用を開始しました。それまでは、キャリアの回線を借りてサービスを展開する格安SIM(MVNO)でしたが、現在はドコモ・au・ソフトバンクと同じキャリアサービスとなっています。
キャリアとしてスタートしたばかりの楽天モバイルですが、2020年9月30日より5G通信サービスの提供もスタートしました。
楽天モバイルの対応エリアは、2021年夏までに人口カバー率96%へ拡大予定です。現時点での対応エリアは、楽天モバイルの公式サイトから確認してください。
楽天モバイルの料金プラン
出典:楽天モバイル
楽天モバイルの料金プランは、月額料金3,278円(税込)の「Rakuten UN-LIMIT VI」のみ。シンプルでわかりやすいことが特徴です。
利用しやすい料金設定で、4G・5G通信が使い放題、Rakuten Linkアプリ使用で国内通話かけ放題など、プラン内容も充実しています。
楽天回線エリア外は、データ容量5GB/月となりますが、5GBを超過後の速度制限時でも最大1Mbpsで利用することが可能です。SNSの閲覧や動画の視聴も快適にできる速度なので、データ使用量にバラつきがある方でも安心ですね。
また、楽天モバイルでは契約事務手数料や契約解除料などが発生しません。満足できなければいつでも解約できるので、気軽に申し込みができます。
楽天モバイルの料金プラン|4月1日から「Rakuten UN-LIMIT VI」開始
【Rakuten UN-LIMIT VI】 | ||
---|---|---|
月額料金/データ容量 | 0~1GB未満 | 無料(0円) ※7月より1,078円 |
1GB~3GB未満 | 1,078円 | |
3GB~20GB未満 | 2,178円 | |
20GB | 3,278円 |
楽天モバイルの最新キャンペーン
最後に、楽天モバイルの最新キャンペーン情報を紹介します。
Rakuten BIG購入時にも利用できるキャンペーンなので、検討している方はぜひ参考にしてください。
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Rakuten BIGはインパクト抜群なスマホ
出典:楽天モバイル
今回は、Rakuten BIGのスペックや特徴、カメラ性能などを実機を使ってレビューしました。
Rakuten BIGは、5G通信のSub6とミリ波に対応している点や、eSIMのみ利用できる点、スマホの中でもかなり大型の6.9インチディスプレイなど、個性的な印象が強いモデルです。
楽天モバイルはキャリアとしての運用を始めたばかりですが、対応エリアが広がっていく予定なので、これからさらに使い勝手がよくなると予想されます。
月額料金も安く、利用しやすいキャリアなので、この機会にぜひ申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。